業務システム開発おすすめの会社10選|選ぶポイントも徹底解説

Michitoshi Kudo

Michitoshi Kudo

テクノロジー事業部 部長の工藤です。これまで数多くの企業様のシステム開発を支援してきました。

業務システムを開発する上では、業務内容の把握を正確にする必要があり、そのためにはしっかりと実績や経験値のあるシステム開発会社を選ぶことが重要になります。

ただ、業務システムを開発している企業は多く、「結局どの会社に依頼すればいいの?」とお困りの担当者の方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、テクノロジーコンサルタントの私が実績や会社の信用度などの観点から、おすすめできる業務システムの開発会社を厳選して10社ご紹介。2024年6月の最新の情報でまとめています。

失敗しないシステム開発会社の選び方も解説しているので、業務システムの開発を検討中の方はぜひ参考にしてください。
 

自社に最適化したシステム開発をされたいご担当者様へ
「どれくらいの予算でどんな機能を実現できるの?」 「結局どこの会社がいいの?」と迷われているご担当者の方。決して安い金額ではできない業務システム開発ですからプロジェクトの成功のためにも、企業選びは慎重になりますよね。

はじめての相談相手として弊社LIGはいかがでしょうか?
・現場の使いやすさを意識し、UI/UXに優れたシステム開発に強み
・業界歴10年以上のベテランがPMとして参画
・企画・設計から開発・保守運用まで一貫して支援
・ノーコード・ローコード開発に対応し、低単価・高品質開発を実現

貴社のご要望やコスト・機能面の具体的な話など、ビジネスの壁打ち相手としてぜひお気軽にご相談ください。

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※2024年7月11日に情報を更新しました

業務系システムの開発に強い会社一覧

実績や会社の信用度をふまえ、業務システムの開発におすすめのシステム開発会社をまとめました。比較しやすいように、1社1社のWebサイトを確認しておすすめポイントや過去実績、得意分野などを整理しています。

 

株式会社LIG

株式会社LIG

株式会社LIGのおすすめ理由
  1. 長年のWeb制作事業で培ってきたUI/UXデザインのノウハウ
  2. 戦略・構想段階といった上流工程から保守運用までまるごと支援可能
  3. 設計・デザインなどの上流工程は日本、開発は海外(フィリピンやベトナム)で行う安心のチーム体制

1. 長年のWeb制作事業で培ってきたUI/UXデザインのノウハウ
弊社LIGは数々のデザインアワードを受賞するなど、長年のWeb制作事業で培ってきたノウハウから、UI/UXデザインに優れたシステム開発に強みを持っているのが特徴です。2023年からはノーコード/ローコードツールを導入し、これまでと同等のクオリティを保ちながら、低コストでの開発を提供できるようになりました。

「使いやすいデザインにしたい」とお考えの方にはぴったりです。

 
2. 戦略・構想段階といった上流工程から保守運用までまるごと支援可能
できるだけ費用を抑えながら、高品質なシステムを開発するためには、要件定義から納品時までしっかりとサポートしてくれる企業選びがとても重要になります。弊社LIGでは、上流から下流までトータルサポート。一貫したご支援ができることで、システムの導入後もお客様の要望に合わせて継続的に改善・アップデートすることができ、価格を抑えての開発を実現できます。

 
3. 設計・デザインなどの上流工程は日本、開発は海外(フィリピンやベトナム)で行う安心のチーム体制
弊社LIGの強みは、大手外資系コンサルティングファーム出身の日本人コンサルタント、デザインアワード受賞歴のあるデザイナー、人材豊富な海外エンジニアチームがタッグを組み、一気通貫でクライアントのDXや事業開発をご支援できることです。ベトナム、フィリピンに海外拠点を持ち、計120名超の人材を活用したアジャイル開発や、ハイブリッド型開発にも対応しています。 >>開発メンバーはこちら

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会社名 株式会社LIG
URL https://liginc.co.jp/solutions/technology
設立年 2007年
本社所在地 東京都台東区小島2-20-11
開発言語 JavaScript, Java、 PHP、 C++、 C#、 SQL、 Python、 Ruby、 Shell、 VBA、 Visual Basic、 Swift、 Kotlin、 Fultter、 JavaScript、 Java、 PHP、 C++、 C#、 SQL、 Python、 Ruby、 Shell、 VBA、 Visual Basicなど
主な実績 顧客基盤(CRM)の導入(社名非公開)
生産/在庫管理システムの開発(社名非公開)
費用 要問い合わせ

