microCMS✕期待を超える提案力で、使いやすさが劇的に向上!「ELNET」サイトリニューアル秘話

microCMS✕期待を超える提案力で、使いやすさが劇的に向上!「ELNET」サイトリニューアル秘話

Yuka Inaba

Yuka Inaba

こんにちは、Webディレクターの因幡です。

LIGは2022年にELNET様のコーポレートサイトの全面リニューアルをお手伝いしました。

ELNET社(株式会社エレクトロニック・ライブラリー)のご紹介
ELNET社https://www.elnet.co.jp/

新聞約100紙、雑誌約30誌、WEBニュース約1,500サイトの膨大な記事情報の中から、必要な記事だけを探し集めて朝一番に配信するクリッピングサービスを提供。紙面イメージそのまま、著作権許諾済みで提供しますので、安心して利用できます。

今回は事例取材として、制作パートナーとしてLIGを選んだきっかけや、制作過程のエピソード、サイトの推しポイントなどをデザイナーの宮下とともにクライアントにお聞きしました。

サイト制作をご検討中のみなさま、ぜひご覧ください。

竹内香織様 ELNET 経営企画部 企画課長
竹内 香織様

1998年入社。カスタマーサポートやマーケティング業務に従事したのち、2021年より経営企画部企画課長として中期経営計画推進会議の推進役を務めている。2019年より、社団法人日本パブリックリレーションズ協会の企業部会幹事。

倉島洋介様 経営企画部 企画課 主任
倉島 洋介様

2006年入社。コンテンツ制作、営業、カスタマーサポート、システム開発に従事したのち、2021年より経営企画部企画課にて、中期経営計画の運用を軸に、コーポレートサイト・社内ポータルの運用管理、人事採用計画、社員研修制度、自社の売上分析などを担当。

サイトリニューアルを通じて、ELNETサービスの強みを訴えたかった

因幡:まずは、サイトリニューアルに至った経緯を教えてください。

竹内:前回のサイトリニューアルから数年以上が経過していたこと。そして、当社の中期経営計画「EL Rebornプロジェクト」で「企業活動になくてはならない情報インフラとなるというビジョンのもと、事業の強みを活かしつつ、新しいことに積極的にチャレンジする」という目標を掲げたこと。2つのきっかけが重なって、企業の“顔”であるコーポレートサイトを刷新しようという機運になりました。

因幡:Web制作会社は他にも膨大にある中で、LIGを選んだ理由は何でしたか?

倉島:まずはきちんとした経営基盤がある、企業与信の高い企業にお願いしようと考えていました。また、安く作ろうと思えば他にも選択肢はあったのですが、私たちは表に見えるところだけでなく、HTMLの記述など裏側の見えないところもきちんと作りたいという思いがありました。

最終的に4〜5社にお話を聞いたのですが、圧倒的に提案に説得力があったのがLIGさんでした

因幡:ありがとうございます。具体的にどんな提案に説得力を感じたのか、詳しくお聞きしてもいいですか?

倉島:印象的だった提案が2つあります。1つは、全ページにmicroCMSを実装するという提案。他の会社さんからは部分的なCMSの実装を提案されることが多かったのですが、LIGさんはもう一歩踏み込んだお話をしてくださいました。

もう1つは、コンテンツマーケティング。ELNETのサービスの特徴である「著作権」を遵守していることについて啓発するページを作ってみては? と提案いただきました。この提案を聞いて、LIGさんにお願いすれば新しいことに挑戦ができるかもしれない! と思いました。

竹内:当社のコアコンピタンスは、著作権許諾済みの新聞情報を提供していること。これは他社との差別化ポイントという意味合いで、当社も強く意識していた部分でした。LIGさんは初回提案の段階で「著作権コンテンツを拡充しよう」と提案してくださり、ELNETのサービスを理解していただいていると感じました。

倉島:クライアント側に「ここが課題です」なんて言いづらかったと思うのですが、かなりズバッとおっしゃっていただきましたね(笑)。それが結果としてはすごくありがたかったなと。耳の痛い話でも、よりよいものができるのであれば、どんなことでも遠慮なく話して頂きたいと思っていたので。

仕様が固まった後も改良を重ね、完成度の高い仕上がりに

因幡:ではここからは、サイト制作をスタートしてからのことを聞かせてください。印象に残っていることはありますか?

倉島:最初は要件定義に長い時間を要し、正直少し不安になったのですが、逆にそこで細かく調整いただいたことでその後の工程がスムーズに進みましたね。サイトリリースの納期も厳守いただいて助かりました。

竹内:他の制作会社では「最初に要件定義で決めたことは変更しない」というケースも多いと思うのですが、LIGさんは柔軟に改良を続けていたのが印象的でした。私たちが気づいていなかった改善点も指摘してくださり、ギリギリまで調整を重ねた結果、納得できるサイトになりました。

因幡:要件定義をした後に「やっぱりこうしたほうがよかった」と思うことはよくあるものなんですよね。そのときに変更しないまま、十分納得できないまま進めてしまうのは、制作側としても後悔が残ることがあるんです。先々のことも考慮しながら、あまり工数がかからない軌道修正なら行うべきだと過去の経験からも学んでいたので、今回の制作でも意識していました。

倉島:なかでも「各サービスの申込書のページを変更しよう」と提案いただいたことは印象に残っています。これまではデータの羅列に留まっていたのが、各サービスに紐づく契約書・申込書が出るような仕様にしていただきました。元々要件には入っていなかったのですが、変更いただいたことでユーザビリティがとてもよくなったと思います。

サイトパフォーマンス診断では、全指標ハイスコアをマーク

因幡

因幡:サイトリニューアルによって、どんな成果が得られましたか?

