プロ厳選のローコード開発会社おすすめ10選【2024年9月】

Michitoshi Kudo

Michitoshi Kudo

株式会社LIG テクノロジー部 部長の工藤です。これまで数多くの企業様へ、システム開発支援をおこなってきました。

いま話題のローコード開発は、ソースコードがほぼ不要でアプリケーションを開発できる開発手法のことで、開発スピードの向上やコスト削減など、大きなメリットがあります。

今回はそんなローコード開発に強いシステム開発会社を厳選して10社ご紹介します。

会社の特徴や強み、事例などを2024年版の最新情報でまとめているので、ローコード開発を検討中の方はぜひこの記事を会社選びにお役立てください。

 

ローコード開発会社の選び方でお悩みの方へ

「ローコードで実現できるのか分からない」「費用や納期はどれくらい短縮できるの?」とお悩みではありませんか?最初のご相談相手として、ローコード/ノーコードツール活用で50%以上の工数を削減した実績を持つ弊社LIGはいかがでしょうか。

・業界歴10年以上のベテランPMが、自社で保守運用しやすいシステムを提案
・ローコードとスクラッチを組み合わせたカスタマイズ性の高い開発が可能
・オフショア人材の活用で開発費をさらに削減!

「ローコードの開発事例を聞きたい」「とりあえず見積もりだけ取りたい」という場合でもぜひお気軽にご相談ください。

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目次 

ローコード開発会社の選び方

どの会社を選べばいいのかわからないという方へ、ローコード開発を外部の会社に依頼するときのポイントを解説します。

  1. ニーズや予算にあった開発会社を選ぶ
  2. これは大前提ですが、まずはニーズや予算にあったローコード開発会社を選ぶことが大切です。プラットフォームやツールの種類だけでなく、受託開発だけなのか、内製化まで支援してくれるのかなど、自社のニーズに合ったサービスを提供しているかも必ず確認してください。
     

  3. 開発ツール・プラットフォームを確認する
  4. ローコードツールで開発できる機能は、プラットフォームに大きく依存します。したがってビジネス目標やこれらの検討項目を踏まえ、自社に適した製品を絞っていくことが大切です。

    また、シェアの少ないツールや独自のプラットフォームの場合、もしサービスが終了してしまうと改修・メンテンナンスが難しくなるケースも考えられるので注意しましょう。
     

  5. 導入実績・サポート体制を確認する
  6. 実績やサポート体制については、とくに自社の同業界やジャンルでの導入実績があるかどうかを確認してください。

    実績のある会社は、多くの企業でシステム開発を支援してきた経験があり、ノウハウを持っていますので、開発に失敗するリスクを軽減できるでしょう。
     

  7. 見積もりは複数社から取る
  8. 見積もりを取る際は、複数の会社に依頼して比較検討することが大切です。

    依頼側からすると手間がかかってしまいますが、複数の会社を比較検討することで、自社のニーズに合った会社を見つけることができますし、費用が適正価格かどうかの判断軸もつきます。

ローコード開発に強いシステム開発会社

まずはパッと見て比較しやすいように、ローコード開発に強いおすすめのシステム開発会社を一覧表でまとめました。

各社の特徴やおすすめポイントも一言でまとめたので、ご参考ください。

社名をクリックまたはタップすると、各社の詳細情報までジャンプします。
 

企業名 特徴・おすすめポイント
株式会社LIG ローコード・ノーコードツール「Bubble」や「FlutterFlow」などを活用してシステム開発・アプリケーション開発をおこなうDX支援会社。

Web制作事業からスタートした背景から、UI/UXに優れたシステム開発・アプリ開発に強み。
株式会社BlueMeme 2012年にローコード開発基盤「OutSystems」を日本で初めて導入した企業。ローコード技術とアジャイル手法の効果的な運用を通し、システム開発の内製化やDX支援を行う。
キヤノンITソリューションズ株式会社 キヤノングループの中でITソリューション事業の中核を担う企業。Webアプリケーション自動生成ツール(ローコード開発プラットフォーム)「WebPerformer」の提供をしており、開発期間の短縮や生産性向上を目指す企業におすすめ。
日本電気株式会社 製造業や金融、官公庁をはじめ、世界的に導入実績が豊富なローコードプラットフォーム「Mendix」を提供。