 

株式会社コアコンセプト・テクノロジー

株式会社コアコンセプト・テクノロジー出典:株式会社コアコンセプト・テクノロジー

株式会社コアコンセプト・テクノロジーのおすすめ理由
  • 製造業向けの基幹業務システムの開発に強み
  • コンサルティングからDX組織の構築まで一気通貫で支援

株式会社コアコンセプト・テクノロジーは、販売・顧客・商品・在庫管理等の基幹業務システム、業務フローシステムをはじめ、顧客のニーズにあわせて様々なシステム開発をおこなっています。AI技術にも強い会社で、SESやオリジナルパッケージなどあらゆる手法で企業のエンジニアリソース不足を解決可能です。

数々の製造業の現場で培った業務分析の視点を活かし、システム構築だけでなく、ナレッジやツール・人材の提供を通して、企業の業務改革を推進しています。

会社名 株式会社コアコンセプト・テクノロジー
設立年 2009年
本社所在地 東京都豊島区南池袋 1-16-15 ダイヤゲート池袋11階
開発言語 Java、Python、PHPなど
主な実績 サイバー空間でのデータ管理システムを開発(大手建設業)
AIを活用した自動見積もりシステムの開発(大手製造業)
費用 要問い合わせ

 

株式会社オービック

株式会社オービック出典:株式会社オービック

株式会社オービックのおすすめ理由
  • 自社内で開発をするERPシステム「OBIC7」の導入支援
  • 製品の開発から販売までをワンストップでおこなう

株式会社オービックは、東京都中央区に本社を置く独立系のシステムインテグレーター企業です。1968年の設立以来、長年にわたり多数のシステム開発案件を手掛けてきており、累計導入実績は20,000社以上にのぼります。

代表的なサービスであるERPパッケージソフト「OBIC7」シリーズでは、会計・財務管理や物流・在庫管理をはじめ、企業経営を支援するシステム開発が可能です。

ERPの開発・販売・サポートに精通した技術者が多数在籍しており、最新の技術を積極的に取り入れていることから、多くの企業から高い評価を得ています。

会社名 株式会社オービック
設立年 1968年
本社所在地 東京都中央区京橋2-4-15 オービックビル
開発言語 要問い合わせ
主な実績 会計情報システムの導入(ローソン銀行)
人事・労務管理基盤システムの導入(大手電機メーカー)
費用 要問い合わせ

 

株式会社NTTデータ

NTTデータ TOPイメージ
出典:株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータのおすすめ理由
  • 根本のビジネス課題開発に向けたシステムを提案
  • 社会インフラなどの大規模システム構築の実績

NTTデータは、グローバルに展開する総合システムエンジニアリング企業です。

CRMや文書管理などのビジネスアプリケーション、AIやブロックチェーンなどのテクノロジー、データセンターやクラウドなどのITインフラ・運用と、幅広い領域でサービスを展開しています。海外での開発実績も豊富で、さまざまなビジネスシーンに対応したサービス提供が可能です。

会社名 株式会社NTTデータ
設立年 1988年
本社所在地 東京都江東区豊洲3-3-3 豊洲センタービル
東京都江東区豊洲3-3-9 豊洲センタービルアネックス
開発言語 要問い合わせ
主な実績 独自会計システムの開発(キオクシア株式会社)
ブロックチェーン技術を活用した貿易プラットフォームの構築(株式会社NTTデータ)
費用 要問い合わせ

 

コムチュア株式会社

コムチュア株式会社出典:コムチュア株式会社

コムチュア株式会社のおすすめ理由
  • オフィス向けシステムの導入に強み
  • クラウドサービスに関する幅広い知識を持ち、企業のDX支援に注力

アプリケーション開発、Web開発、システムインテグレーション、クラウドサービスなどの分野で豊富な実績を持つシステム開発会社で、とくにオフィス内で利用するソフトウェア開発に強みを持っています。

会社名 コムチュア株式会社
設立年 1985年
本社所在地 東京都品川区大崎1-11-2 ゲートシティ大崎イーストタワー9F・15F
開発言語 要問い合わせ
主な実績 ビッグデータ・AIを活用したレベニューマネジメントシステムの開発(株式会社ソラシドエア)
Pega Platformを活用したバックオフィス業務効率化ソリューション(大手卸売業)
費用 要問い合わせ

