クリエイターが集まる島はどこ?コミュニティスペースからクリエイター集団まで調べてみた

クリエイターが集まる島はどこ?コミュニティスペースからクリエイター集団まで調べてみた

misaki

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長野メンバーが甑島やら宮古島やら屋久島へ行っているのを見て、悶絶しそうでした。エディターのmisakiです。

今年は島へたくさん行きたい。

そんな島への思いが募る日々、少しでも島気分を味わおうと、今回はクリエイティブな取り組みをしている6つの島のプロジェクトを調べてみました。

クリエイティブな取り組みをしている日本の島

ハタラボ島×ノマド村(淡路島)

スクリーンショット 2016-06-02 21.07.48
 

まずは兵庫県の淡路島。
瀬戸内海最大の島である淡路島には、これからのはたらくを模索する「ハタラボ島」プロジェクトがあります。

主に下記の3軸を中心に展開。

  • はたらく力づくり(研修事業)
  • はたらく場所づくり(ノマド事業)
  • はたらく仲間づくり(採用支援事業)

なかでも特徴的なのが、2009年からはじまったノマド村。

アーティストのコミュニティスペースとしてスタートしたこともあり、木のぬくもりあふれる雰囲気! 仕事がはかどりそう……!
シェアオフィスはもちろん、ミーティングスペースや、アトリエが備わっている「ノマド村」。用途に合った活動ができるとのことです!

旅クリ〜九十九島大学(九十九島)

トム・クルーズ主演『ラスト・サムライ』の冒頭シーンにも登場、国立公園としても知られる長崎県佐世保市の九十九島。

99個の島から成り立っているのかと思いきや、実際は208個の島から成り立っているんだそう。

▲Instagramで検索すると、めちゃくちゃ島がありました!!

そんな九十九島では、2015年に宣伝会議が発行する月刊『ブレーン』にて、「クリエイター参画でどれほど地域を活性できるのか」をテーマに発足したプロジェクト「旅クリ」が開催されました。

プログラムのひとつ、地域活性クリエイター養成講座「九十九島大学」では、全国から集まった受講者と、地元をよく知るプロがチームを組み、広告クリエイターら特別講師のもと99の旅のプランや遊びのプランを作成。

2015年のグッドデザイン賞にも選ばれたプロジェクトです!

USIO(石垣島)

デザインの力を通じて石垣島の魅力を再創出していくプロジェクト「USIO」。サイトを見た瞬間、写真がきれいで悶絶しそうでした……!

琉球文化と日本文化、隣国である台湾文化がミックスされている文化背景もあり、「海の『潮』のように人が行き来し、『潮目』のように豊かな交点を生み出したい」という思いのもと、活動されています。

2013年には10個の名産品をデザイナーと生産者が共同再開発。2015年には旅をテーマに石垣島の体験商品を募集。
年々テーマを変え、石垣島のDNAを掘り起こし、ものづくりをおこなっています。


 

2015年にはガイドブックには載っていない石垣島の物語を発信するWebサイト「ISHIGAKI NOW」でオープン。ギャラリーに掲載されている石垣島の写真は営利目的であっても許可を得ずに使用可能です!!!! 

デザインを重視していることもあり、サイトもおしゃれ。島気分を味わいたいときにも、ぜひ!

石垣島Creative Flag(石垣島)

こちらも同じく石垣島から。「クリエイティブで島を盛り上げる」というテーマのもと、2013年秋にスタートしたのが、クリエイターコミュニティ「Creative Flag」です。

石垣島に縁のある編集者やデザイナー、イラストレーター、カメラマンなどのクリエイターらが、石垣島のPR活動をおこなっています。

パンフレットやポスターなどの制作はもちろん、石垣市が取り組む、サンゴ保全プロジェクト「3935プロジェクト」で、水中の360度VR動画を制作も。

サイトのメンバーページには、彫金から羊毛フェルトワーク、筆文字アートなどさまざまなジャンルのクリエイターが揃っており、クリエイターの幅広さを感じました!

OKI 隠岐の島ものづくり学校(隠岐の島)

2012年に始動した島根県の「OKI 隠岐の島ものづくり学校」。

運営するのは島の関係者……ではなく、東京世田谷にある株式会社ものづくり学校です。

世田谷にあった中学校の跡地を利用し、クリエイターのためのコミュニテイスペース「IID世田谷ものづくり学校」として再生させた成功事例から、隠岐の島でも廃校になった小学校を再利用して「隠岐の島ものづくり学校」を開講。世田谷と隠岐の島が姉妹校になっているので、東京ともつながりつつ、島ともつながりたいクリエイターにはぴったりの空間かもしれません!

「OKI 隠岐の島ものづくり学校」は、ギャラリーや最新の映像スタジオ、イベントスペースも完備するコミュニティスペースの側面をもちつつ、島の起業支援に取り組むなどクリエイターの活動も支援しています。

Shall We Design(奄美大島)

奄美大島にあるクリエイター集団「Shall We Design」。

若いクリエイターがI・Uターンしたいと思う場所になるよう、デザイナーを中心に、コピライターや写真家、建築家などのクリエイターが奄美大島で持続可能な環境づくりに励んでいます。

「奄美大島アンダギー」や「奄美ハチミーツ」など奄美の特産品を生産者の方と手がけるなど、奄美大島のPRにつなげることはもちろん、地元住民へデザインの重要性や楽しさを伝えたいと活動中のクリエイター集団です。

kichi(伊豆大島)

さいごに紹介するのは、伊豆大島にあるクリエイティブスペース「kichi」。

地域振興につながりのある企画やおもしろいアイディアを企てるお気軽なクリエイティブ空間が、コンセプトになっています。

運営者の「トウオンデザイン」は伊豆大島の暮らしを伝える情報誌「12class」の発行や、伊豆大島ナビなど、幅広く伊豆大島の魅力を発信。

伊豆大島の玄関口・元町港に近い場所にあるので、行ったさいには立ち寄ってみてください!

おわりに

気になる島はありましたか?

今回紹介した島は一例です。島へ行かれる際にはその島のクリエイター事情をチェックしてみると、おもしろいかもしれません!

それでは、また!

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地域活性の仕事にたずさわった後、LIGへジョイン。 主に外部メディアの運用を担当しています。 映画と旅とエビが大好物です。

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