オフライン操作可能・あらゆるデバイスに対応するアプリ開発ができる。
Sky株式会社 プラットフォームの選定から確立案などの上流工程から相談可能。視覚的にパーツを組み合わせることでアプリケーションを組み立てられる。
株式会社NTTデータイントラマート ローコードプラットフォーム「intra-mart Accel Platform」を提供。Webブラウザ上で簡単に画面作成や業務ロジック作成ができるUIが特徴。国内企業を中心に9,500社以上の導入実績がある。
株式会社NTTデータビジネスシステムズ ローコードプラットフォーム「intra-mart Accel Platform」の他、OutSystemsなどのローコード開発ツールの導入支援をおこなう。複数のローコード製品を比較・検証する中で得たノウハウが強み。
株式会社マクニカ 世界的に導入実績が豊富なローコードプラットフォーム「Mendix」を提供。主に製造業向けにアジャイル開発に対応できる人材の育成、業務システムとMendixとの統合支援などをおこなう。
情報技術開発株式会社 「OutSystems」や「Microsoft Power Platform」を活用したローコード開発を支援。
キーウェアソリューションズ株式会社 ローコード開発プラットフォーム「WebPerformer」を含む複数の製品を活用し、ローコード開発を支援。

 

 

株式会社LIG|ノーコード・ローコードツール活用したシステム開発・アプリ開発を支援

株式会社LIG

株式会社LIGのおすすめポイント
  • ローコード・ノーコードツール「Bubble」や「FlutterFlow」などを活用してシステム開発を支援
  • 受託開発・アジャイル型開発など、顧客課題に合わせて柔軟に対応できる

弊社LIGでは、各種ローコード・ノーコード開発ツールを活用した開発支援をおこなっています。

Web制作事業からスタートした背景から、UI/UXに優れたシステム開発・アプリ開発に強みがあり、豊富なエンジニア人材を活かして柔軟かつスピーディーに体制を構築可能です。

新規事業立ち上げや既存システムのフルリニューアルなど、企画から開発・運用までまるごとお任せください。

ローコード・ノーコード開発をはじめてご検討中の方には、メリットやデメリットについてもしっかりとお伝えさせていただいたうえで、ご要望に応じた開発体制を構築いたします。まずはお気軽にご相談ください。

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会社名 株式会社LIG
URL https://liginc.co.jp
設立年 2007年
従業員数 230名(2023年4月1日時点 連結)
導入事例 要問い合わせ

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株式会社BlueMeme|ローコード開発の第一人者

株式会社BlueMeme出典:トップページ|株式会社BlueMeme

株式会社BlueMemeのおすすめポイント
  • ローコード開発プラットフォーム「OutSystems」を日本で初めて導入
  • システム開発を内製化したい企業におすすめ

株式会社BlueMemeは、東京都千代田区に本社をおくDX支援事業をおこなう企業です。ローコード開発プラットフォーム「OutSystems」を日本で初めて導入し、ローコード開発の第一人者として知られています。

「OutSystems」はノーコードよりも高度なシステム開発を可能にするツールで、開発スピードや品質を向上させたい企業におすすめ。クラウドベースの開発プラットフォームなので場所を問わずアプリやシステムの開発が可能です。

これまでのローコードサービス提供実績は4,300件以上と、まさに日本におけるローコード開発の第一人者といえる同社。導入支援や活用コンサルティングもサポートしているので、システム開発の内製化をしたいという企業にもおすすめです。

導入事例

会社概要

会社名 株式会社BlueMeme
設立年 2006年
従業員数 142名(連結:2024年8月22日時点)

 

