こんにちは、教育事業部のしもです!
Webクリエイター育成スクールデジタルハリウッドSTUDIO by LIGのスタッフとして、Webデザイナーや動画クリエイターになりたい方たちの「Life is Good」を応援しています。
- デジタルハリウッドSTUDIO by LIGとは
- LIGとデジタルハリウッドが業務提携をして始めたクリエイター養成スクールです。上野・池袋・北千住・町田・川崎・大宮の校舎でオンライン・オフラインの個別説明会を実施中です!
今回はデジタルハリウッドSTUDIO上野 by LIG(通称:#デジLIG)を卒業し、転職活動を歴て、2020年2月にWebディレクターとしてLIGにジョインしたリリィさんにインタビューしてきました!
リリィさんには、これまでのキャリア、デジLIGに入学したきっかけ、転職活動の方法など、リアルなお話が聞けました。また、リリィさんの採用面接を担当したちゃんれみさんにも未経験からの採用のポイントについて伺っております。
これからWebデザインスクールを検討されている方、現在学習中の方、将来的にWebデザイナー、Webディレクターに興味をお持ちの方は、ぜひご覧ください!
目次
今までのキャリアとデジLIG入学するまで
しも:さっそくですが、リリィさんのこれまでのキャリアを教えていただけますか?
リリィ:はい、前職はネット銀行カウンターセールスで住宅ローンや投資信託を販売していました。所属エリアで販売数ランキング3位に入賞した実績もあり、ゴリゴリの営業でしたね(笑)。
しも:営業とは驚きました。前職では表彰を受けるほど華々しい成果を出し、活躍なさっていた中、転職を考えたきっかけ何だったんですか?
リリィ:仕事にやりがいは感じていたのですが、実はもともと金融系に関心があったわけではないんです。就活中に内定をいただき流れで入社しました。だからか、ふと今後の将来を考えたとき、銀行員としてキャリアアップし仕事を続けている姿が想像できなかったんです。単純に決められた商品をお客様に販売するだけでなく、もっと提案ベースでお客様の問題解決をしていく仕事がしたいと思い転職を決意しました。
「Webデザインスクール」という選択肢
しも:金融からクリエイティブなお仕事では、方向性に大きな違いがありますよね。「Webデザインスクール」を受講しようと思ったきっかけはなんだったのですか?
リリィ:実はすぐにWebデザインスクールに入学したわけではなく、一回退職してから転職活動を開始しました。ところが、スノボで入院を伴う怪我をしてしまい、予想外の時間ができたんです。そこで今後の人生について考えた結果、未経験からのWebクリエイターに挑戦してみたいと思い、Webデザインスクールに通学してみようと思いました。
お恥ずかしい話ですが、きっかけはWebサイトに表示されている「未経験から6ヶ月でWebデザイナーになれる!」という広告をみて、「こういう選択肢もあるな」と感じたことでした。ちょうど前職でもクリエイティブな制作物を制作会社に依頼していたこともあり、「作ってもらう側から作る側の仕事に変わることができる」と考えました。売上を伸ばすための販促物のデザインも自分で考えていて、そこで成果が出た成功体験もきっかけになっていると思います。あとはシンプルにかっこいい! 浅はかですかね(笑)。
しも:そんなことないですよ、そういうのがモチベーションに繋がることもあります! 実際に未経験から勉強して就職・転職を目的に学習するわけですが、不安はなかったのですか?
リリィ:正直なところ不安は少なからずありましたが、未経験から転職した事例を知っていたので、挑戦してみたいと思いました。あとはスクール説明会で説得力のある提案をいただけたことも大きかったです。LIGの制作実績や現実の制作の相場観など、実務的なお話を聞いていくうちに、クリエイティブな世界を身近に感じることができました。
なぜ「デジLIG」だったのか
しも:実際にスクールを選ぶにあたり、Webで検索するとたくさんのスクールをみつけることができますよね。そのなかで、リリィさんが「デジLIG」を選んだポイントって何だったんですか?
リリィ:そうですね、私は他校を含め2社と比較し悩んでいたのですが、どこのスクールを選んだとしても、学べることやできるようになることに大きな差はないと感じていました。そのなかでデジLIGを選んだ理由は、サポートが手厚そうと感じたことですね。
しも:実際にサポートの手厚さを感じたエピソードってありますか?
リリィ:入学前、説明会に参加した際に校舎見学をしたときですね。教室で学習している受講生さんが、先生に質問をしている場面に鉢合わせたんです。最前線で活躍する現役のクリエイターから直接教わることができる機会を実際に見ることができ、頼もしく感じました。受講が始まってからも、先生への日々の学習相談ができることに加えて、LIVE授業※があることも大きな魅力でした。
- ※ LIVE授業とは?
