どうもーーーー広報担当、たびちん(@takiyoro)です! これはLIGアドベントカレンダー2日目です!
LIGアドベントカレンダー2019は とあるエンジニアの巡回サイトをご紹介します。【LIGアドベントカレンダー1日目】
こちら!
昨日の第一日目、弊社バックエンドエンジニア・まさくにさんの記事はこちらです。まだ読んでなかったらぜひ〜。
2日目として私のことご紹介いただいたんですが、要衝(ようしょう)て……! めっちゃかっこいい言葉。ありがとうございます。技術のことはほぼわからない私ですが、アドベントカレンダー2日目にやってまいりました。どうぞよろしくお願いします。
さてさて、みなさんこの記事読んだことありますか。株式会社LIGのアドベントカレンダー2017、21日目に書かれた、まさくにさんの記事です。
エンジニアがオウンドメディアを書くということ – Qiita
私、この記事、すーーーーごい好きなんです。これ読んだらね……なんか知らんけど全自動でちょっとだけ目から汗が出てくるんですよ。最後の締めでなんでか泣いちゃう。そしてこの記事が私の入社の理由と言っても過言ではないです。社内で、こんな愛のある感じで書いてる方がいるんだったら、関わりたいじゃないですか。是が非でも。
今回は、入社前も入社後も気持ちがお世話になりまくったこの記事へのアンサー的な感じも込めつつ、じゃあ1年間関わった結果、どんな感じかをお伝えできたらと思っています。
ふと考えると、LIGブログをどうやって運営してるの? みたいな話って、実はあまり語られていません。また、社内でもそんなに知られてないかもしれないなとも思います。流動的な組織でもありますし、実際にやっていることも関わっている人も多く、うまく表現しづらい……かもしれないんですが、それでも説明するという試みはやっておいて損はないのかなと思っています。
時は2018年夏あたり。私は面接で「広報視点も持ちつつ、LIGブログの編集も行ってほしい」と告げられていました。
そこから2018年11月に入社し、1年経った現在、広報業務についてはプレスリリースを出すなども若干あったんですが、今はもうインバウンドでの取材対応を除いてほぼありません。かわりに私がおこなう業務はほとんど「LIGブログの運営・編集」というものです。社内の情報を集約し、発信していくことも広報担当としての一つの形だなと思いますし、加えて、曲がりなりにもインハウスエディターとも言えるのではと思っています。毎日楽しく、そこそこのプレッシャーを受けながらもLIGブログを進行管理し、編集・更新していっています。
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上記の記事を読んでいただくとわかるかもしれませんが、そもそも私、編集畑でもなんでもないんですよね。また、広報担当を本格的にやっていたわけではありません。前職で採用担当やいろいろな仕事の合間にオウンドメディアの編集・進行管理もやらせてもらっていましたが、月に4本記事が出るかどうかといった具合。数値も厳密に見ていたわけではありません。LIGブログ1日のPV数で、軽く前職のオウンドメディアのPV数は超えているのではとも思います。スケール感の違いに戸惑いつつ、やれることをやるしかないな、となんとかやってきてやっと1年、という感じです。
体制
LIGブログ編集部
LIGブログ編集部の体制についてざっくりとお伝えします。私が入社した時は5名体制でした。今年4月には2名体制となり、この9月からは1名+パートタイム的な2名という全3名体制となりました。そう、そこにいる1名フルタイムが私です。