キヤノンITソリューションズ株式会社|ローコード開発プラットフォームを提供

キヤノンITソリューションズ株式会社出典:ローコード開発 WebPerformer|キヤノンITソリューションズ株式会社

キヤノンITソリューションズ株式会社のおすすめポイント
  • ローコード開発プラットフォーム「WebPerformer」を提供
  • 豊富なテンプレート・カスタマイズ性でシステム開発の内製化をサポート

キヤノンITソリューションズ株式会社は、各種ソフトウェアの開発・販売などを事業とするキヤノングループの会社で、製造・流通業界におけるシステム開発の実績が豊富にあります。

ローコード開発プラットフォーム「WebPerformer」は、豊富なテンプレート・カスタマイズ性でシステム開発の内製化をサポートしてくれるツール。

豊富なウィジェットから必要な機能を追加できる画面ファーストの開発はもちろん、データ構造から設計していくデータ中心アプローチ (DOA)による開発も可能です。

実際にシステムを利用する現場の部門が使いやすいようにプロトタイプを作成し、その後開発側がデータベースを設計していくなど、「共創型開発」でWebシステムを素早く開発できるのも、ローコードならではの特徴といえます。

導入事例

WebPerformerを活用したシステム開発の内製化支援※外部サイト(東映アニメーション株式会社様)

会社概要

会社名 キヤノンITソリューションズ株式会社
設立年 1982年
従業員数 4,000名(2023年12月末日現在・単体)

 

日本電気株式会社|法人向けローコードプラットフォーム「Mendix」を提供

日本電気株式会社出典:Mendix|日本電気株式会社

日本電気株式会社のおすすめポイント
  • 世界的に導入実績が豊富なローコードプラットフォーム「Mendix」を提供
  • オフライン操作可能・あらゆるデバイスに対応するアプリ開発ができる

日本電気株式会社は、情報通信、社会インフラなどを中心に、ITソリューションを提供する日本を代表する総合電機メーカーです。

ローコード開発においては、2020年より官公庁向けに活用を推進しており、2021年にはシーメンス株式会社と提携。世界をリードするローコードプラットフォーム「Mendix」の国内販売事業を開始。ローコードプラットフォームとこれまで培ったNECの開発技術を活用し、DX推進やDX人材の育成を支援しています。

「Mendix」はAIによる開発支援機能「MxAssist Logic Bot」が搭載。開発社に対して品質、性能、保守に関するアドバイスをおこない、効率的な開発をサポートしてくれるのが特徴のひとつです。

導入事例

以下ページより事例集をダウンロード可能
https://jpn.nec.com/mendix/case_study.html

会社概要

会社名 日本電気株式会社
設立年 1899年
従業員数 単独 22,210名(2024年3月31日現在)

 

Sky株式会社|プラットフォームの選定からシステム開発まで相談可能

Sky株式会社出典:ローコードソリューション|Sky株式会社

Sky株式会社のおすすめポイント
  • プラットフォームの選定から相談可能
  • 視覚的にパーツを組み合わせることでアプリケーションを組み立てられる

Sky株式会社企業のデジタルトランスフォーメーションを支援する企業として、パッケージ製品の開発・提供や受託開発などの事業を展開しています。

ローコード開発においては受託開発だけでなく、内製化を目指す伴走型DX推進ソリューションも提供。プラットフォームの選定から計画立案、実際のシステム構築など、上流工程から開発・運用までトータルで依頼可能です。

また、同社はAIやデータ分析など数多くの領域で事業を展開しており、ローコードと組み合わせることで幅広い課題解決を提案してくれます。

導入事例

研修に係る事務作業のシステム化とデータの可視化
実績一覧はこちら

会社概要

会社名 Sky株式会社
設立年 1985年
従業員数 3,747名 (2024年9月1日現在)

 

株式会社NTTデータイントラマート|国内企業を中心に9,500社以上の導入実績あり

株式会社NTTデータイントラマート出典:ローコード開発|株式会社NTTデータイントラマート

株式会社NTTデータイントラマートのおすすめポイント
  • 9,500社以上の導入実績があるローコードプラットフォーム「intra-mart Accel Platform」を提供
  • 70以上の即戦力となる業務アプリケーションで機能の拡張ができる

