2021年10月に、Strategy&Consulting事業部が発足し、約1年が経過しました。
現在は、LIGの最前線に立ち、お客様のDXを支援しています。これまで展開してきたデザイン、テクノロジー、マーケティング、メディアの事業に加わったことで、さまざまな化学反応が生まれています!
LIGは長年Web制作会社として歩んできましたが、コンサルタントの存在によってどんな変化があったのか。この1年間の歩みを振り返りながら、社内外への影響をお伝えしていきます!
前島 哲平 Strategy&Consulting部 部長 アクセンチュア株式会社にて、通信・メディア・エンタメ業界を中心に、営業改革、CX、デジタルマーケティング、分析基盤、個人情報の匿名加工、ERP/BPRなど約10年間に渡り、デジタル化戦略 & コンサルティングに従事。LIG入社後は、DX推進によるデジタル化戦略を支援している。 |
山根 穂高 コンサルタント 日系コンサルティング会社を経て、2021年8月LIGへ入社。金融/メディア/通信業を中心に企業間アライアンス推進、新規サービス企画、マーケティング戦略立案、販売管理システム導入等のプロジェクトに従事。 |
永松健志 デザインコンサルタント 大学院でUX・デザイン思考を学んだ後に、行政系コンサルティング会社に入社し、行政計画の策定などに携わる。その後、Webディレクターやアート系のDX事業に携わり、2022年LIGに入社。 |
お客様の事業改革を実現するために
ーー事業部が発足して約1年が経ちました。 みなさんの軌跡を振り返りながら、さまざまな変化を伝えていきたいと思っています。まず、事業部が発足された背景をあらためて教えてください!
前島: LIGは、これまで、Web制作会社としてシステム開発・デザイン・マーケティングなどを中心にさまざまなお客様をご支援してきました。そして、近年はDX支援企業として事業方針を転換してきました。
以前は、私たちとお客様の関わりのなかで、既に表面化した課題に対して、私たちが解決策を見出しアプローチをしていくことが求められていました。しかし、DX支援企業としてをご支援していくには、上流からお客様の事業改革に向き合わなければいけないと感じていました。そのために、コンサルタントが最前線に立ってお客様と伴走し、テクノロジー部やWeb制作部門と連携していく体制が必要です。そこで、Strategy&Consulting部が立ち上がりました。
山根:事業部が独立する前は、前島や私はシステム開発の部署にコンサルタントとして所属していました。そのため、「システム開発にまつわるコンサルタント」というイメージを持っていたお客様もいらっしゃいました。
事業部として独立したことで、コンサルタントとして、より広い視野でお客様に向き合い、事業課題の解決手段としてシステム開発やWeb制作を提案する機会が増えました。
前島:事業部の独立とともに、イノベーション創出トレーニングを提供する「ExperiencePoint社」とパートナーシップを締結。ExperiencePoint社が提供するワークショップスタイルのトレーニングを活用し、LIGのデザインプロセス・コンサルティングサービスを強化することで、企業のDXを通じた事業イノベーション創出を構想段階から支援できるようになりました。
私自身、前職でさまざまなデザインカンパニーやクリエイティブエージェンシー出身者と仕事をしてきましたが、デザインのプロセス・手法は人によって大きく違うことを感じていました。個人のスキルに依存してしまうんですよね。
そこで、ExperiencePoint社が提供するトレーニングがあることで、プロセスが標準化されるんです。お客様とのコミュニケーションの土台となり、はじめてご支援させていただく場合でも、スムーズにプロジェクトをスタートできるのです。
山根:LIGは創業当初からWeb制作で培ってきたUI/UXの知見に、デザイン思考のフレームワークを掛け合わせ、お客様の事業やサービスを0から作るためのサポートをしてきました。私自身もデザイン思考やイノベーションマインドを身に着け、向上させていくために
ExperiencePointの公認ファシリテータの資格を獲得しました。
デザイン思考の公認ファシリテータになって学んだ3つのこと
前島:LIGは、長年Web制作会社として実績を積み重ね、さまざまなアワードを獲得してきました。デザインに対する評価をいただいていた背景もあり、コンサルタント領域とかけ合わせることでより、さらなる強みになっていくと思っています。また、永松のように専門性をもったデザインコンサルタントも在籍しています。
永松:私は2022年の7月にデザインコンサルタントとして入社しました。大学院でデザイン思考を学び、その後コンサルタントやWebディレクターとして経験を積んできました。
LIGに入社し、コンサルタントの手法・考え方にとても感銘を受けました。サービス制作において、デザインが良くても、ビジネス側のアプローチが弱ければ、いいものはつくれません。サービスをつくって、どう市場のなかに位置付けていくか。お客様の事業戦略に伴走していく姿勢を感じています。
デザインコンサルタントとは?仕事内容と役割を説明します。
ーーこの1年でお客様とのお付き合いにどんな変化が起こっていますか?