- STUDIO by LIGの受講生に向けて行う講義やワークショップのことを「LIVE授業」と呼んでいます。毎回講師は変わり、LIGのデザイナーや、現役デザイナー・クリエイターのSTUDIO by LIGの先生、さらに外部から先生をお招きして実践的な学びを深めることができます。現在はオンラインで開催しています。
しも:たしかに限られた受講期間のなかで、現役のクリエイターから直接学べることは大きな魅力ですよね。
リリィ:はい、実際に現役で働いている人のお話をリアルで聞けるという環境があることが、Web業界ではない仕事をしていた私には経験がなかったんです。知り合いや友人もWeb業界とは関係ない人ばかりだったので……。そういう機会を作れることを魅力的に感じ、デジLIGを選びました。
実際にデジLIGに通学してみて
しも:未経験から実際に学習をはじめてみて、率直な感想はいかがでしたか?
リリィ:最初は知らないことばかりだったので、Webデザイナーとしての知識を得ていくこと、そして課題制作を通して技術を身に付けていっている過程がすごく楽しかったです。
しも:興味があること、好きなことの知識を得ていくことは自己成長にも繋がりますし、楽しいですよね。逆に学習していて苦戦したことはありますか?
リリィ:たくさんあります(笑)。まずは映像教材を観ただけでは自分の力にならないので、積極的にインプットとアウトプットする必要性を感じていました。映像教材だけで学べることと実務で必要なことの溝を埋めるのに苦労しました。あとは覚えることがたくさんあったことも大変でしたね。
積極的な繋がりづくり
しも:「映像教材だけで学べること」と「実務で必要なこと」の溝を埋めるために、どのような工夫をされたんですか?
リリィ:まず開催しているほとんどのLIVE授業に参加しましたね。あとはSNSでWeb業界の方を探してフォローして、積極的にWebデザインの情報収集をしていました。スクール以外の勉強会にも参加し、コミュニティに顔を出したりもしていました。
しも:主体的に学習をしていく姿勢素晴らしいです。スクール以外の勉強会とはどんなものでしょう?
リリィ:たとえば、Web業界で経験が浅い人たちを対象とした勉強会に参加し、一緒に作業をしていてわからないところをレビューし合ったり。Twitterやconnpassで情報を探していくと、同じような境遇からWebデザイナーに向けて勉強している方や、転職して3年目未満の方たちと繋がることができたんです。実務経験者の方からのお話は大変勉強になりました。
しも:人脈形成とともに知識も技術も磨かれていたんですね! デジLIGに通学している受講生さんとの交流はありましたか?
リリィ:はい、もちろんデジLIGの受講生さんたちとの繋がりも大切にしていました。LIVE授業後に自分から参加者の方に積極的に声掛けをするようにしていました(笑)。デジLIGは、完全オンラインのスクールとは違って、校舎も活用できるので、リアルで横の繋がり作るために意識的に動いていました! あとは実際に校舎でお会いした方のTwitterのタイムラインを見て、頑張ってると感じた方とはどんどん繋がり、周りから良い刺激をもらうように工夫もしていました。
仕事と学習の両立と学習時間の確保方法
しも:現在、デジLIGで学ばれている受講生さんのために、おすすめの学習方法があればアドバイスをお願いできますか?
リリィ:そうですね、強制的に勉強する時間を作ることが大切です。実は在学中、派遣でお仕事をしていたのですが、がっつり勉強時間の確保ができるような事務職を選びました。いかに学習に支障をきたさないかが優先で、時間融通や業務量の調整がしやすさをポイントにしていました。自宅と通勤先の中間地点にSTUDIO(校舎)があったので、仕事の帰りにはいつも教室に足を運ぶようにしていました。
しも:仕事と両立しながら勉強に励まれていたのですね! 自宅だとたくさん誘惑がありますもんね。予備校や図書館のように集中して学習できる環境づくりも大切ですよね。ちなみにリリィさんは、1日に何時間くらい勉強していたんですか?
リリィ:平日であれば1日に2時間は勉強していました。課題が終わらないときや土日など予定がない時間は、1日中STUDIOにいました。単純に勉強が楽しかったこともありますし、同時に就職先を決めなきゃと良い意味で追い詰められていて、ほどよいプレッシャーもあったので。自分が何のために時間とお金をかけて勉強しているのかを考えると、背筋が「シャン」となりましたね(笑)。
1日1サイト、レビューの実践
しも:その他に何か工夫されていたことはありますか?