株式会社NTTデータイントラマートは、東京都港区に本社を置く、NTTデータグループのパッケージソフトウェアメーカーです。

Webシステム開発の市場をターゲットに、短納期かつ低コストで構築できるWebシステム構築基盤(フレームワーク)、およびカスタマイズ容易なローコード開発プラットフォーム「intra-mart Accel Platform」の開発・販売を主体とし、すでに9,500社を超える導入実績があります。

このツールは特に業務アプリの作成を得意としており、そのまま利用できるテンプレートも豊富に搭載。業務処理のロジックもドラッグ・ドロップで簡単にでき、高いカスタマイズ性を備えています。

導入事例

業務プロセスを「intra-mart」を活用した業務プロセスの開発※外部サイト((ヤフー株式会社)

会社概要

会社名 株式会社NTTデータイントラマート
設立年 2000年
従業員数 303人(2023年度3月31日現在)

 

株式会社NTTデータビジネスシステムズ|複数のローコード製品を比較・検証する中で得たノウハウ

株式会社NTTデータビジネスシステムズ出典:ローコード開発|株式会社NTTデータビジネスシステムズ

株式会社NTTデータビジネスシステムズのおすすめポイント
  • イントラマートやOutSystemsなど、各種ローコードツールの導入支援をおこなう
  • 複数のローコード製品を比較・検証する中で得たノウハウがある

株式会社NTTデータビジネスシステムズは、先ほど紹介した「intra-mart Accel Platform」の他に、「OutSystems」などのローコード開発ツールの導入支援をおこなう企業です。

複数のローコード製品を比較・検証する中で得たノウハウや、アジャイル開発のノウハウを活かし、ビジネス課題の解決に向けた提案をしてくれます。

これからローコード開発をはじめたいとお考えの企業や、ローコード開発を導入したけど思ったような成果が得られないという企業におすすめです。

導入事例

以下ページより事例をダウンロード可能
https://www.nttdata-bizsys.co.jp/imforcemedia/download/

会社概要

会社名 株式会社NTTデータビジネスシステムズ
設立年 2011年
従業員数 1280名 (2024年4月1日現在)

 

株式会社マクニカ|ローコードプラットフォーム「Mendix」を提供

株式会社マクニカ出典:Mendix|株式会社マクニカ

株式会社マクニカのおすすめ理由
  • 世界的に導入実績が豊富なローコードプラットフォーム「Mendix」を提供
  • 企画などの上流工程や、業務システムとMendixとの統合支援なども依頼可能

株式会社マクニカは、エレクトロニクス・情報通信分野の専門商社です。世界的シェアを誇るローコードツール「Mendix」を活用して、主に製造業のDX推進を支援しています。

社内でDX開発体制を構築するために必要な人材育成を目的とした「DSF-ローコード開発支援サービス」を提供しており、技術研修や体験トレーニングで内製化を支援。既存の業務システムとの統合支援をおこなった事例もあり、中長期的な視点でDX推進をおこないたい場合におすすめです。

以下ページより事例集をダウンロード可能
ローコードプラットフォーム「Mendix」ユースケース集

会社概要

会社名 株式会社マクニカ
設立年 1972年
従業員数 4,768名(2024年3月31日現在)

 

情報技術開発株式会社|複数のローコード開発ツールを活用した開発支援をおこなう

情報技術開発株式会社出典:情報技術開発株式会社

情報技術開発株式会社のおすすめ理由
  • 複数のローコード開発ツールを活用し、アプリ開発やシステム開発を支援
  • 企画など上流工程のコンサルや内製化支援、受託開発まで多彩なソリューションを提供

