スクール講師に聞く!オンラインと比較して見えてきた「通学して学ぶ」メリット

スクール講師に聞く!オンラインと比較して見えてきた「通学して学ぶ」メリット

Ten Tanaka

Ten Tanaka

こんにちは! Webクリエイタースクール・デジLIG運営の天(@10TEN10TAN10)です。

デジLIG(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)とは
株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をし、運営しているWebクリエイター養成スクールのこと。現在、上野・池袋・大宮・北千住・川崎にて受講生を募集していて、個別説明会は各STUDIOとオンラインで開催中!

新型コロナウイルスの影響でオンラインスクールの人気が高まっています。当スクールでも、オンラインと通学を組み合わせたカリキュラムを提供していますが、やはりオンラインでの受講を希望される方が一気に増えました。

メリットも多いオンラインでの受講ですが、運営していくなかでいくつかの課題も見えてきました。こういうときはやっぱり通学のほうがいいかも……と思うようなことも。

そこで今回は、オンラインが増えるなかであらためて見えてきた、スクールに「通学」することのメリットについて、デジLIGのトレーナー(講師)である小野田トレーナーにお伺いしました。

スクールを検討しているみなさん、また現在スクールに通っていてもっと活用していきたいと思っているみなさん、ぜひご覧ください。

小野田 智(@satoshionoda合同会社ヨハク代表。高校卒業後に上京。デザイン系の専門学校に通い始めたら、いつの間にかWebの仕事を受注するようになり、なし崩し的にフリーランス生活開始。オーストラリアへの語学留学や、世界一周バックパッキングの旅など、好き放題やってますが、意外と食いつなげてます。2019年12月、案件規模の拡大により合同会社ヨハク設立。プランニングから文章作成、撮影、デザイン、開発までWebに関することならワンストップで完了できるところが強みです。
6ヶ月で現場に通用するレベルのWebデザイナーに!
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そもそもスクールのトレーナーってどんな人?

――小野田トレーナーはどのようにWebクリエイターになったのでしょうか?

高校時代からコンピューターグラフィックやHTMLなどを独学で勉強していました。受験勉強をしたくなかったので、自分なりに手に職をつけようと思ってやっていましたね。高校卒業後はデザイン系の専門学校に進学しました。

その頃はまだWebデザインに精通している人がぜんぜんいなかったので、学生の身でも「何作れるの? ちょっと手伝って」という感じでお仕事をもらえるようになりました。カリキュラム中盤でPhotoshopやIllustratorの授業があるのですが、高校のときに習得したので、先生よりも自分のほうが詳しいということが頻発してしまい……。「仕事をもらうために専門学校に行っているのに、もう仕事があるから学校に通う意味がないな」と思い、専門学校を中退。そこからなし崩し的にフリーランス生活がスタートしました。

――トレーナーになったのはどういう経緯だったのでしょうか?

僕はもともとLIGが運営しているコワーキングスペース・いいオフィスの会員だったので、デジLIGがオープンするタイミングでスタッフの勢古口さんに「手伝ってくれない?」とお声がけいただきました。

最近ももちろんですが、1・2年目はとくに、教えることで自分の勉強にもなりましたね。質問されることは自分が理解していることがほとんどですが、教えるために理解の根拠までしっかり確認するようにしています。

「通学して学ぶ」3つのメリット

――コロナ禍でオンラインで教える機会も増えたかと思います。オンライン指導についてどうお考えですか?

オンラインは学習の場所や時間を問わないなどメリットもあるのですが、ツールの使い方や、デザインへのフィードバックはやはり対面のほうがやりやすいと感じますね。基本的に僕は対面指導を推奨しています。

――具体的に対面指導にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

①実際にデザインをしている手元を見せられる

「こうやってやるんだよ」というのを見せたいときに、オンラインで画面共有でもなんとかなる場合もありますが、受講生さんの画面を共有してもらいながら「ここをこうして」と言葉で説明しても、なかなか伝わらず時間がかかってしまうことも。

実際に見ることで、どういう順番で手を動かしているのか、プロがどのぐらいのスピードで作業をしているのかも感じ取ることができると思います。受講生さんから「こんなに速くできるんだ、こんなふうになりたいな」という視線を感じることもありますね。

デジLIGにはデザイン課題とコーディング課題があるのですが、前半のデザイン課題でも最初のほうはツールの使い方を覚えるためにも、STUDIOに通ってトレーナーの動きを見ることをおすすめします。

②困ったときの質問にすぐに答えられる

デジLIGでは事前に予約することでトレーナーに20分間オンラインで質問できる場も設けていて、そちらも十分活用してほしいのですが、スクールに通うメリットはやはり「困ったときにすぐに質問できる」ということだと思います。

基本的にSTUDIOにいるときは、質問は順番待ちです。しかし、困っている受講生さんがいたら僕から「大丈夫?」と声をかけることもありますね。タイミングによっては「今いいですか」と言われすぐに答えられることもあります。

対面だと時間のしばりがないところもメリットだと思います。15分かかる質問もあれば、なかには3分で答えられる質問もあるので、柔軟に教えられるのが魅力です。

また、トレーナーに教わるだけでなく、受講生さん同士で情報交換をすることもできます。以前、頻繁にSTUDIOに通っていた受講生さんが別の受講生さんに教えてあげているところを見かけたことがあります。教えるという行為は自分の理解にもつながるので、すごくいいなと思いました。

