こんにちは、さんどめまして。LIGディレクターのペンネです。パスタの麺のペンネです。
もうすぐ夏が終わりますね。
みなさまはどんな想い出をつくったのでしょうか?
海にキャンプ? フェスに夜更かし? はたまた受験生のようにお勉強? それとも恋愛なんかしちゃったりして。
夏の終わりはしっとりと、夏の疲れを癒やしに、最後の想い出づくりに、旅行にいきましょう。
行く先は?
そんなの決まっとうやん。
ペンネのふるさと、九州っちゃ。
というわけで、今日は九州出身のペンネが誘う、この夏の終わりにぴったりな宿・ホテル10選! しかも、デザインも参考にしたいイカしたサイトで旅気分をあげてくれている宿・ホテルをご紹介いたします!
夏の終わりに総決算!デザインを参考にしたい九州のイカした宿のWebサイト10選
1.黒川温泉 旅館山河(さんが)
黒川温泉は、私が九州に住んでいたころからの憧れの温泉郷です。
雰囲気のよいの旅館が並んでいて、大人にならないとその敷居を跨いではいけないそんな厳かな温泉郷。当時は入湯手形を買って、日帰り温泉を巡るのがちょっと背伸びしたショートトリップでした。
ご紹介する「山河」さんは、その黒川温泉郷にあります。サイトデザインは、まさに私が黒川温泉郷で感じていた落ち着いた雰囲気そのものを表現しています。
特に感動したのは、「若女将の日記」のブログ。ブログ運営って大変な作業だと思うのです。女将の仕事は、それこそ朝から晩までお客さまががいらっしゃる限り続くと思うので。そんな多忙な女将でも手入れしやすいように、携帯で撮影した縦構成の写真を使っても綺麗に見えるようにデザインされたブログに制作側の愛を感じました。
必要な情報を丁寧にちょうど良く伝えている点から、きっと滞在中も上質なサービスがちょうど良く提供される期待値が上がります。
2.黒川温泉 お宿 野の花
http://www.oyado-nonohana.com/
「山河」さんに引き続き、黒川温泉郷にあるお宿「野の花」さん。
ファーストビューで飛び込んでくるのは、丁寧に手入れされたお宿のエントランスの写真です。緑が映えていて、とっても雰囲気のいいお宿ですな…。
おっと失礼。なんとムービーなんですね。
玄関は、まさにお宿の顔。疲れを癒やしにきた旅人にとって、旅情を一気に掻き立てるのは、宿の玄関であり、絶対外せないのです。
サイトへの興味と雰囲気を一気に醸成し、「野の花」さんの世界に引き込む作戦ですね。お見事です。
一気に世界観に引きこまれた後も、サイト上で「野の花」さんのお宿の中を歩き回っているかと見間違えるほどの美しい写真が並びます。
それも、玄関をくぐる前の、美しい阿蘇の山々からはじまっているんです。
旅って、旅館の玄関から始まるわけではなく、阿蘇に行きたいと目的を決めて、旅程を立て、宿を選ぶ。そして、阿蘇の山々に迎えられて、旅館に到着する。宿泊をサポートするだけでなく、旅そのものをおもてなしする「野の花」さんのしっかりとした旅のコンセプトと心意気を感じます。ありがとうございます。
3.佐賀・武雄温泉 お宿 竹林亭(ちくりんてい)
武雄温泉は、炭酸水素塩泉という泉質で、いわゆる「美人の湯」と呼ばれています。肌表面の角質を溶かして、肌が生まれ変われることのできる魅惑の泉質なのです。私はこの泉質が大好きで、よく武雄方面までドライブしてました。
武雄には御船山楽園というパラダイスがあります。それは本当に楽園です。皆さん知ってました? 楽園って佐賀にあるんですよ。
楽園と言われる所以は、ツツジの花。春になると岩山の法面の色を変えるほどのツツジが咲き誇り、楽園を演出しています。そんな泉質にも、環境にも恵まれたなかにある「竹林亭」さん。
