動画編集スクールの料金を目的別に比較【安い理由がある】

動画編集スクールの料金を目的別に比較【安い理由がある】

Yohei Ueda

Yohei Ueda

こんにちは! Webクリエイタースクール「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」運営スタッフの植田です。

動画編集スクールの料金・費用の相場は、20〜40万円程度が一般的です。

今回は、動画編集スクールを検討する際に大きなポイントとなってくる諸々の料金についてすべて解説いたします!
また、できるだけ安い値段でスキルを得たいと考えるのは当然ですが、高い値段には高い値段、安い値段には安い値段の理由があります!

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※最終更新日:(料金などを最新情報に更新しました)

人気動画編集スクールの料金一覧表

人気の動画編集スクール9校の料金をまとめています。

スクール名 受講スタイル 料金・期間 特徴
デジタルハリウッドSTUDIO by LIG
  • オンラインと教室での学習を自由に組み合わせ。撮影実習あり
  • 現役クリエイターが講師を務め、卒業後もサポートが充実
ネット動画ディレクター専攻(3ヶ月)¥352,000-
  • 撮影スキル、動画マーケティングやシナリオ、アニメーション制作といった幅広いスキルを学べる
  • 不明点は講師がサポート(質問回数無制限)
  • 就職・転職支援が手厚く、卒業後も永続サポート
MOOCRES
  • オンラインまたは教室での集団授業(教室は渋谷 / 大阪)
  • 毎週1回120分(曜日時間固定)、最大5人の少人数制
クラスプラン(4ヶ月)¥374,000
  • After Effectsを中心とした動画編集スキルを学べる
  • 撮影スキル、営業方法などの実践的なスキルを学べる
ヒューマンアカデミー
  • オンラインまたは教室での学習
  • オンラインと教室での学習を組み合わせるブレンド型の学習も可能
動画クリエイターコース(6ヶ月)¥251,900
  • Adobe Premiere Pro、After Effects、PhotoShop、Illustratorなどを中心とした動画編集スキルが身に付く
  • 不明点は講師がサポート(質問回数無制限)
  • 専任カウンセラーによる就・転職サポートあり
SHElikes(シーライクス) オンラインまたは教室での学習(教室は青山 / 銀座 / 名古屋 / 梅田) 受け放題プラン(12ヶ月)¥256,080
  • 女性専用のキャリアスクール
  • 不明点は講師がサポート(質問回数無制限)
STUDIO US 完全オンライン(講師のサポートあり)+集団授業型 動画編集コース(2ヶ月~)¥55,000~ 最大50本の動画制作ができる実践的なカリキュラム
デジハリ・オンラインスクール 完全オンライン(講師のサポートあり)+集団授業型 動画クリエイター講座(6ヶ月)¥281,600~ 10万人以上のクリエイターを排出しているデジタルハリウッドのオンライン専門の動画編集スクール
DMM WEBCAMP 完全オンライン(講師のサポートあり) 4週間プラン(4週間)¥169,800~ 現役クリエイターの学習サポートや受講生限定の転職・副業のサポートが充実した動画編集スクール
CREATORS JAPAN 完全オンライン(講師のチャットサポートあり) ベーシックプラン(約11時間)¥79,800 1日1時間、1ヶ月でPremiere Proを学べる
MOOV SCHOOL ※運営終了 マンツーマン型 ¥16,000-/月 最短1ヶ月から受講できる月額制の個別指導が特徴の動画編集スクール

※価格はすべて税込です。料金は入学金や教材費を含む総額を記載しています。

💡おすすめの動画編集スクール・講座の詳細をまとめた記事はこちらから

動画編集スクールの費用内訳を見よう!

最初に動画編集スクールの費用相場は、20〜40万円程度が一般的とお伝えしましたが、費用の内訳は、主に下記の通りです。

スクールに支払う費用
  • 入学金
  • 受講料
  • 設備や教材費

また、上記以外にも、パソコン代ソフト代などの費用がかかります。

入学金|〜数万円程度

スクール入学時に発生する金額です。無料のスクールもありますが、高いところでは数万円する場合もあり、スクールごとにかなりばらつきが大きくなっています。

また、受講料に入学金が含まれているケースや、公式サイトには入学金の記載がなく、「いざ契約という場面で入学金を請求された」というケースもあるので、説明会やカウンセリングの際には入学金について必ず確認しておくことをおすすめします。

受講料|20〜40万円程度

受講料はどこのスクールでも発生する費用ですね! 費用相場はオンラインか通学かによって差が出ます。
通学タイプのスクールでは撮影の実習があるので、そこで料金の差が出てきやすくなります。

一般的に受講料には授業料に加えて、メンターサービスやトレーナーサービス、就職や転職相談、案件紹介などの費用が含まれている場合が多いです。そういった付加価値があればあるほど、受講料も必然的に高くなります。

