株式会社LIG テクノロジー部 部長の工藤です。これまで数多くの企業様へ、システム開発支援をおこなってきました。
いま話題のノーコード・ローコード開発は、ソースコードがほぼ不要でアプリケーションを開発できる開発手法のことで、開発スピードの向上やコスト削減など、大きなメリットがあります。
今回はそんなローコード開発に強いシステム開発会社を厳選して10社ご紹介します。
会社の特徴や強み、事例などを2024年版の最新情報でまとめているので、ノーコード・ローコード開発を検討中の方はぜひこの記事を会社選びにお役立てください。
ノーコード/ローコード開発は比較的新しい技術のため、こんなお悩みはありませんか?
・自社でやりたいことがローコードで実現できるのか分からない
・費用や納期が本当に短縮できるのか知りたい
・自社で運用やメンテナンスができるか分からない
弊社LIGはノーコード/ローコードツールを活用しで50%以上工数を削減した開発実績がございます。
「サービス内容が固まっていない」「とりあえず見積もりだけ取りたい」という場合でも、貴社のご要望やコスト・機能面の具体的な話など、ビジネスの壁打ち相手としてぜひお気軽にご相談ください。
目次
- ノーコード・ローコード開発に強いシステム開発会社
- 株式会社LIG|ノーコード・ローコードツール活用したシステム開発・アプリ開発を支援
- 株式会社BlueMeme|ローコード開発の第一人者
- キヤノンITソリューションズ株式会社|ローコード開発プラットフォームを提供
- 日本電気株式会社|法人向けローコードプラットフォーム「Mendix」を提供
- Sky株式会社|プラットフォームの選定からシステム開発まで相談可能
- 株式会社NTTデータイントラマート|国内企業を中心に9,500社以上の導入実績があるローコードプラットフォーム
- 株式会社NTTデータビジネスシステムズ|複数のローコード製品を比較・検証する中で得たノウハウ
- 株式会社マクニカ|ローコードプラットフォーム「Mendix」を提供
- 情報技術開発株式会社|複数のローコード開発ツールを活用した開発支援をおこなう
- キーウェアソリューションズ株式会社|複数のローコード開発ツールを活用した開発支援をおこなう
- ローコード開発の基礎知識
- ローコード開発のメリット
- ローコード開発のデメリット
- システム開発会社の選び方
- 発注時に注意すべきポイント
- さいごに
ノーコード・ローコード開発に強いシステム開発会社
まずはパッと見て比較しやすいように、ノーコード・ローコード開発に強いおすすめのシステム開発会社を一覧表でまとめました。
各社の特徴やおすすめポイントも一言でまとめたので、ご参考ください。
社名をクリックまたはタップすると、各社の詳細情報までジャンプします。
企業名 | 特徴・おすすめポイント |
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株式会社LIG |
ノーコード・ローコードツール「Bubble」や「FlutterFlow」などを活用してシステム開発・アプリケーション開発をおこなうDX支援会社。 Web制作事業からスタートした背景から、UI/UXに優れたシステム開発・アプリ開発に強み。 |
株式会社BlueMeme | 2012年にローコード開発基盤「OutSystems」を日本で初めて導入した企業。ローコード技術とアジャイル手法の効果的な運用を通し、システム開発の内製化やDX支援を行う。 |
キヤノンITソリューションズ株式会社 | キヤノングループの中でITソリューション事業の中核を担う企業。Webアプリケーション自動生成ツール(ローコード開発プラットフォーム)「WebPerformer」の提供をしており、開発期間の短縮や生産性向上を目指す企業におすすめ。 |
日本電気株式会社 | 製造業や金融、官公庁をはじめ、世界的に導入実績が豊富なローコードプラットフォーム「Mendix」を提供。 オフライン操作可能・あらゆるデバイスに対応するアプリ開発ができる。 |
Sky株式会社 | プラットフォームの選定から確立案などの上流工程から相談可能。視覚的にパーツを組み合わせることでアプリケーションを組み立てられる。 |
株式会社NTTデータイントラマート | ローコードプラットフォーム「intra-mart Accel Platform」を提供。Webブラウザ上で簡単に画面作成や業務ロジック作成ができるUIが特徴。国内企業を中心に9,500社以上の導入実績がある。 |
株式会社NTTデータビジネスシステムズ | ローコードプラットフォーム「intra-mart Accel Platform」の他、OutSystemsなどのローコード開発ツールの導入支援をおこなう。複数のローコード製品を比較・検証する中で得たノウハウが強み。 |