リリィ:私はほぼ日課としてサイトレビューをやっていました。Webのまとめサイトを見ながらお題とチェックポイントを複数決めて、「メインビジュアルがどういう形になっているのか?」「どういうメニューがあるか?」といったポイントに沿って、iPhoneのメモ帳にレビューを書き留めていました。
しも:サイトレビューならお金もかからないですし、とても良い取り組みですね! ちなみにそのレビュー内容を見せていただくことはできますか?
リリィ:少し恥ずかしいですが、いいですよ(笑)。
しも:すごい! ほぼ毎日取り組んできたんですね。リリィさんのたゆまぬ努力と行動力が素敵です! サイトレビューの他にも取り組んでいたことはありますか?
リリィ:デザインやコーディングの自主練をしていました。たとえばPinterestでバナーを探してのトレースや、Webから見つけた練習素材や本屋さんで売っている初心者のためのHTML/CSSの教材を使って、コーディングの練習に取り組んでいました。
あとはやっぱり繋がりづくりですね。実務では教材で説明しきれない業務フローもたくさんあります。現役のクリエイターから積極的に話を聞いて、現場のイメージをキャッチアップしていました。だからこそクリエイターとの繋がりは大切に感じました。
転職活動について
しも:リリィさんが受講された「Webデザイナー専攻」では6ヶ月の受講期間がありますが、いつ・どんなタイミングで転職活動に取り組んだのか教えてください!
未経験から6ヶ月でプロになる!ゼロからはじめるWebサイト制作講座
リリィ:卒業後1ヶ月かけてポートフォリオを作り、同時進行で転職活動のための情報収集をしていました。Web制作会社の事業内容や規模もさまざまなので、Wantedlyを活用して企業の方のお話を聞きに行ったり、転職エージェントとの面談に費やしていました。
利用したエージェントと媒体は?
しも:利用した媒体やエージェントを教えてください!
リリィ:私はレバテックさんとデジタルハリウッドが提供する「X-WORKS」、そのほか「Wantedly」、「Find Job!」、「Green」、「Indeed」を利用していました。あとは、「Webデザイナー 未経験」のキーワードで求人検索して、スポットで求人を探していた感じです。
しも:自分からの応募とエージェント活用のどちらがメインだったんですか?
リリィ:人材紹介会社からは10社くらい紹介いただいてエントリーしました。面接の日程調整を代行してもらえること、希望条件に合致した求人を紹介いただけるので便利でしたね。ただ、どうしても未経験者よりも経験者が優先とは言われました。
しも:人材会社の紹介から選考は進みましたか?
リリィ:はい、3分の2は書類選考を通過し、面接まで進んだのは5社くらい。企業側からの選考見送りと私の辞退により、内定までは進んでいないです。
しも:自分で応募した企業は何社くらいですか?
リリィ:Wantedlyで条件が合ったときには、情報収集も含めて「話を聞きに行きたい」ボタンを押しまくっていました。だいたい20社くらいはボタン押したと思います。そこからカジュアル面談に進んだのは、たしか3〜4社くらい。選考に進んだ会社は1社ありますが、他企業の選考状況もあり、辞退しました。
参考にしたポートフォリオ
しも:デジLIG卒業後にポートフォリオを作成されていますが、ブラッシュアップはどのように取り組んでいたのですか? 参考にしたものがあれば教えてください。
リリィ:参考にしたのは、LIGデザイナーのななみんのポートフォリオ講座のLIVE授業です。あとはSNS上でポートフォリオを公開している人もたくさんいて、直接コンタクトをとってフィードバックいただいていました。
しも:実際に参考にしたポートフォリオのなかで、とくにおすすめしたい方を教えていただくことは可能ですか?
リリィ:はい、fuyunaさん(fuyuna🌷necco Designer)という方です。非常に参考にさせていただきました。
Twitter転職からのLIG内定
しも:転職活動で、LIGが選択肢に上がってきたきっかけを教えてください。
リリィ:LIGの求人は、Twitterから情報を収集しました。LIVE授業で講義をしていたちゃんれみさんが、Webディレクターを募集していたんです。実はデジLIGで勉強を開始した頃には、LIGのことは知りませんでした。転職活動で情報収集を進めていくうちに、規模が大きく有名なWeb制作会社だということを知っていったんですよ(笑)。LIVE授業でも実際にLIGのクリエイターが講師を務める講座にも参加していたので、LIGで働くクリエイターのスキルやレベル感、面白そうな感じがいいなと。
しも:LIGを高評価いただき嬉しいです。TwitterでのWebディレクターの求人というのは、bosyuですね! 申込後はどんな流れだったんですか?
