こんにちは、LIGブログ編集長・ナッツです。
昨今は多数のWebメディアが誕生し、日々無数のコンテンツが生み出されています。この状況を「ネットの有識者」や「ご意見番」と呼ばれる方はどう見ているのか? そしてLIGブログをどう思っているのか? お伺いしてみたいと思います。
題して
「LIGブログにダメ出ししてください」
第2回のゲストは、やまもといちろうさんに来ていただきました。
ー やまもとさん、本日はよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
人物紹介:山本一郎(やまもといちろう)さん 株式会社データビークル取締役CFO、東京大学政策ビジョン研究センター客員研究員。ブロガーとして第一線で活躍するほか、テレビ番組のコメンテーターや「東北楽天ゴールデンイーグルス」のチーム戦略室アドバイザーを歴任。今回はお願いしたら、ノーギャラで来てくれた。 著書に『ネットビジネスの終わり』(Voice select)、『情報革命バブルの崩壊』(文春新書)など多数。 |
LIGブログにダメ出ししてください!第2回ブロガー・やまもといちろうさん
ー LIGブログのことをどう思っていますか?
LIGは見ていて「キラッキラしているな」という印象です。誤解を恐れずに言えばうらやましいと思っています。
ー うらやましいですか?
ええ。私はずっと一人でやってるので、このノリが良いなと。技術的なこともしっかりやりつつ、バカなこともやっているのが良い。
社長が砂浜に埋まったり、社員がいつの間にか結婚してたり、「悪ノリ」と「面白さ」の中間をガムシャラに走っているイメージです。昔からネットをやってた人間は、こういう「集団制作」っていうものをやってこなかったので。
ー LIGブログはいつ頃からご覧いただいているのでしょうか?
Twitterで、「面白い会社がある」とツイートが流れてきたのがキッカケです。その後、前編集長の朽木さんがジョインしたあたりから定期的に見るようになりました。
ー LIGブログのコンテンツについてどう思いますか?
「伝説のウェブデザイナーをさがして…」という記事は、内容こそ普通の求人なのに「社長を砂浜に埋める」なんてネタで拡散させて、その後に従来通りの求人もやっちゃう流れが面白いなと思っていました。
私は発注側に回ることも多いので、その視点で見るとLIGは「自分たちはおもしろい。だから一緒にやろう」という見え方になっている。仕事を頼むという高いハードルはそれである程度下がるのではないか。
ー ただ、そういう見せ方も「内輪ノリ」だと指摘されることがあるんです。
考え方はひとそれぞれですが、私はそのノリが良いと思っています。問題はそれをいつまで続けられるかでしょう。まぁHagex(ハゲックス)さんはブログで否定してましたけど。「Hagex」って名前なのに全然ハゲていないくせに。 彼とはイベントで一緒になって、どんなツルッパゲが出てくるのかと思ったら普通に若いイケメンでやんの。騙された。今後はフサックスに改名しろ。
すみません、熱くなってしまいました。続きをお願いします。
ー やはり継続するのは大変ですか?
それが一番難しいんじゃないでしょうか。私はパソコン通信からはじめて20年やってますが、横でやってきた人が脱落する光景を何度も見てきました。
昔だと『侍魂』とか『sawadaspecial』とかめちゃくちゃ面白いサイトがあったのに、15年〜20年選手でいまでもちゃんとPV集めてるところって少ないんじゃないかな。『カトゆー家断絶』は本当に終わってしまった。もったいないというか、やめ時を探していたのかと思うぐらいで、さびしい限りです。
『かーずSP』はテキスト時代の名残を残してブログに移行したし、あのころのサイトだと『僕の見た秩序。』のヨシナガさんとうちぐらいじゃないかと。ヨシナガさんは「エヅプト」で一発当てたり、プライベートで妙な事件をやらかして快適なネットライフを送っておられ羨ましい限りなんですけど。