こんにちは、メディアディレクターのしんたくです。
僕は編集者としてお客様のオウンドメディアを盛り上げるべく、記事の企画やディレクション、また校正などのお仕事をしているのですが、編集って本当に奥が深いなと日々実感しています。
先日、とある記事の企画がなかなか決まらず「アイデアが煮詰まってきました」と上司に相談したら、言葉の選び方がおかしいと指摘されました。
え! 「煮詰まる」って、「行き詰まって結論が出ない状態になること」じゃないの!?
これは、と思い「間違った意味でよく使われている日本語」を調べてみたら、わんさか出てきたのでまとめてみました。(「煮詰まる」の正しい意味は本文をご覧ください!)
間違いやすい日本語まとめ
失笑
「笑いも出ないくらいあきれる」という意味で使われがちですが、正しくは「思わず笑い出してしまう/おかしさのあまり噴き出すこと」という意味になります。
「あなたのお話には失笑したよ」と言われたときは、喜んでいいんですね!
参考:しっしょう【失笑】の意味 – 国語辞書 – goo辞書
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/98471/m0u/
潮時
「引き際/ものごとの終わり」という意味で使われることがありますが、正しくは「物事を始めたり終えたりするのに、適当な時機」という意味になります。
参考:しおどき【潮時】の意味 – 国語辞書 – goo辞書
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/94048/m0u/
小春日和
ようやく春がやって来たこの時期(3〜4月)を表現する言葉として使っていた方はいませんか? 正しくは「晩秋から初冬(11月頃)における穏やかで暖かい天候」のことを表します。
参考:こはるびより【小春日和】の意味 – 国語辞書 – goo辞書
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/81259/m0u/
役不足
正しくは「力量に比べて、役目が不相応に軽いこと」という意味です。逆の意味合いで使ってはいませんでしたか?
×「社長の代わりだなんて、私には役不足でございます……!」←とんだ自信家になってしまいますね。
参考:やくぶそく【役不足】の意味 – 国語辞書 – goo辞書
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/221507/m0u/
確信犯
「罪と知りながら行われる犯罪」という意味ではなく、正しくは「道徳的、宗教的または政治的信念に基づき、本人が悪いことでないと確信してなされる犯罪」という意味になります。
参考:かくしんはん【確信犯】の意味 – 国語辞書 – goo辞書
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/38874/m0u/