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【Photoshopチュートリアル】電光石火でレトロ写真を作る!

全体的な色合いを調整する

細部の微調整をおこなった後、全体的な色合いも調整していきます。写真のテイストによって全体的な色合いも全然違ってくると思いますが、そういうときに便利なのが「グラデーションマップ」です。

描画モードを「オーバーレイ」か「ソフトライト」にすることが多いのですが、ここはケースバイケースで、加工する写真に合った描画モードを選ぶといいでしょう。

gradientMap

※本例で使ったグラデーションはこちらです

コントラストを微調整

「レベル」か「明るさ・コントラスト」の調整レイヤーを作ります。
描画モードを「輝度」にすれば、彩度を維持しつつコントラストを上げることができます

contarst

テクスチャーをかける

古っぽさを表現する上で一番簡単且つ効果的なのが写真にテクスチャーをかけることです。必要に応じて、好きなテクスチャーをかけます。

本例では、描画モードを「リニアライト」にして、「塗り」を18%に下げて、このようなテクスチャーをかけてます。

texture

※上記写真で使ったテクスチャはこちらです。

光漏れを入れる

「光漏れ」、または「光線被り」というのは、昔のフィルム写真でよく起こる現象です。カメラの機体に穴や割れ目ができたり、不用意に裏蓋を開けてしまったりして、フィルムに余分な光を露出してしまったときにこのような「光漏れ」ができてしまうのです。昔は問題視されていましたが、現在では、写真に持ち味や世界観をもたせることができると評価もされています。

ブラシで描いても構わないのですが、より繊細でオーガニックな光漏れを表現するには、本物の光漏れのテクスチャーを使うのが一番手っ取り早いです。

lightleak

※本例で使った光漏れのテクスチャーはこちらです。

Vignetteを入れる

Vignetteとは、写真レンズの周辺光量の低下により、写真の周辺部が中央部より、明度や彩度が低下する現象のことを指す言葉です。そもそもレンズの欠陥で起こる現象で、望ましくない効果とされていましたが、視線を中央に向かわせる効果もあり、わざとVignetteをつけたり、シミュレーションしたりするのをしばしば見るようになりました。ここでは、古いカメラで撮ったような写真にするために、Vignetteをつけておきます。

やり方は

  • 「レンズ補正」フィルター
  • グラデーション
  • ブラシで描く

など色々あります。

個人的にはブラシで描いたほうがオーガニックで幾何学的な感じがなく、馴染みやすいかなと思うので、この例でもそうしています。やり方は簡単、周りを黒のブラシで描いて、不透明度や描画モードを変えるだけです。

今回の例では、同じレイヤーを一枚コピーして、描画モードを「焼き込みカラー」にし、20%の「塗り」にしています。「乗算」のレイヤーだけでは、単に色に黒みが増すだけで、深みに欠けますからね。

Vignette

「レトロ写真の流行」についての個人的な見解

個人的な意見を言うと、常に最先端のカメラを使い、撮影したときの景色をできるだけ忠実に再現するのが一番だと思っています。一方、「芸術とは現実から来るものであり、現実を超えるものに転化する」という考え方も念頭に置いているつもりでもいます。ですから、普通の生活写真なら、できるだけ補正以外の加工はせず、ありのままに残すようにしている一方、芸術性やデザイン性を要するものに関しては、何かしら現実とは差別化するようなものを持たせるように気をつけているつもりです。

「レトロ写真」の最大の特徴としては、画質や色の再現度が低いため、明らかに現実とは異なるものとみなしていいでしょう。温度差、色の統一感、独特の味わいや世界観の演出など、デザイン的見地から見ても評価すべきところが満載ですね。流行るのも無理ないってことでしょうか。それとも「流行は繰り返す」という現象なのでしょうか? 「レトロ」のいいところを取って、悪いところを最新の設備で補おうというのが僕の考えです。

よくFacebookで、やたらにレトロ写真加工した写真を見かけますが、個人的にはライフログ的な写真はいじらないほうがいいといつも考えてます。特に美味しそうな料理の写真とか、レトロ写真加工したらそそる感が半減するような気がします。

昔の記憶は、良い物も悪い物も全て良い物として美化されます。そう感じたのは僕だけではないはずです。そういう意味では「レトロ」=「美しい」と自然に感じたのかもしれません。ただし、「フィルム写真? 何それ?」というデジタルネイティブ世代と同じ価値観を共有できるかどうかは、また疑問ですよね。

それでは、また。

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