こんにちは。クライアント企業のオウンドメディアを中心に、コンテンツマーケティングにおける課題解決のお手伝をしている、メディア支援チームのリーダー・カナメです。
私事で恐縮ですが、実は2021年10月下旬に第一子が無事に誕生! 11月の1ヶ月間、育休を取得しました。LIGで男性社員が育休を長期間取得するのは第一号とのこと。
今回は、育休期間中に新米パパが育児とどう向き合ったかを、学んだこと&感じたことを中心にご紹介したいと思います。
育休を取得しようか迷っている、育休中って何をやればいいんだろう、そんな不安やお悩みを抱えているプレパパ&新米パパさんにとって、この記事がご参考になりますように!
目次
なぜ育休を取得しようと思ったか
まず、なぜ自分が妻の出産後、1ヶ月間の育休を取得しようと思ったかについてご紹介します。以下の2つが大きな理由でした。
①子どもとの時間をしっかり取りたい
②産後、妻のケアを優先したい
ほかにも社内の制度が整っていたことや、男性の同僚も育児休暇が取りやすい環境を作りたい、気になっていた映画・ドラマを観まくりたい、毎日ランニングをして5kg痩せたい、といった理由もありましたが、ほぼほぼこの2点に集約されていたかと思います。
①子どもとの時間をしっかり取りたい
人生100年時代と言われる昨今、仕事と私生活を長く続けていくうえで、積極的に育児に向き合いたいなという思いが、子供を授かったタイミングで強くなりました。
「イクメン」
この言葉が「ユーキャン新語・流行語大賞」のトップ10に入ったのは2010年なので、もう10年以上前になるんですね。当時1.38%だった男性の育児休業取得率も、2020年には12.65%まで上昇(厚生労働省の雇用均等基本調査より)したそうです。
また、ご存じの方も多いかと思いますが、LIGの社名の由来は「Life is Good」です。現在ではLIGのカルチャーにも定義されており、「Life is Good=わくわくをつくり、みんなを笑顔にする」となっています。自分の場合、まずは家族にこのカルチャーを実践していきたいなー、なんてことも思ったり。
②産後、妻のケアを優先したい
不妊治療を3年ほど続けていたのですが、その間の、妻の肉体的・精神的な負担を考えると、ようやく授かった子どもを育てるにあたって、パートナーとしてできる限りのことをしたかった、というのがもうひとつの理由です。
出産後のホルモンバランスの乱れに起因する「産後うつ」や「ガルガル期」など、妊娠中だけに留まらずママは大変だ……と、調べれば調べるほど思うように。
また、妻の実家は宮崎県なのですが、コロナ禍の現状を鑑みて里帰り出産はしない、と妊娠中に夫婦で決めていました。ですので、まずは夫婦二人で子育てができる環境を整えたい、と思うようになりました。
男性社員の育休取得までの段取り
前述のように、男性の育児休業取得率は上昇しつつあり、男性の育休取得を取り巻く環境はどんどん変化してきています。
ただし、いざ自分が取得しようと考えると不安は当然ありました。LIGは働き方に関して自由な社風だと認識はしていましたが、男性社員が長期間取得する前例がなかったため、会社にスムーズに受け入れてもらえるのか、今後のキャリアに響くかも、生活費は大丈夫かな、などなど……。
結論、これらの不安は杞憂に終わりましたが、具体的な進め方はこんな感じでした。
職場へ育休取得希望を伝えたタイミング
直属の上司には、妻が安定期に入った妊娠5ヶ月目のタイミング、つまり育休取得の6ヶ月前に、1ヶ月間の育休取得希望の意志を伝えていました。そして、社内には3ヶ月前にアナウンスという流れで進めました。
正直、希望を伝える前はすんなり進むか、少なからずドキドキしていました。が、意外なほどに承認フローはスムーズだったのでひと安心。あんまり書くと自社のヨイショ記事みたいになるので割愛しますが、第一子の誕生を我が事のように喜んでもらえて嬉しかったです!
