「顔と名前を覚えてもらうのに必死だった」ラッパー・カレーまんがLIGにジョインしました

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ナッツ

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「僕、ラップやってるんですよ」って自分から進む勇気がなかった

カレーまん-talk

— 東京に来ようと思ったのはなぜですか?

3年くらいは長野で音楽活動していたんですね。キッカケを与えてくれた先輩とも1年くらい一緒にやっていたんですけど、もっと刺激が欲しいなと思って21歳のときに東京に来ました。
そして何も分からなかったので、最初は知り合いがいた池袋に住んで。IWGPに憧れて行ったんですけど、「全然雰囲気違うじゃん」って思いましたね(笑)

— 東京での音楽活動はスムーズにスタートできました?

実は、東京に来て最初の頃はまったく音楽活動できていませんでした。長野では「FM長野」というラジオで放送してもらったりしたのに、東京に来たら全部ゼロからのスタートじゃないですか、自分の名を広めることも何もかも。
この大都会で、どう自分を活かそうと思って。六本木のクラブとかライブハウスにとりあえず行って名前を広めようと思っても、いざ行ったら「僕、ラップやってるんですよ」って自分から進む勇気がなくて。半年くらいは何もできなかったんですね。かなりホームシックになりました(笑)

— 一歩ふみ出したキッカケは?

そのタイミングで池袋から下北沢に引っ越したんですね。下北沢は、長野にいた頃から地元の友だちが住んでいたこともあって、よく行ってて。そしてたまたま入った飲み屋が「長野県民1杯無料」と書いてあって、店も本当にいい店で気に入っちゃって。
そしたら店長が「今度ここのお店の周年イベントをライブハウス借りてやるから、よかったら出てみる?」って声を掛けてくれたんです。そして、そのイベントでフリースタイルをやったら盛り上がって。みんなが僕の名前を覚えてくれたんですよね。嬉しかったなぁ。それを機にいろいろな人と繋がって繋がって、東京での音楽活動がスタートしました。

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北海道生まれ、ナッツです。文章書いたり、写真撮ったり、撮られたりしています。好きな映画監督はウディ・アレン。がんばります。■ 個人ブログもやってます。

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