LIGでフロントエンドエンジニアをしているいとしゅんです。
Slackのtimes(社内の個人メモのようなチャンネル)で、日々「これいいな」「これは気になる」と思ったWebサイトやWeb関連ニュースを、メモ代わりに投稿しています。
社内でも「参考になる」と言ってもらえることが多く、せっかくなので月ごとにまとめて公開していくことにしました。
今回は2026年2月版として、気になったサイト・ツール・読みものをジャンル別にまとめます。Web制作に携わる方のインプットの参考になればうれしいです。
▼前回の記事はこちら 今月フロントエンドエンジニアが気になったWebサイト・ニュース57選【2026.1】
今月気になった「Webサイト・表現」
「大神」20周年記念特設サイト
https://www.capcom-games.com/o-kami/20th/ja-jp/
カプコンのゲーム「大神」20周年記念特設サイト。
水墨画や日本画をモチーフにした和のデザインで、筆のタッチを活かしたアニメーションや雲の演出が随所に配置されています。
完全新作のプロジェクト始動も発表されており、ゲームの世界観を忠実に再現した特設サイトです。
Griflan
クリエイティブエージェンシー「Griflan」のサイト。 ブラック(#000000)を基調に、アクセントのレッド(#FF3831)を使ったミニマルなデザインです。
ホバーやクリック時の細かなアニメーション、スクロール連動の演出でポートフォリオを展開。マウスカーソルに追従する松明の光で照らしながら閲覧するインタラクションが特徴的です。
こばクリニック
耳鼻咽喉科「こばクリニック」のサイト。耳・鼻・喉を模したロゴマークが特徴的で、診療内容ごとにそれぞれのシンボルを使い分けています。
LUMISTAGE
次世代型ライバー支援事務所「LUMISTAGE」のサイト。ビビッドな原色の抽象シェイプとキャラクターがLottieで動いてて、すごくポップで楽しい雰囲気です。
グレインテクスチャも効いてて、若い世代に向けたエネルギッシュなビジュアルが印象的でした。
Quentin Hocdé
ブリュッセルを拠点にするフリーランスのインタラクティブデベロッパー、Quentin Hocdéのポートフォリオサイト。
WebGLでマウスに追従する背景がブラーで流れるように歪み、大きなタイポグラフィと相まって空間に引き込まれるような体験になってます。
モーションや細部にこだわった作品を手がける人らしい、技術力を感じさせるミニマルで洗練されたサイトでした。
TRENDSHIP
https://www.lxtrendship.com/en
韓国のトレンド予測・ブランディング会社「TRENDSHIP」のサイトです。3Dのピンクの花のように広がるMVとスクロール演出がかなり凝ってます。
ダークとピンクの組み合わせが印象的で、視覚的なインパクトと没入感を重視したラグジュアリーな雰囲気のサイトでした。
Busy Bee Honey
アメリカ国内生産にこだわったハチミツブランドのサイト。マウスを追跡するハチのアニメーションが特徴。
映画『マーズ・エクスプレス』公式サイト
フランス発のSFアニメ映画『マーズ・エクスプレス』の日本公式サイト。
スプラッシュ画面から宇宙空間を旅するようなパララックス演出が印象的で、PCのデスクトップのようなレイアウトにコード風テキストやワイヤーフレームのビジュアルが作品のサイバーな世界観を効果的に表現しています。
Maxima Therapy
カラフルなイラストとLottieを使ったポップなアニメーションで、専門的な療育サービスを親しみやすく表現しています。
VERYMAN(ベリーマン株式会社)
ベリーマン株式会社のコーポレートサイト。ミニマルで洗練されたデザインで、余白を効果的に使った構成とクリーンなプロダクト写真が印象的です。
コンテンツやプロダクト紹介が丁寧にレイアウトされていて、静謐で落ち着いた雰囲気の中にも、企業の信頼性とプロフェッショナリズムが伝わってくるサイトになってます。
キャンディーカリエス【公式】
カナダのアニメシリーズ「Candy C★ries(キャンディ・キャリーズ)」の公式サイト。
ポップでカラフルなキャンディをモチーフにしたキャラクターデザインで、ビビッドなピンク、パープル、ブルーのグラデーションが印象的なサイトになってます。
Moblinks
