こんにちは、外部メディア制作チームのエディターのぞみーるです。
新しい生活様式になりましたが、皆さんいかがお過ごしですか?
LIGはことしの2月からリモートワークに移行していますので、以前のように毎日出社する生活スタイルではなく、基本自宅で業務にあたり、ときどき取材時に出社・外出するスタイルとなりました。
これまで通勤に1時間かけていたので、通勤がなくなるだけでこんなストレスがなくなるとは! とくに猛暑だった8月に毎日の通勤が必要なかったのは、心身ともにありがたかったです。
と、同時に毎日通勤しないのなら、高い家賃を払って都内に住む必要ってないのでは……と気づいてしまったわたし。つい郊外の広めの物件を検索しては、コロナが落ち着いたら引越ししたい……と夢想する日々です。
目次
【LIG社・2020年4月以降の取材対応の意向】
生活様式も変わりましたが、人とお会いすることが前提となるわたしたちエディターの記事制作の方法も変わりました。
出演者や、他社への取材をするときは、LIGとして以下の取材対応をすることで決定しました。
新型コロナ感染症対策に最大限留意した上で取材対応を実施してまいります。
具体的には、下記を徹底いたします。
- 三密(密集、密着、密閉)を避けた行動
- マスク着用の徹底
- アルコール消毒の徹底
- 取材・撮影の場所は、感染リスクの低い環境を確保(換気のいい場所、かつパーソナル・ディスタンスを保つ)
その上で、企画内容や取材対象者によって、関係者各位との協議の上で、下記のように取材対応を実施いたします。- ビデオ会議などのツールを活用した遠隔取材の上で、後日撮影(感染拡大収束後、もしくは拘束時間・人数を最小限に)
- 個人で応じてくれる取材先には状況をみて感染リスクの低い環境で取材、撮影
アフターコロナの取材方法
2020年4月以降、今までと同じように対面で取材することは難しくなりました。
これまでの“当たり前”の方法が通用しなくなったことで、わたしたちも戸惑いましたが、そんななか工夫して制作に至ったコンテンツとその方法をご紹介します。
オンライン取材にする
最近は、対面取材ではなく、オンライン会議ツールを使用した取材記事を見かけることも多くなってきました。
わたしたちも、4月のころはインタビュー中の写真が必要と考えていたので、先にオンラインでインタビューして、緊急事態宣言が解除されたら、撮影をする予定でいましたが、状況がすぐに変わることがなかったため、それも叶わず……。
オンライン取材中の様子・そのパソコンの画面・スクショを活用して、成立させることにした記事が以下です。
LIGブログ:【auじぶん銀行の実例】カードローン手続きにeKYCを導入した結果、企業もユーザーも本人確認がラクになりました
メディアプランナーのころもさんが、オンラインで企業さんにお話を聞くという内容。
- インタビュアーがパソコン(オンライン取材の画面)を見ている様子
- パソコンの中に映るインタビュイー
この2点の場面をおさえることで、オンライン取材している様子を伝える形が、オンライン取材記事の基本になっていますね。
これはオンライン会議のスクリーンショットで構成されている記事。社内メンバーの座談会だからこそ、成立している記事ともいえるかもしれません。
取材をしなくてもいい企画にする
取材をしないで記事にするというと、ネットで集めた情報を記事にするいわゆる“コタツ記事”を想像しますが、この場合は通常時であればインタビューをさせてもらうような専門性の高い方に直接執筆をお願いする企画ということです。
BIC SIMコラム:快適な在宅勤務の環境作り&あると便利なグッズってなに?
これはIT系ライターさんに依頼して制作した、リモートワーク企画(4月公開)。
そういえば、リモートワークにより腰痛を発症しまして、最近オフィスチェアを購入しました……。会社になにげなくあったあの椅子たちは今までわたしの腰を守ってくれていたんだな、いなくなってわかる本当の良さ。
わたし的快適なリモートワークに必要なグッズは「オフィスチェア」でした。
ライターのみが出演者となる記事にする
対面取材の問題になるのが、スタッフが集まって「密」になってしまうこと。企画はある程度限られますが、体験談などライターひとりで完結する記事にするというのも手。
LIGブログ:オンライン予約・配信・決済が簡単かつ無料! 「SELECTTYPE」は予約システムを使いたい人の強い味方です!
この記事のように体験談であれば、人事のれいこさん1人の撮影と使用したツールの画面で構成できるので、密にならずに済みます。
写真の代わりにイラストにする
本来であればプロのカメラマンの手によって、出演者や商品の素敵な写真を撮ってもらうのですが、対面取材ができない場合、オンライン取材でネックになるのが、「写真」です。
とくに専門性が高い出演者の話の場合、写真の代わりに、内容の補足的なイラストにしました。
こちらの記事は眼科医の先生に電話でインタビューをし、先生のお写真は宣材写真をいただき、それ以外はイラストを制作しました。
「スマホ老眼」や「ブルーライト」など文字だけでは理解しづらい説明を図解できたのはよかったのでは、と思っています。
出演者の方に写真を用意してもらう
イラストと同じく、カメラマンによる写真の代替案として、出演者の方に写真を撮影して送ってもらう、という写真もオンラインでやりとりするパターンですね。
取材はオンラインでしたうえで、ご出演者のプロフィール写真と紹介したグッズ写真を掲載しています。
この方法にご協力いただける方は限られますが、ブログやYouTubeなどご自身で発信している方もいらっしゃるので、その場合比較的協力してもらうやすいのかな、と思います。
オンライン取材の状況を使用したストーリーにする
内容的にはオンライン取材なんですが、それにプラスして記事内のストーリーにオンライン取材という展開を自然に組み込んだりしてみたので、紹介させてください! がんばったよ!
BIC SIMコラム:「5Gってなに? 今すぐ使えるの?」5Gの専門家が本音で色々と語ってくれた。【世界一わかりやすい5G入門】
記事の展開としては、部屋にいてダラダラと検索していたところ、突然オンライン会議画面が開き……という、異世界に迷い込むパターン。
わかるひとにはわかる、Zoomというオンライン会議ツールのデフォルト画面である宇宙背景からイメージした「魔法少女ま…か☆…ギカ」のパロディです……。
ある意味、オンライン取材の画面を生かした記事内容になったかな、と自負しています。
ニッケンで発見:AIやロボットは仕事を奪う悪者!? それとも人を助ける仲間!? 人間の働き方の未来について先端技術にめちゃくちゃ詳しい稲見昌彦先生に聞いてみた
こちらも専門家の先生にテレビ電話で相談するという展開。
話の内容が「人間拡張工学」というものなので、内容も相まって先生もバーチャル感が出ていて、マッチしてる!
対面取材だけどマスク着用
対面取材でも感染対策は行わなければなりません。通常は撮影のときだけ、短時間マスクを外してもらい、距離をとることが多いですが、このようにマスク&ソーシャルディスタンスを記事内に書いてしまう、というのも今ならではかも。
ゲーム配信者という出演者をお迎えしてのこの記事は、トレードマークの(?)サングラス&マスクで謎雰囲気が出て、さらにユーモラスになっている気がしますね(笑)。
さいごに
もちろん、感染対策をしながらこれまでのように対面取材させてもらっている記事もあります。
その場合も、取材の場所に大人数が集まらないように、人数制限などをしてなるべく密にならないように気をつけて撮影をしています。ご協力いただいている皆さま、本当にありがとうございます。
これからも、どんな状況下でもできる範囲で創意工夫して、よりよい記事を作ることもクリエイティブだと思って、コンテンツ制作をしていきたいです。