メインビジュアルは、人を引き付けるのに十分なムービーが良い長さで映し出されます。正直、訪問者がメインビジュアルを見続けてくれる時間は1分以内だと思うのです。たくさんある魅力のうち、伝えたい情報を厳選して、ムービーに収める…お見事です。
情報も、必要なものだけを、ユーザーが迷わないよう整理して伝えている。本当にお見事です。私もディレクターとして、情報量・導線をうまく組み建てられるようになりたいです。
4.杖立温泉
私にとってすごく想い出深い温泉街です。何度行ったか数知れません。
熊本と大分の県境。四方を山に囲まれる、古くから生活に温泉が根付いた街です。その雰囲気はノスタルジーそのもの。川岸の駐車場に車を停めて、カメラ片手に街をぶらつくには最高のロケーションです。なんといっても猫が多い。温泉と猫の組み合わせって、なんてしあわせなのでしょうか。あぁ昇天。
こちらは杖立温泉旅館協会さんの情報サイトになります。
本当に素朴で、訪れた者を皆受け入れてくれる優しい温泉郷を体現できるサイトデザインになっています。
メインビジュアルに映し出される、飾らない杖立温泉の風景。素敵な写真に、素朴だけど伝えたいことがしっかり伝わるコピーが光ります。このサイトの良さは調度良いコピーと写真の絶妙なコントラストにあると思うのです。
告白をするときだって、「すきです」って一言が絶対いい。余計な言葉はいらないのです。
昭和の薫りが今も煙る お湯が自慢の温泉街
これに尽きるのです。
5.筋湯温泉 山あいの宿 喜安屋
大分は有名な由布院温泉や別府温泉の他にも、たくさんの温泉が点在しています。さすがおんせん県。
この筋湯温泉は大分県玖珠郡九重町にあり、九重はとにかく山並みが美しい。多くのバイカーにも愛されているやまなみハイウェイは、車で走っても最高のドライブコースです。
そんな美しい山あいにある、「喜安屋」さん。
サイトは、珍しい縦スクロールで構成されています。スクロールに合わせて、小気味良いアニメーション親しみやすさを与えてくれます。
サイトから得られる情報は、旅館の作りや内装だけでは不十分だと思うのです。どんな人にサイトを覗いてもらいたいのか、そこからどんなアクションを起こして欲しいのか。ターゲットにあわせた情報設計やデザインもとっても重要なサイトの要素ですよね。きっとこの「喜安屋」さんは大らかで優しくて、どんな人でも受け入れてくれる九重の山のような性格を持っていらっしゃることが、このサイトから見て取れます。
6.koshikistay
私事ですが、私の人生の大部分は福岡で構成されておりますが、ルーツは鹿児島にもあります。私は鹿児島と福岡のハーフなのです。 1週間限定!LIGメンバーと「どこでもオフィス」で働いてみませんか?〜鹿児島編〜 1週間限定!鹿児島のちいさな離島、甑島(こしきしま)でリモートワークをしてきました
鹿児島には約600個の島が存在していて、島それぞれにいろんな個性があります、今回ご紹介するのは「甑島」。LIGの全国で移動しながら仕事をする企画「どこでもオフィス」でもお伺いした島です。
「koshikistay」のサイトからあふれるのは、飾らないありのままの姿。
親しみやすさが素敵なサイトです。
親しみやすいサイトにするには、情報を盛りだくさんにするのはNGだと思うのです。風通しの良く、使いやすい情報設計と盛り込みたい情報の見極めが大事だと思うのです。せっかく作るサイト、たくさんいいところを盛り込んで、いっぱいセールス文も書いて、写真もいっぱい載せたい!
その気持ちを上手に整理して、すっきりとまとめる技術には脱帽でございます。私もこんなサイト作りたい!