リリィ:自己紹介とLIVE授業でちゃんれみさんの講義を受けたことをお伝えしました。するとちゃんれみさんから「一度お話ししませんか?」とメッセージの返信がありました。
しも:その後の選考プロセスはどんな流れだったんですか?
リリィ:「面談」のつもりで会社に伺ったはずが、「面接」だったんです。ちゃんれみさんと人事の方が同席しており、履歴書・職務経歴書を提出して、ポートフォリオサイトのチェックもないまま選考に進んだんです。翌週くらいにTwitterのDMでちゃんれみさんから「一緒に働きたいと思いました。ぜひ、よろしくお願いいたします。受諾いただける場合は、人事から正式にご連絡いたしますよ」という内容のメッセージをいただきました。DMでここまで進むんだとびっくりしましたが、周りにTwitter転職している方もいたので、そこまで抵抗はなかったですね。
しも:Twitterを活用した転職方法のLIVE授業をぜひリリィさんにお願いしたいですね(笑)。今回、WebデザイナーではなくWebディレクター職を選んだのはどうしてだったんですか?
リリィ:別の会社の面接担当者の方に、アドバイスをいただいたのが最初です。私の志望動機が「Web制作を通してお客様の課題解決をしたい」「上流部分から設計に関わりたい」ことを伝えたところ、それに重点を置きたいならWebディレクターが良いんじゃないかと言われたんです。いままでWebデザイナーになるための勉強をしてきたので、ちゃんれみさんとの面談のときにも、「自分がやりたいことはWebディレクターではないかと悩んでいます」とお伝えしました。結果、ちゃんれみさんからも今の上流の情報設計やお客様の課題解決、相談にのることをやりたいのであれば、Webディレクターもいいかもとアドバイスをいただき、Webディレクターに傾いていった感じです。
番外編:LIGがリリィを採用した決め手
今回、実際にリリィさんの採用を判断したマネージャーのちゃんれみさんにも、リリィさん採用の決め手は何だったのかを質問してみました。
しも:リリィさんの採用のポイントは何だったのでしょうか?
ちゃんれみさん:彼女のほかに10名近い応募があったのですが、包み隠さず言うと入社可能時期が早かったことが決め手でした。当時未経験可のアシスタント募集だったので、スキルや実績は重視しておらず、入社タイミングなどの条件や人柄に重きを置いて選考していました。リリィに関しては、前職で身に付けたコミュニケーションスキルが備わっていたことと、Web業界に転職するためにコミットしていた(就活のため当時派遣社員で就業)結果、採用に繋がったのだと思います。
しも:デジLIGの卒業生は、即戦力として現場で活躍できると感じましたか?
ちゃんれみさん:即戦力としては正直未経験だと厳しいと思います。ただ、今回のように未経験可のポジションを狙うチャンスはあるので、まずはアシスタントからでも業界に入るチャンスは狙えると思います。それから、少なくともデジタルハリウッドSTUDIOの中でも「上野校」を選んでくださった方はLIGに親しみを持ってくださっている方が多いと思いますし、カルチャーマッチしやすいのかなと感じています。
まとめ
今回の卒業生インタビュー記事では、リリィさんの在学中の具体的な学習方法や転職活動中の取り組み、LIGに入社した経緯を伺いました。デジLIGの学習環境を最大限活用しながら主体的に学びを進め、積極的につながりを作る姿勢は、現在学習を進めている方や、これから学習を検討している方にもぜひ取り入れていただきたいです。転職活動でもリリィさんはTwitterを活用した「Twitter転職」でLIGに入社しています。SNSも活用してWebクリエイターになる1つの具体例をご紹介できたのではないでしょうか。
このインタビュー記事が少しでもWebクリエイターを目指す方のお役に立てば幸いです。
同じくデジLIGを卒業し、LIGでWebデザイナーとして活躍しているえびちゃんのインタビュー記事も参考になる情報が満載です。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!
未経験で銀行員からWebデザイナーへ!元デジLIG生が語る、転職の秘訣とは?
また、2020年12月より「LIGデザイナー直伝! 即戦力デザイン集中講座」」を実施しています。在学中から即戦力として力をつけ、デザイン思考を磨きたいと考えている方におすすめの講座です。こちらもあわせてチェックしてみてください。
STUDIO by LIGの新授業「LIGデザイナー直伝!即戦力デザイン集中講座」DAY1・バナー制作編レポート!
デジタルハリウッドSTUDIO by LIGでは、毎日個別説明会を実施しています。Webデザインにご興味をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。
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以上、しもでした!