UI/UXデザイナーがなくなるといわれる理由や将来性をプロが解説

UI/UXデザイナーがなくなるといわれる理由や将来性をプロが解説

くぼ

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こんにちは。Webデザインスクール「デジLIG」でクリエイターを目指す受講生のメンターや転職サポートを行っている久保です。

デザイナーのなかでも高度なスキル・考え方が求められるUI/UXデザイナーという職業について、「今後なくなる?」と噂されている背景とその真意についてまとめてみました。

本記事では、スクール運営を通してさまざまな企業とも関わっているプロの目線で、UI/UXデザイナーの仕事が本当になくなるのか解説していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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UI/UXデザイナーがなくなるといわれる理由

最近、「UI/UXデザイナーは将来なくなってしまう」ということがいわれています。

はじめに断言しておきますと、答えは「NO」です。

ではなぜ高度なスキル・考え方が求められるUI/UXデザイナーという職業がなくなるといわれているのでしょうか。理由は大きく2つあります。

AI技術の発展

理由の一つ目はAIなど革新的な技術進歩により「自動で簡易的にデザインが作られるようになる=人の考えたデザインが必要なくなる」という思考が働いているのだと考えられます。

「今後多くの職業がAIに奪われる」とはよくいわれていますが、果たしてUI/UXデザイナーもその中の一つといえるのでしょうか?

たしかにAIに依頼すれば、素人であっても自動で一般的なレイアウトデザインのサイトが作れるかもしれません。世の中に多く存在するデザインを学習したAIが簡単にデザインを用意してくれる時代は、すでに来ているといってよいでしょう。

しかし実際にサイトを使うのは、AIではなく紛れもなく「人」です。本当に困っている人の課題に対して、もっともクリティカルなデザインを生み出すことは人にしかできないことだと思います。

クライアントやユーザーとコミュニケーションを重ね、深く知り、共感し、ともに悩み、伴走した結果、ユーザーが満足する操作性やインターフェースを提供し、ユーザーごとの課題を解決する魅力的な体験を設計することができるのです。これがUI/UXデザインの本質であり、AIだけでは達成できないことのはずです。

💡 2025年現在のAIデザインツール

実際に、2025年現在では以下のようなAIツールがデザイン業務で活用されています。

  • ChatGPT・Claude:アイデア出し、ユーザーインタビューの分析、ペルソナ作成の補助
  • Figma AI:デザインの自動生成、レイアウト提案
  • Midjourney・DALL-E:画像生成、ビジュアルイメージの作成
  • Relume:サイトマップ・ワイヤーフレームの自動生成

これらのツールは確かに便利ですが、「誰のために、何を解決するのか」という本質的な課題設定や、ユーザーの感情に寄り添ったデザイン判断は、依然として人間にしかできません。

AIは作業を効率化するパートナーであり、UI/UXデザイナーの仕事を奪うものではないのです。

UI/UXデザインの概念が一般的になった

Webサイトやアプリは、スマホとSNSの普及でとても身近な存在になりました。使いやすさやレイアウト・ニーズにマッチした体験の設計が、当たり前に求められる時代になっていると感じます。

昔のように「とりあえずサイトを作る」や「サイトを作ること自体が目的」という時代ではなくなり、デザイナーにとってUI/UXの観点は標準的に求められるようになっています。UI/UX専門を名乗るデザイナーは徐々に減っており、多くのデザイナーが幅広いデザイン業務を担うなかでUI/UX領域との境目がわからなくなっているケースは実際にあります。

UI/UXデザイナーという職種が「なくなる」というより、「一般化した」ことにより、UI/UXデザインの本質や重要性が形骸化してしまっていることが問題ではないかと感じます。

UI/UXデザイナーの将来性

「わかる」と「できる」に大きな差があるように、専門的なUI/UXデザインの知識・スキルを持ち、実利の伴うUI/UXデザインを設計ができるデザイナーは確実に他との差別化ができます。UI/UXデザインのスキルが廃れる、必要とされなくなることは絶対にないといえるでしょう。

人間中心デザインの重要性が加速していくなかで、UI/UXデザイナーの本質といえる「リサーチ力」「課題解決力」「コミュニケーション力」「推進力」を持つ人材が活躍できるフィールドは今後も広がっていくと確信しています。

AIは敵ではなく味方。勝手の利く後輩と思おう

AIによって単純作業が自動化され、徐々に日常に浸透してきています。これは危機ではなく転機といえるでしょう。

これまで多くの工数がかかっていた間接業務やリサーチ業務は効率化され、これからのデザイナーは高度なスキルが求められるモーショングラフィックスやアニメーションといった新たな領域とデザインをコラボさせることで、新しい価値を生み出すことができるかもしれません。

これからの時代、AIを敵だと見なして目を逸らしている人と、AIを積極的に活用している人では生産性に大きな差が生まれ、大きな機会損失を招く可能性があります。

AIを活用することで、クリエイティブな仕事にもっと時間を割くことができ、より革新的なデザインを生み出すチャンスが広がります。ぜひ、AIを味方にして、新たな可能性を探求してみてください。

