こんにちは! 2021年1月よりセブのエンジニアと日本を繋ぐブリッジディレクターとして、システム開発事業に携わっています、すみやです!
前職ではシンガポールの現地企業で6年間世界各国の方とお仕事してきました。今でこそ英語で仕事をすることに抵抗はないですが、渡星(星=シンガポール)直後は本当に苦労しました……。
英語系の資格も留学経験もないまま運良くシンガポールで働く機会に恵まれたのですが、英語が共通言語のシンガポールで英語が使えないのは死活問題。大家と揉めたり、仕事でチームメンバーと上手くコミュニケーションできなかったりと苦労の連続でした……。
高校レベルの英語しかわからない&語学学校に行くお金も時間もなかったので、仕事の時間以外はインプット、仕事中はアウトプットと割り切って独学で英語を勉強していました。とくにインプットは大量の英語に飲まれるようにしないとダメだと思ったので、意識的に目や耳に入る情報をすべて英語に切り替えたりして、可能な限り英語しかないような状況を作るようにしていました。
今回は、生活を英語に全フリしたときによく利用したPodcastやYouTubeを紹介できたらなと思います。自粛期間中に英語力を伸ばしたい方や海外の様子を知りたい方のアイデアになれば幸いです。
当時の英語力
今回ご紹介する「英語を浴びるように聴きまくるトレーニング」をやり始めたのは、たしか渡星2年目頃でした。その頃の英語力は「単語や文章で読むと理解できるけど、話し言葉になると途端にわからない」というくらい。単語や文法に関しては、渡星直後に中高レベルをやり直したこともあって、頭では理解できるけど会話になると頭の中で単語と単語が結び付かないという状態でした。
会話についていけない原因
なんでわからないんだ……と思いつめ、自分なりに原因を掘り下げたところ……
- そもそも英語の音に慣れていない
- そもそもトピックの背景を知らない
- 脳内で英語→日本語を繰り返して処理が追いついてない
の3つが原因なのではと分析しました。
1. そもそも英語の音に慣れていない
そもそも論になってしまうのですが、まず英語の音に慣れないとリスニングは上達しないです。「音」と言うと抽象的ですが、ここでは日本語にはない発音やアクセントの置き方、リズムと考えます。あと、意外とみんな気にしないですが英語の発音は各国で結構違います。アメリカ英語を教えられてきた日本人にはめっちゃ違って聞こえます。「あれこの人、英語喋ってるよね……?」と耳を疑いたくなるぐらい違います。
たとえば多民族国家のシンガポールの英語はシングリッシュと呼ばれるぐらいに訛っていたり、ヨーロッパ圏で使われる英語も各国で微妙に母国語の影響を受けて訛っています。
前職ではヨーロッパ、アメリカ、アジア各国の代表者と話すことが多々あったので、各国の音の違いに関しては本当に苦労しました。
2. そもそもトピックの背景を知らない
次に、話題のトピックについて背景知識が不足していたのも、会話についていけない要因だと考えていました。仕事中は仕事に関する話が中心ですが、ランチタイムやちょっとした世間話のときによくある「昨日、○○でXXな事件があったらしいよ」「○○の国内でXXが大変なんだって」みたいな話についていけない。これに関しては合わせて地道にボキャビル(語彙増強)していくことも必要なのですが、最低限のニュースや流行りを英語で知っておく必要があると感じました。
3. 脳内で英語→日本語を繰り返して処理が追いついてない
最後に脳内変換が遅過ぎ/多過ぎて処理が追いつかない問題。これは1とも関連していますが、英語を英語で反射的に理解できていないために、文量が多いと理解できなくなります。これに気付いたときに「英語に没入しないと無理だ……」と生活を英語に全フリすることを決意しました。
要は「慣れ」と「情報の引き出し」が圧倒的に足りない状態だったのです。なので、その2つをクリアしようとして考えたのが、英語を浴びるように聴きまくるというトレーニングです。
英語を浴びるように聴きまくるトレーニング
いつ聴いて/観ていたの?
通勤、移動中、買い物中、ジムで運動中、料理中……と、とにかく動いている間は溜まったPodcastを消化するようにしていました。リズムとイントネーションだけ捉えようと真似したり、知っている単語や表現がでてきたら声に出すなど工夫もしました。
YouTubeは腰を下ろしてリラックスしたいとき(食事中、ベッドでゴロゴロしているときなど)や仕事のBGM的に流して活用していました。
おすすめコンテンツ(時事ニュース系)
今回は時事ニュースに絞っておすすめをいくつか紹介します。初級、中級/上級とか分けていますが、当時はぜんぶ超上級に思えたのでざっくりとした目安程度に考えてもらえればと思います。
初級
NHK ラジオポッドキャスト | NHK WORLD RADIO JAPAN News
国内のニュースはNHK WORLD RADIO JAPAN Newsで収集していました。1エピソードが15分程度なので聴きやすく、なにより国内の出来事(とくに政治系の話題)を英語で伝える際にも使える単語やネタが豊富なのでおすすめです。音だけじゃつまらないって方はビデオコンテンツやLive配信も無料で利用できるのでチェックしてみてください。
またNews from NHK Worldは、中国語やフランス語、スペイン語などでも日本のニュースを配信しているので、英語以外の言語に興味がある方にもおすすめしたいです。
中級/上級
Apple Podcast内のThis Morning With Gordon Deal
アメリカのニュースで聴きやすいと思ったのはThis Morning With Gordon Deal。1エピソード30分前後なのでNHK WORLDより長いですが、それでもアメリカ国内のニュースや生活情報をシンプルに紹介してくれるのであっという間です。最近だと、2月9日がアメリカのNational Pizza Dayということをこの番組から知って目から鱗でした。
DW Newsは主にドイツを中心としたヨーロッパでの出来事や世界各国のショートドキュメンタリーをLive配信しています。欧州英語に触れたい方にはおすすめです。
ざっくりとしたヨーロッパの状況が知れるのと、定期的に紹介されるDW制作のドキュメンタリーがとても面白いです。日本のドキュメンタリーでは絶対に触れられない世界が映し出されているのが特徴です。最近観た中で断トツに度肝を抜かれたのは、グアテマラのギャングに密着してみたやつです。ツッコミどころ満載なのですがギャングの壮絶な生活に唖然としました。
*ドキュメンタリー専門チャンネルもあるので興味ある方はこちらもどうぞ。
YouTubeが続きますが、アジア圏のニュースはCNAをよく観ていました。シンガポール発のニュース番組で、Live配信がYouTubeで観れます。シンガポール国内のニュースもですが近隣アジア諸国のニュースも紹介してくれるので、アジア圏のニュースはこれで賄っちゃってます。
該当インタビューのシーンで特徴的なシングリッシュやその他アジア圏の訛りのある英語が聞けるのもいいですね。
まとめ
ニュースばっかりで飽きる……と感じた方は、SpotifyやTuneIn Radioというアプリを使ってローカルのラジオ番組を聴いてみるのもいいかもしれません(シンガポールにいたときは987FMとかよく聴いていました)。
ちなみに今回は取り上げていないですが、Netflixも結構活用していました。Podcastと併用して、すでに観たことある映画やドラマをダウンロードして、バックグラウンド再生しながらひたすら繰り返し聴いて台詞からシーンを想像する……なんてことをやっていました。
情報源を広げ過ぎるとキャッチアップが大変なので、いろいろ聴いて自分にあったものに絞って試してみてください。
次回はWeb制作会社らしく、英語で聴く・観る海外のテック系ニュースをまとめれたらなと思います。それでは!
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