情報技術開発株式会社(TDI)は、東京都港区に本社をおく1968年に創業されたソフトウェア開発会社です。

ローコード開発基盤の「OutSystems」や「Microsoft Power Platform」を活用したローコード開発を支援しており、ソースコードを完全自動生成したアプリ開発やシステム開発を実現しています。

たとえば「OutSystems」を活用する場合は、企画設計など上流工程のコンサル、受託開発、内製化支援、環境構築と多角的な支援をおこなっており、事業戦略に応じた課題解決をおこなえるのが強みです。

導入事例

OutSystemsを活用したアプリケーション開発※外部サイト(情報技術開発株式会社)

会社概要

会社名 情報技術開発株式会社
設立年 1968年
従業員数 1,912名 (2024年3月31日現在)

 

キーウェアソリューションズ株式会社|複数のローコード開発ツールを活用した開発支援をおこなう

キーウェアソリューションズ株式会社出典:製品・ソリューション|キーウェアソリューションズ株式会社

キーウェアソリューションズ株式会社のおすすめ理由
  • 複数の製品を活用し、ローコード開発を支援
  • ISO9001、ISO14001、ISO27001、ISO20000などの国際規格を取得

キーウェアソリューションズ株式会社は、東京都世田谷区に本社をおくシステム開発会社で、次のような製品を活用してローコード開発の支援をしています。

  • NEC Software Robot Solution:プログラミング未経験でも、簡単に操作できるRPAツール
  • Win Actor®:PC上で行う様々な操作を「ソフトウェア・ロボット」として作成・記録するツール
  • ASTERIA Warp:国内No1のデータ連携ミドルウェア
  • WebPerformer:マルチブラウザ対応の超高速開発/ローコード開発プラットフォーム

それぞれの特性を活かしたソリューションを提案してくれるだけでなく、業務改善コンサルや働き方改革支援などもサービスとして提供しており、現場目線の事業改善から経営層の悩みまで幅広くワンストップで支援できるのが特徴です。

導入事例

ASTERIA Warpの導入※外部サイト(ラッシュジャパン合同会社様)

会社概要

会社名 キーウェアソリューションズ株式会社
設立年 1965年
従業員数 1,272名(2024年3月31日現在・連結)

ローコード開発の基礎知識

そもそもローコード開発とは?

ローコード開発とは、システムやアプリケーションの開発において、ソースコードをほとんど書かずに開発を行う手法です。

ローコード開発は、コードを書かずに開発するノーコード開発と比較してより柔軟性が高く、カスタマイズ性に優れています。また、IT人材不足や迅速なシステム開発の需要に対応するソリューションとして注目されており、DXを加速させる手段として期待されています。

出典:ITRがローコード/ノーコード開発市場規規模推移および予測を発表

ITR社の調査によると、ノーコード・ローコード開発の市場規模は年々上昇しており、2025年には1,000億円を突破する見込みです。

注目されている理由のひとつが、IT人材の不足です。経済産業省の発表によると、2030年には約79万人のIT人材が不足すると予測されており、今後は自社内でシステムを開発できる体制の構築が重要視されています。

ローコード開発はある程度のプログラミング知識で開発ができるため、DX推進において重要な役割を担うとされ、注目を集めているのです。参考:参考資料 (IT人材育成の状況等について)

ローコードとノーコードの違い

ローコード開発と似た手法としてノーコード開発があります。ノーコード開発は、コーディングが不要なため、プログラミング知識がなくとも開発可能です。ローコード開発もGUIベースで操作できるツールを使いながら開発を進めますが、その名の通り最低限のコーディングが必要なのが大きな違いです。

それぞれの特徴について簡潔にまとめました。

ノーコード ローコード
プログラミング知識 なくても開発可能 基礎的な知識は必要
拡張性 プラットフォーム側が用意したパーツを使用するため制限有 コーディングを前提としているため、ノーコードより自由度が高い
開発スピード 複雑なアプリでなければスピーディに開発可能 コーディングが必要な分、ノーコードよりは劣る傾向

ただし、上記はあくまでも一般的な特徴であり、要件によって変わるという前提に注意してください。

たとえば社内の既存システムと連携したい場合は、ローコードとスクラッチを組み合わせる「ハイブリッド型開発」をおこなう必要があります。こうした拡張性の限界など、ローコードのデメリットも理解している会社に依頼することをおすすめします。

弊社LIGでは業界歴10年以上のPMが指揮を取り、上記のようなデメリットも踏まえたうえで貴社の課題に応じたシステム開発をご提案いたします。「とりあえず見積もりがほしい」など、どんなことでもお気軽にご相談ください。
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代表的なローコードツール(プラットフォーム)

ローコード開発には様々なツール(プラットフォーム)を活用します。今回ご紹介した企業も取り扱っている、代表的なツールの例を紹介します。

以下は、シェア率の高い代表的なローコードツールの例と、それぞれの特徴・強みを簡単にまとめた表です。

ツール名 特徴
OutSystems 大企業向けの開発ツール。カスタマイズ性やセキュリティ性能も高く、大規模なアプリ開発にも対応できる。
Mendix クラウド上で動くアプリ開発ツール。AIによる開発支援機能があり、効率的な開発が可能。
Microsoft Power Apps マイクロソフトの各サービスと連携できるのが特徴のツール。OutlookやExcelなどをより便利に使うような開発が得意。
Bubble ノーコード主体の開発ツール。コーディングを組み合わせることで柔軟にWebアプリが開発できる。

開発会社を選ぶ際には、こうしたデメリットまで踏まえて自社に最適な開発体制を組んでくれる会社を見極めることが重要です。弊社LIGではローコードとスクラッチを組み合わせたハイブリッド型開発からノーコードツールを活用した開発など、企業の課題やニーズにあわせて柔軟な開発体制を構築可能です。

これまでの実績などは以下よりお問い合わせください。
▶LIGのローコード開発について問い合わせる

ローコード開発のメリット

1. 開発期間とコストの削減

フルスクラッチ開発と呼ばれる一から開発する手法と比べて、ローコード開発では開発期間を50%以上短縮できるケースもあります。これにより、人件費や関連コストが大幅に削減され、短期間・低単価での開発を実現できます。

2. 品質の向上

プリセットされたコンポーネントやテンプレートを使用するため、基本的な品質が保証されます。また、手動コーディングによるヒューマンエラーを減らせるため、人為的なミスが発生しづらく、バグなどの品質低下が起きにくいこともメリットといえるでしょう。

3. ベンダーロックインを防げる

ローコード開発はある程度の開発知識は求められますが、一から開発するフルスクラッチ手法と比べて、自社で改修しやすいというメリットがあります。そのため、開発会社に依存してしまうベンダーロックインの状態を防ぐことができます。

ローコード開発のデメリット

1. 一定のプログラミング知識が必要

ローコード開発はまったくコードを書かないというわけではないため、完全にプログラミングスキルが不要というわけではなく、基本的な概念理解や場合によっては一部コーディングが必要です。

2. 開発の自由度が低い

ノーコード開発と比べるとカスタマイズ性が高いですが、一から開発するフルスクラッチ開発と比較すれば自由度は劣るでしょう。例えば、独自の複雑な処理や特殊な要求に対応しづらい場合があり、特定の業界向けの高度な計算ロジックや、独自のハードウェアとの連携など、カスタマイズが困難な場合があります。

3. 大規模・複雑なシステムには不向き

企業の基幹システムや複雑な業務ロジックを含むシステムの開発には適していない場合があります。金融機関の取引システムや、製造業の生産管理システムなど、高度な処理や大量のデータを扱う系統的なシステムの開発には向いていません。

外部に開発を受託する場合、ローコードでは難しい部分だけスクラッチ開発をおこなうなど、ハイブリッド型開発に対応した企業もあります。しかし、その分開発に必要な工数や人件費も増えます。