株式会社マクニカ | 世界的に導入実績が豊富なローコードプラットフォーム「Mendix」を提供。主に製造業向けにアジャイル開発に対応できる人材の育成、業務システムとMendixとの統合支援などをおこなう。 |
情報技術開発株式会社 | 「OutSystems」や「Microsoft Power Platform」を活用したローコード開発を支援。 |
キーウェアソリューションズ株式会社 | ローコード開発プラットフォーム「WebPerformer」を含む複数の製品を活用し、ローコード開発を支援。 |
株式会社LIG|ノーコード・ローコードツール活用したシステム開発・アプリ開発を支援
- 株式会社LIGのおすすめポイント
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- ノーコード・ローコードツール「Bubble」や「FlutterFlow」などを活用してシステム開発を支援
- 受託開発・アジャイル型開発など、顧客課題に合わせて柔軟に対応できる
トップバッターが自社で恐縮ですが、株式会社LIGではノーコード・ローコード開発ツールを活用した開発支援をおこなっています。
Web制作事業からスタートした背景から、UI/UXに優れたシステム開発・アプリ開発に強みがあり、豊富なエンジニア人材を活かして柔軟かつスピーディーに体制を構築可能です。
新規事業立ち上げや既存システムのフルリニューアルなど、企画から開発・運用までまるごとお任せください。
ノーコード開発をはじめてご検討中の方には、メリットやデメリットについてもしっかりとお伝えさせていただいたうえで、ご要望に応じた開発体制を構築いたします。まずはお気軽にご相談ください。
>>LIGに相談する
会社名 | 株式会社LIG |
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URL | https://liginc.co.jp |
設立年 | 2007年 |
従業員数 | 230名(2023年4月1日時点 連結) |
導入事例 | 要問い合わせ |
株式会社BlueMeme|ローコード開発の第一人者
- 株式会社BlueMemeのおすすめポイント
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- ローコード開発の第一人者
- システム開発の内製化をおこないたい企業におすすめ
株式会社BlueMemeは、東京都千代田区に本社をおくDX支援事業を行う企業です。ローコード開発プラットフォーム「OutSystems」を日本で初めて導入し、ローコード開発の第一人者として知られています。
「OutSystems」はノーコードよりも高度なシステム開発を可能にするツールで、開発スピードや品質を向上させたい企業におすすめ。クラウドベースの開発プラットフォームなので場所を問わずアプリやシステムの開発が可能です。
導入支援や活用コンサルティングもサポートしているので、システム開発の内製化をしたいという企業は株式会社BlueMemeをご検討ください。
会社名 | 株式会社BlueMeme |
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設立年 | 2006年 |
従業員数 | 110名(2023年3月31日時点 連結) |
導入事例 | OutSystemsを導入しVRをビジネス活用するサービスライン「VR Insight™」の開発※外部サイト(株式会社AOI Pro.) ノーコードの活用で非開発部門でのシステム開発を実現※外部サイト(株式会社日本能率協会総合研究所) |
キヤノンITソリューションズ株式会社|ローコード開発プラットフォームを提供
出典:ローコード開発 WebPerformer|キヤノンITソリューションズ株式会社
- キヤノンITソリューションズ株式会社のおすすめポイント
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- ローコード開発プラットフォーム「WebPerformer」を提供
- 豊富なテンプレート・カスタマイズ性でシステム開発の内製化をサポート
キヤノンITソリューションズ株式会社は、各種ソフトウェアの開発・販売などを事業とするキヤノングループの会社で、製造・流通業界におけるシステム開発の実績が豊富にあります。
ローコード開発プラットフォーム「WebPerformer」は、豊富なテンプレート・カスタマイズ性でシステム開発の内製化をサポートしてくれるツール。
