QNAPでNASサーバーにデータのバックアップを取る方法

QNAPでNASサーバーにデータのバックアップを取る方法

tetsu

tetsu

こんにちは、管理部兼エンジニアのtetsuです。

LIGでは一部のデータをNASで管理しています。
バックアップを取らなきゃと思いつつも放り込みっぱなしの方、多いのではないでしょうか。大事なデータはきちんとバックアップをとっておきましょう!
今回は、NASのデータのバックアップをとる設定方法をご紹介します。

機器について

仮に、「QNAP」製のNASを2台利用するとしましょう。

  • NAS-A
  • データ保存用のNASと仮定します。

  • NAS-B
  • 「NAS-A」のバックアップ先のNASと仮定します。

バックアップ先「NAS-B」のバックアップサーバー設定

GUI管理画面へアクセス後、

20141106-02

「アプリケーション」>「バックアップサーバー」を選択します。
 

20141106-03
表示された画面「バックアップサーバー」から、各入力項目に設定を入力します。
 

  • ポート番号:873(デフォルトのまま)
  • 最大ダウンロード速度(KB/s):0(デフォルトのまま)
  • リモートサーバからローカルホストへのバックアップを有効にする:チェックする
  • リモートRsyncサーバによるNASへのデータバックアップを許可する:チェックする
    • 「ユーザ名」:任意のユーザ名を入力
    • 「パスワード」:任意のパスワードを入力

以上でバックアップサーバーの設定が完了となります。

バックアップ元の「NAS-A」の設定

GUI管理画面へアクセス後、

20141106-04

「バックアップ」>「リモートレプリケーション」を選択します。

ジョブの作成

バックアップを実行するにあたり、「ジョブ」を作成する必要があります。

20141106-05

画面右側の「レプリケーションジョブの作成」ボタンをクリックします。
 

20141106-06

表示された「リモートレプリケーションウィザード」から、各入力項目を設定します。

  • サーバタイプ:「Rsyncサーバ」を選択
  • リモートレプリケーションジョブの名前:任意のジョブ名を入力

 

20141106-07

  • リモートサーバ名またはIPアドレス:「NAS-B」のサーバ名またはIPアドレスを入力
  • ポート番号:「NAS-B」で設定したポート番号「873」を入力
  • ユーザ名:「NAS-B」で設定したユーザ名を入力
  • パスワード:「NAS-B」で設定したパスワードを入力

入力後、接続可能かどうか、「テスト」ボタンを選択し、正常に接続されることを確認し「次へ」ボタンを選択します。
 

20141106-08

宛先パス:「NAS-B」のバックアップ先ディレクトリを設定します。
 

20141106-09

宛先パス:「NAS-A」のバックアップするディレクトリを設定します。
 

20141106-10

バックアップの更新頻度に合わせて任意に設定してください。
 

20141106-11

  • 差分レプリケーションを実行する
  • リモート宛先の余分なファイルを削除する

をチェックし、それ以外はチェックを外します。
 

次の画面が表示されれば、設定完了となります。

20141106-12

「完了」ボタンを選択し、「ジョブ」が作成されていることを確認しましょう。

最後に

バックアップの設定はディレクトリ単位でするため、バックアップが必要な分だけジョブを作る必要があります。

今回は設定方法のみのご紹介でした。
それでは、また。

 

【LIGの土台を支えるtetsuから、あなたへ】

エンジニアの知識を深める!情報収集に役立つまとめ

これでVPS(仮想専用サーバ)マスター!? VPSの基礎講座

Lsyncd(Live Syncing Daemon)で複数サーバをリアルタイム同期する方法!

OpenVZで仮想サーバを構築する方法

OpenVZ Web PanelでOpenVZを管理する方法

LIGはWebサイト制作を支援しています。ご興味のある方は事業ぺージをぜひご覧ください。

Webサイト制作の実績・料金を見る

この記事のシェア数

手塚です。LIGの土台を支えています。インフラからプログラミング、果ては経理、会計までと、広い守備範囲でみんなをサポートしています。

このメンバーの記事をもっと読む
デザイン力×グローバルな開発体制でDXをトータル支援
お問い合わせ 会社概要DL