Didot <ディド>
Bodoniと少し似ていて、細かいセリフが特徴的ですが、横のラインが細く、女性的な雰囲気をもっています。
VOGUEのロゴに使われていることで有名です。
こちらはモダン・ローマン体の代表ともいえるフォントです。
Palatino <パラティノ>
新聞や雑誌の本文・見出しによく使用されており、セリフ自体がそんなに主張をしないので、とても読みやすいフォントです。
Palatinoのイタリック体は、海外の高級品の広告に使われていることが多いです。
Times New Roman <タイムズニューローマン>
イギリスのタイムズ紙のために作られた書体です。新聞用の書体なので可読性が高いです。
garamondと似て、イタリック体にしたときに小文字がリズミカルになるので文章で見てもきれいです。
MacのOSにバンドルされていますが、同じくバンドルされているTImesもタイムズ紙の書体を元にしているので、形がよく似ています。
Copperplate <カッパープレート>
カッパープレートとは銅板のことで、文字の角をハッキリさせるために引かれた細い線が、セリフとしてデザインされています。
エッジがとてもきれいで、印刷物などでとても映えます。
最近、Pinterestを見ていると海外の名刺などで再流行しているっぽいです。
AppleのOSにバンドルされています。
サンセリフ書体
Helvetica <ヘルベチカ>
とても絶妙なバランスで作られたフォントであり、デザイナーであれば誰もが知っているものでもありますね。
視認性が高くニュートラルな雰囲気があるので、スタンダードフォントとして使ってる人も多いんじゃないでしょうか。
AppleのOSにバンドルされています。
Univers <ユニバース>
よくHelveticaと比べられていますが、Helveticaと比べると幅、ラインが異なります。Helveticaよりやや幅が狭く、スッと背筋を伸ばしたような印象があり、落ち着いて見えますね。
狭いスペースに間隔を空けて文字組をしたいときなんかに使っています。
Gill Sans <ギル・サン>
このフォントの特徴は、主に小文字にあります。
“a”や“g”などといった文字がローマン体を強く感じさせます。
遠くから見ても可読性の高いフォントです。
Futura <フーツラ / フツラ / フツーラ / フトゥーラ>
直線と円で構成されたジオメトリックなフォントで、モダンサンセリフの有名人という風格です。
代表的なものだとルイ・ヴィトンのロゴなどに使われています。
Avenir <アベニール>
Futuraに少し似ている部分がありますが、Futuraほど強い個性を表に出しているフォントではなく、全体的に柔らかい印象を与えるフォントです。
少し前に、Apple社がMyriadやLucida Grande、Helvetica Neueに並べて採用したフォントでもあります。
Optima <オプティマ>
HelveticaやUniversなどのラインの太さが均一に近いフォントと異なり、ラインの太さに強弱をもった女性的なフォントです。
高級感を持たせつつも、印象を強くしたいときなどに使っています。
AppleのOSにバンドルされています。
スラブセリフ体
Clarendon <クラレンドン>
インク溜まりのような曲線を持つのでブラケット・セリフに近いんじゃ……?と思うんですが、スラブセリフの代表として上がるのはこの名前。
黒と直角が多く、全体的には強くて堅い印象がありますが、くるんと丸まったケルンがあるので、文字だけ置いても愉快というか賑やかな雰囲気を感じます。
SONYのロゴがこの書体をベースに作られています。
Rockwell <ロックウェル>
最近では、ファッション雑誌の見出し部分などでよく見かけます。
Retinaさんの登場で、Webフォント関係はスラブセリフが多く使われはじめていますが、その代表格とも言えるフォントです。
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