おかげさまで、その後の業務引き継ぎ計画やクライアントへの周知などは、時間的な余裕を持って進めることができました。
出産・育児はなにかと物入りですが……
また、育休取得に向けた事務的な事前手続きについては、LIGで導入している管理部門のDXツールでポチッと申請するだけで完了。DXすごい。
そのほか、育休取得後に会社へ提出する書類が3種類ありましたが、LIGではすべてスキャンしたデータの提出でOKだったため、とても助かりました。
・通帳見開きコピー
・母子手帳コピー
・育児休業給付用の同意書
またLIGでは、女性社員が産休・育休を取得したり休暇から復職するケースはこれまでにも多くあり、制度的にも色々整備されていたので安心しました。
育休期間中は「育児休業給付金」が、育休取得後180日までは給料の約67%、加入している雇用保険から支給されます。自分のような共働きの場合でも、妻の「育児休業給付金」とは別に自身の分も支給されるので、これまたひと安心。
詳しくは下記の記事にもまとまっていますので、ご参考までに。
▼出産・育児関連の福利厚生・手当に関するLIGブログ記事例 【LIG社員必見】結婚・出産・育児関連の福利厚生・手当をまとめました 経営・労務担当者必見!育児休業制度を実施するときに確認したい6つのポイント
▼育児休業制度に関するLIGブログ記事例
育休期間の1ヶ月間、1日をどんな風に過ごしたか
まずはうちの家族のステータスからご紹介します。
カナメ(パパ):LIG社員、11月に1ヶ月間の育休を取得、在宅リモートワーク
ママ:会社員、初産、出産後1年間の育休を取得
第一子:10月下旬に誕生した第一子、男の子、ミルクと母乳を併用
夫婦ともに育児は初体験。ママだからといって育児のノウハウが備わっているなんてことは当然なく、ともに経験値ゼロの状態からスタートすることとなりました。
とはいえ、ママは出産後に産婦人科で約1週間の入院中に、育児ノウハウについて助産師さんから指導してもらった状態で、息子とともに自宅へ戻ってきました。コロナ禍とあって基本、パパは出産の立ち会いのみで、入院中の面会はNGに。この間、息子をママに独占されて、ちょっと嫉妬でしたね(笑)。
そんな状況のなか、11月1日より家族3人での生活がいよいよスタート。新生児(生後28日未満までの赤ちゃん)と一緒に暮らす中での、1日の大まかなタイムスケジュールがこちらです。
我が家の場合、新生児の期間は基本的に3時間ごとに、ミルクまたは母乳を飲むサイクルでした。混合授乳というかたちをとっていたため、ママはミルクタイムの合間に搾乳や授乳訓練を。なかなか上手に母乳を飲んでくれず、やきもきしてしまいました。
また、オムツ交換は1日に10〜12回ほど。タイムスケジュールでは2時間ごとにしていますが、実際は当然ランダムです。
このミルク&オムツ替えのタイミングは、だいたい泣いて教えてくれます。息子の場合、泣く原因は主に次の3つでした。
①お腹すいたーーー!
②オムツ気持ち悪いよーーー!
③暑いor寒いよーーー!
3つ目の「暑い、寒い」については、新生児は体温調整が自分でできないので、暑くて汗で服がびちゃびちゃだったり、布団がめくれてしまって寒くなったりするときです。
タイムスケジュールには記載していませんが、次のようなオペレーションも。
・ミルク作り
・着替え
・寝かしつけ
着替えについては、頻繁なときは1日に4・5回ほど実施する日も。毎日洗濯しないと肌着のストックが間に合わない、なんてこともありました。
主な原因は、排泄物がオムツから漏れてしまって肌着がビショビショの状態になるためでした。オムツをしっかり装着できていないことから漏れてしまうケースも多かったのですが、男の子特有の問題で、オムツの中でおちんちんが上を向いてしまうと、オシッコが肌着まですぐに漏れ出してしまいました(泣)。
寝かしつけにはもちろん抱っこが一番効果的。はじめは自分が座った状態で抱いていても寝てくれていましたが、そのうち抱き上げて部屋の中を歩きながら、背中をトントンしながら揺らしてあげないと寝てくれなくなりました。
また、「母乳の搾乳・授乳」以外はパパ一人でも対応できるので、我が家の場合はママとパパで交代で6時間の睡眠を取るようにしていました。
そして、沐浴。これは夫婦共同でやっています。
うちはベビーバスを使っていますが、新生児は首が座っていない状態なのでとにかく神経を使いました。そして体勢的に中腰で実践していたため、とにかく腰が痛い。夫婦揃って1週間後には腰が湿布まみれの状態に(泣)。
