日本人とアメリカ人のマネジメント方法の違い
ーー組織を作る、つまりマネジメントをする上で、アメリカ人と日本人の違いはありますか?
- Brandon
-
すごくあります(笑)
btraxの社員は日本人とアメリカ人が半々くらいで混ざってるので特にややこしいかもしれません。日本人は何をするべきか、次はこれをやってなど、手順をちゃんと用意してあげるとパフォーマンスが高くなります。
アメリカ人は逆で、あれをやりなさい、これをやりなさい、と細かく言うよりも、ゴールを設定してあげて、目的達成に向かって自由にやりなさい、という方がパフォーマンスが高くなります。マイクロマネジメントと自由にさせるという違いなんですけど、そこに大きな差が発生するのでマネージする側としては使い分けを考えないといけないと思います。
例えば、アメリカ人の上司と日本人の部下を組ませたときの話です。しばらく経って、アメリカ人の上司が私に報告してきました。アメリカ人上司:あいつは全然ダメだ。
Brandonさん:なんで?ちゃんと説明してないんじゃないの?
アメリカ人上司:ちゃんと説明はした。
Brandonさん:どんな風に?
アメリカ人上司:“いついつまでにこれを達成してください、あとは自分で考えて”と指示を出しました。そのあと、日本人の部下が私の元へ来て、“すごく仕事がやりづらいです。仕事だけ与えられてほっとかれてます。全然教えてくれません。”と言ってきました。
お互い言っていることは正しいんですけど、スタイルが違うからお互いがストレスを感じていたと思います。お互いに歩み寄る必要があるとは思うんですけど、btraxはアメリカ文化にしているので、こういう話が両者から来た場合には、日本人の方に“自分でもっと自主性を持ってやってよ。彼は彼で忙しいし、君はプロフェッショナルとしてやってるんだから”と言いますね。
上司・部下に関わらずスキルセットを補い合う
- Brandon
-
アメリカ人の考え方は、上司部下があったとして、上司のスキルセットと部下のスキルセットが違ったときに、部下のスキルセットを上司が持ち合わせていない場合も多いんです。
そのときは、上司が“君はこれのエキスパートで私にはわからないから、君が一番良いと思う方法を選んで結果を出してください。”と言って進めますね。
そこで例えば部下が上司に、“ここ分からないんですけど……”と相談したところで上司も“いや、それは俺は分からないよ、そこは君の専門でしょ?”と言われます。
なので、個々の専門性がとても高いとも言えます。
組織作りにおけるアメリカと日本の比較
ーーブランドンさん的にはアメリカ的な組織作りと日本的な組織作り、どちらがやりやすいですか?
- Brandon
-
先に言うと、日本的な組織がやりにくいとは思わないですし、そういう話ではありませんが、アメリカ的なやり方の方がよっぽどやりやすいです。
そもそも誰かをマネジメントするのが嫌いなんですよね。
細かく管理したり、気を使ってあげたり……これが足りてないかなぁ、こうしたほうがいいかなぁとかの気が効く方ではないので、そんなのは自分で考えてやってよって言ってしまいますね(笑)
ですから、アメリカ人より日本人からのほうが私に対して不満が多いです。
アメリカ的にクリアにコミュニケーションをするんですけど、そうすると日本人にはキツイって言われます。“良いのか悪いのか”をはっきり言う文化なので、例えばミスが発生したときに“誰の責任か”、“何が悪かったのか”とかも会議の席で言ってしまいます。
ただ、アメリカの企業は誰が悪いとかはどうでもよくてどういう原因でそうなって、誰の責任感で動いていて、どう改善するかをすごくロジカルにドライにやっていくんです。
日本人は仕事の失敗を個人的な感情として受け取りやすい
- Brandon
-
日本人は、仕事における状況が個人的な感情にダメージを与えがちだと思います。
そういった会議の後は、オフィス出た後も悩んでいたり、「あの人に嫌われたなぁ」とか「明日からどうしよう」とか……アメリカだとそんなのは全然関係ないのに。
アメリカ人は会議でキツイことを言っても恨みっこなし
- Brandon
-
逆に日本で経営をやっていた人がbtraxに来て、びっくりしたと言っていたことがあります。会議ですごくキツイことを言い合っていた人たちが、会議が終わって会議室を出たときに、今週のBBQどうする?みたいな話をしていて、あれ、仲悪かったんじゃないの?と驚いたそうです(笑)
ほんとに日本人からみたらアメリカの会議ってすごいと思うんですよ、お前はホント終わってるとか普通に言うので(笑)
- アメリカ企業にインターンして気づいた世界進出へのポイント: