LIGデザイナー採用
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2018.11.14

セブ島に行って深淵を覗いたときの話を書きます。(戦士たちの襲来〜狂乱の宴編)

ケイ(中野慧)

セブに思いを馳せる

LIG/広報室エディターのケイ(@yutorination)です。LIGブログの編集と広報を担当しております。今年の5月にセブ島支社に行ったときのことを、9月に書いてLIGブログで公開しました。

で、この記事を書いている今はもう11月なんだよな……そのあいだにLIGのオフィスも上野から新御徒町に移転したし……。「光陰矢の如し」というか、レポート的な記事を書くのであればさっさと書くべきだったのですが、せっかくなので最後まで書いて公開しようと思います。

 

いきなりですがみなさんは、「キャンディーズ」というアイドルをご存知でしょうか?

70年代に大人気を誇ったアイドルグループで、自民党の石破茂さんも当時ファンだったそうです。人気絶頂の77年に解散し、その際に「普通の女の子に戻りたい」という名言を残したメンバーの伊藤蘭さんは、『相棒』の水谷豊さんの奥さんですね。

そのキャンディーズのヒット曲に「暑中お見舞い申し上げます」っていうめっちゃ楽しげな曲があります。℃-uteもカバーしてました。

で、この曲の歌詞がとてもおもしろい。

最初は

「夏たのしい〜!」

「海で遊んでナンパされるけどあなたに怒られるのでシカトする!!」

みたいな歌詞で、そのあとにサビの「暑中お見舞い申し上げます」というフレーズが続くのですが、最後のパートでは「はやくあなたに会いたくて 時計をさかさにまわしてます」という歌詞が出てくる。

つまり、これって歌の時点ですでに二人は別れてるってことなんですね。

それで最後でサビの「暑中お見舞い申し上げます」が出てくるんですが、前半と全然違うニュアンスになる。昭和の歌謡曲って、曲調は明るいのにこういう凝った仕掛けをしているものがあって面白いなと思うのです。

「ネットは広大」と言われていますので、この曲のパフォーマンスもきっと探せば見られると思います。興味を持っていただけた方はぜひ探してみてください。

前回のあらすじ
僕がセブに出張した目的は、「LIGセールスメンバーの研修合宿に、広報担当としてついていって現地の事業を知る」というものでした。1日目と2日目前半はセブ観光をゆったりと楽しめたのですが、2日目の夕方にはついに戦士(と書いてセールスと読む)たちがセブに上陸します。というわけで時計をさかさにまわして、そのときのことを書いていこうと思います。

2日目後半:戦士(セールス)たちの襲来

前乗りして楽しくセブを観光した日々も終わり、2日目の午後にセールスメンバーがやってきたので、一緒にセブの事業について研修を受けました。

安息の日々が終わり、戦士たちがやってきた。

セブの事業についてレクチャーを受けるLIGセールスの面々

セブの事業について知るためのレクチャーを、写真一番左、LIGセブ支社を取り仕切る「プレジデント」ことせいとさんから受けます。せいとさんの隣からセールスのハチくん、タッキー、リーダーの齊藤ジョニーさん、マネージャーのよすけさん。(※なお、ハチくんはこのあと数ヶ月して編集に異動してきて、先日、とんでもない記事を書きました。)

なお写真には映っていませんが、社長のゴウさん、取締役COOの大山さんも来ていて、セブ支社の現在や今後についていろいろな話を聞きました。

 

LIGがセブでやっている「オフショア開発」って何なの?

最近ニュースでもたびたび「人手不足」が話題となっていますが、日本経済の成長の柱のひとつとなる「IT業界」は、とりわけその問題が深刻です。そもそも「本来必要であるはずの人数」を国内で確保できていないのです。

経済産業省の発表によれば、2015年時点で必要な人材数1,089,621人に対し実際の供給数は918,921人で充足率は84.3%です。これがなんと2030年には、必要な人材数1,443,443人に対して供給数は856,845人となり、人材充足率は59.3%まで低下する見込みです。(参考:経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果~ 報告書概要版 ~」2016年)

