こんにちは、Webサイト制作のアカウントプランナーを担当している長谷川です。LIGでは日々、様々な企業様からオウンドメディア制作のご依頼をいただいています。
オウンドメディアを継続して運用していくためには、コンテンツの投稿や管理に便利なCMSの選び方が重要になります。とはいえ、CMSにはWordPressやはてなブログなど選択肢が多くあり、「オウンドメディアの運用に最適なCMSはどれ?」と迷われている企業様も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、同じような悩みを持たれているWeb担当者の方に向けて、オウンドメディアのCMSの選び方や、結局どのCMSがおすすめなのかといった点について解説します。
- この記事を読むと、以下の疑問が解決できます。
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- オウンドメディアのCMSはどれを選べばいいのか
- 結局どのCMSがおすすめなのか
目次
そもそもCMSとは
CMSとはContents Management System(コンテンツマネジメントシステム)の略で、管理画面を通して記事や画像を登録・更新できるシステムです。代表的なものにはWordPress、はてなブログMediaなどがあります。
CMSを導入すれば、専門的な知識がなくてもコンテンツを作成・公開できることに加え、複数人が権限を持った状態で組織的にオウンドメディアを運用できるなどのメリットがあります。
オウンドメディアは運用してこそ効果が期待できるものであり、今やCMSを導入していないオウンドメディアの方が少数派と考えていいでしょう。
オウンドメディアのCMSはどれがおすすめ?
結論:やはりWordPressがおすすめ
CMSと聞いて多くの方が頭に浮かぶのが、「WordPress」かと思います。この記事をご覧になっている方のなかには、WordPress以外の選択肢についても検討している人も多いかもしませんが、結論、特にこだわりがなければやはりWordPressがおすすめです。
WordPressがおすすめのCMSである理由
ランニングコストが安い
WordPressのメリットは、やはり費用面が大きいです。サーバーの構築費用などはかかるものの、WordPressの利用料金自体は無料です。そのため、運用コストをあまりかけられない企業でも安心して利用できます。
ナレッジやプラグインが多い
CMS市場の約64%がWorsPressであり、 利用者数が多いがゆえにナレッジも多く提供されています。プラグインも多く選択肢が豊富です。自主開発を不要とするプラグインを利用するメリットは大きいと思います。ただし、プラグインは将来のバージョンアップに対応されないなどのリスクもあるため、選定は慎重に行うべき点が難しいところです。LIGでもむやみに様々なんでも利用するのではなく、安定して利用ができるものに絞って導入を提案をしております。
SEO対策との相性が良い
オウンドメディアを運用していくには、SEO対策が必須です。WordPressはさまざまなSEO対策に対応したCMSであり、相性がいいとされています。
例えば、検索エンジンのクローラビリティを向上させるのに役立つカテゴリ設定や、コアウェブバイタルの改善につながる画像の遅延読み込みが標準で実装されていたり、さらにはリンク切れチェックやXMLサイトマップの自動作成といった、部分的なSEO対策に対応したプラグインも多く公開されています。
「WordPressは危険」?
一部のお客様からは「WordPressは危ないのでは?」という旨の相談を受けることがあります。たしかにWordPressにあまり詳しくない初心者の方にとっては一部危ないところもありますが、これは正しいアプローチで回避可能ですので、不安に思わないでください。
そもそもなぜ危険と言われているのかという話ですが、WordPressはデフォルトのインストール状態で設定されている管理者情報のIDやパスワードが推測されやすくなっています。このような状態であることを知らずに運用を続ける人が多くいたため、悪意のある人からいたずらされることが頻発しました。その結果、「WordPressは危ない」というイメージがついたと考えられます。
このような危険性については、管理者情報をデフォルトの状態から変更する、Basic認証をかける、さらにセキュリティを強化したい場合はIP制限をかけるといった対処をすることで回避可能です。
オウンドメディアの制作を外部に依頼するときは、このような対処ができるのかも確認することをおすすめします。
WordPress以外の選択肢
ここまでオウンドメディアのCMSにはWordPressがおすすめであると紹介しましたが、さまざまな理由でWorsPress以外の選択を考えている方もいらっしゃるかと思います。
ここからはLIGのお客様に提案しているWordPress以外の選択肢について紹介します。
microCMS
microCMSは、ヘッドレスCMSの1種です。ヘッドレスCMSとは、コンテンツ管理に特化したCMSで、Webに限らずさまざまなプラットフォームに対応できるといったメリットがあります。
複数あるヘッドレスCMSのなかでもmicroCMSをおすすめする理由は、日本製であることによるメリットが大きいからです。サポートが日本語で受けられることはもちろんですが、海外との文化の違いからくる不安や不満を抱きづらくなります。
一般的に海外製品の場合、不具合や障害があった際の利用料の減額などの措置はありますが、説明が十分かというと、(日本人の感覚からすると)情報の開示や、透明度が十分とは言えないケースもあるかと思います。契約でもそのようになっているので仕方ないのですが、万が一のときの不安を感じる方も多いです。
一方で、日本製であれば必ず何でもとは断定できませんが、海外製品よりは相対的に見て情報開示の透明度が高いように思います。このような文化的な違いも含めて長期的な運用が前提となるオウンドメディアにとっては、安心できるCMSと言えます。
また、WordPressのようなオープンソースのCMSの場合、バージョンアップにより前のプラグインとの互換性がなくなってしまい、サイトが動かなくなってしまう可能性も0ではありません。この様な事態が発生する可能性を考慮すると、microCMSのような有償のソフトウェアの導入もメリットがあると言えます。
microCMS✕期待を超える提案力で、使いやすさが劇的に向上!「ELNET」サイトリニューアル秘話 国産ヘッドレスCMS「microCMS」を使ってみた感想
HubSpot
- インバウンドマーケティングをやっていきたい
- 顧客管理をしていくツール導入への投資意欲や計画がある
- 現在はCRMツールを入れていない
上記に当てはまる企業なら、Wordpressに限らず、HubSpotのようにCMS機能も兼ね備えたCRMツールの導入を検討してもよいかもしれません。
- CRMツールとは
- CRMはCustomer Relationship Managementの略で、顧客との関係性を管理するツールのことをいいます。顧客の個人情報やアンケート結果などの情報を一元管理することができるので、部署間での情報共有がスムーズになります。
例えば、「顧客管理のデータが分散している」「システムが別々になっていることにより仕事が進まない」といった課題感が見えているお客様は、HubSpotでオウンドメディアやコンテンツを制作すれば、得られたリード情報を他のマーケティングに応用させるといった使い方ができるようになります。
なお、LIGはHubSpotの販売代理店なので導入からオウンドメディアの制作まで一貫してサポートが可能です。
さいごに
オウンドメディアにおすすめのCMSについて紹介しました。
CMSを選ぶならやはりWordPressをおすすめしますが、お悩みに応じてmicroCMSや、CRMツールを活用したオウンドメディアも検討してみるのもいいでしょう。
LIGでは企業様のお悩みに応じて、CMS選定からオウンドメディアの制作までを行います。また、この記事で紹介したようなお悩みの他にも、ドメインの選び方、セキュリティ強化など、オウンドメディア制作におけるお悩み全般のご相談にのりますので、ぜひ以下ページよりお気軽にお問い合わせください。
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