ん? 回っているのかですって? わかりません。たぶん大切なものを根こそぎ置き去りにしつつ、毎日記事を出すことだけにフォーカスし続けているのが今とも言えます。この私の祭り状態をなんとか鎮めてくれる神が、先ほどパートタイム的と表記しましたが、おなじ編集部メンバーのあやまんとケンさんです。編集をお願いしたり、担当範囲を決めてまるっとお願いしたりと形式はさまざまです。ケンさんなんて豊後大野LAMPの支配人なんですよ本当は。あやまんも秋から勤務形態を変えたとはいえ、いまだに一緒にやってもらっているのが、大変うれしく、心強く思っています。ふたりとも、いつもありがとうございます。このふたりがいなければ、私は569回ぐらい爆死してたと思います。
直属の上司である大山さんや、ゴウさんにアドバイスを仰ぐこともしばしば。LIG編集部メンバーは、全体の進行管理を担うとともに、「LIGブログとして出せる記事か」を、楽しく、ときに厳しく見ていきます。
LIGブログ運営のなかまたち
「編集部」や「広報」のメンバーは現在上記のメンバーなのですが……実は! デザインやマーケなどについては別途分業体制も敷かれているんですね。ここまで大規模なチームが組まれているとは入社前はつゆしらず、でした。たとえばコンバージョンやクリック率などマーケティングツールとしてのLIGブログは唯一無二永遠不滅のマーケ担当まこりーぬさんおよびまことさんが主に見ていますし、商材として各お客様のプロダクトやサービスをご紹介するLIGブログ記事広告についてはジョニーさんやイチロー、よしぴーが営業窓口となり、バンビところもが制作ディレクターを担当しています。また、LIGブログにおけるクリエイティブ、たとえばアイキャッチについては社内制作チームがあり、ありさん・ななみん・Jona・まいまい・ナガレダがメンバーとしています。彼らはイラストも含めたデザインもできちゃいますし、ときに写真撮影もお願いしたりしています。メンバーページの写真撮影をするのも彼らです。そして、運用や改修についてはまこりーぬさんが進行するとともに、づやさんをはじめ、ハルさん、ときにセブのメンバーも技術側面で協力してくれています。
全員、専業というわけではなくいろいろな役割を兼務しているメンバーもいます。上記の他にもスポット的に協力いただくLIGメンバーも大勢います。しかもご紹介したのは現在の体制。明日には、来週には、また何か変化が起きているかもしれません。それぐらいダイナミックな流れの中にいます。この上記全員に直接的・間接的に、毎日お世話になりまくっています。みんながいなきゃ私一人ではマジで何もできない。赤子同然なんです。
このようにLIGブログが運営しているだけで社内のメンバーも多いのです。いかにLIGがブログに力を入れているかの一端がちょっとだけ見えるのではと思います。
お仕事内容
んで実際何してんねん、っていう話ですが、超ざっくり申し上げると下記の感じです。
- 社内からの記事提出のやりとり/月次ミーティング
- 各記事の進行管理
- ラインナップづくり
- アイキャッチ依頼(もしくは自分で撮る)/スケジュール調整
- 編集業務(こちらはあやまんやケンさんに多くをお願いしています)
- たまに(というか頻繁に)自分で記事も書く
- 広報担当として、取材案件の対応やプレスリリースの作成
現在の体制だと、月に50本出すことが目標として定められています。5名体制のときは月100本、フルタイム2名体制のときは70本でした。そして、目標の本数に満たないぞ、というときは速攻で自分で記事を書いて補填しています。月に7本ぐらい書くときもあったのですが、そのときに、「常に何を書こうか考えておく」という習慣ができたような気がします。それぞれイヤイヤ書く、というよりは、日々の中で書きたいことを出力してきた結果でした。まあ、スケジュールはタイトにはなりましたけどね……!
