こんにちは。LIGフィリピン支社代表のせいと(@seito_horiguchi)です。
ここ数年、日本ではプログラミング教育熱の勢いがすごいですが、実はセブ島でもそうした学校が多いのをご存知でしょうか?
今回はそうしたプログラミング教育ビジネスを展開している、フランジア(※)のセブブランチマネージャーの西出さんに久しぶりにお話を伺いました。
※フランジア…ベトナムを中心に展開する大手開発会社。『note』や『NewsPicks』など開発事例多数。
2年目にして波に乗るフランジアのIT留学
― なんかこうやって話すの久しぶりですね。最近フランジアさんが実施しているIT留学がけっこう波に乗ってきている、というお話を聞いたんですが、どんな感じなんですか?
そうなんですよね。今年の4月現在は、フランジアが提供している留学プランに合計11名の生徒さんが来てくださっていて、直近数ヶ月を見ても、継続的に2桁以上の多くの生徒さんが来てくださる予定になっています。
フランジアが提供している2つのIT留学とは?
― フランジアさんは2つの語学学校さんと提携してIT留学サービスを提供してますよね。まだご存じない方も多いかとは思うので、どんな留学プランを提供しているのか紹介していただいても良いですか?
ありがとうございます(笑)。
僕たちは今、現地の語学学校さんらと提携して「グローバルIT留学」という留学プランと、「Ruby on Rails留学」という留学プランを提供しています。
「グローバルIT留学」を一言で紹介すると、海外就職や海外IT企業で将来働きたい、というキャリアを描いている方にオススメな留学になっています。
実際日本の方が海外に出てきてIT開発業務に関わるとなると、実は「ブリッジエンジニア」として働くことが第一歩となることが多いです。
その場合、プログラマとしてプログラミングができる能力だけではなく、仕様をきちんと把握して必要なドキュメントをきちんと準備できたり、現場の開発チームを管理できたり、ウォーターフォールやアジャイルのような開発プロセスをきちんと理解していたり、アウトプットが正しいものか品質管理をしたりと、プログラミング以外の業務も多かったりしますよね。
実際に「海外のIT企業で働きたい!」となった際に、より現実的に現場で必要とされる「ブリッジエンジニア」としての能力の基礎を幅広く身につけていただけるのが「グローバルIT留学」です。
― なるほどですね。もう一方の「Ruby on Rails留学」はどのような特徴があるんですか?
「Ruby on Rails留学」の方は、完全に「プログラミング学習」に特化した、短期集中ブートキャンプのような形にしています。
実際のウェブ開発の現場って、フレームワークを使った開発ばかりだと思うんですが、世界的にもウェブ開発でトップレベルに使われている「Ruby on Rails」というフレームワークを、弊社現役エンジニアが講師・メンターを務めながら、フランジアの新人エンジニア研修課題と同じものを生でやっていただく、というプログラムになっています。
― オブジェクト指向やクラスといった入門者向けのプログラミング学習では飛ばしがちな、だけどめちゃめちゃ重要な部分も丁寧にカバーされていますよね。あれは印象的でした。
優秀なフィリピン人&日本人講師のダブル体制
― 留学の講師はフィリピン人の方がメイン講師だったんでしたよね?
そうですね。それがセブ島で学ぶ醍醐味でもあるかな、と。
ただ、英語での授業が不安な人もいるので、若手日本人エンジニアもTAとしてアサインして、少人数に対して現役講師2名体制でやっていますね。
― フィリピン人の先生ってどんな感じの人なんですか?
1人はRyanという講師です。
彼は、元NECで10年仕事をしていて、過去にはGoogle, Facebookなどとの共同プロジェクトだった日米間海底ケーブルプロジェクトに入っていたりした超ハイレベルな経験を持ってるエンジニアですね。
▲講義を行う『グローバルIT留学』のRyan先生
もう1人Haniはまだ若いんですけど、セブ島IT系ではトップ2校に入っているCIT(Cebu Institute of Technology)を飛び級×次席で卒業しているエリートエンジニアで、しかもかわいいんですよね。
プログラマとして、あの年齢であのレベルで仕事できる人間は、僕も日本でエンジニアとして仕事してましたが、ほぼいないんじゃないかと思ってます。
▲個別に生徒をフォローする『Ruby on Rails留学』のHani先生
― ……お2人ともやばい優秀ですね(笑)。
アジアのTech人材育成のプラットフォームへ
― にしても、贅沢な環境で留学プランを提供していますよね。フィリピン人の現役エンジニアによる英語での講義をメインとしながら、日本人TAまでアサインしている、講師2名体制のIT留学は他にないんじゃないでしょうか。
そうですね。僕らはベトナムでの創業以来、人材育成自体はずっと力を入れている会社ですし、僕がフランジアに入ったのも、国を選ばず優秀な人間をきちんと採用・育成しているアツい会社だから、というのもありました。
開発会社としてクオリティの高い仕事をしているからこそ、この教育ビジネスでもそれを活かしたものを提供したいと思っています。
― なるほどです。そんな「フランジアのIT留学」ですが、今後実現したいことなどは何かありますか?
今年になって色々と未来の絵を描き直そうとしてたんですけど、ひとことで言うとアジアの若手Tech人材を育成するグローバルプラットフォームみたいなものに仕立てていければって思ってます。
僕らは現在6ヶ国10拠点、1000人で活動している開発会社なんですけど、各産業界でトップレベルのスタートアップやIT企業をお客さんとして開発させていただいているので、「グローバルチームで世界トップレベルの開発ができる」という場所になっていると思うんですよね。
今後、僕たちセブブランチもそのような開発力を持っていくなかで、「日本・シンガポール・香港・オーストラリアとかのバリバリのスタートアップ」と開発をしている開発チームの隣に、「日本、台湾、中国、ベトナム、ロシアなど、アジアの非英語圏若手IT人材がこぞって学習しに来てるTechスクールがある」みたいにできるとイケてるな、と思っていて。
それができると、セブという場所をアジアの有望若手IT起業家・エンジニアが集う国際学園都市のように仕立てられると思っているんですよね。それはフィリピンの成長にも貢献できるなぁと。
アジアのわくわくするスタートアップ企業の面白いプロダクトは全部フランジアが携わってる、みたいな世界になったらいいなと思いますね。
― なるほど。まだまだやりたいことが盛りだくさん、という感じなんですね。
実際、西出さんだけではなく、僕がお会いしたことのあるフランジアの方は、やはり強烈な方が多いですし、みなさん持ってる情報量も多くてパッションも高いので、かなり意義の高い留学体験をフランジアさんの留学では経験できそうですね。
今日はありがとうございました!
そんなフランジアさんの留学の情報はこちら
今後の未来に対する展開を中心に聞かせて頂いたのですが、LIGのエンジニアでもある僕から見ても、やっぱりグローバルにイケてる開発会社のフランジアさんの留学内容は、かなり密度が濃いものを提供されているなと思います。
今後海外キャリアも見据えて、IT留学を検討される方は、ぜひフランジアのIT留学も検討されてはいかがですか?
フランジアさんのイケてるIT留学後に、ぜひLIGフィリピンでのインターンないし現地採用にも来てくれたら嬉しいです。

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