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インハウスエディターとは?これから求められる企業内の「編集担当」という役割

たびちん

どうもこんにちは! たびちん(@takiyoro)です。

企業によっては、これは今まで名前がついていない業務なんだけどなんだろう……? と思っている方が、実はインハウスエディターと呼べることも多いのではと思っています。

そこで、今回はインハウスエディターって何? というところをある程度網羅しながら、企業と編集の関係性について考えていきます。

インハウスエディターとは

社内編集者と言えるでしょう。……直訳じゃんと思った方。正解です。ただ、社内編集者も聞いたことありますかね? あまりないと思います。

そもそもインハウスって何?

外部委託をせず、自社内で組織・メンバーを調達し、特定の業務を運営することです。インハウスマーケターやインハウスデザイナーなど職種の前に「インハウス」を付ける用例が主流のようです。

余談ですが、「インハウス化」という単語を調べるとマーケティングの文脈で使用されているようで、運用型広告といった言葉とセットで出てきます。ここでの意味合いは、「広告代理店に依頼せずに自社で広告運用を行う」といったところでしょうか。

これがインハウス運用という用例だと年金資産運用を年金基金自体が行うことを指すそうです。いやあ、インハウスの裾野は広いぜ。

エディターって?

んじゃあエディターって何? というところなんですが、これまた人によって想像する幅が広い言葉です。

一般的に編集者と言うときは、下記ののぞみーるさんの記事にあるように、雑誌編集者・書籍編集者・漫画編集者・Web編集者など、媒体によって受け持つコンテンツも役割も違うでしょう。

また、こちらのケンさんの記事にあるとおり、コンテンツにおける指揮者をイメージするとよいかもしれません。

上記が合体した言葉が「インハウスエディター」です! ……とはいえ、まだまだわかりづらいですね。この後の部分で、もうすこし文脈を整理してみましょう。

インハウスエディターの起こり

私が最初にインハウスエディターという言葉に触れたのは、モリジュンヤさんのnoteの記事でした。

「インハウスエディター」は事業や広報を理解する企業内編集者|モリジュンヤ

読んだ当時からいままで、非常に影響を受けています。 オウンドメディアが隆盛を極めた時期からしばらく経った今、あらたな流れのなかに自分がいるのか……! と、自分の仕事の位置づけについても見直すきっかけとなりました。

そのほか、インハウスエディターについての時系列については、ものすごい勢いでチャネルトークのyukoさんがまとめていますのでご参照ください。

「インハウスエディター」言葉の歴史と記事まとめ|yuko|note

Twitter上では2012年ごろから徐々に出てきた単語であり、2016年ごろから広まってきた単語です。

2016年にはこんなイベントもあったとか(私も参加してみたかった)。

インハウスエディターミートアップ #1 – connpass

このイベントの説明文に「事業会社内のメディア編集者として、あるいは編集やライターのキャリアバックグラウンドを持ちながら別職種でも活躍」する登壇者が紹介されています。インハウスエディターを指し示す内容として、この表現が私としてはわりとしっくりきています。

つまりは、インハウスエディターとは、事業会社内で編集やライターなど言葉のノウハウを活かしながら、活躍する方を総称しているのではと思うのです。

社内報担当と広報や採用担当と何が違うの?

言ってしまえば、社内報担当や、採用広報、そして広報担当などは、「インハウスエディター」とかなり交差する部分があります。

私自身もインハウスエディターコミュニティに参加しているのですが、参加者の通常業務はオウンドメディア運用のみに限りません。

採用広報を担当する方がいたり、SNS担当をされている方もいらっしゃいます。

このことから、インハウスエディターは企業の情報発信に関わる領域すべてを「編集」という視点で見る立場だと私は捉えています。

隣接する領域は、広報・採用・ブランディング・デザインなど。学ぶべき領域も拡大し続けていく職責なのではと思います。

たとえば、社内報担当などはインハウスエディターそのものではないでしょうか。社内報担当は社内に閉じた情報発信をしているように思えますが、近年では違った傾向もみられます。SmartHRさんをはじめとした「オープン社内報」という試みがあるなど、ますます外部への情報発信が進んでいくでしょう。

インハウスエディターがいる企業とは?

ここではインハウスエディターが在籍し、魅力的な発信をし続けている、代表的な企業をいくつかご紹介します。

サイボウズ

サイボウズ式が有名ですね。

サイボウズ式 | 新しい価値を生み出すチームのメディア

PR Tableさんのインハウスエディターのイベントにも登壇されています。「インハウスエディター」を知りたい方には必見の記事です。

「会社と社会の媒介者であれ」インハウスエディターの役割を考える——イベントレポート#4 | PR3.0

メルカリ

先ほどご紹介したサイボウズの藤村さんとともに、メルカリの西丸さんがブランディングなどのアプローチも含めてインハウスエディターのイベントに登壇されています。

メルカリ・サイボウズのインハウスエディターが語る、会社のブランドを編集するという仕事 #inquire_event|inquire|note

私が参加しているとお伝えしたインハウスエディターコミュニティは、この西丸さんが主催しているもの。気になる方は是非参加してみてください。

メルカリさんのオウンドメディアは非常に多く、さまざまな狙いを持って運営されており、目を見張るばかりです。

先日、メルカリマガジンのみなさまに、弊社のモッチーがインタビューした記事がありますのでこちらもぜひ。オウンドメディアを運用されている方は、きっと参考になるはずです。

