こんにちは! デジLIGの運営担当の天(@10TEN10TAN10)です。
- デジLIG(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)とは
- 株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をしてはじめたクリエイター養成スクールのこと。Webデザイナーや動画クリエイターを目指す方向けのカリキュラムを展開している。現在、上野・池袋・大宮・北千住・川崎・町田にて受講生を募集中!
デジLIGにて実施、私も参加した「カメラブートキャンプ講座」の2日に渡る授業内容のレポートをお届けします!
カメラブートキャンプ講座とは?
この講座は、元LIGデザイナーのおまめさんがLIGの社内向けに実施していた講座を、社外に展開したものです。社内で開催した際はその名の通りの超スパルタな研修でした(以下ブログ参照)。LIGブログなどで撮影機会の多い社員が対象で、撮影の基礎から実践まで伝授してもらった結果、全員が無事スキルを身につけることができました。
社内に撮影できる人を増やしたいなら!2ヶ月で身につく8つのスパルタメニュー
講師には、元LIGのデザイナーでフォトグラファーとしても活動するおまめさん(@omame_creator)をお迎えし、2日間で「結果にコミット」する短期講座として今年の4月、9月に実施しました。
Webデザイナーや編集者など、カメラマンではないけれど一眼レフカメラで写真を撮る機会がある方向けの講座で、1日目にはカメラに関する座学、2日目には実際にフィードバックをもらい、ポイントを押さえて最短で撮る力を身につけるという内容です。
授業はカメラがある前提で進みますが、機材を持っていない方でもご参加は可能で、「これから始めたい」という方にも十分参考にしていただける内容です!
今日はこのカメラ講座をレポートします!
講師紹介
元LIG デザイナー・フォトグラファー おまめ新卒でアパレルメーカーの営業職を経験後、フリーランスフォトグラファーとして活動。ウエディング・広告・ファッション・MVなどの映像制作まで幅広く撮影し、色々あって上京し、株式会社LIGにてデザイナーとして入社。自社クリエイティブの撮影も合わせてい、社内向けのカメラ講座を立ち上げ全社のカメラスキル向上に尽力。 |
おまめさんの作例はこちら
授業レポート
DAY1
- 授業内容
- カメラの基礎知識
– カメラの基礎知識(センサーサイズ・レンズ・RAW)
– F値・SS・ISOを理解する
– マニュアルモードで撮影する撮影地の選び方
– 基本の構図
– ポジション
– 光を読む
まずは事前自分のカメラを理解しよう
ご自身のお持ちのカメラ本体や、レンズがどのようなものなのか? センサーサイズは? レンズの画角は? 実際の作例をもとにそれぞれの特性を学びます。 メディア運営者向け!全くの初心者から爆速で撮影スキルを身につけられるカメラ講座レポート【基礎知識編】
センサーサイズについてはこちらの記事も参考にご覧ください!
続いて、カメラに付いている機能や仕組みである、絞り、シャッタースピード、明るさとノイズの関係、モードの設定などについて詳しく教わります。
▲広角レンズと望遠レンズの違い
▲F値の値によってボケ量が変わる
作例に対しての設定なども教わることができるので、感覚ではなく、数値を見たり、状況に合わせた設定の判断の参考になります。
これだけはやっちゃだめ!?
明るさは適切? ゴミ(余分なもの)はない? ピントはあっている? 圧迫感はない?
その写真は、本当に的確か? 実際にLIGブログに使われていた現在修正済みお写真を参考に「これだけはやってはいけない」を紹介します。
構図について
たくさんあるけど……まずはこの3つを押さえよう!
- 日の丸構図
- 三分割構図
- 放射線構図
それぞれの作例を始め、その構図の持つ効果や、適切なシチュエーションについてを教わります。
光について
- 順光
- 逆光
- 斜光
- 点光源
- 面光源
上記用語の意味やシチュエーションによっての光の使い方を学びます。
質疑応答
質疑応答時間はたっぷりとっています! 講座での質問はもちろん、写真に対するご質問もお待ちしております。
DAY2
- 授業内容
- 基本のレタッチ
– Lightroom classicの基本補正
– Lightroom classicの応用写真の編集
– Photoshopを使った処理
課題のフィードバック
事前に提出いただいた課題に、おまめさんが解説を添え、説明をしながらフィードバックをしてくれます。
期日までに提出していただいた課題作品と参考にした写真を比較しながら、気になるポイントや設定についてのアドバイスをもらいます。
実際のフィードバック内容
まずは、全体を見たおまめさんからのフィードバック。
- 参考の余白をしっかり真似できていてGOOD!