倉島:Googleが提供する「Lighthouse」というツールでサイトパフォーマンスを診断したのですが、パフォーマンス・アクセシビリティ・ベストプラクティス・SEOの全指標で想定以上のハイスコアを出すことができました。サイトの質の高さを数字で証明でき、それを社内にも周知できたのでよかったですね。

因幡:高い指数が出せたのは、microCMSを採用いただいたことが大きな要因の一つなんです。比較的新しく、かつ当社も得意としている技術なので、導入を決めていただけて幸いでした。

倉島:また定性的な部分で言うと、やはり運用の利便性が向上したこと。CMSを全体的に実装したことで、これまでより簡単にサイトページを更新できるようになりました。あとはサイトローンチ後も、制作に引き続きサイト構築時のご担当である因幡さんが相談に乗ってくださるのがありがたいです。ローンチ後は別の担当者に変わってしまう会社さんも多いなか、とても心強いなと感じますね。

竹内:トップページにサービスの情報提供社である新聞社・通信社のロゴマークを表示できたことも、大きな成果でした。

ロゴマークの使用は厳格な新聞社・通信社様が多いのですが、お願いした社すべてで快諾いただけました。ご提案いただけて本当によかったです。

因幡:そう言っていただけてなによりです!

新コーポレートサイトの「推しポイント」はここ!

因幡:では、完成したサイトの「推しポイント」をぜひ教えてください。

竹内:一番は、トップページのファーストビューです。「クリッピング記事を、朝一番に共有するサービス」という図案化しづらい概念をどうビジュアル化するか、何度も議論を重ねましたよね。

「コントラストをもう少し薄くしたい」「もう少しカラフルに……」など相当わがままを言ったと思うのですが、結果的に過去にトライしたことのない表現に仕上がってとても嬉しいです!

因幡:絵で説明したほうがいい部分と、言葉で伝えたほうがいい部分の切り分けなど、デザイナーを含めて何度も話し合いましたね。かなりギリギリまで修正を重ねたのはよい思い出です(笑)。結果的に納得いただけるものになって、私もとても嬉しいです。

倉島:私もトップページには大変満足しています! かなり工数をかけた分、見込み顧客・当社どちらにとってもよい出来栄えになったなと思います。

因幡:デザイナーの宮下さんは、工夫したポイントや印象に残っている箇所はありますか?

宮下:話し合いを重ねながら作った箇所でいうと、各サービスの紹介ページも記憶に残っています。LPページのような形式で作っていったのですが、サービスの詳細を説明しようとするとどうしても言葉に頼らざるを得なくなってしまい、どの表現方法がベストか熟考しました。

最終的には、イラストをご提案。下書きの段階から細かくご相談させていただきました。時間をかけてこだわることができたポイントでしたね。

倉島:グローバルナビゲーションもかなりこだわっていただきました。従来のサイトは、管理している私でさえどこに何のページがあるか把握しきれない状態だったんです。今回メガメニューを搭載し、クリアな導線になりましたね。今後サイトデータを増やしていく予定なので、そのことも踏まえて設計していただきました。

成功の鍵は、完成イメージの具現化とコミュニケーション

因幡:仕上がりを高く評価いただけて嬉しく思います。サイトリニューアルを成功に導いた要因は何だと思いますか?

倉島:まずは「私たちがやりたいことを明確にすること」がすごく重要だと思います。逆にイメージを固めすぎて因幡さんには負担をかけたかもしれないですが……(笑)。

因幡:いえいえ、逆に固めていただいたのがよいサイトを作れた理由だと思います。何をやりたいのか、どこが気になるのか遠慮なくおっしゃっていただけたことで、当社も迷いなく制作を進められました。

竹内:コミュニケーションが非常に大切だなと感じましたね。他のクライアントさんは1時間未満で会議が終わることも多いだろうと思うのですが、我々は何度も引き止めて相談しました。長い時間を要して申し訳ないなと思ったのですが、LIGさんは真摯に対応してくれたんですよね。そのお陰で、不安なくローンチの日を迎えられました。

さいごに

▲ELNET社エントランス

LIGでは、ELNET様のようなコーポレートサイトのリニューアルの他、数々のサイト制作・サイトリニューアルをお手伝いしています。

豊富な実績とノウハウを持つLIGだからこそ、大規模なプロジェクトも多数お任せいただいております。また単にサイトを制作するのではなく、企業が抱える課題の解決にも寄与しますので、興味をお持ちの方はぜひご相談ください!
 

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Yuka Inaba
Yuka Inaba DX / Operations / Technical Director / 因幡 祐香

Webディレクター歴12年。システム開発を伴うプロジェクトの要件定義やディレクション、長期にわたる安定運用と事業展開を想定した情報管理や体制構築を得意とする。Webディレクター・PM向けのセミナーも実施するなど、メンバー教育にも力を入れている。

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