育児の空き時間には、赤ちゃんの肌荒れやイキみが激しいときなどの対処法を調べたり、これから必要になりそうなベビーグッズのリサーチなどをしていると、1日があっという間に過ぎていきました。わからないことだらけで日々勉強です。個人的には、助産師さんの子育てYouTube動画は、ホント役に立ちました。
1ヶ月間の育休を取得して学んだこと
育休中の1ヶ月間、1週間ごとにざっくりと目標を持って育児に挑んでいました。
・1週目 育児の基本スキルを習得
・2週目 基本スキルを効率化
・3週目 うまくいかないときの対処法を試す
・4週目 パパが仕事復帰時のシミュレーション
まずは妻が入院中の1週間に助産師さんから学んでいた、育児ノウハウを伝授してもらうことに集中しました。そして2週目からはそれらを一人でいかに時短でこなしていくかに注力。
オムツや肌着を交換するとき、できるだけ手早くできるよう時間を測りながらタイムアタックしてみたり、洗濯物や食器洗いなどの家事の合間に効率的にミルクを作る順番を考えてみたりと、工夫できることはたくさんありました。
ただし、生後3週目からは「魔の3週目」と言われているそうで、これまでのようにミルクを飲ませてもオムツを替えても泣き止まずに、途方にくれることもしばしば。はっきりとした医学的な原因はわかっていないそうですが、うちの息子もこの頃からグズつきが激しくなっていきました。
夫婦ともども、この頃が疲労も激しかったように思います。そこであまり思い詰めずに、色んなことを試して息子に一番合った方法は何かを探してみるようにしました。
赤ちゃんの寝かしつけに最適だと噂の、反町隆史さんの名曲『POISON ~言いたい事も言えないこんな世の中は~』を流してみたり、おくるみで全身をくるんであげて気持ちが落ち着くように試してみたり……。
ただ息子も気分によって好みが変わるようで、結果、あまりグズつきの原因は深く考えないようにしていました。
そして4週目には、自分が仕事に復帰したときを踏まえ、育児タイムスケジュールの調整を意識していきました。自分が就業時間中はママが育児に集中できるよう、家事は就業時間前に自分が終わらせる、といった具合にうまく作業を分担できるようシミュレーションしていきました。
1ヶ月の育休期間が明けても当然、子育ては続く!
そんなこんなで1ヶ月の育休期間は、あっという間に過ぎ去りました。
復職後、はじめのうちはなかなかビジネス的な言葉がパッと出てこない、みたいなことはありましたが、おかげさまでスムーズに業務に打ち込めています。
ですが先日、始業前のタイミングに息子のお世話をしていると、様子がどうもおかしい……。よくよく観察してみると、耳から何やら臭い納豆のような分泌物が! 調べてみると、原因は急性外耳道炎、もしくは急性中耳炎などが該当するということで、すぐに妻に近所の病院へ連れて行ってもらいました。
幸い、大事には至らずホッとしましたが、育児トラブルはいつ発生するかわからないものです。育休期間が明けてもしっかりケアしていけるよう、良き父を目指していければと思います。
ちなみに育休期間中、平日に家族三人で大型スーパーへ行くと、ベビーカーを押したりベビールームでおむつを替えるパパさんの姿を複数人見かけました。
2022年には法改正によって、男性でも計画的に育休が取得しやすいよう、複数回に分けて休暇が取れる制度がスタートするそうです。今後、誰もが育児参加しやすい環境が一層整うことを、新米パパながら願っております。
マイカーの修理代を稼がねば……お仕事ください!
話は変わりますが、実は出産に立ち会うべく、自宅からマイカーで産婦人科へ向かう途中、ドアをがっつり擦って破損してしまいました(泣)。
経膣分娩の予定だった妻は、体調が良くなかったため前日よりすでに入院していたのですが、病院から電話で「お子さんの容体が悪くなったため、急遽、帝王切開に切り替えますのでご準備を!」との連絡が入りまして。
とてつもなく焦った僕は、自宅の機械式駐車場から出発するタイミングで、駐車場入り口の柱にマイカーのドアを盛大にぶつけてしまったのです。
幸い、人のケガや他車への影響はなかったためそのまま病院へ直行できたのですが、後日、修理工場へ愛車を持ち込むと、ドア修理代の見積もりは15万円……。今の時期、子育てでどんどん出費がかさんでいくというのに……(泣)。
というわけで、息子のミルク代を稼ぐべく、何卒お仕事ご相談ください!!! 全力で取り組ませていただきます!!!!