社内デザインチームはアイキャッチ制作の際、記事の意図を読み取り、社内のレビューも踏まえて行っています。そのため事前のスケジュール調整が必要で、この関係もあり、また日々編集作業を行うため、LIGブログの記事は一定期間経ってから出ることが多いです。「即出したい!」という場合のわたしの記事は、あやまんに撮ってもらうことが多いです。今回の記事もそれです。ほんといつも無茶言って正直すまん。いつもありがとう。
社内の施策・やりとり
月に50「本」と言いましたが、内実は社員50名とリアルタイムでやりとりしながら記事の完成まで進めていくわけです。というか、それは出る記事前提の話。社員は月一本ブログを書く、のであれば、すなわち広報室メンバーは社員全員とやりとりをする役割を担っているということでもあります。
またLIGは事業数も多いときています。この事業紹介のページみてよ。ほらね、多いでしょ、サウナもあるんだよ。一方でオフショア開発もあるんですわ。すごいよね。
そして業種もさまざま。フロントエンドエンジニアがいれば、画家もいて、料理人もいる。用語もコミュニケーションも何もかもが千差万別。土日勤務もある教育チーム/いいオフィスチームのみなさまもいれば、がっつり平日往訪しまくっている営業のみなさまもいます。それぞれのお客様のLife is goodの実現を見据え、各々がプロ意識を持ち働いています。
そこにLIGブログ執筆の入る隙間はあるのか!? となるんですが、あるときもあるし、ないときもあるという答えになるでしょう……☆
LIGの収益の根幹にあるWeb事業部をはじめあらゆる職種に繁忙期というものも存在します。というか、そもそもお客様の期待を超えること、そしてそれに付随する自分たちの成長を目指すハードワーカーに繁忙期かどうかなんてさしたる違いはないかもしれません。
大げさに聞こえるかもしれないんですが、通常業務の合間にブログ書くなんてこと、とっても尊いし、ましてや当たり前ではありません。そしてそれは、ブログで身を立てたとも言えそうなLIGでも同じく、当たり前ではないことなのです。本当に、書いてくれるだけですごいしありがたい。一人ひとりで書いて、私がいるような運営チームが維持し、会社として後押しされればこそ続くものです。そこに理解があるといえばありそうなLIG社内でも、ブログについての健全な議論がなされ、私も書いて〜とたびたびアナウンスし、各リーダーが鼓舞し、社長も自ら書き、社員自身も納得し、なんか書いとこうか、という気持ちになる流れに至るまでには相当の強い意志や覚悟、共感や納得が必要であると感じています。
もちろん、書くための仕組みも揃っています。LIGブログは、全員月1本書く、というふうに決められていますし、入社時にも説明がありますし、入社後のブログについてのオリエンテーションも各人1時間ずつもらって実施していますし、評価にも組み込まれています。月に3時間ずつ、「LIGブログ執筆がんばるタイム」なるものを実施してみてはいるのですが、まだ開始してから日が浅い試みでもあります。結果らしい結果はまだ出ていないのですが、一人ひとりがLIGブログを書くことに向き合う時間を作れたのは、ひとえに役員陣もこのブログを書くということに価値を置いているのだというふうに私は捉えています。
以前は下記記事にあるようなLIGコインという社内仮想通貨にて執筆する・しないの結果が明確にコイン数として反映されていましたが、実は今年からなくなった制度でした。
LIGメンバーにブログを書いてもらう! そのためにディレクターが考えたこと
現在は、各個人の意思(もしくは事業部からの必要性ドリブン)で書かれているというのが、毎日数本ずつ出ている記事たちの正体といえるでしょう。
LIGブログを社員が今現在書いてくれるのは、その情報を、人を、自分がやっていることを伝えたい気持ちがあるからだと感じています。LIGブログ運営に関わるメンバー(私含む)は、そういった気持ちを掬い上げるような仕事でもありますし、仲間ではあるけれど、仕事のパートナーであるみんなの目的達成や事業の成功を見据え、その思いを背負う立場なのだと感じています。
1年経った所感
私はLIGに入るまで、「毎日記事を出す」ということがこんなに大変なことだと思っていませんでした。入社するまでは、「なんか優秀な人がチャチャーッと書いて、優秀な人がピャピャーッと編集と予約投稿して、なんか知らんけど面白いか興味深い感じに仕上がった原稿が楽々と世に出てるんでしょ、LIGの人たちにとっちゃお茶の子さいさいなんでしょ」なんて考えていたんですよね。想像力の及ばぬクソ野郎でした。