 

株式会社ハイブリッドテクノロジーズ

ハイブリッドテクノロジーズのトップページ出典:株式会社ハイブリッドテクノロジーズ

株式会社ハイブリッドテクノロジーズのおすすめ理由
  • 業務アプリケーションを含む290社以上の開発実績あり
  • クラウドサービスに関する幅広い知識を持ち、企業のDX支援に注力

東証一部上場のエアトリグループの一員であるハイブリッドテクノロジーズは、2016年よりオフショア開発事業を行っており、国内外の開発チームで幅広い業界・業種におけるDX開発をサポートしています。

業務効率化システム、データ分析ツール、受付システムなどの業務用アプリケーションを含む290社の制作実績があり、とくにWeb上でのユーザー体験に基づいたデザインに強みがあります。

開発手法には「アジャイルスクラム手法」を取り入れており、2週間程度の短いスパンでアウトプットを確認しながら、スピード感のある開発が可能です。

細かな仕様変更にも対応できるため、ユーザーの反応を見ながら開発を進めたいという企業にもおすすめのシステム会社です。

会社名 株式会社ハイブリッドテクノロジーズ
設立年 2016年
本社所在地 東京都中央区新川2-22-1 いちご新川ビル5F
開発言語 要問い合わせ
主な実績
  • 学習履歴データの可視化システム(放送大学学園)
  • 与信における企業信頼度を可視化するWEBサービスの開発(H.I.F.株式会社)
費用 要問い合わせ

 

ソリッドコミュニケーション株式会社

ソリッドコミュニケーション株式会社出典:ソリッドコミュニケーション株式会社

ソリッドコミュニケーション株式会社のおすすめ理由
  • システムの提案・要件検討からシステム開発までトータルで任せられる
  • 運用やメンテナンスも対応可能

ソリッドコミュニケーション株式会社はシステムの提案・要件検討からシステム開発までのすべてのフェーズを任せることができるので、初めてシステム開発を依頼する企業にはおすすめです。

業務システムの開発においては、「業務システムを導入して人件費を削減したい」「既存のシステムの使い勝手が悪いので新しいシステムに乗り換えたい」といった顧客課題の解決を得意とし、金融、製造、通信、医療、士業、教育といった幅広い業種においての開発実績があります。

会社名 ソリッドコミュニケーション株式会社
設立年 1997年
本社所在地 東京都千代田区麹町5丁目3番3号 麹町KSスクエア5F
開発言語 要問い合わせ
主な実績 人材派遣会社向け分析基盤保守開発(社名非公開)
通信キャリア向け社員360度評価システム開発(社名非公開)
費用 要問い合わせ

 

株式会社アジャイルウェア

株式会社アジャイルウェア出典:株式会社アジャイルウェア

株式会社アジャイルウェアのおすすめ理由
  • 業務管理システムの受託開発の実績が豊富
  • 開発手法には「アジャイル手法」を採用。これによりスピーディな開発が可能に。

株式会社アジャイルウェアは、大阪市に本社をおく業務管理システムやSaaSのプラグイン開発などの受託開発をおこなう会社です。

開発から運用保守まで幅広く支援しており、顧客のビジネス環境に最適なシステム開発を提供しています。

開発手法には小さい開発サイクルで改善を繰り返す「アジャイル手法」を用いているため、細かな仕様変更にも対応可能です。

会社名 株式会社アジャイルウェア
設立年 2012年
本社所在地 大阪市中央区谷町1-3-12 天満橋リーフビル8階
開発言語 要問い合わせ
主な実績 IoTを用いたリアルタイムに監視できる害虫・害獣遠隔モニタリングシステム(社名非公開)
組合事務局向け案件管理システム(社名非公開)
費用 要問い合わせ

 

スパイスファクトリー株式会社

スパイスファクトリー株式会社出典:スパイスファクトリー株式会社

スパイスファクトリー株式会社のおすすめ理由
  • UI/UXに関する知見が豊富
  • 触って動かせる“プロトタイプ”をベースにプロジェクトを進行

スパイスファクトリー株式会社の業務システム開発の特徴は、「プロトタイプモデル」を採用している点です。

システム開発をおこなう上では提案書や要件定義書などを元に進めることが多いですが、同社では本番のシステムのように実際に動くプロトタイプを作成し、動きや仕様を確認した上で開発を進めることができます。