ドラッグ&ドロップで画面レイアウトを作成できる・豊富なウィジェットから必要な機能を追加することができるなど、専門的な知識がない企業でもWebシステムを素早く開発することが可能です。
会社名 | キヤノンITソリューションズ株式会社 |
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設立年 | 1982年 |
従業員数 | 3,778名(2022年12月末日時点・単体) |
導入事例 | WebPerformerを活用したシステム開発の内製化支援※外部サイト(東映アニメーション株式会社様) |
日本電気株式会社|法人向けローコードプラットフォーム「Mendix」を提供
- 日本電気株式会社のおすすめポイント
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- 世界的に導入実績が豊富なローコードプラットフォーム「Mendix」を提供
- オフライン操作可能・あらゆるデバイスに対応するアプリ開発ができる
日本電気株式会社は、情報通信、社会インフラなどを中心に、ITソリューションを提供する日本を代表する総合電機メーカーです。
ローコード開発においては、2020年より官公庁向けに活用を推進しており、2021年にはシーメンス株式会社と提携。世界をリードするローコードプラットフォーム「Mendix」の国内販売事業を開始しました。
ローコードプラットフォームとこれまで培ったNECの開発技術を活用し、DX推進やDX人材の育成を支援しています。
会社名 | 日本電気株式会社 |
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設立年 | 1899年 |
従業員数 | 単独 22,036名(2023年3月末現在) |
導入事例 | 要問い合わせ |
Sky株式会社|プラットフォームの選定からシステム開発まで相談可能
- Sky株式会社のおすすめポイント
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- プラットフォームの選定から相談可能
- 視覚的にパーツを組み合わせることでアプリケーションを組み立てられる
Sky株式会社企業のデジタルトランスフォーメーションを支援する企業として、パッケージ製品の開発・提供や受託開発などの事業を展開しています。
ローコード開発においては、プラットフォームの選定から計画立案、実際のシステム構築など、上流工程から開発・運用までトータルで依頼可能です。
会社名 | Sky株式会社 |
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設立年 | 1985年 |
従業員数 | 3,568名 (2023年7月1日現在) |
導入事例 | 要問い合わせ |
株式会社NTTデータイントラマート|国内企業を中心に9,500社以上の導入実績があるローコードプラットフォーム
- 株式会社NTTデータイントラマートのおすすめポイント
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- 9,500社以上の導入実績があるローコードプラットフォーム「intra-mart Accel Platform」を提供
- 70以上の即戦力となる業務アプリケーションで機能の拡張ができる
株式会社NTTデータイントラマートは、東京都港区に本社を置く、NTTデータグループのパッケージソフトウェアメーカーです。
Webシステム開発の市場をターゲットに、短納期かつ低コストで構築できるWebシステム構築基盤(フレームワーク)、およびカスタマイズ容易なローコード開発プラットフォームの開発・販売を主体とし、すでに9,500社を超える導入実績があります。
会社名 | 株式会社NTTデータイントラマート |
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設立年 | 2000年 |
従業員数 | 226人 |
導入事例 | 業務プロセスを「intra-mart」を活用した業務プロセスの開発※外部サイト((ヤフー株式会社) |
株式会社NTTデータビジネスシステムズ|複数のローコード製品を比較・検証する中で得たノウハウ
出典:ローコード開発|株式会社NTTデータビジネスシステムズ
- 株式会社NTTデータビジネスシステムズのおすすめポイント
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- イントラマートの他、OutSystemsなどのローコード開発ツールの導入支援をおこなう