今でさえ足りていないIT人材は、今後さらに不足する見込みなんですね。

そこで対策はというと、上記の経済産業省のレポートによれば、シニアIT人材・女性に加えて「外国籍IT人材」の活用が柱として挙げられています。

「オフショア開発」という言葉を近年耳にするようになりました。これは、本国よりも比較的賃金水準が抑えられている新興国のエンジニアを現地で雇用し、上記の「人材不足」という問題を補いつつ、サイト制作やソフトウェア/アプリケーションなどの開発業務にかかるコストを最適化しようという試みです。

企業のWebサイト制作・運用を事業の柱としているLIGの場合は、教育水準が高く英語でのコミュニケーションが可能で、日本との時差が1時間と小さく、国全体の平均年齢が若く勢いのあるフィリピンで、IT人材をたくさん雇用していきたいと考えているわけです。

 

ちなみに……国内のIT雇用って失われたりしないの?

「オフショア開発でアウトソーシング」などというと、日本のエンジニアやWebデザイナーは「自分たちの仕事が奪われるのではないか?」と不安を覚える方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、そもそも日本国内のIT人材充足率は年を追うごとに下がるということはほぼ確定的であり、となると国内での高度IT人材の獲得競争は加熱し「売り手市場」になることが予測されます。オフショア開発の場合はやはり意思疎通の側面で苦労をすることが多く、言語や文化の壁は私たちが思っている以上に高いようです。

こういった点についてもっと詳しく知りたい方は、東京とセブ両方で働くWebディレクターのしゅんくんの記事も参照してみてください。

なので、エンジニアをはじめとしたIT人材は、堅実にキャリアを積んでいけば国内での雇用にあぶれることはそうそうない。とはいえ語学力を身に着けておけば、さらなる活躍の余地が生まれる、ということではないかと思います。

そしてみんなで火鍋を食べに行った

セールスメンバーが集まると不思議と生まれるオラッとした空気に若干圧倒されたはしたものの、結局ここまでは特に事件もなく、レクチャーを終えみんなで夕ご飯へ行くことになりました。

LIGのメンバーたち

一番左が取締役COOの大山さん、そして真ん中にはセブで働くメンバーで「水平線画家」としても知られるモトキウエダの姿も見えます。しかし……何かがおかしい。世界はだいたい「男」「女」半々でできているはずなのに、「男」しかいない……。

 

セブにある火鍋のお店の写真

セブで人気だという、台湾火鍋のお店へ。

 

セブの台湾火鍋のお店で夕食を摂るLIGメンバー

見事に男しかいない……!

ホモソーシャルなLIGセールスと役員陣

この光景を見て僕は、とある映像作品を思い出しました。

EXILEの2015年のシングル「Ki・mi・ni・mu・chu」という曲のPVです。

 

僕はもともとEXILEに興味があるわけではなかったので、曲名はなんとなく知っていたものの、「君に夢中ってことだから甘ったるい恋愛の曲なのかな〜」という先入観を持っていたのですが、映画『HiGH&LOW』シリーズを観たことをきっかけにこの曲のPVを見て、衝撃を受けました。

なんと、「君に夢中〜♪」と歌っておきながら、PVに男しか登場しないんですね。

内容は、EXILEのリーダーであるHIROさんをはじめとした幹部から若手メンバーまでが勢揃いして、楽しく打ち上げ的な飲み会をしているというものです。

「週刊ヤングマガジン」で20年近く人気を博した走り屋漫画『頭文字(イニシャル)D』が2013年に完結した際、今までさんざん主人公と父との関係や「一人前の大人の男になって女の子をゲットする」的なすったもんだをやっておきながら、最終巻では走り屋チームの男だけでバーベキューをして「お疲れ〜!」とやって終わる、という衝撃の結末が一部読者のあいだで話題になりました。

その2年後、まさに『イニD』の走り屋チーム的な存在感を持つEXILEという集団が、「君に夢中〜♪」と歌いながら、男しかいない飲み会を楽しそうにやる。

これこそが、まさに現代的な感性なのだと思います。つまりホモソーシャルこそが至高、というものですね。

ホモソーシャルとは?
英文学者イブ・セジウィック Eve Sedgwick が提起した概念。同性愛(ホモセクシュアル)と区別される、異性愛男性どうしの強い絆のこと。スポーツチームなど体育会系の男性集団にしばしば見られる。近年は男性集団にかぎらず、同性どうしの友愛的な関係一般に広く用いられるようになりつつある。

