未経験からWebデザイナーへの転職を叶える、もしくはWebデザイナーとしてのキャリアを積み上げていくには、「転職エージェントなどプロのサポートを受ける」という選択肢もあります。ただし、サポートを受ける際には、自分の目指す方向性に合ったエージェントを選ぶことが重要です!
今回は、転職エージェント「ReNew by LIG AGENT」でクリエイターのキャリアサポートを担当している私が、Webデザイナーの転職に特化したエージェントを7社ご紹介します。
エージェント選びのコツや転職活動に役立つポイントもお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
最終更新日:2024年11月11日(転職成功事例を追記しました)
Webデザイナー転職におすすめのエージェント
ReNew by LIG AGENT
数々のデザインアワードを受賞、有名企業の制作実績が多数あるWeb制作会社LIGが運営している求人媒体・エージェントです。
デザイナーの目線を持ったメンターから書類やポートフォリオのフィードバックを受けることができるのが強みです。求人応募の際に必ずメンターと面談を行うため、転職準備の精度を上げてから応募に進むことができます。
- ポイント
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- Web制作会社にしかわからないような業界のリアル、具体的な仕事内容やデザイナー事情などを聞くことができる
- Web制作会社独自のコネクションで非公開の求人へ応募することができる
ReNewで転職成功した方の声
スクールでWebデザインを学び、人生で初めての転職活動。スキルや経験も求められる職種のため、一人で転職活動を進めることが不安でエージェントサービスを利用することにしました。ReNewを選んだのは、Web制作会社であるLIGが運営しているエージェントだからというのが一番の理由です。
業界研究をする中でLIG社の知名度の高さも理解していましたし、業界からの信頼で求人もたくさんあると思っていました。専門的なアドバイスとしてポートフォリオの添削もしていただけたのが嬉しかったですね。最初に紹介いただいた一つ目の求人から「まさにっ!」って思いましたし、選考中のフォローや応援のメッセージもたくさんいただけたので、頑張りたいと思いましたね。
(未経験からWebディレクターに転職:日髙さん)
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ウェブスタッフ
あなたの”強み”をとことん見つけるIT・Web好きの転職エージェントがキャッチコピーのWeb業界特化型エージェント。
未経験転職実績が豊富で、ノウハウを惜しみなく還元してくれるため、デザイナー転職の際に登録をおすすめしたくなるエージェントの1社です。
余談ですが上記Webサイトが、キャリアアカウンセラーの方と転職を決めた求職者の方の顔が見えるメインヴィジュアルになっており、サイトに訪れる求職者の方の不安を払拭するようなデザインになっていて素敵ですね。
マスメディアン
ここだけの求人。ここだけの未来。がキャッチコピーの業界特化型エージェント。
マーケティング・クリエイティブ関連の専門誌を発行する「宣伝会議」のグループ会社として、宣伝会議の人脈や情報ネットワークを駆使して求人の紹介とサポートをしてくれます。
業界の中でもとくに、マーケティング・クリエイティブ職種に特化した転職エージェントといえるでしょう。
CREATIVE JOB
https://www.creativevillage.ne.jp/jobsearch/
CREAT YOUR FUTURE.がキャッチコピーのCREATIVE JOB powed by CREATIVE VILLAGEを運営する業界特化型エージェント。
1990年の設立以来、世界へと広がった映像やゲーム、医療、法曹、ITなど18分野・39万人を超えるネットワークを持つプロフェッショナル・エージェンシーのパイオニアであるC&Rグループ。Web・ゲーム・広告・映像といったより専門性の高いクリエイティブ職の求人が多いエージェントです。
ユウクリ
Creator1st クリエイターが社会を元気にするをキャッチコピーにする業界特化型エージェント。
「派遣」「転職」「フリーランス」支援サービスでライフステージに応じた働き方を提案してくれるエージェントです。派遣求人も紹介してくれるのが特徴で、柔軟に段階的に仕事選びをしたい方にはおすすめです。
リクルートエージェント
業界特化型のエージェントではないですが、某俳優コンビがテレビCMをしていたり圧倒的求人数と知名度の総合型エージェント。
求人数が多いため「自らの意思で選択する」という気持ちが重要ですが、サイトも見やすく、気になる情報もまとめてあるのがありがたいです。総合型エージェントの中でもとくに求人数が多いため、迷ったときにはまず登録してみるのがおすすめです。
レバテックキャリア
https://levtech-career.jp/service-lp/c/
人生に、まだ見ぬ選択肢を。がキャッチコピーのIT・Web業界特化型のエージェント。
デザイナー求人だけでなくエンジニア求人豊富であることが特徴です。正社員としての転職だけでなく、フリーランスにも特化している企業のため、転職だけでなくフリーランスとしての働き方も視野に入れている人にはおすすめです。
Webデザイナー転職でエージェントを選ぶコツ
たくさんある転職エージェントのなかから自分に合ったエージェントを探すにはどうしたらよいのでしょうか。Webデザイナーが転職エージェントを探す際のコツをご紹介します。
クリエイティブ職に特化したエージェントを利用する
総合型のエージェントでは幅広い職種の求人を取り扱っているため、デザイナー職の求人は他の職種に比べて少ない傾向にあります。
対して、クリエイティブ職種に特化したエージェントは、業界の詳細な情報や特有の求人を多く取り扱っているため、Webデザイナー職を探す方にはより適しているといえます。
専門的なサポートや質の高い求人を求めるのであれば、特化型のエージェントがおすすめです。
複数社登録してみて自分に合うアドバイザーを見つける
エージェントは1社だけでなく、複数社登録することをおすすめしています。