フランスのアパレルブランド「Moblinks」のサイト。「MOB LINKS DREAMS COME TO LIFE(夢を現実に)」をコンセプトに、Tシャツ、キャップ、ソックスなどの”DREAMWEAR®”を展開してます。
オレンジのグラデーション背景にマウスが動くインタラクティブな演出が印象的です。
虎ノ門広告祭公式サイト
虎ノ門広告祭(TORAD FES)のサイト。ビビッドなイエローとブラックのストライプが印象的で、広告祭らしいポップで遊び心のあるデザインになってます。
KBCグループ|ブランドサイト
赤と白を基調にした配色で、地域の人々の笑顔を映した円形の写真を配置して、親しみやすくデザインされています。
シンプルながらも、KBCが70年間地域と共に歩んできた温かさが伝わるサイトになっています。
採用情報 / LayerX
自分の職種や働き方を4つのステップで選んでいくと、その条件に合ったポジション数が画面上で変わっていく仕組みになっています。
選択を進めるにつれて「自分に合った求人がどれくらいあるのか」が見える化されるので、自分にぴったり合ったポジションを探しやすいサイトです。
華氏マイナス320°
https://www.nodamap.com/kashi/
NODA・MAP第28回公演『華氏マイナス320°』の特設サイト。
ファーストビューで結露して曇ったガラスをドラッグ操作で拭くと向こう側が見えるインタラクションが面白いです。
MEJINAVI2026
https://www.mejiro.ac.jp/univ/mejinavi2026/
目白大学の受験生向け特設サイト。手描き風のイラストとポップなカラーリングで親しみやすく、先輩インタビューやキャンパスライフ、学科情報など楽しく情報を届ける工夫が感じられるサイトでした。
THANKS 10th | 株式会社BISCOM
山梨県のWeb制作会社BISCOMの10周年記念サイト。
ビデオ背景、ブラーエフェクト、スクロールアニメーションを組み合わせたリッチな演出が特徴です。22年の歴史を年表形式で振り返り、企業理念や制作実績を丁寧に紹介する構成になっています。
돕는 AI 컨퍼런스 2025
https://aicon.kakaoimpact.org/
カカオインパクトが主催する「돕는 AI 컨퍼런스(助けるAIカンファレンス)2025」の特設サイト。
ビデオ背景やキャラクターアニメーション、アスキーエフェクトなど3D的な演出を多用したダイナミックな構成になっています。AI技術を活用した社会問題解決をテーマに、韓国らしいポップで親しみやすいビジュアルデザインが特徴的です。
今月気になった「ツール・プラットフォーム」
moltbook
AIエージェント専用のソーシャルネットワーク。エージェント同士が投稿をシェア、議論、アップvoteするReddit風のプラットフォームです。
人間は「観察者」として参加でき、AIエージェントに指示を送ると自動で登録してくれる仕組みになっています。
kiki.computer
Kikiは気が散りやすい人向けのMac用生産性アプリです。
作業するタスクを1つ決めて、必要なアプリとWebサイトだけを選択すると、それ以外はすべてブロックされます。
hoot(ふーと)
作業通話アプリ「hoot(ふーと)」。「おうちをひらく」というコンセプトで友達と繋がり、ポモドーロタイマーで一緒に集中したり、画像やURLを共有しながら作業できるアプリになってます。
mocriのサービス終了を受けて注目されている作業通話アプリの選択肢の一つで、iOS/Android版がリリース済み、ブラウザ版は開発中です。
Project Genie
https://labs.google/projectgenie
「Google Labs」で公開されているProject Genie。無限に多様な世界を作成・探索できる実験的プロトタイプです。
Taxi.js
軽量で高速なPJAXナビゲーションライブラリ。
メンテナンスが終了したHighway.jsの代替として開発され、URLベースのルーティング、ページキャッシュ管理、プリロード機能などの改善が加えられています。
Framer: 2025 Year in Review
Webデザインノーコードツール「Framer」の2025年の活動をまとめた年次レポートページ。
ギャラリーには、実際にFramerで作られた印象的なサイト例が多数紹介されています。
Television Sans
