こんにちは! マーケ系ディレクターのRISHです!
ページ制作のお打ち合わせの際に、「そういえばLIGさんって、SEO対策ってできるんですか?」とご質問いただくことが、ここ最近増えてきています。
もちろんLIGでSEOのご相談もお受けすることは可能です。
今回はSEOについての基礎知識をご紹介したいと思います。
SEOとは
SEOの由来ですが、むかしむかし、ある会社に瀬尾さんというマーケティング担当の方がいました。その瀬尾さんの最も得意とするのが、検索エンジン最適化だったので、そのままSEOと略されるようになりました。嘘です。
SEOは「Search Engine Optimization」(検索エンジン最適化)の頭文字をとったもので、検索エンジンで何か特定のキーワードで検索されたときに、意図的にサイトの情報を検索結果の上位に表示させるマーケティング手法のことです。
SEMとは
SEOと並んでよく出てくるのがSEMですね!
SEMは「Search Engine Marketing」(検索エンジンマーケティング)の略です。
SEOは検索エンジン側への費用は発生しないタイプの施策ですが、SEMは検索エンジン側に費用を支払い、特定の検索ワードが検索されたときに、検索結果の上位に用意された広告枠に対象サイトを掲載させる検索エンジン側の商品です。
たとえば下記のように、「SEO」で検索した結果の上位4つには「広告」表記されていますよね?
これは、ここに掲載されている4つのサイトを運営している人物がそれぞれ、「SEO」と検索された場合に上位に出てくるようにある程度の金額を払っています。
入札の仕組み
合計で4枠しかないのに、4社以上の会社が同じキーワードを買いたい! となった場合どうするのでしょうか。
その場合はお金で解決してしまいます。単純に言ってしまえば、キーワードに対してオークションのようなことがシステムによって行われます。例えばGoogleの場合、SEMの表示順序は下記の様なロジックで決まっています。
- 単語に対して提示した額が高い順にスコア化
- 実際に遷移先として設定されているページのコンテンツやページ構成の質をスコア化
=上記2つのスコアをかけ合わせ、総合スコアが高い順に掲載順が決定
SEO対策をするのにSEMを知っていた方が良いのは何で?
SEO対策の話をしているのに、なぜSEMが出てきたのでしょうか。
その理由は検索ボリュームを把握するツールにあります。
検索ボリュームを把握するツールは世の中に色々あるとは思いますが、実質、日本で使われている検索エンジンはYahooもGoogleも含めてGooglebotが入っているので、提供元が同じGoogleのGoogle Adwordsを使うことが一番私にはしっくりきます。
ただ、このGoogle Adwordsですが、SEO用のツールではなく、SEM用のツールなんですね。
どの単語がどれくらい色んな人に買われているのかにフォーカスして作られたツールなので、後述するキーワード調査の際にGoogle Adwordsを使用する際には注意が必要です。
SEO対策ってなにをすればいいの?
外部対策
外部対策でもっとも一般的なものは外部サイトからリンクを集めてくる(被リンク)対策が昔から有名です。
「外部からの被リンクが集まってくるサイトはある程度人気のあるサイトのはずだ」という理解を検索エンジンにされることを目的とした方法ですが、最近ではこの手法は以前ほど有効な施策ではなくなりつつあります。
検索エンジン側のシステムもどんどん改善され、被リンク以外の項目の判断の方がサイトの質を判断する点において重視される傾向が強まってきているためです。
内部対策・環境対策
外部対策は検索エンジンに「良いサイトだ」と思わせる施策でしたが、内部対策は「検索エンジン側が良いサイトと定義しているサイトに仕上げる」という逆の発想をします。
例えば検索エンジン側が、モバイルフレンドリーなサイトは質の高いサイトだって定義されているとしたら、制作の段階からレスポンシブ対応をする。というような方法が挙げられます。
ここからは具体的な内部対策、環境対策の方法をいくつかご紹介していきます。
キーワード調査
SEO対策は実際に「キーワード」を検索して検索結果の上位ももってこさせてなんぼです。
そのため「どのキーワードを狙うのか」はSEO対策の中でも最も重要なことといっても過言ではありません。
キーワード調査にはGoogle Adwordsを使い、テーマに関連するキーワードの検索ボリューム、競合の多さを一気に出してしまうことが多いです。
共起語とは
キーワード調査に切っても切り離せないのが、共起語の存在です。共起語とは、たとえば「カメラ」というキーワードがあったとしたら、「シャッター」「レンズ」「ピント」のようにキーワードと一緒に使われる頻度が高い言葉です。
キーワードとともに、共起語の出現回数が高いと、検索エンジンに自然な内容と判断され評価が高くなると言われています。
SEOライティングって何?
SEOライティングとは、上記で触れたキーワード、共起語をバランス良くコンテンツ中に散りばめることが重要です。
この他にも、メタ情報の入れ方など色々ありまして、過去の記事にはなりますが、下記にもまとまっているので参考にしてみていください。
SEOライティングの基礎|初心者向けに書き方のコツをわかりやすく解説
クローラーについて
ここまで「検索エンジンに評価される」という事にずっと触れていましたが、そもそも検索エンジンはクローラーと言われるシステムによってページの質を評価しています。上記でも触れましたが、日本で現在使われている検索エンジンである、YahooとGoogleともに裏側はGooglebotというクローラーで動いています。
なので、このGooglebotに評価してもらえればクローラーの評価は相対的に上がります。このことをクローラビリティが上がるといいます。
SeachConsole
クローラーがサイトにこれまでに何回来ているかはSearchConsoleで確認できます。実際にクローラーがサイトに訪れ、ページを評価するタイミングは、一般的にページの更新頻度に関係すると言われています。また、クローラーがサイトに訪れデータを取得し、データベースに格納されることをインデックス化といいます。
モバイルファースト
レスポンシブ対応されていないサイトは検索結果の順位から意図的に下げられてしまうなどGoogleは、近年モバイルフレンドリーであることを非常に重要視しています。
また、モバイルデバイスでページローディングのパフォーマンス落とす要因を制限して、ローディングを高速にする「AMP対応 (Accelated Mobile Perfomance)」などを行っているサイトはSEO対策に優位になると言われています。
データ構造化マークアップ
データ構造化マークアップとは、検索結果で表示される項目を充実させ、ユーザーに対してのCTを上げる施策の1つであり、これをすることによって他社よりも検索結果の表示を豊かにすることが出来、ユーザーのCTR向上を見込める可能性が高まり、SEO効果が向上すると言われています。
詳しくは以下の記事も合わせて読んでみてください!
【初心者向け】SEO対策における構造化データの種類・書き方を徹底解説!
スニペット
通常の検索結果に出てくるイメージは以下のようなものだと思います。これをスニペットと呼びます。
リッチスニペット
以下のように、検索結果に画像付きでスニペットなどが出て来るくるタイプのものを「リッチスニペット」と呼びます。
強調スニペット
以下のように、検索結果に一部のコンテンツが強調されて出て来るくるタイプのものを「強調スニペット」と呼びます。
まとめ
ここまでお疲れ様です。私も疲れました。
色々なSEO対策でできることをご紹介してまいりましたが、結論としては下記に尽きると思います。
「ユーザーにとって役に立つコンテンツを届けること」
検索エンジン側も、「ユーザーにとって役に立つコンテンツ」をどう届けるのか、それをシステムとしてどうやったら実現できるのかを軸にアルゴリズムを考えてきたわけです。その本質を外さないように考えていけばいいのだと思います。
ではまた!
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