Web事業部実績紹介
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2015.06.15

【INTERVIEWS】vol.1 btrax -Brandon K. Hillさん

のびすけ

こんにちは、新卒2年目になりました、エンジニアののびすけです。

今回は「INTERVIEWS」という業界有名人のあの人に会いに行く、インタビュー企画の初回になります。

第1回「btrax」のCEO Brandonさん

記念すべき第1回目は、「btrax」のCEO「Brandon」さん(写真左)です。

tera_ico 人物紹介:Brandon K. Hill さん
北海道札幌市出身の日米ハーフ。高校卒業まで日本で育ち、1997年にアメリカサンフランシスコへ移住。サンフランシスコ州立大学デザイン科を卒業し、現在はサンフランシスコに本社のある日米市場向けBranding/Marketing会社「btrax」のCEO。主要クライアントはカルビーやDeNA、CyberAgent、TOTO、JETRO、伊藤忠商事、Expedia、TripAdvisorなど。2010年よりほぼ毎週日本から米国進出を希望する企業からの相談を受け、地元投資関係者やメディアとのやり取りも頻繁。今後の目標は日本の若い起業家や起業家志望者に向け、より多くの成功事例を見せることにより世界進出の夢を与えること。

CEOのBrandonさんは北海道出身で、父がアメリカ人、母が日本人というバックグラウンドを持っている方。サンフランシスコと東京に拠点を置いて活動しているBrandonさんだからこそ見える、アメリカのクリエイターと日本のクリエイターの働き方の違い、意識や文化、組織の違いをお聞きしました。

私自身がクリエイターの端くれなので、すごく感慨深く、多くのことを考えさせられたインタビューでした。

日本とアメリカの架け橋「btrax」

まずは、「btrax」についてご紹介させてください。

btrax

btraxは、企業のグローバル展開に特化したクリエイティブ・エージェンシーで、拠点地はサンフランシスコ。大手旅行口コミサイト「TripAdvisor」や世界最大級オンライン旅行サイト「Expedia」の日本市場向けのローカリゼーションやマーケットエントリを手掛けたことをきっかけに、日米にまたがって取り扱うプロジェクト依頼が多くの顧客から寄せられるようになったそうです。
また、同社のブログメディア「freshtrax」では、下記の記事が有名です。

これらの記事は個人的にもすごくオススメなので、クリエイターの方はぜひ一読ください。

btraxについてはご興味のある方は下記の記事もぜひ。

Brandon K. Hillさんにインタビューしました

ここからがBrandonさんへのインタビューです。

先進国ではWebデザイナーやWeb制作会社がいらなくなる!?

ーー早速ですが、「アメリカでWeb制作会社が存在出来ない5つの理由」にもあるように、デザイナーや制作会社がいらなくなることについてお聞きしたいです。

Brandon

いらなくなるわけではないんですが、存在意義と存在方法が変わってくると思っています。
日本だと、クラウドワークスやランサーズが段々と流行って、クラウドソーシングやオフショアといった取り組みが一般的になりましたが、実はアメリカでは10年位前から既にオフショアの流れができていて普及していました。
「機械が発達したら人間の仕事がなくなる」とよく言われてますが、オフショアが一般化されてきた今の状況は、その1つ手前の中間地点だと思っています。

サンフランシスコは世界トップレベルにコストが高く、頑張って節約して何とかなるというレベルではありません。ですから、生活コストの高い自分たちではなく、生活コストの低い地域の人がやれるならその方がコスパが良いんです。そうしてコストに見合わない仕事は割り切っていくと、自分たちがやる必要がなくなっていきます。

すごく厳しい世界で鍛え上げられるからこそ、ビジネスとして研ぎ澄まされる

ーーサンフランシスコの物価はどれくらい高いんですか?

Brandon

最近は特に高くなってきていて、年収1000万円だと生きていくのにギリギリになります。家賃はワンルームで30万円が平均くらいなので、シャレになりません(苦笑)
経費などを節約して頑張れば……というレベルなんですが、こういったすごく厳しい世界で鍛え上げられるからこそビジネスとしてとても研ぎ澄まされます
これは会社としてやるべきか、やらないべきか。これは自分たちでやるべきか、やらないべきか。そういったことを厳密に判断しないと、いつ足元をすくわれるかわかりませんから。大事なのは、自分たちが何をやるべきか見極めることです。

こういった状況でWeb制作について考えると、クリエイティブな部分を発想する、マネジメントするといった部分は良いにしても、そこから先の領域(工場に例えるとベルトコンベアに乗った先)はサンフランシスコの人間がやってしまうとコストが掛かり過ぎます。ベルトコンベアに乗せた後の工程は、海外などに発注しないと採算が見合わなくなってしまうんです。