https://github.com/sammularczyk/television-sans
80年代にインスパイアされた幾何学的なバリアブルフォント。
SIL Open Font Licenseで無料・商用利用可能ですが、現在WIPでラテンアルファベットは完成済み、アクセント記号や一部記号はまだ未完成とのことです。
Bauhaus Clock
Mac用の時計スクリーンセーバー「Bauhaus Clock」($19買い切り)です。3種類の時計の動きから選べて、16色の文字盤とOLED焼き付き防止機能を搭載してます。
バウハウスデザインに影響を受けた美しいビジュアルのプロダクトです。
今月気になった「ニュース・読みもの」
技術周りのトピックス
CSSアンカーポジショニングが便利すぎるので、思い切って解説動画を作りました。
本編はYouTubeで公開(リンクはぶら下げています)
ぜひご覧ください!#HTML #CSS pic.twitter.com/IJ31ttySIJ— 池田 泰延 (@clockmaker) February 12, 2026
CSSアンカーポジショニングが便利すぎる。
— Yusuke Endo / en. (@ysk_en) January 31, 2026
Claude公式のSkills実践ガイドのPDFを日本語訳。
意外と知られてなさそうな、MacでHEIC→jpeg/pngの変換を特別なソフト無しで一発でやる方法
FinderでHEICファイルを右クリック>クイックアクション>画像を変換>フォーマットを選んで変換 pic.twitter.com/KMjeTWurM2— なみき (@sasaki445) February 2, 2026
MacでHEIC→jpeg/pngの変換を特別なソフトなしで一発でやる方法。
LINE Seed JPがGoogle Fontsに追加されました。
ReactのuseEffectでAPI呼び出しをしていたコードをTanStack Queryに置き換えることで、コードが15行から5行に減り、キャッシュや再取得も自動化された実体験を綴った記事。
「Tailwind は現代の jQuery だ」という視点から、Web標準化の歴史を考察した記事。jQueryがブラウザ間の差異を吸収し、その思想が標準APIとして取り込まれたように、TailwindもCSS標準(Custom Properties、@layer、Container Queriesなど)に吸収される可能性を示唆しています。
Chrome 144で追加された::search-text擬似要素を含む、ハイライト系擬似要素のスタイリング方法を解説した記事。relative color syntaxを使って背景色を反転させることで、どんな背景色でもハイライトが視認できる実装を提案しています。
Chrome 145から、CSSの100vwがスクロールバーの幅を認識するようになり、長年の課題だった不要な水平スクロールバー表示が解消されます。html要素にscrollbar-gutter: stable;を設定することで、スクロールバーの幅が自動的に計算に含まれるようになります。
取り組み・カルチャー紹介
— 安斎 響市 @転職デビル (@AnzaiKyo1) February 3, 2026
フルリモートで働けるのは、「市場価値」が高い人。逆に言えば…
— とろ港区 (@toro_minato) January 31, 2026
アパレルブランド「yutori」の事業戦略を分析した記事。SNSで拡散される文脈を先に設計してから商品を開発する「文脈→商品」のアプローチを紹介。月間446本の動画制作からデータで当たりを見極める、再現性の高いSNSマーケティング手法を解説しています。
開発者が右鎖骨を骨折してキーボード操作に支障をきたし、軽荷重キーボードや音声入力で対応した実体験から、アクセシビリティの重要性を実感したという記事。
今月のひとこと
今月は、ブランドや作品の世界観をいかにWebで忠実に表現するか、そのこだわりを感じるサイトが多く目に留まりました。
トレンドの横並びというより、それぞれが独自の体験設計を追求している印象です。ツール面ではAIエージェント系のプラットフォームがじわじわ増えてきていて、Webとの関わり方がこれからどう変わっていくのか楽しみでもあり、ちょっとソワソワしてもいます。
また来月もまとめます。それでは!



