7.星野リゾート 界 阿蘇
喜安屋さんと同じ九重に存在する「界」さん。
あの老舗旅館の経営再建で知られる星野リゾートさんのブランドのひとつです。
サイトは無駄をなくしたシンプルで見やすいデザインです。ビジュアルも一枚一枚丁寧に撮影されていて、フォントから余白に至るまで計算しつくされたような美しさです。
中でも流石だと思ったのは、予約ページ。
いろんなサイトを見てきましたが、いざ予約をするとなると別ドメインに遷移して、サイトの雰囲気がガラリと変わってしまい、興ざめすることってよくありますよね。
しっかり安心感を担保しつつも、世界観はしっかり残していて、現実に戻されることなく、旅のスケジュールを立てることが出来ます。雰囲気づくりって本当に大事ですよね。
8.おぢか島旅
鹿児島の島の数は約600個、都道府県のランキングは2位です。圧倒的な差をつけて、1位に輝くのは長崎県。その数は約970個。大小様々な島に囲まれた長崎にも個性の様々な島が点在します。
中でもご紹介したいのは小値賀島の観光情報のサイト、「おぢか島旅」さん。
暮らすように旅をする。
そのコピーから伺えるように、この島の宿はゲストハウスや民宿しかなく、いわゆる温泉街やリゾート地のようなサービスを期待はできません。
なのに、この島に行ってみたいと思わせる魅力がこのサイトにはあります。
島の魅力も、抱える問題も、すべてあっけらかんとのサイトのエッセンスに変えてしまう、その強さ。
サイトデザインにも現れているような気がします。一度行ってみたいな。
9.変なホテル
北部九州に住むカップルのクリスマスは、だいたいハウステンボスに行きます。
関東のカップルがこぞってディズニーリゾートでクリスマスを過ごすのと同じように、カップルのステータスになっています。
上京してきて一番はじめに驚いたのは、東京でもハウステンボスのCMが放映されていること。全国的にも知名度が高いテーマパーク、ハウステンボスの中に、8個目にご紹介するホテルはあります。
その名も「変なホテル」。
エントランスには、受付の人間はいません。あるのはロボットが3体だけ。まさしく変なホテルです。
「変なホテル」は、先進技術を導入した世界初のホテルです。
とあるように、サイトのデザインはどこか無機質で、フォントも温度や味を感じさせない印象になっています。
人間がおらず、先進技術と銘打ったロボットが接客するその違和感を伝えるためにメインビジュアルからムービーで演出されています。
「なんだろう」という、クエスチョンマークに対して説明し過ぎない、続きはホテルで、という遊び心が光るサイトです。
10.Hotel SANDALWOOD
http://www.hotel-sandalwood.com/
鹿児島の離島からもうひとつご紹介します。
宇宙センターのある種子島にある「Hotel SANDALWOOD」さんです。
本州では見ることの出来ない美しいコバルトブルーのメインビジュアル。そして土地柄を上手に説明するコピー。(訪問するたびにこのコピーも何種類かで変わるのです! 遊びごころバンザイ!)
メニュー画面ではグリッドで構成された島の美しさを象徴する写真が所々でムービーで動いています。
人間の目は動くものを追ってしまうので、「おお、波が綺麗だな」とか「このオブジェなんだ?」など、興味を持って欲しいものをムービーにすることで、ユーザー注意を引くことができます。
その上、そのムービーが綺麗・面白いなどの情報をわかりやすく発信するので、このホテルは綺麗な環境にある・面白いものがあるというホテル自体の印象を植え付けることに成功していると思います。お見事であります。
あとは、丁寧にホテルの情報を興味の導線にしたがって配置すれば、このホテルに予約することまちがいなしです。
うむ、やっぱりムービーのもつ力って計り知れない…!
おわりに
いかがだったでしょうか?
どれも風情あふれる宿・ホテルなので夏の終わりの、秋の旅行の、そして、デザインの参考になることができればうれしいです。
九州の中でも特に、熊本・大分は2016年4月14日以降に起きた地震で甚大な被害に見舞われました。
その様子は、今は遠く離れた東京の私のもとにも届きました。前職は九州で映像制作を行っていて、本当にたくさんの温泉宿の方にお世話になっていたこともあり、何もできない現実にただただ胸を痛めることしかできませんでした。
私の書くこの記事が誰かの目に止まって、サイトを利用して九州に観光にでかけてくれたら、とてもしあわせなことだと思います。
ちょうど「九州ふっこう割」というお得な旅行プランで、九州への観光を応援するキャンペーンがおこなわれています。
こちらを利用されるのも、GOODなのではないでしょうか?
以上、九州だいすきペンネでした。
今度は秋の終わりに、通りもんば買うて待っとうけん。
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