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2015.04.02
#19
【Webライター・編集者】最初の一歩

二重敬語に気をつけよう!メディア関係者なら知っておきたい敬語の話

せぶや

こんにちは。
しぶです。

みなさんは筋肉をお鍛えになられますか?

この文章を読んで、一体何を言っているのか分からないと思いますが、私もなぜこんな例文にしたのか分かりません。
先に答えを言ってしまうと、この文章は、敬語の使い方を間違えています。
一体どこが違うのかわかりますか?

ということで今回は二重敬語のお話です。途中の解説を読めば、上の例文も何が間違っているのか分かると思います。

二重敬語って知ってますか?

人によっては二重敬語という言葉自体、聞き慣れない方もいるかもしれません。そもそも、二重敬語とは何を指す言葉なんでしょうか。
「敬語の指針」にはこうありました。

「二重敬語」とその適否一つの語について,同じ種類の敬語を二重に使ったものを「二重敬語」という。例えば「お読みになられる」は,「読む」を「お読みになる」と尊敬語にした上で,更に尊敬語の「……れる」を加えたもので,二重敬語である。「二重敬語」は,一般に適切ではないとされている。ただし,語によっては,習慣として定着しているものもある

引用元:敬語の指針
http://www.bunka.go.jp/bunkashingikai/soukai/pdf/keigo_tousin.pdf

つまり、一つの語のなかで同じ種類の敬語を複数使ってはならないと書いてあります。

次の例文を元に解説していきましょう。
「編集長様がブログを書けとおっしゃられていました。」
という文章は二重敬語で、これを正しく書くと
「編集長がブログを書けとおっしゃっていました。」
となります。

解説すると、「おっしゃる」が尊敬語であるにも関わらず、その後に「……れる」という尊敬語が加わっています。つまり、同じ種類の敬語(この場合は尊敬語)を2つ使っているため、二重敬語となり日本語として正しくないとされます。

※余談ですが、編集長は役職であり「様」を付けるのは誤りです。詳しくは過去の「間違えやすいビジネス敬語の実例50選【模範解答付き】」を参照してみてください。

以下に、いくつか例をあげますので、参考にしてください。

二重敬語の例

言う

×編集長がおっしゃられていました
○編集長がおっしゃっていました
○編集長が言われてました
言うの尊敬語は「仰る(おっしゃる)・言われる」です。

見る

×編集長がご覧になられました
○編集長がご覧になりました
○編集長が見られる
見るの尊敬語は「ご覧になる・見られる」

聞く

×原稿の〆切日をお聞きになられましたか?
○原稿の〆切日をお聞きになりましたか?
聞くの尊敬語は「お聞きになる」

やる

×原稿はおやりになられましたか?
○原稿はおやりになりましたか?
○原稿はやられましたか?
やるの尊敬語は「おやりになる・やられる」

書く

×原稿をお書きになられています
○原稿をお書きになる
○原稿をお書きになっていらっしゃいます
書くの尊敬語は「お書きになる」

呼ぶ

×編集長がお呼びになられています
○編集長がお呼びになっています
呼ぶの尊敬語は「お呼びになる」

飲む

×原稿が進まないようなので、ビールをお飲みになられませんか?
○原稿が進まないのでビールを召し上がりませんか?
○原稿が進まないのでビールをお飲みになりませんか?
飲むの尊敬語は「召し上がる・お飲みになる」

帰る

×あの野郎は、原稿をやらずにお帰りになられました
○あの野郎は、原稿をやらずにお帰りになりました
帰るの尊敬語は「お帰りになる・お帰りなさる」

訪ねる

×原稿が間に合わないので、お席まで謝罪にうかがわせていただきます
○原稿が間に合わないので、お席まで謝罪にうかがいます
たずねるの謙譲語「お訪ねになる・ご訪問される(訪問する)」

見る

×原稿を拝見させていただきました
○原稿を拝見しました
見るの謙譲語「拝見する」

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