- 複数のローコード製品を比較・検証する中で得たノウハウがある
株式会社NTTデータビジネスシステムズは、先ほど紹介したintra-mart Accel Platformの他に、OutSystemsなどのローコード開発ツールの導入支援をおこなう企業です。
複数のローコード製品を比較・検証する中で得たノウハウや、アジャイル開発のノウハウ活かし、ビジネス課題の解決に向けた提案をしてくれます。
これからローコード開発をはじめたいとお考えの企業や、ローコード開発を導入したけど思ったような成果が得られないという企業におすすめです。
会社名 | 株式会社NTTデータビジネスシステムズ |
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設立年 | 2011年 |
従業員数 | 1,248名 (2023年4月1日現在) |
導入事例 | 要問い合わせ |
株式会社マクニカ|ローコードプラットフォーム「Mendix」を提供
- 株式会社マクニカのおすすめ理由
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- 世界的に導入実績が豊富なローコードプラットフォーム「Mendix」を提供
- 企画などの上流工程や、業務システムとMendixとの統合支援なども依頼可能
株式会社マクニカは、エレクトロニクス・情報通信分野の専門商社です。製造業のDX推進を掲げ、ローコードプラットフォームの導入支援や、既存の業務システムとMendixとの統合支援などをおこなっています。
会社名 | 株式会社マクニカ |
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設立年 | 1972年 |
従業員数 | 4,187名(2023年3月31日現在) |
導入事例 | 要問い合わせ |
情報技術開発株式会社|複数のローコード開発ツールを活用した開発支援をおこなう
出典:情報技術開発株式会社
- 情報技術開発株式会社のおすすめ理由
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- 複数のローコード開発ツールを活用し、アプリ開発やシステム開発を支援
情報技術開発株式会社(TDI)は、東京都港区に本社をおく1968年に創業されたソフトウェア開発会社です。
ローコード開発基盤の「OutSystems」や「Microsoft Power Platform」を活用したローコード開発を支援しており、ソースコードを完全自動生成したアプリ開発やシステム開発を実現しています。
会社名 | 情報技術開発株式会社 |
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設立年 | 1968年 |
従業員数 | 1,846名 (2023年3月31日現在) |
導入事例 | OutSystemsを活用したアプリケーション開発※外部サイト(情報技術開発株式会社) |
キーウェアソリューションズ株式会社|複数のローコード開発ツールを活用した開発支援をおこなう
出典:製品・ソリューション|キーウェアソリューションズ株式会社
- キーウェアソリューションズ株式会社のおすすめ理由
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- 複数の製品を活用し、ローコード開発を支援
- ISO9001、ISO14001、ISO27001、ISO20000などの国際規格を取得
キーウェアソリューションズ株式会社は、東京都世田谷区に本社をおくシステム開発会社で、次のような製品を活用してローコード開発の支援をしています。
- NEC Software Robot Solution:プログラミング未経験でも、簡単に操作できるRPAツール
- Win Actor®:PC上で行う様々な操作を「ソフトウェア・ロボット」として作成・記録するツール
- ASTERIA Warp:国内No1のデータ連携ミドルウェア
- WebPerformer:マルチブラウザ対応の超高速開発/ローコード開発プラットフォーム
会社名 | キーウェアソリューションズ株式会社 |
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設立年 | 1965年 |
従業員数 | 1,262名(2023年3月31日現在・連結) |
導入事例 | ASTERIA Warpの導入※外部サイト(ラッシュジャパン合同会社様) |
ローコード開発の基礎知識
そもそもローコード開発とは?