これにより、仕様ミスや要求の漏れを防ぐことができるだけでなく、スピード感のある開発が可能です。スマホ・タブレット端末に対応した業務システム開発にも対応しています。

会社名 スパイスファクトリー株式会社
設立年 2016年
本社所在地 東京都台東区浅草橋5-6-13 Spice Bldg.
開発言語 Java、Java Script、PHP、Python、Ruby
主な実績 総合保育園業務管理システムの開発(社名非公開)
費用 要問い合わせ

 

Sky株式会社

Sky株式会社出典:Sky株式会社

Sky株式会社は、業務システムの開発において、30年以上の実績をもつ会社です。多種多様な業界・業種のシステム開発を支援してきており、そこから培った技術力で顧客の幅広いニーズに応えています。

主要メーカー製品や各種スマートデバイスなどと連携するシステムをはじめ、クラウドサービスの活用を進めることで、ビジネス環境の急速な変化にも迅速かつ柔軟に対応できるシステムを開発可能です。

会社名 Sky株式会社
設立年 1985年
本社所在地 東京本社:
東京都港区港南二丁目16番1号 品川イーストワンタワー 15階
大阪本社:
大阪市淀川区宮原3丁目4番30号 ニッセイ新大阪ビル 20階
開発言語 要問い合わせ
主な実績 コールセンターシステムの開発、保全申出応接業務システムの開発など
費用 要問い合わせ

業務システムのパッケージ製品

中小企業向け基幹業務パッケージソフト「奉行シリーズ」

奉行シリーズ出典:奉行シリーズ

奉行シリーズとは?
  • 累計56万社の導入実績がある会計・給与・販売などの基幹業務のパッケージソフト
  • ERPシステム「OBIC7シリーズ」との連携で、企業規模・業種・業界を問わず導入可能

「勘定奉行にお任せあれ」のCMでお馴染みのパッケージソフト「奉行シリーズ」。会計業務や人事業務をはじめ、幅広い職種の生産性向上をサポートできるツールとして、業界内でも知名度の高いパッケージソフトです。

導入実績は累計56万社、クラウド型ソフトも提供しており、企業の成長に応じて将来にわたって安心して利用できます。

製品ラインナップが多いですが、どれが最適なのかも含めて相談が可能です。

会社名 株式会社オービックビジネスコンサルタント
設立年 1980年
本社所在地 東京都新宿区西新宿六丁目8番1号住友不動産新宿オークタワー
主な製品 勘定奉行、償却奉行、人事奉行、給与奉行、申告奉行、就業奉行など
費用 年額93,000円~

クラウドERP「ZAC」

ZAC出典:ZAC

ZACとは?
  • ベンチャー企業から大手まで、900社以上の導入実績
  • 案件・プロジェクト別の損益管理を中心機能としたクラウド型の基幹業務システム(ERPパッケージ)

ZACは、ベンチャー企業から大手まで、900社以上の導入実績があるクラウド型ERPシステム。必要な機能や人数などを自由度高くカスタマイズでき、自社の業務内容にあわせた使い方ができるのが特徴です。

リアルタイムでの損益管理、数ヶ月先の売上・利益の予測などを実現でき、外部ツールとの連携にも適しています。

会社名 株式会社オロ
設立年 1999年
本社所在地 東京都目黒区目黒3-9-1 目黒須田ビル
費用 初期設定費用10万円+月額費用(人数によって異なる、要問い合わせ)

業務システムの基礎知識

そもそも業務システムとは?

