あけましておめでとうございます〜〜〜!LIGに11月から入社し、広報室配属になりました、「たびちん(@takiyoro)」といいます。
年も明けたんで、突然ですが自分語りしちゃっていいっすか。
31歳の私は今、この株式会社LIGが人生で7社目の会社員生活となりました。自分のことながら、転職回数が多すぎてウケる〜〜〜(大草原不可避)。恥ずかしながら、自分探しの日々をいまだ続けているといった具合です。
この激動の世の中において、ジョブホッパーは珍しくもないですが、とはいえ人数としてもすごく多いわけでもありません。どういう人たちなのか、よくわからない部分がまだたくさんあるのではと感じます。たとえば各企業の採用担当の方々は職務経歴書を見た瞬間、転職回数3回以上の方だと「いや〜不安だ、申し訳ないけど足切りしよう」という結論になってしまうことも多いかと思います。私も前職で採用担当でしたし、それはよくわかります。
これから日本の人口が減っていくなかで、「会社員として一つの場所だけにとどまるのはリスクがある」とよく聞きます。一方で、「とはいえ転職回数が多いのって不利だよね」「ジョブホッピングって結局強いキャラとして生を受けた者しかメリットないんじゃない?」と思うかもしれません。
ただ、本当にそれだけなのでしょうか……? 私の経験としても、転職回数が多い=ジョブホッパーであることで享受したメリットはそれなりにあるのです。そこから、「転職回数が多いのはリスクだけじゃなく、違う見方もありますよー!」ということをお伝えしたいのです。
ちなみに、わたしの経験してきた企業はこんな感じでした。職務内容はそれこそ様々。
- 人事系コンサルティング会社
- 英語研修運営会社
- 外国人キャスティング会社
- 上場企業の広報ツール制作会社
- 画像加工専門会社
- IT企業(受託開発・自社開発・コンサルティングなど)
- Web制作会社(LIG) ←いまここ
こんなジョブホッパーな私を受け入れてくれたLIGには、それだけで本当に感謝です。
2018年11月1日から株式会社LIGに入社してからの初原稿でこのテーマって、なかなか攻めてるわあ、と自分でも思います。それでも、「転職回数が多いこと」とどう向き合うかは、新しい働き方を考えるうえで避けては通れない部分ではないでしょうか。もちろんジョブホッパーにもデメリットはたくさんあります。今回の内容が正しいわけでも、すべてでもありません。これをきっかけに、様々な立場や視点のみなさまと、ぜひ語り合っていけたらなあと考えています。
「自分の限界」に向き合ったことがある
ジョブホッパーは、確実にどこかで挫折してきていると思っています。そしてその挫折こそが、新しい組織や自分自身の働き方に対しても良い影響をもたらすのではと考えています。
私は、挫折だらけの人生でした。ハードワークになりすぎて体調を崩したときもありましたし、純粋にパフォーマンスが出なくて社内的な立場が追い込まれたこともあります。
私も、自分自身にこんなに打たれ弱かったり、脆い部分があるということはとても意外でした。「自分に限界があること」に嫌というほど直面してきたのです。だからこそ、自分の気力・体力・能力に限界があることを前提に、自分のリソース管理や体調管理ができるようになったのです。
「うまくいかなかった、限界までもがいたけど駄目だった」という経験は、誰にとっても財産になります。ぜひ、採用担当の方がいたら、その人のなりのこれまでの工夫について根掘り葉掘り聞いてみてください。一方的に足切りするだけでは決して見えなかった景色が広がるはずです。
評価されるための「変数」を知っている
仕事の仕方というものは職場によってさまざまなスタイルがあります。1社で「全くできない」という評価がされている人でも、他社に行けばスタープレイヤーになるなんて話はよく聞きますが、ジョブホッパーはそれを実際に体験してきています。
すごく細かい話なのですが、たとえばコミュニケーション手段で口頭・電話・メール・チャットツールのどれを使うか、ログを残すか残さないかという細かな点だけでも仕事ができる/できないの評価は組織によって異なります。
