営業の枠から飛び出せ!
営業の枠から飛び出せ!
2015.12.03
第2回
LIGブログにダメ出ししてください

LIGブログにダメ出ししてください!第2回ブロガー・やまもといちろうさん

ナッツ

せっかくなのでネットのアレコレを聞いてみた

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ー コンテンツマーケティングについてどう思いますか?

私がメディア運営に携わる場合「企画」や「資金集め」など前工程が中心で、後の工程は運用会社や制作会社とかが巻き取っているのですが、まぁマーケティングが前に出てくるとクソなものができるんですよね。なので、Webメディアのマーケティングというのは、いつ当たるか分からないけど、当てようと思ってやり続けてみないと成功することはない、という元手のない不確実な投資に近いと思います。いまでいう、メディアマーケティングのような予算ありきで作り上げるものとはわけが違います。

LIGだって社長が砂浜に埋まるまでは低空飛行だったじゃないですか。それでもずっと我慢していた。我慢したからこそ、いまがあるんですよ。蓄積って、そういうものです。

立ち上げ当初はロイヤリティの高いユーザを獲得するために耐えるべきと理解しつつも、どうしたって低迷は続く。それを改善するために企画側の私みたいなのが「こうやったら爆発しますよ」と提案しても、大きな企業だと広報からストップがかかるんですよね。「それはうちのブランディング的にちょっと……」って。

そういうのがちょっとずつ整備されていったときがチャンスなのに。そんな姿勢では、コンテンツマーケティングの成功などあり得ません

 
ー 最近、面白かったコンテンツってありましたか?

うーん、改めて考えてみると日本国内は少ないですね。あんまり面白いかどうかで記事を選別していないからかもしれない。身の回りでおきているリアルが、すでに面白いからなんですけど。

国内で言えば、そもそもの仕組みのほうが興味を引きます。『BLOGOS』とか、『ハフィントンポスト』など戦国時代感があるじゃないですか。各種スマホ向けニュースアプリもそうですが、結局はヤフーニュースがまた一人勝ちになって、ほかが独自色を出す方向に走ったってのは、その仕組みが固有で持つ「体力」と「哲学」の問題なんじゃないかと思ったりもします。

 
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ー PR記事についてはどう思いますか?

自分では絶対使わないものを褒めなきゃいけないという苦しい仕事や、「なんだこれは」と思うひどい仕事もありますが、PR記事の存在自体は肯定的に捉えています。

一方で、「ステマ」に関してはそうも言っていられない。ルールがあるんだから、守りましょうよ、と。正義を押し付けるつもりは毛頭ないのですが、毛根はありますが、個人的には欺瞞がとても嫌いです。お金をもらって提灯記事(取材先を持ち上げるための記事)を書いてるのであれば、きちんと明示するべきですよね。

 
ー ステマ関連の記事は、どうやって情報を仕入れているのですか?

怪しいと思う企業に直接問い合わせたり、実際にお金を使って彼らとビジネスをしてみて実感を得たり、代理店に協力してもらったりすることが多いですね。私の差し金と気づかずに売り上げ欲しさにステマなど欺瞞的取引を先方が持ちかけてきたら、「しめた」と思うわけであります。で、気づいたらネットでの欺瞞的取引の第一人者みたいになってて、さらに情報が集まってくるという流れになってます。

いまではネット上の取引における消費者問題まで広がってしまい、自分でも「ちょっと私の本来の畑と違う」と思いながらも、興味の赴くところへずずっと調べ物を繰り広げてます。

 
ー SNSなども駆使されていますか?

いや、移動時間以外ではあんまり使ってませんね。Twitterなんかは悪口を言いたいときに「誰かいないかな?」と探して、思いの丈を述べるためのツールにしてます。

キュレーションサイトは何を使っているんですかとかよく聞かれるんですが、NewsPicksとか、はてなブックマークとかも特に見てないです。ストレートニュースを見たいのに、なぜ他人のコメントとかに目を通さないといけないのか、自分には良く分かりません。定点観測をする場合は、普通に検索エンジンを使うか、巡回路となっているニュースメディアを順繰りに回るほうが最終的に効率がいいと思っています。そもそも記事の選別を他人に依存してキュレーションとかピッカーなどと自称している馬鹿業者は神の裁きを受けて無言の帰宅をしたうえでしめやかに葬儀が執り行われるべきです。

そもそも気になることは、直接聞くほうが早いんですよ。電凸(でんとつ/電話で突撃)をすることも多いです。電凸のときは個人的なルールがあって、言いたいことだけ言って切るというのを徹底しております。「あなたの会社、こんなことをやってますよね。止めたほうがいいですよガチャ」って具合に。相手の話をしっかり聞くと同情してしまうからです。

 
ー 最後に。Web界隈へメッセージはありますか?

「個人情報は守れよ」でしょうか。

ユーザの情報を集めるだけ集めて、勝手に素材として流通させたりするのはいただけない。昔から一定数あったのですが、最近は度が過ぎてるんですよね。最近ではジョークのような図書館まで建立されてしまって、世が世なら徒党を組んで焼き討ちにしたいぐらいです。やらないけど。ネットサービスは特に、みんなが便利だからと思って使っているのに、躊躇してしまうような欺瞞性のある仕組みは絶対に避けなければならないんですけど。こういう業者は、クソ以外の何物でもないので早く滅亡しろって思いますね。