ローコード開発とは、システムやアプリケーションの開発において、ソースコードをほとんど書かずに開発を行う手法です。
ローコード開発は、コードを書かずに開発するノーコード開発と比較してより柔軟性が高く、カスタマイズ性に優れています。また、IT人材不足や迅速なシステム開発の需要に対応するソリューションとして注目されており、DXを加速させる手段として期待されています。
注目される理由
出典:ITRがローコード/ノーコード開発市場規規模推移および予測を発表
近年はカスタマイズをしながら開発コストを抑えられるローコード開発や、bubbleやFlatterFlowといったノーコードツールを活用している開発企業が増えつつあります。ITR社の調査によると、ノーコード・ローコード開発の市場規模は年々上昇しており、2025年には1,000億円を突破する見込みです。
注目されている要因のひとつが、IT人材の不足です。経済産業省の発表によると、2030年には約79万人のIT人材が不足すると予測されています。ローコード開発はある程度のプログラミング知識で開発ができるため、DX推進のキーワードとしても今後ローコード開発がより注目を集めるとみられています。
参考:参考資料 (IT人材育成の状況等について)
ローコードとノーコードの違い
ローコード開発と似た手法としてノーコード開発があります。ノーコード開発は、コーディングが不要なため、プログラミング知識がなくとも開発可能です。ローコード開発もGUIベースで操作できるツールを使いながら開発を進めますが、その名の通り最低限のコーディングが必要なのが大きな違いです。
それぞれの特徴について簡潔にまとめました。
ノーコード | ローコード | |
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プログラミング知識 | なくても開発可能 | 基礎的な知識は必要 |
拡張性 | プラットフォーム側が用意したパーツを使用するため制限有 | コーディングを前提としているため、ノーコードより自由度が高い |
開発スピード | 複雑なアプリでなければスピーディに開発可能 | コーディングが必要な分、ノーコードよりは劣る傾向 |
ただし、上記はあくまでも一般的な特徴であり、要件によって変わるという前提に注意してください。
外部企業に依頼する場合、企業によってはその部分だけスクラッチ開発をおこなうなどハイブリッド型開発にも対応可能です。しかし、ローコードツールだけで開発するよりも開発スピードも遅くなり、コーディングが必要な分、人件費も高くなってしまいます。一概に「ローコードは安い・早い」というイメージだけを持たずに、拡張性の限界などデメリットも理解しておきましょう。
弊社LIGではローコード・ノーコードともに対応しており、いただいたご要望に応じて開発体制を構築しております。「具体的にどのように開発を進めていくのか聞いてみたい」など、疑問に思っていることはなんでもご相談ください。
ローコード開発のメリット
1. 開発期間とコストの削減
フルスクラッチ開発と呼ばれる一から開発する手法と比べて、ローコード開発では開発期間を50%以上短縮できるケースもあります。これにより、人件費や関連コストが大幅に削減され、短期間・低単価での開発を実現できます。
2. 品質の向上
プリセットされたコンポーネントやテンプレートを使用するため、基本的な品質が保証されます。また、手動コーディングによるヒューマンエラーを減らせるため、人為的なミスが発生しづらく、バグなどの品質低下が起きにくいこともメリットといえるでしょう。
3. ベンダーロックインを防げる
ローコード開発はある程度の開発知識は求められますが、一から開発するフルスクラッチ手法と比べて、自社で改修しやすいというメリットがあります。そのため、開発会社に依存してしまうベンダーロックインの状態を防ぐことができます。
ローコード開発のデメリット
1. 一定のプログラミング知識が必要
ローコード開発はまったくコードを書かないというわけではないため、完全にプログラミングスキルが不要というわけではなく、基本的な概念理解や場合によっては一部コーディングが必要です。
2. 開発の自由度が低い
ノーコード開発と比べるとカスタマイズ性が高いですが、一から開発するフルスクラッチ開発と比較すれば自由度は劣るでしょう。例えば、独自の複雑な処理や特殊な要求に対応しづらい場合があり、特定の業界向けの高度な計算ロジックや、独自のハードウェアとの連携など、カスタマイズが困難な場合があります。