求人数と給料事情

UI/UXデザイナーの「求人数は伸びている」「平均年収は他職種と比べて高い」傾向にあります。

UIデザイナー求人数の推移

UIデザイナー求人数の推移出典:求人ボックス

UXデザイナー求人数の推移

UXデザイナー求人数の推移出典:求人ボックス

求人数は長期的に見ると、UIデザイナーUXデザイナーともに115%〜120%で増加していることがわかります。

UIデザイナーの平均年収は約600万円

出典:求人ボックス

日本の平均年収が414万円ですので、かなり高い水準にあります。

UXデザイナーの平均年収は約650万円

出典:求人ボックス

UXデザイナーの平均年収は649万円と、より高水準になります。

UI/UXデザイナーの仕事内容と年収について、詳しくは以下記事でまとめていますのでチェックしてみてください。
UI/UXデザイナーの仕事とは?年収や必要なスキルを紹介します!

UI/UXデザイナーになるにはどうしたらよいか?

UI/UXデザイナーの仕事は「世の中のプロダクト・サービスを心地良く利用できるようにする、またそれを設計からデザインする」ことです。私たちの生活の質を上げることに繋がるとてもやりがいのあることであり、社会的意義の大きい仕事だと思っています。

これまでの内容で、UI/UXデザイナーへより興味を持たれた方もいらっしゃるかもしれません。ここからは、UI/UXデザイナーになる方法についてのお話をしていきます。

まず、デザインの基礎をしっかりと学ぶことが必須です。具体的には、色彩理論、タイポグラフィ、レイアウト、デザインツール(Adobe XD、Sketch、Figmaなど)の使い方をマスターすることが重要です。

また、プロダクトやサービスを実際に使ってくれるユーザーのことを考え、独りよがりのデザインにならないことが求められます。自分ではなく相手が、「良い」「欲しい」「自然と使いたくなる」「使ってしまう」と感じるデザインを生み出すことが、UI/UXデザイナーにとって大切です。

以下UI/UXデザイナーになるためのステップをまとめました。

  1. デザインの基礎を学ぶ
  2. FigmaやXDなどのツールの習得
  3. ユーザーリサーチスキルを身につける
  4. プロジェクトを経験し実績を積む
  5. 実績をポートフォリオにまとめる
  6. 継続的なインプット

こちらのブログ記事で未経験からUI/UXデザイナーになるための方法をまとめてありますので、気になる方はぜひご一読ください。
UI・UXデザイナーになるには?必要なスキル・目指し方を紹介

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UI/UXデザイナーに関するよくある質問

WebデザイナーとUI/UXデザイナーの違いは?

Webデザイナーは、主にWebサイトの見た目(ビジュアルデザイン)を作る仕事です。一方、UI/UXデザイナーは、ユーザーの体験全体を設計します。

具体的には、ユーザーリサーチ、情報設計、ワイヤーフレーム作成、プロトタイピング、ユーザビリティテストなど、より幅広い業務を担当します。Webデザイナーが「見た目の美しさ」を重視するのに対し、UI/UXデザイナーは「使いやすさ・体験の質」を重視する点が大きな違いです。

AIで代替できないUI/UXデザイナーのスキルは?

AIでは代替できない、UI/UXデザイナーならではのスキルは以下の通りです。

  • ユーザーへの共感力:インタビューや観察を通じて、ユーザーの本質的な課題を発見する
  • 課題設定力:「何を解決すべきか」を定義する戦略的思考
  • コミュニケーション力:クライアントやチームメンバーと協働してプロジェクトを推進する
  • デザイン判断力:データと感性を組み合わせた最適なデザイン判断

これらの「人間らしいスキル」こそが、AI時代のUI/UXデザイナーに求められる本質的な価値です。

UI/UXデザイナーに資格は必要ですか?

UI/UXデザイナーに必須の資格はありません。実務では、資格よりも実際のスキルとポートフォリオが重視されます。

ただし、以下のような資格や認定は、体系的に学ぶ過程で役立つ場合があります。

  • 人間中心設計専門家認定:HCD-Net(人間中心設計推進機構)が認定
  • ウェブデザイン技能検定:国家資格として認知度が高い
  • Google UX Design Certificate:Googleが提供するオンライン認定プログラム

資格取得よりも、実際にサービスをデザインし、ユーザーテストを行い、改善を繰り返す実践経験が最も重要です。

▼UI/UXデザイナーにおすすめの資格について、より詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください!

まとめ

ここまで記事を読んでいただきありがとうございました! UI/UXデザイナーがなくなる職業ではないことがわかり、UI/UXデザイナーを目指すきっかけになっていたら大変嬉しく思います。

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くぼ Digital Education / Education,HR / Career Designer / 久保 貴史

クリエイター特化型人材サービスやWebクリエイタースクールにてキャリアデザイナーを務める。人材業界での経験を活かし、クリエイティブ人材の育成と支援に注力。1992年広島県出身。山口大学経済学部卒業後、地方銀行を経て人材業界に転身。営業とキャリアアドバイザーとして人事課題の解決に携わる。2022年LIGに入社。

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