業務システムとは、企業の日々の業務をスムーズに進めるためのシステムです。その主な目的は、仕事を効率化したり、人的ミスを減らしたり、情報を一元管理したりすることにあります。例えば、従業員の出退勤を記録・管理する勤怠管理システムや、顧客情報や対応履歴を管理する顧客管理システム、売上や経費を記録し財務報告書を作成する会計システム、商品の在庫状況を把握・管理する在庫管理システムなどが代表的です。

業務システムの種類

業務システムはさまざまな場面で活用されているため、その分種類も数多くあります。ここでは代表的な業務システムをご紹介します。

人事・給与管理システム:
従業員の個人情報、給与、賞与、年金などのデータを管理します。採用から退職までの人事情報を一元管理し、給与計算や社会保険手続きを自動化します。

勤怠管理システム:
従業員の出退勤時間、労働時間、有給休暇取得状況などを記録・管理します。残業時間の集計や有給休暇の管理も行います。

会計管理システム:
帳簿作成、請求書発行、キャッシュフロー管理、財務諸表作成などの会計業務を効率化します。税務申告にも活用できます。

生産管理システム:
製品の生産コスト、人員配置、品質データ、生産スケジュールなどを管理します。製造業で特に重要なシステムです。

在庫管理システム:
製品や資材の在庫情報、入出庫履歴、発注点などを管理します。適正在庫の維持や在庫切れの防止に役立ちます。

販売管理システム:
受注処理、出荷管理、請求書発行、売上管理などの販売業務を一元管理します。顧客情報の管理も行います。

顧客管理システム(CRM):
顧客情報、商談履歴、問い合わせ対応などを管理します。顧客との関係強化や営業活動の効率化に貢献します。

プロジェクト管理システム:
プロジェクトの進捗管理、タスク割り当て、リソース管理などを行います。チーム間の情報共有や進捗の可視化に役立ちます。

文書管理システム:
社内文書の作成、保存、共有、検索などを一元管理します。情報セキュリティの向上にも寄与します。

業務システムを導入するメリット

業務効率と生産性の向上

業務システムの導入により、情報の一元管理が可能になります。これによって、部署間の情報共有がスムーズになり、業務プロセスが効率化されます。また手動でおこなわれていたデータ入力や書類作成を自動化することで、作業時間を短縮し、ミスを減らすことができ、生産性の向上を期待することができます。

業務の標準化

業務システムの導入により業務プロセスが標準化され、誰がおこなっても同じ品質の業務が可能になります。また、自動化によりエラーが減少するため、人為的なミスがなくなり、その修正作業やチェック回数が削減されます。また、新人教育の効率化や、業務の属人化防止にもつながります。

コスト削減

業務の効率化により、これまで手動でおこなっていた分の人件費や紙の使用量が削減されます。また、在庫管理の最適化などにより、無駄な在庫を抱えるリスクも減少し、経費削減につながります。業務システムを導入する際の導入コストはかかりますが、長期的な目線で見ると人件費・紙などの使用量・保管スペースなどにおけるコスト削減につながります。

業務システムを導入するデメリット

導入コストの負担

業務システムの導入には、購入費用やカスタマイズ費用、導入サポート費用など一定の初期費用がかかります。また、ソフトウェアのライセンス費用が継続的にかかる場合や、メンテナンス費が長期的にかかってしまう可能性があり、資金的な負担となることがあります。

なるべく安く開発をおこないたい場合は、ノーコード/ローコード開発を検討してみると良いと思います。自社の業務に最適化したシステムを一から作りたい場合は、フルスクラッチ開発と呼ばれる一からシステムを開発する手法でおこないますが、その分費用が高額になってしまいます。

その一方で、なるべく費用を抑えながら、高品質かつスピード開発を希望している場合は、ノーコード/ローコード開発をおすすめします。

ノーコード/ローコード開発については、LIGブログでもご紹介しているのでぜひご覧ください。

定着しない可能性がある

新しいシステムの導入の際、従業員が抵抗を示す可能性があります。また、実際に導入をおこなっても、そのシステムの機能が複雑だと定着しない可能性があります。

システム導入を検討していることをあらかじめ社内に周知することや、実際に現場がどんなことに困っているのかなど現場業務を理解しておくことが重要です。また、システムを導入する際は、マニュアルを作成したり、レクチャーを十分におこなうなど、従業員へのケアをしっかりとおこないましょう。

運用・管理の手間

業務システムの導入後も、継続的な管理や運用、アップデートが必要であり、それに伴う費用も発生します。また、ベンダーからのサポートに依存するため、問題が発生した際に迅速に対応できない場合があります。システム障害が発生した際に、ベンダーのサポートが遅れると業務が停止するリスクがあります。