そんな優秀な人や面白さなんて安易には出てこない。今となっては、これまでいた諸先輩方の優秀さに舌を巻くばかりです。
ほんとね、毎日記事が出るだけでも奇跡なんです。そして奇跡を起こしてるのは、私や広報室メンバーではなく、社員一人ひとりなんです。みんなの原稿が出てこなければ、「LIGブログお休みします……」〜そして3億年後〜 ………みたいな感じになるんです確実に。だから、書いてくれるだけで本当にすげーなと思いますし、それでその先人たちが紡いできた歴史みたいなところのバトンを引き継げるなら、ただの社員ブログだとしても感慨深い。こんなに社の歴史、たとえば誰がいて、なんの記事を書いてて、何をやってきたのかがインターネット上に残ってる会社もそうそうないのでは? と思います。
どの仕事でもそうではあるのですが、常に感覚と知識をアップデートさせていかなければいけません。目に飛び込んでくるものが常に新鮮で、飽きることがなく、すっげーーーーー面白いし楽しく興味深いのですが、このプレッシャーと勝手に抱いている責任感とどう折り合いをつけていこうかな、と思案することも少なくないです。常に考え続け、体力とタスクの配分に気をくばりまくりつつ、いろんなメンバーに助けてもらってなんとか二本の足で立てている、そんな毎日です。私自身、能力もセンスもまだまだ足りないところだらけなのですが、そんな私でも信じて任せていただいているのであれば、これからもできる限りをやっていきたいな、と思うばかりです。
LIGブログのこれから
事業として、会社として必要だからこそLIGブログがありますし、これまでの先人たちが積み上げてきた資産そのもののLIGブログは、問い合わせやイベント参加数などしっかり結果も出続けており、結果、オウンドメディアとして存続し続けています。……とはいえ記事広告やバナーもあり、オウンドメディアとはもう言えないかもしれないです。とはいえ独立して稼いでいるメディアでもなく、テーマごちゃごちゃという不思議な立ち位置をずっとキープしています。それゆえなのか、「〇〇系オウンドメディア集めてみた!」という記事やカオスマップにはあまり出てきません。さみしいなあ。部分的には採用目的のブログでもありますし、技術系ブログでもあるんですけどね。
株式会社LIGという会社が運営するブログなのに、各事業や各職種にこだわらない、それぞれの魅力があるメンバーの多様性モロ出しなブログであることはこれからも変わらないでしょう。
今後、LIGブログはどうなっていくのかなんて私にはわかりません。そこには、株式会社LIGとしての経営の意思が色濃く入ってきます。各事業部の施策を反映した記事はこれからも出てきますし、おもしろ記事がほとんどを占める、という状態には今後もならないかもしれません。それでも毎日見てくれる人が多くいる。
今後も大事にし続けていきたいのは、「ファンができているのか」。数値が出ているかどうかも見ていかなければですし、事業に貢献できているのか、もそうです。でも、何よりも、何かしらの愛がそこにあるのかを問うていきたい。LIGブログの主体は、圧倒的に社員だから。社員の伝えたいことをファンができるような形にするために、確実にひとつずつ積み上げていこう、を毎日続けて行きたいです。
1年続けてみて思うのは、自社にも愛がありつつ、社外の人にも共感されるような記事が読まれるという、当たり前のようなことです。
この2つはその代表と言えるかもしれません。私自身も大好きな記事たちなので、よかったらぜひ読んでみてくださいね。
拝啓、お客様。Webサイト制作のコストはここにかかります。 今後LIGが制作するWebサイトは、Internet Explorerの対応をやめます。
どの会社でもそうかもしれませんが、オウンドメディア運営はすぐに結果は出ないし、作ってる間は地味だし、とはいえ出ると反響があるかもしれない、一種の祈りみたいなもの。伝えたいという圧倒的な気持ちが形になっただけ。
今後も、そういった社員一人ひとりの伝えたい気持ちを、可能なかぎりサポートできたらと考えています。
よかったらこれからもLIGブログを応援いただけたらうれしいです。実は毎日更新してるのでまた業務の間にでも見にきてください〜!
さて、お約束のアレのお時間です。編集部メンバー・LIGの広報を募集しています! ご興味ある人はぜひ、お気軽に話を聞きにきてくださーい!