「エイチームという環境が福利厚生」上場会社がベンチャーであり続けるために必要なこと

ナッツ


「エイチームという環境が福利厚生」上場会社がベンチャーであり続けるために必要なこと

こんにちは、ライターのナッツです。
先日、名古屋にある会社「エイチーム」さんのオフィスへ行ってきました。

 
充実したミーティングスペースに健康的なメニューが揃う社員食堂、そして福利厚生の一環として無料で受けられるマッサージルームと、「さすが上場企業!」と思ってしまうほど素敵なオフィス。エイチームに入ったら、快適に楽しく働けそう……!(ゴクリ)

そんななか、「エイチームという環境自体が福利厚生」だとおっしゃっているのが、取締役でライフスタイルサポート事業本部長の熊澤さん。東証一部上場という大企業でありながらも、チャレンジ精神を大切にし、ベンチャー企業であり続けるエイチームの裏側に迫りました。

熊澤さん 人物紹介:熊澤 博之(取締役 ライフスタイルサポート事業本部長)
2005年6月に株式会社エイチーム入社。現在のライフスタイルサポート事業の前身となるインターネットメディア事業の立ち上げを経て2013年の子会社設立時に株式会社引越し侍・株式会社A.T.サポートの代表取締役社長に就任。2015年、エイチーム取締役・ライフスタイルサポート事業本部長就任。

みんな「が」ではなく、みんな「で」幸せを目指す――エイチームを加速させる当事者意識

A-1

― 本日エイチームさんのオフィスの中をいろいろ拝見させてもらい、すごく設備が整っていて、さまざまな福利厚生があって、本当に「社員の幸せ」を考えられているのだなと感じました。

そうですね、ただ僕らが経営理念として掲げている「みんなで幸せになれる会社にすること」という言葉があるんですが、みんな「が」ではなく、みんな「で」なんですよ。実はこれがとても大事なことだと思っていて。

「誰でもエイチームに入れば、幸せになれるよ」というわけではなく、みんな一人ひとりが当事者意識を持って、経営者意識を持って行動することが、それぞれの幸せに繋がるんだよ、という考えなんです。ただ単に幸せになろうよというのではなく、みんなでそういう会社にするんだ、という意識なんですよね。

しかしながら、「幸せ」という言葉は曖昧じゃないですか。だから「幸せ」の定義を3つ決めているんです。
1つめは「みんなから必要とされる存在であること」、2つめが「金銭的に裕福であること」、そしてこの2つが叶うと3つめの「幸せにしたい人を幸せにできること」が叶えられる。この3つの幸せの定義を、機会があるたびに社内で伝えるようにしています。

エイチーム

― 求職者の中には「エイチームに入れば安泰だ」みたいな考えをされている方も多そうですね。

多いと思います。実際、「上場している会社だから、入っちゃえば安心」と思っている転職者が一時期増えました。ただ、エイチームは挑戦を良しとする文化があるので、そういった安定を求めて入ってくる人は、自分は合わないと感じてか、すぐに退職していってしまうんですね。
我々もすぐに辞められてしまうのは大変なので、いまは「挑戦し続ける会社である」ということをメッセージとして打ち出していっています。

あとは面接でよく話にあがるのは、福利厚生です。ご覧いただいたとおり「働きやすいオフィス環境」に力を入れていますが、それ以外にも「人がみんな前向きで、チャレンジしている環境」というのも福利厚生じゃないかなと思うんですよ。

「明るく楽しく元気よく、成長意欲が高い前向きな人しかいない会社」って福利厚生なんじゃないかなって。勝手に勉強会は開かれるし、ボトムアップで新規事業も提案される。意外とそういう会社って数える程度なんじゃないかなって思うんですね。

「自分はやらないけど、すごいアイデアがあるから出します」社内ビジコンを失敗させない仕組み

エイチーム

― 御社は平均年齢が29歳ということですが、20代でチャレンジ精神がある方って「起業したい」という方が多いのかなと思います。エイチームを辞めて起業する方って多いのではないでしょうか。

もちろん会社を辞めて起業する人間もいます。しかし、「エイチームのすごい人に囲まれて新しい事業を立ち上げる」ほうが、個人で起業するよりもメリットがあると感じてもらえているのかなと感じています。
エイチーム内で事業化して子会社の社長になる、というのを目指している人間のほうが多いのかなと思います。

 
― 社内ビジネスコンテストのようなものもありますか?