ですので、「このサービスは自分に必要なサービスなのか」ということをしっかりと見極める必要があります。

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設備費|〜数万円程度

設備費に関しても入学金と同様に記載があるスクールとないスクールがあります。基本的に校舎を構えているスクールの場合は設備費がかかる場合がほとんどです。また、授業料の中に設備費が含まれている場合もあります。

もちろん、校舎の環境を自由に使えるのもスクールの魅力の1つだと思います。ですので、完全オンライン型、通学型、ミックス型(通学とオンラインを組み合わせられる形式)なのか、自分の希望と照らし合わせながら慎重に考えてみる必要があります。もしもトータルの料金を安く済ませたいのであれば、チェック必須の費用です。

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受講スタイル別の料金相場の違い

上記ではスクール検討する際の料金の内訳について解説しました。ですが、スクールの受講形態によって料金相場は大きく異なります。
今回は下記4つに分けて料金の相場を見ていきます。

  • 通学とオンラインミックス
  • 完全通学制
  • 完全オンライン
  • 買い切り型

通学とオンラインミックス

通学とオンラインをミックスしたタイプの動画編集スクールは、社会人の方が通いやすいようにカリキュラムが組まれていることが特徴です。平日はオンライン学習、休日は校舎で学習というように、自分のライフスタイルにあわせて学習を進めることが可能です。

このミックスタイプの場合、料金相場としては30万円から40万円になってきます。
オンライン型よりは高く、通学型よりは安い相場感となっています。

スクールによっては料金が30万円を下回る場合もありますが、「自分が学びたいことを学べるか」と「サポート体制は充実しているか」の2点は必ずチェックしましょう。

校舎では講師の方に直接質問できることはもちろん、オンラインでもチャットやメールで相談できるので、サポート体制は充実しています。
また、撮影実習など実践的な項目があるのは通学タイプならでは。これを踏まえると上記の値段が適正価格といえるでしょう。

完全通学制

通学のみの受講スタイルのスクールです。お仕事をしている方やオンライン受講を希望する方よりは、時間に余裕があって本格的に動画クリエイターのスキルを身につけたい方におすすめのスクールです。

料金相場としては50万円以上が最低ラインになっています。

通学型は、設備・機材が整っていることもあり比較的高額で、受講期間も半年から1年と比較的長いものが多いです。
そのため、動画制作のすべてを学ぶ気持ちでじっくりと時間をかけて目標達成をしていきたい方には相性の良いスクールです。

完全オンライン

オンライン完結の動画編集スクールは、学習場所の制限がなく時間の都合がつきやすいことが大きな魅力です。オンラインで学ぶために最適化されたカリキュラムや、サポート体制もしっかりしているところが多くあります。

費用相場は、10万円から30万円ほどとかなりばらつきがあります。

理由としては校舎を構える必要がなく、期間やカリキュラムの選択肢が多いからです。
こちらも自分に必要なスキルを見極め、目的に合ったスクール・講座選びをする必要があります。校舎での対面相談サポートがないため、ある程度自走できる人にとっては良い選択肢と言えます。

ここまで紹介した3つの受講スタイルの動画編集スクールは、マンツーマンでの指導、就職・転職サポートをウリにしているところも多くあります。ただ、スクールによってマンツーマンの定義が異なる場合もあるので、しっかりと説明会に参加して詳細を確認しておくことをおすすめします。

買い切り型

買い切り型はいつでもどこでも学ぶことが可能で、一度購入すれば何度でも復習が可能なスタイルです。

ただし、有料の動画教材を買うだけになって質問体制やサポート体制が整っていないことが多いので、本格的に動画クリエイターを目指したいという方にはあまりおすすめできません。

逆に、疑問は自分で調べて解決できたり、趣味で動画制作をやりたい方にとっては、とてもコスパがいいと言えます。

値段の相場としては、今回紹介した4つの中でも一番安く、数千円から10万円程度になることが多いです。

このように、買い切り型は値段の安さが大きな魅力ですが、基本的にサポート体制がないのでしっかりと評価を見てから購入することをおすすめします。

スクール以外でかかる費用

パソコン代

動画編集をするためにはパソコンが必要です。通学型の動画編集スクールでは教室にパソコンが用意されていることが多いですが、自宅でも学習したい場合は別途パソコンの購入費が必要になります。

もちろん、オンラインスクールの場合はパソコンの購入は必須です。

動画編集をするうえで必要なパソコンスペックは以下の通りで、予算は15〜20万円ほどです。

パーツ名 説明 必要スペック
CPU 人間で言う脳みそ部分。CPUの性能でパソコンの動作速度が大きく左右される。 Core i7以上。予算が許せばCore i9がおすすめ。
メモリ(RAM) 作業スペース。CPUが計算した情報を、一時保存する。スペックが高いほど作業スペースが広く多くのデータを処理できる。 動画編集では最低8GB。予算が許せば16GB以上。
ストレージ(HDD、SSD) データを保存する部分。ハードディスク(HDD)とソリッドステートドライブ(SSD)の2種類ある。 HDDは1TB。SDDなら256GBが目安。HDD搭載のみでも問題ないが、予算があればSSD搭載のパソコンがおすすめ。
グラフィックボード(GPU) 映像出力を担うパーツ。ただし映像出力の機能は、CPUで標準搭載されていることがほとんど。 「Adobe Premiere Pro」「Filmora」などの有料編集ソフトなどを使う場合は必要。それ以外はあったほうが快適。

