こんにちは、営業活動5年目で現在マネージャーをしております、よすけです。
本記事は、少しでも世の営業マン達の役に立つ情報を発信することを目的にした連載です。第一回目の記事では、多くの営業マンがぶち当たる最初の壁・テレアポについて書きました。 営業がつらいと思った瞬間。受付のお姉さんが人間だと認識してくれない、素でつらい。〜テレアポ編〜
記事の最後で「営業の悩み」に関するおたよりを募集したところ、想像以上にたくさんの方からメッセージをいただきました。正直1通くればいい方だと思っていました。本当にありがとうございます。次回以降、随時お返事できればと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
最近は「インサイドセールス」「フィールドセールス」「アカウントプランナー」「セールス」「アカウントセールス」……営業マンを表現するさまざまな言葉が出てきています。さらに「働き方改革」なる波がどしどしと押し寄せることで、過去に存在していた営業=馬車馬といったイメージからだいぶシャープなものになったのではないでしょうか。
しかしながら、どれほど名前を変えようとも顧客のフロントで最前線でお金を扱うかぎり、つらいことは絶えません。
特に営業の存在意義、役務とは「売上」を持ってくることであり、頑張ることではありません。手を動かして何かが生まれるわけではないため、数字がなければノーバリューとも揶揄される仕事でもあります。
そこで今回は、過去ノーバリューだった私が土日出勤していたエピソードをご紹介いたします。僕の過去の体験と対策をまとめることによってなんらか日々に変化をつけるきっかけにできれば幸いです。
そもそも「土日出勤」とは何か
「何か」もなにも、数字を達成できていない人が、達成を目的として行う課外活動です。数字を至上命題として追っている営業活動において、数字が足りない=死を意味します。
人間の原理原則として、普通に考えると死ぬよりは生きたいと考えるわけですから、数字が足りないと「死にたくないし、出勤するか」といった思考になるわけです。
弊社LIG社においては、そもそも土日出勤の文化は顧客となる企業が営業していないためありませんが、会社によっては「自主的な補填活動」とされるのか「休日出勤」として扱われるかは率直に申し上げて差があることと思います。弊社LIGに入った際には、「とんだホワイト企業に迷い込んだもんだ」と驚いたものです。
全体の集合時間に行ってもぜんぜん人がいない
まず、休日出勤に対して馬鹿正直なメンバーが食らう一歩目ですね。
はい真面目、はい頑張って起きた、だがしかし無駄でしたね。人がいないため朝礼をすることもできず、コンビニのおにぎりをほおぼることが最初の仕事になります。
土日の緩やかに流れる空気に飲み込まれどんどん進む私語、そして進まない仕事、一日がなんとなく過ぎてなんとなく帰る、そんな寂しい日もあります。
対処:前日に上司がどこに飲みに行くのか確認する
空気が緩みやすい土曜日の空気を絞められるのは上司のみ。そんな上司がいないと絶望的な結果が待ち受けます。そこで大切なのは前日に飲みに行く場所のチェック。それさえすれば次の日の上司の出勤時間を読むことができます。
個人的には「六本木」「銀座」は要注意、「新宿」「渋谷」は後輩を連れて旅立つときにはカラオケフィーバーの流れもあるため、警戒が必要です。
本質的ではないですが、会社に出社する際の出社人数について想定する目安にはなります。自分のモチベーションを維持するためにも、明日の戦力は確認してから帰路につきましょう。
いっそ一緒に飲みに行くと、何もかもが楽になるって考え方もあります。
土日に上司からの電話「お前今出勤してる?」
幾つかのケースがありますが、だいたい提案の件か数字足りないかちゃんと稼働しているかのどちらかです。
出ないと怒られますが、冷静に考えて出たところで状況が変化しないのも明白です。
もはや出社したからには集中して作業させてくれよとも思わなくもないですが、泣く泣く電話に出ては、なんともない話を聞くわけです。
対処:一回シカトする
心に悪いです、一回シカトしましょう。そして、タバコを吸ったり、コーヒーブレイクをして心を整えたあとに電話をしましょう。
次に、大事なのは出たときの言い訳。
「すみません……テレアポ長引いてて出られませんでした……」
これしかないです。むしろ電話の目的が稼働してるかどうかの確認でしかないので、これが最善です。
酒を飲む人が現れる
自主出社なので休みっちゃ休みなんですが、酒を飲む人が現れます。
個人的な経験だとだいたいアサヒか黒ラベルです。人種的なものだと僕は思ってます。だいたい上司も休みということも相まって、許してもらえるケースが多いです。
対処:一回飲む
郷に従え的なやつです、僕は一番搾り派です。
実際お酒を飲むことでリラックスした営業ができて成果が上がるケースも多分あります。もちろん、ほろ酔いで止める位くらいでないとリラックスにならないので注意です。
結局効率の悪い稼働になる
酒を飲んだり、二日酔いで行う稼働も多いため、単純に効率が悪くなります。正直、仕事してる時間よりポカリ飲んで宙を見てる時間の方が多いときもあります。
対処:時間を区切って「稼働」と「準備」を分ける
会社に来てトイレで寝ましょう、がすべてです。
しかし、それだと対処にならないためしっかりと答えると、時間を分けることが大切です。
特に二日酔いに関しては、まだ酔っ払っている午前中に勝負を掛けて、具合が悪くなる午後に帰ることをおすすめします。酒が抜けて元気になったらという考えは素人です。やるなら酔っておかしくなっているうちにです。
休みが1日しかないことに気付く
そう、終わったあとに気付くんですよ。「明日寝たら明後日仕事じゃね?」って。
さらに言うと予算に対して追ってる時間もなくてもはやパニック。
対処:敢えて同期と飲みにいく
忘れましょう、飲んで忘れてそれ以上のことは明日考えましょう。
セールスがつらいことをわかってくれる仲間と飲みにいきましょう、それしかありません。仮に一緒に行く仲間がいなかったら、ストロングゼロとからあげクンのコンボです。
まとめ
実際に休日出勤のメリットについて本気で答えると、土曜日の営業活動は効率的な部分はあります。
営業職で休日出勤をして営業活動が効率的に行えるのは、BtoCかスモールBを対象としたビジネスです。実際に土日の朝は、開店後の活動が活発でない企業もあるため、タイミングが合えば話を聞いてもらいやすい傾向にあります。
ただ、上記のとおり諸刃の剣でしかないので、出しどころは考えましょう。
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