はい、「A+(エイプラス)」という新規事業案ビジネスコンテストがあり、3ヶ月に1回のペースで開催しています。エントリーはだいたい30くらいで、案ベースのところからブラッシュアップして「これはいける!」って確信に変わるのが毎回5、6案くらい。それでも、みんな結構落ち込むくらいこてんぱんにされるんですけど(笑)

まあ、チャレンジをするっていうことに意義がありますし、ダメでも次回も出します!となってくれるので、ありがたいです。役員陣も出たりするのですが、役員陣でも落ちます(笑) そんな環境ですね。

 
― 大きい組織での新規事業って、熱量がなくても「やらなきゃいけない」みたいな空気になることがあると思うんです。だから24時間そのサービスについて考えているスタートアップに負けてしまうことがあったりします。エイチームでの新規事業立ち上げはどのようにコントロールしていますか?

そのビジネスアイデアやサービスに熱量が持てないと、絶対失敗しますね。だから、「A+」の審査でも、最終的にどこを見ているかって、やる気とか「これを絶対成功させます」みたいな気持ちの部分を多めに見ていたんですけど、最近はちょっと変えています。

すごいアイデアは持っているんだけど、自分がめちゃくちゃやりたいかって言ったらそうじゃない、というメンバーもいるんですよね。自分がやるんじゃなくて適材適所ですごくやりたい人にやってもらいたい。ビジネスアイデアは出したいけど、自分には立ち上げとかは向いてない、みたいな。

そういう人たちもいるので、いまは「自分はやらないけど、アイデアだけ出してもいいよ」というのもアリにしたんです。これは自分がやりたいですか、誰かにやってもらいたいですか、と。そのようにしたことで、参加するメンバーの幅は広がりましたね。

もともと1社だったのが分社化。それにも関わらず生まれる事業間での社内恋愛?!

エイチーム

社員の若曽根さん(写真左)と一緒に

 
― 2013年に、もともと1社だったのを事業ごとに分社化されましたが、分社化される前と後で大きく変わったことはなんでしょう?

一番は、全員がひとつ上のレイヤーにあがって、ひとつ上の視線を持つようになったことですね。これまで部長だった人間が社長になったわけなので、全員がひとつ上の仕事をしなければならない。なので、判断のスピードも2倍にしないといけないし、任される範囲が広がるので、当然本人たちの当事者意識はグッと高まったなと感じます。

 
― 分社化によって他事業の方々との交流が減ってしまったりすることはなかったですか?

それが、会社側が動かなくても、実はみんな勝手に交流とっているんですよ。部活動があったり、趣味趣向が合う人達が集まってイベントをやっていたり、勉強会を開いたりと、集まる文化がありますね。

弊社では野球部があるんですが、オタクっぽい人間からパーティーピーポーな人間までが一緒になって活動していたり。だからかわからないですけど、事業部間を越えた社内結婚も多かったり(笑) 面白い会社だなって思います。

 
― なるほど(笑) 最後に今後の展望を教えて下さい。

いまはライフスタイルサポート事業とエンターテインメント事業があって、その2つの連携でエイチームとして利益最大化をしていくというのが、長期的な視点ではやりたいことですね。だけど直近の展望としては、まだまだ新しいライフスタイル系のサイトやサービス、事業を立ち上げていくのですが、ライフスタイルサポート事業って「生活にまつわる不安の解消」が根本にあるので、それぞれで繋がることがたくさんあるんです。

たとえば、弊社で展開している引っ越し予約サイトの『引越し侍』と結婚式場情報サイトの『すぐ婚navi』は連携できますよね。引っ越しをして同居をはじめたけれど、結婚式はまだしていないという新婚の方に使ってもらえるかもしれない。そういったサービス間の相互送客をうまくおこないたいなと思っています。そして来期,再来期と事業の強みをもっと最大化させていきたいですね。

おわりに

インタビューを通じて感じたのは、「圧倒的な当事者意識」と「圧倒的なチャレンジ精神」。東証一部上場企業という大企業でありながら、社員従業員一人ひとりが当事者意識を持って挑戦するというのは、エイチームに集まっているメンバーが創りだした文化、そして環境の賜物でしょう。
熊澤さんがおっしゃっていた「エイチームという環境自体が福利厚生」という言葉がまさに的を射た表現でした。

みんなが幸せになるのではなく、みんなで幸せになる会社。
「楽(ラク)」ではなく「楽しい」会社、それがエイチームなのだなと感じるインタビューでした。熊澤さん、ありがとうございました!

 

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ナッツ
この記事を書いた人
ナッツ

4代目広報担当

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