3. 大規模・複雑なシステムには不向き
企業の基幹システムや複雑な業務ロジックを含むシステムの開発には適していない場合があります。金融機関の取引システムや、製造業の生産管理システムなど、高度な処理や大量のデータを扱う系統的なシステムの開発には向いていません。
以上のメリットとデメリットを十分に理解し、プロジェクトの性質や目的に応じて適切に判断することが重要です。
システム開発会社の選び方
どの会社を選べばいいのかわからないという方へ、ローコード開発を外部の会社に依頼するときのポイントを解説します。
ニーズや予算にあったシステム開発会社を選ぶ
これは大前提ですが、まずはニーズや予算にあったローコード開発会社を選ぶことが大切です。プラットフォームやツールの特性・できることを調査し、自社で開発しようとしているシステムが実現可能なのかを必ず確認してください。
主要な検討項目は、「利用用途」「必要な技術」「ユースケース」などです。ローコードツールで開発できる機能は、プラットフォームに大きく依存します。したがってビジネス目標やこれらの検討項目を踏まえ、自社に適した製品を絞っていくことが大切です。
また、システムの種類、開発したい規模、開発にかかる予算などを鑑みて、会社を選んでください。
導入実績・サポート体制を確認する
また、システム開発会社を選ぶ際には、実績やサポート体制なども考慮する必要があります。とくに自社の同業界やジャンルでの導入実績があるかどうかも確認してください。
実績のある会社は、多くの企業でシステム開発を支援してきた経験があり、ノウハウを持っています。そのため、システム開発を成功させられる可能性が高くなります。
サポート体制が充実している会社であれば、わからないことやトラブルが発生したときに、すぐに解決することができます。
見積もりは複数社にとる
システム開発会社を選ぶ際には、複数の会社に見積もりをとり、比較検討することが大切です。
依頼側からすると手間がかかってしまいますが、複数の会社を比較検討することで、自社のニーズに合った会社を見つけることができますし、費用が適正価格かどうかの判断軸もつきます。
たとえばですが、「一定金額・一定規模以上でないと受注しない」というシステム開発会社もあり、そのような会社は開発規模が基準を満たない場合、相場よりも見積もり金額を高く提示することがあります。
複数社に見積もりを依頼すれば、このような費用の過払いを防ぐことができるのです。
発注時に注意すべきポイント
システム開発会社からすると、開発範囲が不明確・納期がタイトなどはトラブルの元になるため、依頼を受けづらいこともあります。
依頼側からするとあまり開発工数がかからないようなローコード開発でも、実際の工数とは大きく異なることもあるため、納期には十分な余裕を持つことをおすすめします。
また、依頼側の業務知識がないことで、あとから必要機能が実装できないなどの問題が発生することもしばしばです。RFP(提案依頼書)を作成するなど、開発会社にシステム内容を明確に理解してもらうなどの工夫をおこないましょう。
もしRFP作成前の企画段階でお悩みの場合、開発会社によっては企画・設計など上流工程からサポート可能です。弊社LIGでも企画から開発、保守運用にいたるまで、ワンストップで支援しておりますので、お気軽にご相談ください。
さいごに
ここまで、ローコード・ノーコード開発におすすめのシステム開発会社をご紹介しました。気になる企業があれば、実際に問い合わせをして得意領域や実績などを確認してみてください。
プロジェクトの成功のために、まずは自社が開発したいものはどんなものか、どのような会社に依頼したいのかをもう一度確認してみてください。そして、候補に上がった開発会社をしっかりと比較検討し、自社にあった会社とシステム開発を進めてみてください。
数あるシステム開発。結局どこの会社に依頼すればいいの?と悩みも尽きないですよね。弊社LIGでは、多くのシステム開発・アプリ開発支援を行ってまいりました。そんな中で蓄積したノウハウや方法論をベースに、システム開発をおこなっています。
はじめての相談相手として弊社LIGはいかがでしょうか?
・ノーコード・ローコード開発に対応し、低単価・高品質開発を実現
・UI/UXに優れたシステム開発・アプリ開発に強み
・企画・戦略から保守・運用までまるごとご支援
貴社のご要望やコスト・機能面の具体的な話など、ビジネスの壁打ち相手としてぜひお気軽にご相談ください。