みなさん、ごきげんよう。
エディターのユリナーシュカです。
最近、人生で一番大切なことがわからなくなってきました。
かの有名な心理学者であるフロイトは人生で大切なものは恋愛と仕事と責任感だと言っています。
皆さんにとって、人生で大切なものは何ですか？
今日はAV男優として絶大な人気を誇るしみけんさんに、恋愛や仕事で大切にしていることを聞いてみようと思います。
しみけんの仕事論〜積み重ねこそ自信になる〜
ーー しみけんさんといえば、男女問わず支持されて、8000本以上の出演作がありますよね。10年以上、AV男優という仕事をされていますが、ずっと大切にしていることなどありますか？
しみけん：自分が何を求められているか考えながら、動いていく。もうこの仕事をして18年目だけど、とりあえず10年続けているものはあったほうがいい。10年間何か続けているものがないと、その人に説得力が生まれない。肩書きや年齢、見た目が失われたとき自分に何が残るのか考えて生きた方がいい。続けていくものはなんでもいい、朝走るでも寝る前に読書をするとかでも。積み重ねだから。俺が仕事以外で続けていることの一つはトレーニング。朝食もずっと同じメニュー。あと、テレビを見るときは必ずメモを取る。バラエティを見るときもニュース番組を見るときも必ず。テレビって意外と面白い。その時だけ面白いと思うんじゃなくて、そのあとも面白い人間でありたいから。
ーー プレッシャーを感じる仕事もあると思うのですが、いつもどのように乗り越えていますか？
「俺にできなかったら、他のやつには全くできない」というところまで自分を追い込んでいく。トレーニングも「俺はこんなに頑張っているんだから、頑張っていないやつにできるわけがないがないんだよ」と思えてくる。10年以上同じことを続けて自分に厚みをつける。そして人には負けない武器を持つことでプレッシャーに勝てる。とにかく積み重ねが大切。
現場での話
ナンパロケ中にお母さん登場
ーー 撮影現場で、一番驚いたエピソードを教えてください。
いっぱいあるよ。ナンパビデオのロケをしていた時、母ちゃんが登場した。
「仕事中だからあっち行って」と言ったのに、なついてきてなかなか帰ってくれなかった。そのあと、監督に「カットしてください」と頼んだのに、カットされなかった。モザイクもなしだよ。ばっちり俺の母ちゃんが写っていた。
泣いている女優さんを笑顔にできた
ーー 現場で「この仕事をしていて、よかったな」と思えたエピソードを教えてください。
現場に入ったとき、メイクルームから女優さんの泣き声がしていた。「もうやりたくありません」と言っていて、完全に現場が冷えきっていた。
でも俺が来たことにより、現場がうまくいき、女の子も落ち着いてくれた。「しみけんさんで本当に良かった」と言ってくれたのが嬉しかった。
女の子が泣いていたり、困っていたらまず原因を聞くのが大切。女の子はほぼ本心で話さない。だから本当の言葉の意味を探って話を聞けばいい。解決策とか代替案を探して、相手を笑顔にすることが大切。
自分の性と向き合う方法
ーー 自分の性癖を言えない女性がほとんどだと思うのですが、セックスの時に「こうしてほしい」と思っても「ひかれてしまうのでは」「嫌われてしまうのでは」と感じて、言えない人がほとんど。どうすれば、自分の欲望をきちんと相手に伝えることができるのでしょうか？
人の性癖に対して、ひくような人間は縁を切っていい。相手を理解しようとしていない。「どうしてこの人はこれが好きなんだろう」と考える人の方が絶対にいい。自分がしてほしいことはきちんと言った方がいいし、共感はできなくても理解しようとしないやつとは関係を切っていい。女の子は「これを言ったら嫌われるかもしれない」という建前を捨てて欲しい。自分の性癖って、相手を見極める一つのフィルタなのかもしれないね。
嫌なことや痛いことをされた時もまた伝えるべき。ネガティブなワードではなく、ポジティブに変換した五文字以下の言葉で伝えるのがポイント。「優しく」「そっと」「ゆっくり」などトゲが立たない言い方でその時に言おう。それで悟らない男はだめだ。
相手の気持ちを考えられないセックスは自分よがりのオナニーだよ。最近、思うんだけどすっぴんと化粧の顔が全く違う女の子っているじゃん。それを「全然違う」「詐欺じゃん」って言う男がいる。あれはダメだ。もちろん「すっぴんでも可愛いね」と言えるのが文句なしに一番いいけど、そんな右習えの回答なんて女の子もあんまり求めてないんじゃないかな。「お前、メイクの勉強すごい頑張ったんだな」と言ってあげたほうが、嬉しいと思う。そういうことを言える男と付き合った方がいい。相手の気持ちを考えることが大切。
もしもセックスレスになった時
ーー 最近、若い男女の間でも「セックスレス」の問題が起きているようです。20〜30代に女性を対象に行なったアンケートで「セックスレスになったことがありますか？」と聞いたところ32%の女性がイエスと答えたそう。好きな人とずっとセックスをするというのは難しいのでしょうか？
セックスレスって、有史以来の問題。セックスレスの理由はもうわかっていて、それは2年でドーパミンって切れてしまうから。
セックスのあり方は二つある。一つはドーパミンに頼ったセックス。これはセックスレスに陥りやすい。もう一つがオキシトシンという幸せホルモンに頼ったセックス。これはセックスレスに陥りにくい。相手と一つになれることを幸せだと思えるセックス、つまりセックスすることを目的意識にしているセックスはレスになりにくいと言われている。
おしゃれだったり、新しいものが好きな人ははいつも刺激を求めている。ホラー映画、お酒が好き人なんかもそう。そんな人はセックスレスになりやすい。「常に恋していたい」と言っている人もドーパミンに頼っているから、セックスレスに陥りやすい。
そういう人は2年ごとにパートナーを変えていけばいいんじゃない？ でも「この人と結婚したい。でもセックスレスにはなりたくない！」というのであれば、オキシトシンに頼るセックスに移行していくしかない。
オキシトシンに頼るセックスは男がめちゃくちゃ頑張らないといけない。男性ホルモンがめちゃくちゃ出る食生活と運動をしていく。有酸素運動をしっかりして、亜鉛やアルギニン、ビタミンDをしっかり取って、男性ホルモンを放出させる。ムラムラしてくるのをとにかく我慢して、限界点に達した時に目の前の奥さんとセックスする。
セックスレスになりたくない時は男が100%がんばる。女性ができるのは食生活サポート、あとはやっぱり多少は綺麗でいる努力をすること。
でも95%はやっぱり男ががんばるしかないね（笑）
