私が輝く、夏がはじまる。
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【コンテンツ制作の裏話】岩下の新生姜ミュージアムが楽しすぎたけど、コンテンツに載せられなかったからここで書きます

のぞみーる

こんにちは、エディターののぞみーるです。

前回コンテンツ制作の裏話を書いて、あの記事好きです、と言われることがあったので、第2弾を書こうと思います。調子に乗っちゃって。

取材はコンテンツ制作の8割

わたしは普段、外部メディアコンテンツ制作チームに所属していて、ご依頼いただいたクライアントのオウンドメディアのコンテンツ制作をしています。

これまで実際に制作したコンテンツについては、こちらの記事でもご紹介しています。

クライアントのメディアに載るコンテンツなので、基本的に、複数回の確認が必要になります。

コンテンツ作るまでのクライアントとの確認事項
  • 予算・スケジュールのご相談
  • いただいた予算、コンテンツの希望スケジュールで使える経費と時間が決まるので、どのような企画がやりたいかなども伺って決めます。

  • 企画案のチェック
  • これからこんなコンテンツを増やしたい、記事にしたいテーマと希望を伺い、いくつかご提案。その中で制作するコンテンツを選んでいただきます。

  • 構成案のチェック
  • 企画案から取材が実現可能か、出演者のアサインが可能か判明後、コンテンツの必要要素を決めます。特に落としどころ=テーマの共有が重要。

  • 取材
  • すべての準備がこの日に通じる……不足やイメージ違いが起きないように、当日クライアントに立ち会っていただく場合もあります。

  • 原稿(テキスト・写真)のチェック
  • 取材の内容、メディアのトンマナ(文章、写真それぞれ)や伝えたいテーマがブレていないか、クライアントのご希望が形にできているか確認していただきます。

  • 納品データのチェック
  • クライアントのメディアに載るコンテンツとして、相応しいか問題ないか、デザインやPC・SP表示など最終確認していただきます。

これだけ何度もクライアントの確認をするのは、ひとえにトラブルを防ぐため

恋人同士が別れる不毛なよくある理由のひとつに「察して欲しかったのに」というものがありますが、恋人という近い関係性ですらトラブルの要因になるのに(とくにはじめてお仕事する)他社さんの方のお気持ちをすべて察することは難しいのです。

そのため、事前にオウンドメディア全体のイメージ、文章のトンマナ、写真のテイストなどのご希望は伺うのですが、実際にコンテンツとして形になったときに「イメージと違った……」というご意見をいただくこともあります。

写真であればPhotoshopでレタッチしたり、インタビューであれば原稿チェックの際にメールで追加質問したりして、なんとかご希望に添えるように工夫するのですが、せっかくLIGを選んで、ご依頼いただいたのに、ガッカリしてもらいたくない、という気持ちもあります……。

基本的には取材時の素材がすべてです。編集者の仕事は、取材が8割といっても過言ではありません。だからこそ、取材対象者のことを調べに調べて構成案を作り、取材で不足が出ないように構成案の段階で要素を何度もクライアントにご相談し、当日もイメージと相違ないか都度ご確認いただきながら、慎重に取材をすすめていきます。

ここまで前振りが長くなりましたが、今回はそんなコンテンツ制作中「取材の後に苦悩した」話をしたいと思います。

それはコンテンツ取材で岩下食品さんへ伺ったときの話

さて、コンテンツ制作の際には、企業さんや著名人へ取材に伺うことが多いです。

(以下、2020年1月の話となりますので、ご了承ください。)

少し前のこととなりますが、とあるオウンドメディア様からご依頼いただいたコンテンツ制作に「岩下の新生姜」で有名な岩下食品さんにお伺いしました。

対面での取材が当たり前の頃だったので、「生姜の効能についてお伺いしたい」と取材のお願いしたところ、快諾いただき、「岩下の新生姜ミュージアムにお越しください」とお返事いただきました

企業の場合本社オフィスなどでの取材が多いのですが、ミュージアム?? そこに会議室があるとか?? と困惑しつつも、元々面白い施設だということはテレビやニュースで見たことがありましたので、少し伺うのが楽しみになりました。

「岩下の新生姜ミュージアム」を見学したら楽しかった!

岩下の新生姜ミュージアム
住所:栃木県栃木市本町1-25
電話:0282-20-5533
営業時間:施設 10:00~18:00
カフェ 11:00~18:00(L.O. 17:30) ※イベント開催日は時間が変更になる場合あり
定休日:火曜日(祝日除く)、年末年始 ※その他臨時休館あり
URL:https://shinshoga-museum.com/

到着したところ、先にミュージアム内を見学させていただけるということで、広報の方のご案内で岩下の新生姜ミュージアムへ。

Oh…
さっそく、入り口から大きめの生姜がお出迎えしていただきました。

 

そこをくぐり抜けて中へ入っていくと、見渡すかぎりのピンク。ピンク。ピンクの世界。長年のパッケージが並んだ「岩下の新生姜パッケージギャラリー」。こんなに圧の強いピンクは初めてです。

 

岩下の新生姜って日本で売っている「生姜」とは違う品種なんですね! 知りませんでした。

 

これまでのコラボ商品が並んでいるのですが、その種類の多さ、圧巻です。岩下の新生姜がいろんなところで愛されているのがわかります。

 

これまでもアーティストさんとコラボなどをしていた岩下の新生姜ですが、社長さんが音楽がお好きだからだそうです。たしかに印象的ですよね、あのリズム。

そして、「音の廊下」を抜けると……

???