本記事で紹介しているエージェントはデザイナー求人数が担保されていて、業界に理解のあるエージェントですので4〜5社ほど登録してみましょう。
メンターと面談をした際に「自分(求職者)ファーストで考えてくれる」「きちんと要望を聞いたうえで、プロの目線で提案やアドバイスをしてくれる」など、質・相性の良いメンターがいるエージェントを利用するようにしましょう。
Webデザイナー転職で自分にあった求人を見分けるコツ
制作物を確認する
求人を出している企業のコーポレートサイトやWorksは必ずチェックしましょう。どんな取引実績があるのか、制作物のクオリティはどうかなど、今後自分が築いていきたい実績と合致しているかどうかを把握しておく必要があります。
募集要項を詳細にチェックし、必要があれば情報開示を求める
給与や勤務時間はもちろんのこと、どんな事業展開をしているのか、どんな人がどんな働き方をしているのか、最近だとリモートワークの有無や教育体制まで細かくチェックしましょう。
「自分が働くとしたらどうか」という具体的なイメージが持てるかどうかが大切です。持てない場合は、エージェントに事前に聞いたり情報開示を求めることも必要です。
人それぞれではありますが、「この転職は人生最後の転職である」と考えている方は決して多くないと思います。成長できる環境があるかなど、3〜5年後をイメージして会社選びをすると良いでしょう。
意外に見落としがちなのが具体的な仕事内容です。Webデザイナーで検索していても「※プロジェクトによる」と記載があったり、未経験者の方がデザインとはまったく関係のない営業職や事務職にアサインされることがあります。最短でデザイナーになりたいはずなのに実際に配属されたのがコールセンターだった、という世にも怖い話もございます……。
自己分析をして転職の軸や優先順位を明確にする
企業・求人はたくさんあります。闇雲に応募したり、案内される求人を受け身で待つのではなく、自分に合った企業・求人を「選ぶ」ことができる状態が理想だと思います。
メンターが自分の強みやキャリアプランを引き出してくれることもありますが、重要視するポイント、ここだけは外せない条件、3〜5年後にどうなっていたのかなど、自分のことを自分が一番わかっている状態で応募するようにしましょう。
未経験からWebデザイナー転職を成功させる方法
重要なことは3つです。
- 基礎、ツールの使い方をマスターする
- デザインの考え方を理解・実践できる
- ポートフォリオを充実させる
1つ目は「基礎、ツールの使い方をマスターする」です。前提ですが、まったくの未経験でIllustratorやPhotoshopなどツールも使えない……という状態だと転職は難しいといえます。Webデザインスクールなどで、基礎を学ぶところから始めましょう。
2つ目は「デザインの考え方を理解・実践できる」ことです。現場で求められるのは「おしゃれであること」「かっこいいデザインが作れること」ではありません。クライアントの目的が何なのか、何のためにデザインするのか、最近だと「UI/UXデザイン」と呼ばれる画面の先にいるユーザーの行動を引き起こすことがデザイナーには求められています。
3つ目は「ポートフォリオ(作品をまとめたもの)を充実させる」ことです。スポーツでも何でも一緒ですが、何をどのくらいできる人なのかは、実際の成果物を見ないと判断できません。未経験だからこそ、これまでどんなことを積み上げてきたのかを表すポートフォリオを充実させることが重要なのです。
関連:未経験からWebデザイナーって本当になれるの?Web制作会社がリアルな目線で徹底解説します
未経験からWebデザイナーへの転職成功事例
事務職からWebデザイナーに転職(20代女性)
色々なサイトを4つぐらい登録し、実際に応募したのは15社くらいだったと思います。そこから面接に繋がったのが5社くらいで、第一志望の現職から内定をいただきました。転職活動の期間も1ヶ月未満だったと思います。
自分が理想としていた働き方で、給与も前より上がりましたし、色々条件も良い会社が見つかりました。
(デジLIG卒業生 髙橋さん)
▼インタビュー全文はこちら 自由な働き方がしたかった!仕事と両立しながらWebデザイナー転職を実現した方法は?
飲食業から未経験でWebデザイナーに転職(30代女性)
転職活動は1ヶ月強(約6週間)の時間がかかりました。応募した会社の数は46社で、そこから面接に進んだのが6社。内定をいただけたのが1社です。
エージェントさんの書類添削や模擬面接は本当にやっていただいて良かったです。
色々な企業さんがいらっしゃるので、とにかく能動的によく調べてミスマッチを防ぐことが大切だなと感じました。あと、自分が今まで積み重ねてきたこともアピールの仕方によっては大きくプラスになると感じたので、過去のキャリアもこれから先の挑戦にどう活かせるかを考えてアピールすると良いと思います!
(デジLIG卒業生 土田さん)
▼インタビュー全文はこちら 30代飲食業から未経験でWebデザイナーに転職!キャリアチェンジした秘訣は「限界を決めないこと」
未経験からチャレンジしてデザイナーへの転職を成功させている方世の中にたくさんいらっしゃいます。
どの方にも共通しているのは、基礎だけでなく「デザインの考え方」を理解していること、それをポートフォリオ(作品)を通して企業に伝えられていることです。
デザインの上達には、実践(アウトプット)とプロによるフィードバックを受けブラッシュアップ、を繰り返すほかありません。「やり方を知っている」だけではなく「できる」状態にしていかなければならないのです。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。本記事が、Webデザイナーへの一歩を踏み出すきっかけになっていれば嬉しく思います。
現在、現役でデザイナーをしている方も、全員がゼロから努力してデザイナーになっています。デザイナーの求人は常に存在しており、業界全体としては人手不足の状態が続いています。
なにから手をつけたら良いかわからないという人も、エージェントに登録してみて一度面談してもらうことをおすすめします。自身のキャリアを考える良いきっかけになりますし、キャリアアドバイザーは親身になって相談に乗ってくれるでしょう。
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