「ホモソーシャル」的なイマジネーションは近年そこらじゅうに溢れています。要は男女一対一の恋愛関係よりも「同性同士でウェ〜イのほうが楽しいよね」という感性が一般化しつつあるということなのかなと。

LIG自体は男女別なくさまざまなメンバーが在籍しているのですが、セブ合宿に来ていた人たち、つまりLIGセールスメンバー+役員が集まるとEXILE的ホモソーシャル空間が生まれるんだなと感じました。

であれば夜はもちろん……

セブ・ウォーターフロントのカジノ

男だらけの集団は賭け事も大好き。

なので、カジノに行きました。セブのウォーターフロントにあるホテル内のカジノ。

 

カジノ内の写真を撮ろうとしたらさすがに警備員さんに怒られたので、内部の写真はありません。ちなみに『賭博黙示録カイジ』をはじめとした福本伸行的世界観に生き、ギャンブルが大得意なハチくんは、めちゃくちゃ勝ってました。賭け方も非常に勝負師感がありました。メンバーページを見ていただければわかるのですが、よく見ると顔もカイジに似てます。

で、ひとつ言えるのは……「カジノめっちゃ楽しい」「お金を溶かしちゃう人の気持ちわかる」ということでした。ギャンブル依存症については近年、社会的な注目度も高まっています。楽しいからといって、のめり込みは禁物なんでしょうね。

3日目:昼は普通に仕事、夜は狂乱の宴へ

3日目の朝。この日は週明け月曜日だったので、普通に朝から仕事をしました。

普段はバキバキに髪をセットしているセールスのジョニーさんもお客さんに会うことがないため、オフスタイルで仕事をしていました。

 

月曜日なので、「いいオフィスセブ」には続々と人が集まって仕事を始めていました。LIGセブ支社のメンバーだけでなく、コワーキングスペースの利用者もたくさん。

 

お昼はセブメンバーと一緒に、現地で圧倒的人気を誇るファストフード店「Jolibee」へ。(ここにも男しか映っていないな……)

 

セブのジプニー

セブ市街には、色とりどりのジプニーが行き交っています。ひとつひとつが個性的なカラーリングでかっこいいですね。

 

こちらはグリーンのジプニー。ジプニーのいすゞ自動車率は異常……!

 

やはりセブは無法地帯自由なのか、リードなしのわんこがフリーダムに市街地をねり歩いていました。

 

前回の記事にも出てきた、セブメンバーでエンジニアのPatrick。笑顔が眩しい男です。

 

左がJosh。理工系の大学卒で、めっちゃインテリでかっこいい英語を操ります。

右はMark。『NARUTO』『ハイキュー!!』などのジャンプ漫画をはじめとして日本のカルチャーが大好きで、LIGで働いているのもそれがきっかけなのだそう。やっぱりソフトパワーは日本の強みなのかもしれないですね……!

ソフトパワーとは?
その社会のもつ文化や政治的価値観などを背景として、他国から理解、信頼、支持、共感を得て、国際社会で発揮される影響力。武力や経済力、資源を背景として行使されるハードパワーと対比される。アメリカのハーバード大学教授で国際政治学者であるナイJoseph Samuel Nye, Jr.(1937― )が提唱した。(出典:コトバンク

Jolibeeのチキンをいいオフィスセブに持ち帰り、みんなで奪い合いました。

 

「セブの栄養ドリンク飲み比べ記事を書く」と意気込み、仕事をしながら次々と飲んでいくジョニーさん。その後、いっこうに記事を書く気配がないため、ここで記事用に撮った写真を使いたいと思います。

夕食は高級ステーキハウスへ

仕事を終えたら、夜は「うまいもんを食おう!」ということで、現地の高級ステーキハウスへ。この夜はSaikaさんなど女性メンバーもいたのですが、なぜか写真に映っていないな……。

 

めちゃくちゃ肉厚でおいしいステーキでした。COOの大山さんが全部払ってくれました。

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