運用保守の手間をなるべくなくすためには、ノーコード/ローコード開発での業務システム開発をおすすめします。

ノーコード/ローコード開発とは、コードを使用しない、またはフルスクラッチ開発より少ないコーディングで開発が可能なため、プログラミング知識がなくても自社で運用しやすいという特徴があります。また、システム開発会社に依存する状態のベンダーロックインにも陥りにくいという特徴もあるため、運用・管理の手間を軽減できます。

また、長く運用していくと改修や保守運用を依頼したい場合もあるかと思います。弊社LIGでは保守運用やEOLに伴うマイグレーションまでご対応可能です。既存システムの乗り換えなどでお困りの場合も、ぜひご相談ください。
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業務システム開発の費用相場

システムの開発にかかる費用はプロジェクトの要件や工数、技術的な難易度などにより大きく変わるため、一概に費用相場を示すことはできません。

また、パッケージを利用する場合や、1から開発を行うフルスクラッチ開発の場合でも、費用に大きく差が出ます。フルスクラッチ開発の場合は数千万円以上かかることも珍しくありません。

最近ではパッケージ製品をリリースしている企業も多いため、1から開発を行うよりも費用を抑えることができます。その一方で、自社に最適化された業務システムを構築することが難しい場合が多いことも念頭に置いておく必要があります。

まずは自社にとって必要な要件や課題を洗い出し、数社に見積もりを依頼してみてください。検討している業務システムがいくらで開発が可能なのか、確認してみることが一番です。

見積もりを取る前にしておくべきこと

ここまで業務システムを開発しているおすすめの企業をご紹介してきました。ここからは、実際に問い合わせをしたり、見積もりを依頼する前に確認しておくべきことを3つご紹介いたします。

  • 業務プロセスを可視化しておく
  • 課題を洗い出す
  • 予算やスケジュールを明確にする

業務プロセスを可視化しておく

業務システムは長く使われることが想定されるため、実際に業務を行っている現場担当者へヒアリングを行い、業務の流れ、どのような情報のやりとりがあるのか、業務の担当者はどのように業務を進めるのか、などの細かい情報を把握しておくことが重要です。

業務プロセスを可視化しておけば、開発会社が全体像を把握しやすくなり、より正確な見積もりをとることができます。

また、必要なシステムの機能を明確にできれば開発中のトラブルや修正が生じる可能性を減らすことにもなるため、開発期間の短縮にもつながります。

課題を洗い出す

業務プロセスが可視化できたら、次に具体的な課題を洗い出し、明確化します。現場担当者が抱える課題はもちろんのこと、業務プロセスを見直したときに浮き彫りになる課題や潜在的に問題となっていることを把握しましょう。

そうすることで、どの部分に焦点を当てて開発をしていくのか優先順位が明らかとなり、導入する機能要件を細かく設定することができます。

もし課題抽出の段階でお困りの場合は、システムの企画・設計から支援してくれる会社に相談してみるのがおすすめです。弊社LIGではシステム開発業界歴10年以上のベテランPMを筆頭に、経験豊富なメンバーが上流工程から開発をサポートしております。「そもそもどんなシステムにすればいいのか社内で判断が難しい」という場合があれば、ぜひお気軽にご相談ください。
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予算やスケジュールを明確にする

あらかじめ開発にかけられる予算やスケジュールを明確化することも重要です。見積もりが取りやすく、実際の打ち合わせでも要望が伝えやすくなります。

また、限られた予算をどの機能やフェーズに優先的に配分するかを決定できます。そのため、システムに必須な機能やクリティカルなフェーズに適切に割り当てることができるため、予算やスケジュールを明確化しておくことが重要です。

業務システムの開発会社を選ぶポイント

業務システムの開発を外注先の選定ポイントについて解説します。

開発会社に求める範囲を明確にする

開発会社と一口にいっても、企画段階から考えてくれる会社から指示通りにプログラムを組むだけの会社までさまざまあります。そのため、まずは開発会社に依頼する範囲を明確にすることが大切です。

自社の状況に対する適切なパートナー例(費用は上から順に高→低)

コンサルティング 業務システムを作る目的は決まっているが、具体的な内容までは決まっていない。業務フローを踏まえ、設計するところから手伝ってほしい。
システムインテグレーター(SIer) 作りたいシステムは決まっていて、予算に合う要件も社内である程度整理している。形にするところを手伝ってほしい。
オフショアのラボ型開発クラウドソーシング 作りたいシステムは決まっていて、エンジニアに直接指示出しもできるが、リソースが不足している。手を動かすところを手伝ってほしい。