SmartHR

インハウスエディターというキーワードで探すと、SmartHRのせっちん丸さんの記事に行き当たります。

企業内でのインハウスエディターの役割や価値についてめちゃくちゃわかりやすくまとめていただいているので、ぜひぜひ読んでみてください。

人と情報を編集し、体験を紡ぐ。SmartHRのインハウスエディターとしてのミッションの進化|せっちん丸|note

SmartHR社のインハウスエディターのみなさまは、オウンドメディアなどのコンテンツマーケティングだけでなく、ユーザーコミュニティの運営など、広義での「編集」を担当されているとのこと。

こちらのSmartHR ふじじゅんさんのnoteはインハウスエディターなら読んでおきたい知見が凝縮されているのでおすすめです。

SmartHRで実施してきた「これマジで良かった」コンテンツマーケティング施策 7選

前出のオープン社内報についても、SmartHR社での取り組みが起こりとなっています。オープンに、誠実に、社会に対してメッセージを持ちながら社内理解を促すSmartHRさんの情報発信は、直接人に会えない時期だからこそその重要性が増しているのではと感じます。

LIG

オウンドメディアとしてそこそこ長い歴史があるので挙げさせてください。

インハウスエディターの役割については、こちらで複数名から回答しています。参考にしてみてください。

これら以外にも、多くの企業がオウンドメディアを発信するなかで役立であろう記事が多くあります。

ライティング/編集カテゴリのほか、下記の表記ルール記事が特に読まれているので気になる方はぜひ。

インハウスエディターのなり方・必要なスキル

じゃあもしインハウスエディターになりたい方がいたとして、どのようなキャリアパスを経てそうなれるのでしょうか?

答えは簡単。資格などはないので、今から名乗ればよいのです。……ってよくライターやコピーライターなどでよく言われている一言が、ここでも当たるのではと思います。

ただ、編集者の語義からして、下記は必要になってくるでしょう。

  • コンテンツをプランニング・ディレクションし完成まで推進するスキル・経験
  • 日本語への理解
  • 世の中の潮流を常にキャッチできる情報感度の高さ

それぞれの企業で求められるスキルが違うので、一概には言えませんが、下記も必要になる場合もあるかと思います。

  • 企業の歴史や事業、社内メンバーへの理解
  • オウンドメディアなどでの効果測定の知識
  • イベントやSNSなど担当する媒体以外でも対応できる柔軟さ

また、経営層や採用担当、広報担当や総務など、他の職種の方々との連携も非常に大事です。インハウスエディターは一人では存在し得ないもの。社内のメンバーや経営陣からの理解と支援があって成り立つ職業だと思っています。一番大事なのは、社内調整力やコミュニケーション力、そして「応援される力」なのかもしれません。

おわりに

やるべきことが無限に広がっていくインハウスエディターという仕事。私自身も悩みながら、ここまでオウンドメディアの編集担当として勤務してきました。

新型コロナウイルス感染症拡大で直接のタッチポイントが減るなか、企業視点でどのようなコンテンツを出すべきかという視点や能力は、今後もさらに求められていくでしょう。

すべてのインハウスエディターと、これからなろうとしている方の参考になれば嬉しいです。

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私事ではありますが、先日の7月末で最終出社を迎え、LIGを退職することとなりました。お世話になったみなさまに、突然のご挨拶となってしまい申し訳ございません。

いろんな記事を書かせてもらい、いろんな記事に触れることができました。執筆者であるLIG社員の思いやバックグラウンド、読者の皆さまからの反応、そしてLIGという企業のダイナミックさ……多くの刺激を受け続ける立場でした。本当に、たのしくうれしいこと続きのお仕事をさせていただきました。

インハウスエディターとしての得がたい経験をさせていただき、LIGという企業には感謝してもしきれません。ご迷惑ばっかりおかけしました。転職続きのこんな私を拾っていただき、ありがとうございました!!!

今後も、企業の情報発信というものに微力ながらも貢献し続けられればと思っています。

実は、北海道に移住したので函館の近くに来る予定のある方はぜひお声がけください。LIGのメンバーとはめちゃくちゃ仲良くしてもらってとてもいい環境でした。できれば今後も仲良くしてください。マジで。代表のゴウさん・大山さんはじめ、さまざまなチャレンジの機会をいただき、本当にありがとうございました! たくさんご迷惑おかけしてすみませんでした。いろんなことがあったけれども、毎日飽きなくて、本当に楽しかったです。またLIGのみんなとお仕事できたらいいな。クソお世話になりました!!!!! 今後もLIGのファンが増えていきますようにー!
読者のみなさまへ: 毎日LIGブログは更新されてるので、また見に来てくださいね! 約束だぞ!

それではまたどこかでお会いしましょう! たびちんでした。

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