「世界一大きな岩下の新生姜ヘッド」がありました。横から伸びる箸と指に大きい新生姜を食べる巨人がどこかにいるのか? と確認……。(いたら怖い)

岩下の新生姜ミュージアムのプロフェクションマッピング

まさかのプロジェクションマッピングが……

んんんん???
どういうことだってばよ。

季節によっても映像が変わるらしく、わたしが見たときはバレンタインバージョンだったそうです。(撮影当時2020年1月)

さらに、その奥を進んでいくと「新生姜のお部屋」がありました。

 

ベッドで寝る前の読書をしている新生姜さんがいらっしゃいました。

お、お邪魔します。

よく見ると、本棚には『シン・ショウガ』や『吾輩は新生姜である』など有名作品のしょうがオマージュ本がたくさん。ネタが細かい!

 

広場の壁面には、壁一面に映し出されたイワシカをタッチして遊ぶ体感型ゲーム「イワシカあつめタッチdeキャッチ」。映像を駆使した、そんな新しい技術を無駄づか…いえ、贅沢に使っているゲーム。プロジェクションマッピングもそうですが、“おもしろい”ことに投資を惜しまない企業体質があるんだろうと羨ましくなりました。
(※感染症対策のため2021年6月現在休止中※)

 

もちろん、ちゃんとした岩下食品さんの「HISTORY」についてのコーナーもありました。岩下食品さんは、明治32年(1899年)に乾物・野菜類の小売業「八百源」として創業したという100年以上の歴史があるそうです!100年以上!

 

「ジンジャー神社」……ダジャレ?

 

生姜でできた鳥居をくぐると、神社らしく「おみくじ」が。この頃には岩下の新生姜ミュージアムに魅了されていたわたしは、すっかりお客さん気分でおみくじをひいてみると……

 

「大大新生姜」!!! 大吉みたいなものでしょうか。うれしい!! 今日はいい取材ができそうです。

この後、会議室で改めて取材・撮影をさせていただいたのですが、正直「岩下の新生姜ミュージアム」楽しかったです! 皆さんもコロナが落ち着いたら、ぜひ遊びに行ってみてくださいね。

取材してご丁寧に対応していただけると、その企業のファンになることがあります。
わたしは、あれから岩下の新生姜をお味噌汁やスープに入れようになりました。生で食べても美味しいんですけど、熱いお味噌汁に食べるとポカポカ効果が増す気がするんですよね。何やら、体温が上がることで免疫力もアップするとか。

お味噌汁に岩下の新生姜、おすすめです!

取材後の苦悩

岩下の新生姜ミュージアムからの帰り道、わたしは悩んでいました……。取材自体は、商品開発担当様に興味深い話をたくさん伺うことができて、撮れ高は十分でした。

ですが、自分が感じた魅力を人に伝えるのが編集者の仕事だと思っているので、岩下の新生姜ミュージアム楽しかったっていうことも伝えたいなああ〜〜!! (ため息)

これが岩下食品の企業取材であれば、岩下の新生姜ミュージアムも関連施設として紹介できましたが、今回はテーマ的に難しく。

上の見出しでクライアントに何度も確認しながらコンテンツ制作をしていることをお伝えましたが、企画案・構成案と都度都度クライアント確認しているので、基本的には取材後に構成を変えるということはほとんどありません。

(かろうじて、インタビューのお写真を岩下の新生姜ミュージアムのこの「新生姜のお部屋」のソファにて撮影するという遊び心を取り入れたので、見つけた方はウフフと思ってください)

もったいない取材が発生する理由

ほかにも、興味深い内容の取材ができたけれど、結局コンテンツの中に盛り込めなかったというもったいないことが起こってしまう理由はいくつかあります。

  • 伝えたい内容とかけ離れている
  • 1つのコンテンツの中でテーマとブレていると、「一体何の記事だったんだ……」という読後感になってしまうので、基本的にはコンテンツは1記事1テーマが読みやすいと思います。

  • メディアのテーマと合わない
  • 基本的にオウンドメディアには、共通のテーマが存在していることがほとんど。今回取材に行ったオウンドメディアのテーマが「温度」でしたので、それ以外の内容ははずれてしまいます。

  • 記事の文字数が足りない
  • オウンドメディアによって、構成案の段階でだいたいの文字数を決めているので、構成として入れられない場合はもったいない……と思いながらもはぶくことも。

最近はスマホでコンテンツを読む人が増えて、Webのコンテンツは全体的に記事のスリム化(簡便化・わかりやすさ)が求められているように感じます。

わたしの個人的な印象ですが、ユーザー率がスマホの人が多いメディアであれば3000〜4000文字、PCで見る人が多いメディアであれば5000〜6000文字くらいが、読者に最後まで読んでもらえる文字量なのかなと思っています。

なお、取材時に想定外の撮れ高があり、それがメディアのテーマが合っていて、伝えたい内容が深堀りできている内容の取材であれば、クライアントにコンテンツを前後編、2記事にするなどのご提案をすることもあります。

さいごに

さて、ここまで読んでくださった方はいつ編集のHOWTOが出てくるんだろう? と思っているかもしれませんが、今回は残念ながらありません!!!

ごめんなさい……。

岩下の新生姜ミュージアムが楽しかったことを伝えたいだけ!

なにが言いたいかって取材はたいへんだけど、コンテンツ制作しているとたまにこんな笑っちゃうほどおもしろいことがあるよ!ってこと。エディターはそんな楽しい仕事だよ!ってことです。

好奇心・知識欲が旺盛な方、自分も生姜の効能について聞きに行ったら、いつのまにか岩下の新生姜ミュージアムに迷い込んでたんだ……という体験をしたいと思ってくださった方は、状況に応じて随時、エディター(編集者)を募集していますので、ぜひご応募くださいね。

お待ちしています!

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