「ローコードは安い・早い」というイメージを一概に持たず、拡張性の限界などデメリットも理解しておきましょう。

ローコード開発に向いている案件

ローコード開発は「スピード」「コスト」「カスタマイズ性」を重視したいケースに向いています。

ケース 理由 活用例
スピード重視の案件 スクラッチ開発よりコーディング工数が少ないため 新規サービスの立ち上げ、プロトタイプ作成、既存システムへの機能追加
コスト削減したい案件 工数が減る分、少ない人員で開発可能で、内製化も視野に入れられるため 社内ツールの開発、中小規模の業務アプリ開発、既存システムのリプレイス
柔軟なカスタマイズ性が必要な案件 業務フローの変更など、システム完成後も簡単に機能調整ができるため 業務フロー変更、新規機能追加、A/Bテストの実施

ツールによってカスタマイズできる範囲や機能に違いがあるため、パートナー企業と相談し、自社のニーズに合ったツールを選ぶことが重要です。

発注前に注意すべきポイント

ローコード開発においては、以下のようなポイントに注意して発注するかどうかを検討してください。

  • 開発後の保守運用まで考えておく
  • ローコード開発はコーディング工数が少ないため、開発後も自社で保守運用がおこないやすいのもメリットです。

    とはいえ、ツールの使い方やプログラミングの考え方などで学習コストは必要です。保守運用も開発会社に依頼するのか、自社でおこなえるようになりたい(内製化)のか、事前に検討しておきましょう。

  • 納期には余裕を持つ
  • 開発を依頼したい場合、開発範囲が不明瞭・納期がタイトなど要件が定まっていないと、依頼を受けづらいこともあります。

    ローコード開発は開発工数が少ないというメリットがあるものの、要件によってはスクラッチを組み合わせる必要が発生して工数が増えるケースも考えられます。納期には十分な余裕を持って相談することをおすすめします。

  • 現場目線で課題を明確にしておく
  • 発注側の担当者の方は、現場側と業務の知識・目線を揃えておくことをおすすめします。もし完成後に現場目線で本当に必要な機能を実装してほしいという要望があがっても、仕様的に実装が難しいなどの問題が発生することも考えられるからです。

    可能であればRFP(提案依頼書)を作成するなど、開発会社にシステム内容を明確に理解してもらうなどの工夫をおこないましょう。

    もしRFP作成前の企画段階でお悩みの場合、開発会社によっては企画・設計など上流工程からサポート可能です。弊社LIGでも企画から開発、保守運用にいたるまで、ワンストップで支援しておりますので、お気軽にご相談ください。
    LIGに相談してみる

さいごに

ここまで、ローコード開発におすすめのシステム開発会社をご紹介しました。気になる企業があれば、実際に問い合わせをして得意領域や実績などを確認してみてください。

プロジェクトの成功のために、まずは自社が開発したいものはどんなものか、どのような会社に依頼したいのかをもう一度確認してみてください。そして、候補に上がった開発会社をしっかりと比較検討し、自社にあった会社とシステム開発を進めてみてください。

自社にあった企業が見つからなかった方へ

数あるシステム開発。結局どこの会社に依頼すればいいの?と悩みも尽きないですよね。弊社LIGでは、多くのシステム開発・アプリ開発支援を行ってまいりました。そんな中で蓄積したノウハウや方法論をベースに、システム開発をおこなっています。

はじめての相談相手として弊社LIGはいかがでしょうか?


・ローコード・ノーコード開発に対応し、低単価・高品質開発を実現
・UI/UXに優れたシステム開発・アプリ開発に強み
・企画・戦略から保守・運用までまるごとご支援

貴社のご要望やコスト・機能面の具体的な話など、ビジネスの壁打ち相手としてぜひお気軽にご相談ください。

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アクセンチュア株式会社にて、スクラッチ・パッケージ開発のデリバリー部隊に所属。100人規模のSIプロジェクトを多数経験。SI経験15年以上。経験領域はアプリ、IF、データ基盤、インフラ。クライアントファーストを信条にソリューションの提案からデリバリーまで幅広く実施。

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