③その人に合った指導をすることができる

僕は卒業制作を指導する際、必ず「ゴールはどこなの?」と一人ひとりの受講生さんの目指すところを聞くようにしています。フリーランスのデザイナーになりたいのか、エンジニアになりたいのか、Web制作業界に転職したいのか、副業をしたいのか。その人の目指すべき姿によって、当然身につけるべきスキルも異なります

基本的には受講生さんのいいところを見つけそこを伸ばしてほしいと思っているのですが、その人の目標に合わせて「課題としてはOK。でも実際のプロの現場だとここはこうだよ」とお伝えすることもあります。その際、やはり対面のほうがニュアンスが伝わりやすいんですよね。対面だと、「ここからは辛口でいくよ」なんて笑いながら話すこともできます。

オンラインでの質問はYESかNOで答えられるものに

――スクール活用のコツについて教えてください。

とにかくスクールに積極的に来ることだと思います。トレーナーはスクールの課題のほかに、自分でプライベートで制作しているものの相談にも乗れることになっています。

スクールの課題をきっちりやったうえで、自分のポートフォリオサイトに載せる成果物なども見せていただいて、どんどん自分の成長につなげていただけたらと思います。

――オンラインもうまく組み合わせて活用するには、どんなことに気をつけたらいいでしょうか?

先ほどもお伝えしたように、デザイン課題の最初の時期は、やはりツールの使い方などもまだわからないことが多いと思うので、通学していただいたほうがいいと思います。ある程度わかるようになってからは、オンラインもうまく組み合わせながら学習していただけたらなと。

それから、オンラインで質問する際はなるべくYESかNOで答えられる質問にしたほうがいいと思いますね。ざっくりと「デザインレビューをしてください」という要望に対し、プロであるトレーナーがフィードバックをするとやはり伝えたいことが多く、オンラインでは難しいです。その質問、STUDIOに来てくれたら一瞬で解決するのになと歯痒い思いをすることもあるので、ぜひ質問内容によって、オンラインとオフラインを使い分けてみてください。

楽しいWeb制作ライフを

――Webデザインを学ぶ人、これから学ぼうと検討している人にアドバイスをお願いします!

とにかく楽しんで学習してほしいです。僕はこの業界に20年携わっていますが、常に新しいことを学んでいます。一度学んで使えなくなったスキルもたくさんあるし、一度学んだらそれで終わり、の世界ではないんですよね。

僕自身学んでいくのが楽しいと感じていますし、自分がスキルアップしたときは嬉しいです。同じようにWeb制作を仕事にしている人は楽しんでやっている方ばかりです。

なのでぜひWeb制作業界を志すみなさんにも、楽しんで学習してほしいと思います!

――小野田トレーナーありがとうございました!

デジLIGの対面カリキュラムを紹介

さいごに、Webクリエイタースクール「デジLIG」で受けられる対面指導の例をご紹介します!

授業に関する不明点の指導

デジLIGの授業は、いつでもどこでも見られる動画学習を中心に進むので、STUDIO(校舎)はもちろんのこと、ご自宅でもカリキュラムを進めていただけます。学習の中で不明点が出てきた場合は、オンライン・オフラインでトレーナーから指導を受けることができます。

海外からの受講などで完全オンラインで進める方もいらっしゃいますが、やはり通学してトレーナーに直接質問することができるのもデジLIGの強みでもあるのでご活用いただきたいです! 平日はご自宅で学習を進めて、休日にSTUDIOに通ってトレーナーに不明点をまとめて質問するという方法をとられる方も多くいらっしゃいます。

制作フィードバック

カリキュラムのデザインやコーディング課題では、トレーナーから何度もフィードバックを受けることができます学習の集大成となる卒業制作においては、担任トレーナーと2ヶ月間密にコミュニケーションを取りながら制作を進めることになります。現役Webデザイナーのノウハウを直に学べるため、大きく成長できる機会となるでしょう。

また、就職には欠かせないポートフォリオの添削や、カリキュラム外の自主制作についてのフィードバックも受けることができますよ!

その他にも懇親会やイベントなど、トレーナーと接していただける機会を多く設けています。Webデザイナーにとって、クリエイター同士の横のつながりは重要な要素。トレーナーと受講生のコミュニケーションのなかで、お仕事につながるケースも多く見受けられます! ぜひデジLIGで、通学できるスクールならではのメリットを享受してください!

デジLIGでは、対面とオンラインを使い分け、自分に合ったカリキュラムで学習を進めることができます。Webデザインスクールを検討している方は、個別説明会にも足を運んでみてくださいね。心より、お待ちしております!

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Ten Tanaka
Ten Tanaka Digital Education / School Operator / Leader / 田中 天

大阪市立デザイン教育研究所、成安造形大学卒業後、京都芸術大学院を修了。在学中は芸術学を中心に多くのコンペティションに挑戦し功績を残す。カプセルトイメーカー、キャラクターライセンス事業の広報を経て、2018年にLIGに入社。デジタルエデュケーション部にてクリエイタースクールであるデジタルハリウッドSTUDIO by LIGの運営を中心にキャリアサポートを行う。

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