ソフト代

動画編集する際には編集ソフトが必要不可欠です。学校の設備費に含まれているスクールもありますが、ご自宅でもソフトを使いたい・完全オンラインの動画編集スクールを利用したいという方は、ご自身で購入しなくてはなりません。

初心者におすすめの動画編集ソフト
  • Adobe Premiere Pro(無料体験あり) ★おすすめ!
  • iMovie(無料)
  • Filmora(無料体験あり)

>>動画編集ソフトの選び方を詳しく知りたい方はこちら

ソフトの値段は種類や契約方法によって様々ですが、上記で紹介したAdobe Premiere Proは月額2,728円(税込)です。

月額制なのか、年間契約なのかそれとも買い切りなのか、その点もしっかりと考え自分の目的にあったものを選びましょう。

また、デジLIGなどadobe認定スクールではソフトの割引を受けることができますので、こちらも要チェックです。

安い動画編集スクールを選ぶ際の注意点

動画編集を学ぶ目的は人によってさまざまです。

趣味を突き詰めたり、副業を始めたかったり、フリーランスのクリエイターになりたかったり。その際にスクールを活用すれば、大きな近道になることは間違いありません。

そこで、値段が安い動画編集スクールを選ぶ際の注意点を3つご紹介します。

サポート体制の違い

値段が安い動画編集スクールは、完全オンライン型買い切り型のどちらかであることがほとんどです。

これらのスクールと校舎を構えているスクールとの大きな違いは、「対面でサポートを受けれるかどうか」です。校舎を構えている動画編集スクールの場合、講師に直接質問できますし、就職や転職相談もいつでも対応してもらえる環境が整っています。

一方で、値段が安いとされている完全オンライン型と買い切り型の動画編集スクールの場合、「サポートがない、もしくはサポートに時間の制約がある」、「チャットやメールの返信がすぐに来ない」、「細かな疑問を伝えづらく、講義内容の理解が曖昧なまま進んでしまう」などのデメリットがあります。

わからない箇所をすぐに相談できるかどうかで学習の質は大きく変わるので、自分の目標を叶えていくためにも、相談する環境の有無はしっかりと見極めていくことが大切です。

フィードバックの質の違い

クリエイターを目指すうえで、フィードバックの質は特に大切です。動画内の細かなニュアンス、雰囲気づくりなどプロ目線の解決方法を一人で学習することはかなり困難です。
対面でのフィードバックであれば、講師と一緒に動画を見ながら細かいニュアンスや演出したい空気感の表現方法もわかりやすく学べるため、プロの動画クリエイターに求められる能力をしっかりと身につけることができます。先述の通り、オンライン完結型の動画編集スクールでは、フィードバックがある場合でもチャットやビデオ通話を用いたものになります。

また、校舎型のスクールの場合、質問時間の制約がないため講師の手が空いていればいつでも質問し放題というのも隠れたメリットです。

未経験から始める方にとっては、小さなことでもつまづくポイントになりかねません。ですので、フィードバックの質は動画スクールを選ぶ際の大きなポイントになってきます。

学習環境の違い

オンライン完結型のスクールの場合、自分一人で学習を進めることになるため、集中できない・自分に甘えてしまうなどのデメリットもあります。
通学型では一緒に学ぶ仲間もいるので、モチベーション維持にもつながります。

まとめ

本記事では動画編集スクールに通う際にかかる費用をまとめてみました。
昨今の動画市場の拡大に伴い、ここ数年で動画編集スクールの数は劇的に増えてきました。加えて、通学型・オンライン型と、学び方にもいくつかの選択肢が用意されています。

繰り返しになりますが、スクールを選ぶときに一番大事になのは、どのスクール・学び方が一番自分の目標を達成できそうかどうかです。
自分の今後のキャリアを決める動画編集スクール選びに後悔しないように、本記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

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Yohei Ueda
Yohei Ueda Digital Education / Education / Career Designer / 植田 洋平

デジタルエデュケーション部所属。キャリアデザイナーとして人材事業やクリエイタースクールの新規開拓営業を担当。学生時代はダンスサークルを立ち上げ、関西初の学生主催ダンスイベントを企画・運営。カナダへの1年間の留学経験を持つ。コミュニティ形成とグローバルな視点を大切にしながら、クリエイティブ人材の発掘と育成に尽力している。

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