仕事の評価に関わる「変数」が何なのか、転職回数が多ければ多いほどより多くのケースを知るようになるのです。さまざまな企業の特性を知り、自分の能力の相対化ができるようになるタフな人物とも言えるでしょう。
業務量や質のコントロールができ、円滑なコミュニケーションができる人材である可能性を、ジョブホッパーは秘めているのです。
自然と引き出しが多くなる
私自身さまざまな業種業態、そして職種を体験してきました。体験したものの数だけ、新たに会った人との会話が弾む確率は高くなります。いわゆる、「引き出しが多い」状態になるわけです。
多様な立場を経験してきたことで、なんでも感情移入して聞くことができます。感情移入する分だけ、質問も多くなり、結果的に会話が盛り上がります。
この特性については、(その方の個性にはよるとは思うのですが)お客様対応が発生するようなお仕事に向いているのではないかと思うのです。他者に寄り添い、話をひきだし、結果を作るという接客系の業務での1つ目・2つ目のステップをもう踏む準備ができていると捉えてもよいのではないでしょうか。
業務理解が早く進む
過去勤めたことのある企業で得たノウハウや感覚が、現在の業務に生きることも多くあります。
私の過去で考えると、たとえば営業活動や人事コンサルティング会社に勤めていたことがあった経験から、前職での採用担当の業務についたとき、予想以上に業務理解が早く進みました。
人生において、うれしい伏線回収がより多くできているのではと感じます。組織としても、他業界・他者からの方法や知恵を取り入れながら、非常に大きな効果を生み出すことができるのがジョブホッパーという人材なんじゃないでしょうか。
新しい組織を客観視できる
多様性の進む世の中で、他企業と差別化でき、また人が長く定着する企業であるためには、「誰が見てもわかる・できる仕組みづくりができている」ことが不可欠です。
誰もが入社したときは戸惑うことも多いかと思います。しかし何年も勤め上げると、自分たちが作り上げてきた仕組みについて、新たに入ってきたメンバーに伝わりやすいかは見えなくなってくるもの。
そこで、初めて組織に来た人が陥りがちなポイントを、これまで様々な組織を経験してきた社員に聞いてみるというのはとても役立つと思うのです。入社直後に「社内の疑問点をできるだけ多く出す」など問題点の洗い出しをしてもらえば、良い振り返りと効率化のきっかけになり、より優しい組織へ近づいていくのではと思います。
さいごに
日本社会でこのあと労働人口もどんどん少なくなっていくなか、「目の前の人物がどんな可能性を持っていると捉えるか」ということが、より課題になっていくでしょう。みんなが幸せに生きることができる、多様性のある社会へ向かう小さい波のひとつとして、いつか、ジョブホッパーの地位向上がなされることを願ってやみません。
ということで、1月2日、快晴。西新井大師にやってまいりました。
十一面観音様と弘法大師様〜〜〜〜!! 今度こそは〜〜〜! 長く(今までの最長勤務記録である少なくとも2年以上は)在籍できるよう、ぜひ応援してください〜〜〜〜! なんならずーっといる方向で何卒よろしくお願いします〜〜〜〜!!!
ずっと、ついに、やりたかった仕事だし、ずっと憧れてた場所だし! 何より、誰だって辞めたくって新しい会社に転職するわけじゃないんです。 どの会社でもいつでも、組織に自分の力が役立つよう頑張りたいと思ってきました。そして、これからはLIGで活躍していく人間になっていきます、と所信表明としてここに記しておきます。
本年も、今後とも、どうぞよろしくお願いします!
……そして最後に、LIGの一員として、告知させてください!
懐かしいキャラクターたちといっしょに平成を楽しく振り返りませんか。私が入社してからというもの、社内はこの準備で日々祭りのような感じでした。先輩社員のみなさまの力の入りまくった新年を祝う強い気持ち、あなたにも受け取ってほしい。
ということで、2019年度のLIGの年賀サイトは、こちらからご覧いただけますよー!よかったら、ぜひぜひ見ていってくださいね!