こんにちは、長野チームディレクターの「俺」です。日々、長野へ移住したメンバーたちとともに、野尻湖オフィスにて東京と地方をつなぐリモートワークに挑戦しています。
みなさんは、「田舎で暮らす」「田舎で働く」というものに対して、どんなイメージがありますか? 今回は俺たち3人が、田舎へ実際に移住してみて感じた意外なギャップや、メリット・デメリットなどをご紹介します。
▼ リアル田舎暮らしレポート! 長野県・野尻湖にLIGのサテライトオフィスをオープンしました! LAMPでキノコ狩りにいきました。もう、楽しすぎました。 長野に来て半年で、僕は一軒家を手に入れました。本当にありがとうございました。
リアル田舎暮らしで気づいた「仕事面」のメリット・デメリット
現在、長野チームでは、「東京と地方を繋ぐリモートワーク」と「長野からの地域情報発信」に挑戦しています。それぞれにおいて感じたメリット・デメリットは以下の通りです。
田舎暮らし × リモートワーク
東京のクライアントや、LIG本社にいる仲間と連携を取りながら、リモートで制作をおこなっていくスタイルの確立に挑戦しています。
俺はディレクターなので、制作者とクライアントと連絡を密に取りながら制作を進めることになるのですが、いかに「遠隔」ということに対するお互いのストレスを減らし、スムーズに制作を行っていくかが鍵となります。
メリット
責任の所在がはっきりした
これが最も大きいメリットではないかと思います。コミュニケーションコストが限られる分、「ここまでは自分がやる。ここから先は任せる」などの線引きがしっかりとできるようになり、今までうやむやになりやすかった部分が、きちんと明確になりました。
その分「これは言った、言わない」などの問題にも発展しやすいので、今まで以上にきっちりと議事録を取るなど、発言への責任を持つことが重要だと感じています。
チーム全体のスキルアップにつながる
気軽に聞けない環境に身を置くと、相手が言っていることを何とか汲み取ろうと頑張りますよね。言葉だけでは伝わりづらいことであっても、「この人は何を伝えようとしてるんだろう」と、想像力を働かせるようになります。
これを繰り返すことで、個々が「先回りして動いておこう」と考えられるようになったり、「コミュニケーションに時間がかかるから工数を多めにとっておこう」などと自己管理を徹底するようになったりするため、結果としてチーム全体の能力アップにつながっていると思います。
デメリット
デザイン修正など、細かいニュアンスが伝わりにくい
大まかな部分に関しては特に問題ないのですが、ボタンのデザイン修正など、細かいニュアンスは伝わりにくいのかなと感じています。
そのため、言葉だけでは難しい部分に関しては、「Appear.in」などのビデオ会議サービスを利用し、小さな修正指示も画面共有を行うようにしています。
「Appear.in」は、URLを共有すれば複数人で話をすることもカンタンに行えるところが魅力で、とても重宝しています。もし、その他に「こんなツールも便利だよ」というものがあれば、ぜひ教えていただきたいです。
田舎暮らし × 情報発信
もうひとつの挑戦として、俺たちの長野での暮らしや考えていること、町から得られた情報を外部へと発信しています。小さなトピックスはTwitterやInstagramで、大きなトピックスはLIGブログにて更新中です。
メリット
田舎はネタが予想以上に豊富で楽しい
「玄関を叩かれて開けたらクマがいた」「雪が4m以上も積もる」「畑の石を拾うバイトがある」などなど、都会育ちの俺からすると「マジか!」と思う話が田舎では当たり前のように転がっています。他にも、独特の風習や言い伝えがあったり、見たこともない虫に遭遇したりと毎日とても刺激的ですよ。
SNSで「いいね」が付きやすい
上述の通り、都会にはないネタが豊富なため、SNSでの「いいね」も付きやすいです。たとえば、長野チームで運営しているTwitterは、3週間で500フォローを獲得し、投稿へのファボやリツイートも好調です。伝えたい情報や地域の魅力が、より多くの人へリーチしやすいように感じています。
張るアンテナの範囲が広くなった
東京での情報発信においては、ネットや雑誌などが主な情報収集のルートでした。一方で、田舎においては、地元の住人の方々や自然そのものが情報の宝庫です。むしろ、インターネットから得られる情報のほうが少ないので、様々なコミュニティに参加してみたり、自ら散策をしてみたりと、アンテナを張る範囲が広くなりました。
デメリット
田舎生活に興味のない人にも響くようなネタ探しが大変
これは様々な地域系メディア共通の悩みになってくるのではないでしょうか。たしかに、田舎には面白いネタがたくさん転がっています。ただ、そのネタを田舎生活や移住生活に興味がない人にも良いカタチで届けるための切り口探しは予想以上に難しいです。日々、様々なメディアを研究し、表現方法の勉強に励んでいるところです。