語学留学に行く前に。フィリピン人の英語は本当になまっているの?

語学留学に行く前に。フィリピン人の英語は本当になまっているの?

レッド

レッド

フィリピンに短期の語学留学をしたのち、セブ島でフロントエンドエンジニアとして働いているレッドです。

実は今も語学学校の時に知り合った先生にお願いして、週に 1 回、マンツーマンでレッスンをしてもらっています。

よく、ワーキングホリデーや語学留学を考えている人の間で、フィリピン人講師の発音は、ネイティブスピーカーと呼ばれるイギリス人・アメリカ人と比較されます。語学学校は、ブログなどで正直にネイティブとの違いを発信したり、先生が丁寧に話す動画を見せたり、訛りの少なさをアピールしていますね。

これから留学やワーホリを考えている人にとって、フィリピン英語の訛りは気になることでしょう。

語学学校の意見を鵜呑みにする人もいないと思いますが、僕がフィリピン留学に行って感じたのは、どこの国でも特有の訛りはあるから、気にするだけ無駄だということでした。

今回、留学やオンライン英会話などの選択肢で悩んでいる方へ向けて、僕の個人的な意見を書いていきます。


フィリピン人先生の訛りについての記事

フィリピンじゃなくても訛りはある

これすごく当たり前のことを言いたいんですが、オーストラリアやカナダ、イギリスに行っても、どこに行っても訛りはあります。フィリピン人から見たら、イギリス人の英語はイギリス訛りでしょう。

僕のフィリピン留学時も、アメリカンイングリッシュとブリティッシュイングリッシュの発音の違いを授業で教わりました。結局それって、なまってるってことじゃないですか。

イギリスに就職することが決まっている人以外は、渡航する前から気にする必要ないと思います。

英語はフィリピンの母国語ではない。

「フィリピン人は英語を話せる」というのは、みんなご存知の通りです。若い子のほとんどが話せるのも事実。しかし、50歳以上の人はだいたい流暢に話せないんですよ。タクシーの運転手でも、話せない人は珍しくもありません。

フィリピンの英語教育が、どこまできちんとされているのかは他にお詳しい方がいらっしゃると思うので割愛しますが、英語がわからないとテレビアニメも見れないし、いい仕事にもつけない。それは確かです。

フィリピン人は最後まで話を聞いてくれる

ニューヨークへ観光で長期滞在したとき、下手な英語を話す僕の話を最後まで聞いてくれる人は珍しかったです。話を聞いている途中で、明らかに僕への興味が薄れていく。それは相手の表情を見ながら話す僕にとって、めっちゃ辛かったです。

それにアメリカ人の英語は爆速でした。話すどころか、聞くことすらままならなかったです(あくまで僕の実力の話)。アメリカでは無視された僕の話を、フィリピン人はちゃんと最後まで聞いてくれる。これはフィリピン留学のメリットです。

僕が感じたフィリピン英語の特徴は

  • 遅いから聞きとりやすい
  • 長い文章をたくさん繋げて使うことがないからわかりやすい(that,whenの接続詞を多用しない)
  • ねっとりしている
  • “ファ” が何回聞いても “パ” に聞こえる

日本人は、一般的に “th” や “L” と “R” の発音が下手と言われるように、フィリピン人にも苦手な発音があります。ですが語学学校の先生に関していえば発音の訓練はたくさんしているだろうし、教えるのも母国語じゃないから上手ですね。

シャイで失敗を恐れる日本人にとって、フィリピン人は最高の練習相手です。母国語ではないからか、僕のような下手な英語を話す人の気持ちがわかるのだと思います。優しい人はたまに注釈を交えながら、つたない英語をアシストしてくれることもあります。

まとめ:なまってるけど気にするほどのことではない

上級者でビジネス英語を話したい人ではない限り、発音より先に口語でよく使うバラエティと、正しい(失礼でない)文法を勉強すべきです。

あと語学学校に入ったからといっても、学生同士で話してばかりでは英語はいつまでも上達しません。勉強熱心な学生は、自主的に課外授業とか言いながら、現地の人とコミュニケーションをとったり、先生をご飯に誘ったりして英語を話す機会を自ら作り出していました。

フィリピンの人は英語が母国語ではないので、じっくり最後まで下手な英語を聞いてくれます。たいていの場合、語学力がなくて話せないのではなくて、間違うのが怖くて話さないだけです。

ヘイ! ジャパニーズ! 気にするべきはそこではない!

ほなね

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何をするかも大切ですが、それよりも誰とするかが大切であると考えるようになりました。 人事・採用を軸に、できるだけ多くの人といろんな場所で働きたいです。

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