こんにちは。デザイナーのまべです。
すっかり季節は秋めいてきましたが、秋は採用市場が活発になる季節です。そこで昨今気になった採用サイトをいくつかご紹介したいと思います。
目次
S-GROOVE
https://www.s-groove.co.jp/freshers/
カラフルな配色の中に質の高い社員さんのポートレイト写真が特徴的なこちらのサイト。いろんなギャラリーサイトや雑誌にも載っているので知っている方も多いと思います。
大きめに配置されたタイポグラフィとメニュー、ボタンでユーザビリティを担保し、支給の写真とも思われる写真もデュオトーンに加工して全体のトンマナを整えています。淡い配色ながら大人っぽく、センスの良い会社というイメージを醸成させるデザインに仕上げています。
つばめタクシー大和グループ
https://tsubametaxi-yamato.com/
鳥に擬態した青い人の写真のビジュアルと、滑らかなアニメーションが独特な世界観を醸し出しているサイト。斜めに切り替わるページ遷移や写真の切り替えアニメーションなどからも、「ツバメ」「タクシー会社」らしいスピード感が感じられます。
超理系採用 SPECIAL | HAKUHODO & HAKUHODO DY MEDIA PARTNERS RECRUIT 2020
https://h-mp-recruit.jp/2020/special/
グリッチエフェクトとスプレッドシートのようなグリッドのデザインがスタイリッシュな、博報堂メディアパートナーズの採用企画サイト。データドリブンな時代にふさわしく自分のスコアが公開されてしまうという、超文系の自分には恐ろしい企画です。
amana recruit 2020
時々見かけるコンテンツメディア型の採用サイト。写真の会社らしく「フォーカス」というワードを使い、働く人やプロジェクトにフォーカスした記事がたくさんあり読み応えがありますね。Instagramでの「#アマナセンス採用」もユニークな企画です。
株式会社マイナビ 2020年新卒採用サイト
マイナビのサイトは毎年クオリティが高く注目しているのですが、2020年版もWebトレンドを随所に落とし込んでいます。特にモチベーションチャートと連動した社員紹介ページは、個人個人の成長が想像しやすく、良いデザインだと思いました。
TOYOTA 高校生向けリクルートサイト
http://www.toyota-monozukuri.jp/
今年のBtoB広告賞を受賞しているこちらのサイト。クルマづくりの未来、裏側やそこで働く人たちの生活を、親しみやすいイラストや映像を使い丁寧に描いています。
大学生向けの新卒サイトよりもターゲットの年齢が若いせいか、男女別のコンテンツに分けるなどしてより具体的に想像できるように工夫されています。
サイトに載せきれない情報についてはパンフレットをダウンロードできるようにするなど、おそらく初めて社会に出ることになる高校生の不安を払拭するためのフォローをとても丁寧にしているように思います。
採用情報 | 株式会社プロシップ
https://www.proship.co.jp/ecruit/
メッセージは、THE 採用サイトといった感じのものですが、スクロールすると階段を登っていくインタラクションと、縦書きのタイポグラフィを組み合わせて会社を説明していくユニークなデザインになっています。縦書きの文字の可読性もよく、1Pにかなりの人数が登場しているので、撮影ディレクションが大変なのも想像できますし、実装レベルの高さが伺えますね。
新卒採用 | 楽天株式会社
https://corp.rakuten.co.jp/careers/graduates/
展開するさまざまな事業で架空の街をつくり、そこで働く人たちと組み合わせてビジュアル化したダイナミックなデザイン。昨年から流行しているアイソメトリックをイラストのまま使用するのではなく、撮影し実写にしてしまうアイデアが素晴らしいです。実はこれ前職の同僚が制作したのですが、とてもセンスに嫉妬した覚えがあります。
BizReach Designer Recruitment
https://recruitment.bizreach.design/
こちらはキャリア採用のページです。ご紹介したくて入れてしまいました。ビビットなイエローとループする動画サムネイルを並べ、カジュアルなカルチャーを表現しているデザイナーに特化した採用サイト。
大胆なタイポグラフィと「WE DESIGN it」のメインコピーに「with you」を合わせてコンバージョンを促すなど、情報取得〜意思決定までのUXが計算されています。デザインフィロソフィーが採用サイトにまで落とし込まれている印象です。
まとめ
まだまだ紹介しきれないくらいあるのですが、採用サイト全体としては、近年の売り手市場の背景もあり、採用サイトの需要や求められるクオリティも上がってきています。
WebGLが使われたアニメーションに凝ったサイトなど、デザインや技術面での進化も目を引きます。しかしデザインだけの話ではなく「#〇〇採用」など企画にエッジが立っていたり、動画やSNSでの集客など、採用方法全体がさまざまな手法で多様化しているようにも感じられます。
『採用ブランディング』という本が出版されて以来、そのような傾向はますます高くなってきているように思います。
LIGでも多数採用サイトを制作しており、アワードを受賞しているような実績もございますので、ぜひ一度ご相談ください。
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