当然費用はおさえたい……という気持ちがあると思いますが、安易に安い会社を選んでしまうと、「クラウドソーシングで品質がよくないエンジニアに外注している」「オフショア開発で現地のエンジニアに直接英語で指示出ししなければならない」など、それ相応の理由があるかもしれないため注意しましょう。

費用をできるだけ抑えたいなら、オフショア開発をおこなう会社ローコード開発をおこなう会社への依頼を検討してみてください。

*オフショア開発とは、人件費が安い海外の子会社などにシステム開発を委託することです。

なお、弊社LIGは上記すべての開発形態に対応可能です。国内ベテランPMと海外拠点のエンジニアがタッグを組み、貴社の要望にあわせた柔軟な開発体制を提供しております。「まずは見積もりがほしい」など、どんなこともお気軽にご相談ください。
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実績ベースで候補を絞る

上記の観点からさらに開発会社を絞るには、なんといっても実績を重視すべきです。自社が作りたい業務システムに近い実績をもっているのかを確認して候補を絞りましょう。

まったく実績がない会社に依頼してしまった場合、期待した品質が満たされない可能性もあります。

たとえば、納期遅延、バグが散見される、開発費用が追加でかかるなど……トラブルを避けるためにも、実績があるかどうかにはぜひ強くこだわってください。

複数社に見積もりをとる

候補を絞ることができ見積もりを依頼しても、適正価格かどうか判断するのは至難の業です。そのため見積もりをとるときは複数社に依頼して比較することをおすすめします。

見積もりをとるときは、合わせて納期も確認しておくと安心です。納期は、開発会社の開発体制や、開発会社のサポート体制によっても左右されるためです。

なお、知り合いであれば費用を安くできると考える方もいらっしゃいますが、費用を安くしてもらっているという後ろめたさから要求を伝えづらく、結果としてクオリティを妥協しなければならない、といった状況になりやすいです。そのため、比較検討せずに知り合いの会社に依頼するといった選び方はおすすめできません。

ぜひここまで紹介してきたような選定ポイントを踏まえ、発注先の候補を選んでみてください。

さいごに

最後までご覧いただきありがとうございます。ここまでおすすめの業務システム開発の会社や選ぶポイントなどをご紹介してきました。

決して安い金額では依頼できない業務システム開発ですが、良きパートナーと出会うことで、より良い開発ができることは間違いありません。

プロジェクトの成功のために、まずは自社が開発したいものはどんなものか、どのような会社に依頼したいのかをもう一度確認してみてください。そして、候補に上がった開発会社をしっかりと比較検討し、自社にあった会社とシステム開発を進めてみてください!

 

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自社にあった依頼先が見つからなかった方へ
株式会社LIG テクノロジー部部長 工藤充世

「結局どこの会社がいいの?」と迷われているご担当者の方。パッケージ製品も数多く、「本当に開発からすべきなの?」と迷われることと思います。
システム開発で大切なのは企業の課題を正しく認識し、解決する最適な方法を提案してくれる会社を選ぶことです。そのためには豊富な経験とスキルを持った人材が多い企業に依頼するのが安心といえます。

株式会社LIGは、システム開発に携わるなかで、さまざまな業界・業種のお客様のご要望にお応えしてきました。多様な技術要素を駆使し、幅広いニーズに対応するノウハウを蓄積しています。

弊社LIGでは、
・Web制作事業で培ってきた、豊富なUI/UXデザインの知見
・上流工程から設計・実装・QA(品質保証)までをトータルでサポート
・受託開発・アジャイル型開発など、お客様の課題に合わせて柔軟に対応


などの強みを活かし、ベテランPMや経験豊富なメンバーが貴社のニーズに応じたご提案をいたします。「とりあえず見積もりをお願いしたい」「とりあえず話しを聞いてみたい」という場合でも、貴社のご要望やコスト・機能面の具体的な話など、ビジネスの壁打ち相手としてぜひお気軽にご相談ください。

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アクセンチュア株式会社にて、スクラッチ・パッケージ開発のデリバリー部隊に所属。100人規模のSIプロジェクトを多数経験。SI経験15年以上。経験領域はアプリ、IF、データ基盤、インフラ。クライアントファーストを信条にソリューションの提案からデリバリーまで幅広く実施。

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