こんにちは、私です、経営企画室のららです。
私の業務の一つに「リクルーティング」があります。前職はプロジェクトのマネジメントコンサルタントであったため、人事企画まわりを担当することはもちろん、採用面接官をすることも初めての経験でした。
しかし、そんなことで待ってくれないのが弊社LIG。リクルーティング担当者として入社初日から採用面接に参加、4日目には一人で面接対応をし、気づけば100名以上の方々とお話をさせていただいております。
そんな中で私が特に気をつけていたことは、場を和ませて応募者の緊張をほぐすこと。なぜそれをする必要があるのか、そして、どんな風にしているのか。実際のエピソードを含めてご紹介いたします。
▼ いい面接を 【保存版】就活の面接で絶対に聞いてはいけないNGワード 採用で面接官に悪い印象を与えてしまう、応募者の6つの発言 採用のミスマッチを防ぎ、面接の時間を有意義にするための6つの質問
なぜ面接で緊張をほぐす必要があるのか
応募いただいた方と面接する際、できる限り、その方と素の状態でお話したいと思っています。短い時間ではありますが、その方のこだわりや好きなことなど、キラリと光る部分を見たいと思うからです。
そのため、LIGの採用面接は、基本的に
- 私服でお越しください
- 履歴書、経歴書不要です
というスタイルです。
実際の面接も、世間話を含めつつ、ざっくばらんに会話しながらお互いに知りたいことを聞いていくようにしています。つまり、すごくラフな状態なのです。
これって、一般的な就職活動や転職活動を経験している人からすると、すごく不思議な感じですよね。面接のために最低限必要とされている、スーツ・履歴書・経歴書がいらないのですから。
一般的な面接でも緊張しがちなもの。それにも関わらず、いつもの面接とは違う条件を出されると、ほとんどの応募者の方がキョトンとされてしまいます。
そこで、場を和ませ、緊張をほぐす会話が必要となります。もちろんこれは、一般的な採用面接の場でも活用できるものかと思いますので、参考になれば幸いです。
面接の緊張をほぐす質問6選
1. ここまで迷わなかったですか?
私の面接のスタートは、「わざわざ弊社までご足労いただきありがとうございます」という感謝の気持ちを込めて、この質問から始まります。
「最初のひとことをどのように始めよう?」と緊張されている応募者の方も多いので、まずは相手の気持ちに寄り添うように心がけています。
- 会話例
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らら:
初めまして、本日はよろしくお願いいたします。
ちなみにここまで迷わなかったですか?応募者:
あ、少し迷って裏側に行っちゃったんですけど、上野には少し前に着いていたので大丈夫でした!らら:
さすがですね! 迷われる方、何名かいらっしゃるので。私も初めて来たときは、Googleマップに頼ってたら裏側に行っちゃいました〜。応募者:
やっぱり、そうですよね!
2. ◯◯のご出身ですか?
ある程度、導入の会話が始まったら、方言や話の内容から出身地をお伺いすることがあります。(※LIGは履歴書を受け取らないため、内定まで出身地や現住所について知らないことも多いのです)
出身地の方言や特産品などで盛り上がると、応募者の方も自分のふるさとを思い描きながらお話ししてくださるので、和やかな雰囲気になりやすいと感じています。
- 会話例
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らら:
もしかして、関西のご出身ですか?応募者:
あ、そうなんです。兵庫県出身で。らら:
そうなんですね! 私も関西出身なんで、関西弁のニュアンスに親近感がわいてしまって。応募者:
そうなんですか! でも、関西弁まったく出てないですね?らら:
めっちゃ猫かぶってます。もう脱いでええですか? このあとは関西弁で進めさせてもらいますね〜!
3. ◯◯で一番好きなもの、なんですか?
LIGは、LIGブログを通して社員がコンテンツを毎日配信しているので、応募いただいている方のほとんどがLIGブログのファン、もしくはブログを見ていただいてから面接に来てくださいます。
なので、LIGブログの話になったら「ちなみに……」と好きなコンテンツや好きな社員をお伺いし、お話しできる範囲でそれらにまつわるエピソードをご紹介しています。
応募者の方も喜んでくださいますし、弊社としてもLIGブログをより知っていただけるので、一石二鳥です! 「◯◯」の部分は、企業の製品や商品などに置き換えても活用いただけるかと思います。
- 会話例
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らら:
ちなみに、LIGブログのコンテンツで一番好きなもの、なんですか?応募者:
社長が砂に埋められる、伝説のウェブデザイナー募集記事は最高でした! あと、誰の記事ってわけではないのですが、制作で困ったときに調べると、だいたいLIGさんの記事に行き着くので、真面目な記事も好きです。らら:
あー、やはり。弊社のアリ地獄戦法にはまっていただきありがとうございます。応募者:
え?らら:
実はLIGブログというのは……(裏話紹介)