前島:以前に比べて、大きな規模の案件をお手伝いさせていただくことが増えました。またお客様とのお付き合いにも変化が起こっています。
これまでは、1つのプロジェクトにおいて、成果物を納品すると同時にお客様とのお付き合いが終わるケースがありました。
しかし、コンサルタントとして関わらせていただくことで、お客様の事業部のアジェンダ(事業戦略)に沿って、継続的にご支援させていただく機会が増えました。アジェンダへ寄り添うことで、お客様自身からさまざまなご相談をいただくようになりましたね。
山根:私自身は、現在、住信SBIネット銀行様を担当しながら、新規のお客様への提案にも積極的に関わっています。システム開発の部署に在籍していたころに比べ、ご支援させていただくお客様が広がっていると感じます。
クライアントバリューへの強い意識
ーー現在は、少数精鋭の組織ですが、みなさんのなかで共通している意識や思いはありますか?
前島:クライアントへのバリューを追及する意識ですね。
お客様がシステム開発を依頼する場合、コンサルタントが入ることで、エンジニアへ直接依頼するよりもコストは上がります。しかし、お客様はそのコストを払ってでも私たちに価値を感じてくださり、ご依頼してくださいます。その期待に応えるべく、バリューを追求し続けたいと常に思っています。
山根:コンサルタントは目に見えるものを生み出すわけではありません。しかし、お客様は我々の時間にフィーを払ってくださっています。その思いに応えていきたいと常に意識しています。
永松:私自身は入社して間もないですが、社内のコンサルタントと一緒に仕事をしているなかで、バリューに対する意識にとても影響を受けています。
ーーお客様はもちろん、社内にも意識が広がっているんですね! 日頃、LIGのメンバーと仕事をしているなかで、どんな強みを感じていますか?
山根:これまでのLIGブログのイメージから、私たちをユニークな企業として認識してくださるお客様もいます。そのようなイメージが先行しながらも、社内にはエンジニア、デザイナー、マーケターなど各分野のプロが在籍していることは、いい意味でギャップを感じていただいていると思います。寄り添える関係でありながら、専門家としてしっかりサポートできる体制がある。
また、個々の強みと体系化されたプロセスを織り交ぜることで、プロジェクトに合わせて最適なチームを組み、スピーディーな支援が可能になります。
永松:1つのプロジェクトに対して、お客様も社内メンバーも皆が同じ方向性を共有しながら進んでいる点ですね。ExperiencePoint社のトレーニングなどを通じて、チームとして課題や思考を共有していける環境にあります。
少数精鋭ながら事業改革を支援できる存在に
ーー今後、コンサルチームとして目指す未来の姿を教えてください!
前島:事業部の発足から約1年が経ち、継続的にお付き合いさせていただけるお客様も増えてきました。まさに土台ができはじめてきた段階であり、今後は、より強固なチームにしていきたいです。そして、少数精鋭の組織ですが、一人ひとりがお客様の根幹のビジネス計画や事業戦略に入り込み、一気通貫でご支援させていただけるような存在になっていきたいと思っています。
LIGはWebサイト制作を支援しています。ご興味のある方は事業ぺージをぜひご覧ください。