- 「ピントは面であう」ので撮るものの平行線上にあるものはよけたほうが良い。
- 画角内で彩度の高いノイズとなるものを外すと、目立たせたいものがより目立たせることが可能です。
- ロケーションによっては、写り込みを整理するのにも限界がありますが、できるだけ意識しましょう。
- インタビューの場合は、被写体のアイレベルで撮ってあげたほうが、ローアングルで撮るよりも高圧さが軽減され、没入感をだせます。
受講生:現場で撮影して思ったのは、そのときはなかなか不要なものに気づきにくいですね……!
おまめ:私はまず一度写真で撮ってみて、いらないものを排除していく方法を取っています。
受講生:自然光が入りづらい空間で撮影したのですが、その際に気をつけるポイントはありますか?
おまめ:照明にもよりますが、顔が暗すぎないか、顔に変な影が入っていないかに注意をしています。
受講生:普段写真を撮る方が、この空間での撮影は難しいとおっしゃっていたのも聞いたことがあり、暗い店内での撮影は大変でした……!
おまめ:私だったらお顔の方向を、暗い場所ではなく、光の方に向けてもらったりします。
真上からの光ではなくサイド光にしてあげると良いかと思いますが、照明が難しい場合はストロボを使うこともありますね。
レタッチ基礎編
操作方法を説明しながら、使い方を学びます。ツールの使い方や操作方法を、実際にレタッチに使用するAdobe Lightroomの画面を見て操作しながら学びます。
レタッチのNG集
白飛び、黒潰れなどの写真のレタッチにおける注意点を、実際の例から学びます。
レタッチに挑戦
「お手本」のデータをダウンロードいただき、実際に同じ「色味」を目指します。みなさんのお手元で作業をいただきながら、実際におまめさんの作業画面の共有いただいてレタッチに挑戦です!
LightroomとPhotoshopの違い
どちらもAdobeの写真を編集するのに必要になるソフトですが、それぞれの特性を学びます。
PhotoshopはLightroomより繊細な画像の加工が可能です。ニキビを消したり、テカリを出したり、ソフトの実際の画面を用いて実践しながら、その写真の良さを引き出します。
レタッチ応用編
Lightroomだけでなく、Photoshopも活用してより写真をきれいに加工。写真の足りない部分を引き伸ばしたり、バナーや広告などそれぞれの要素に合わせた写真の加工を学びます。
質疑応答
DAY2でもしっかり質疑応答時間をとっています。課題に対しての質問や、実際に講座を受けてから撮影したことで新たに浮かんだ疑問などにお答えします!
前回参加者の感想
▲参加者の皆さんの集合写真
カメラを購入したものの、使い方が難しくなかなか触っていなかった、という受講者さんにもたくさんご参加いただきました……!
経験者の皆さんにも、楽しんでいただけました!
参考としておまめさんが撮影した写真もたくさん講座内で紹介していただき、大変参考になりました。
これまでなんとなく撮っていたという方も、知識をつけて撮影ができるようになれば、よりメッセージを伝えられる記事やサイトを作ることができます。また知識だけでなく、実際におまめさんからのフィードバックも受けられる実践的な講座となっております。ぜひ皆さまのご参加をお待ちしております!
講座参加について
持ち物
参加方法
※どちらか1日のみの参加はできません。2日間とも参加いただける方のみお申し込みをお願いいたします。
次回の授業より、参加者のみアーカイブの共有も実施します! 内容のおさらいなどにもご活用いただければと思っています。
さいごに
今回紹介したカメラブートキャンプ講座、直近では11/26(土)と12/11(日)の15:00〜17:30で開催します。詳しくはこちらの記事をご覧ください!
最短で撮る力を身につける「カメラブートキャンプ」開催!※3/12(日)&3/26(日)@オンライン
また、デジLIG生さんからも実施希望のお声も多く、今後もカメラブートキャンプは定期的に実施したいと思っている講座です。上記日程以外にも開催を予定しております。日程につきましてはLIGブログで告知しますので、ぜひチェックしてみてください!
天でした◎
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大阪市立デザイン教育研究所、成安造形大学卒業後、京都芸術大学院を修了。在学中は芸術学を中心に多くのコンペティションに挑戦し功績を残す。カプセルトイメーカー、キャラクターライセンス事業の広報を経て、2018年にLIGに入社。デジタルエデュケーション部にてクリエイタースクールであるデジタルハリウッドSTUDIO by LIGの運営を中心にキャリアサポートを行う。
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