千葉の田舎にフリーランスが増加?そんなウマい話があるわけないので話を聞いてきた

misaki


千葉の田舎にフリーランスが増加?そんなウマい話があるわけないので話を聞いてきた

こんにちは、エディターのmisakiです。

GW終盤の4,5日に、千葉県南房総地域にある港町・金谷へ行ってきました。ただの観光ではなく、ゲストハウス「しへえどん」のヘルパースタッフとして金谷に滞在をしていたのですが、なにやら最近この金谷に若者、特にフリーランスが続々と移住しているとの情報を耳にしました!

人口1,500人の田舎町・金谷に、本当にフリーランスが移住してきているのか? 疑わしいこの事実……。一体この田舎町でなにが起こっているのでしょうか?

本当にこんな田舎にフリーランスが集まっているのだろうか?

東京から電車でおよそ2時間、アクアラインを使えば車で1.5時間。三浦半島へもフェリーに乗れば40分ほどで行け、都会と適度に離れている田舎町の金谷。

移住者がよく集まっていると言われているのが、JR浜金谷駅から徒歩5分のこちらの建物、コミュニティスペース「まるも」

なんだか小洒落ていて、いかにもフリーランスが働いていけそうな雰囲気が出ています。

中に入ると……いました!!

この人が、フリーランス移住の仕掛け人をしているらしい山口拓也さん! 通称、池ちゃんです!

人物紹介:山口拓也(通称:池ちゃん)
まるもオーナー。新卒でフリーランスという道を選び、大学卒業後に独立。固定費を抑えたいと、知り合いのつてもあり2012年10月に金谷へ。サイト制作からWebメディア運用などWeb関連の幅広い知識をもっている。

新卒でフリーランスになった池ちゃん。最初の3ヶ月で月収20万を超えなければ就職する覚悟だったとのこと。稼ぐ力を養いたいと、1,2年目は受託をメインに月収を着実と増やし、2014年に法人を設立しました。

そんな池ちゃんが、現在おこなっているのが田舎フリーランスの育成「田舎フリーランス養成講座」と称し、フリーランスに必要なスキルから、実際にフリーランスとして仕事をする、1ヶ月間の地方移住型フリーランス体験プログラムを開発、提供しています。

田舎フリーランス養成講座をはじめ、金谷の地で池ちゃんがいま取り組んでいること、今後の展望を教えていただきました!

コミュニティスペース「まるも」から、都会と金谷の架け橋をつくる

池ちゃん移住後、受託などでWeb関連の仕事を中心にしてきたのですが、新たな取り組みとして2015年10月に、都会と金谷を繋ぐコミュニティスペース「まるも」をオープンしました。

地域活性に取り組んでいる金谷には、移住者は多くいます。ただ、移住者には地域活性関係者だけでなく、アーティストやWebに精通した方々、若手起業家もいて、多種多様。移住者だけでなく周辺地域の事業者も含め交流できるイベントを、定期的に開催しています。「まるもに行くとおもしろい人がいる」と言ってもらえるような場づくりを目指し、運営していますね。

オープンと同時に、企業や団体さん向けに開発合宿プランの提供もはじめました。宿泊が伴う場合は、提携している宿の紹介もしています。

近場の方はもちろん、開発合宿の利用者の方だと遠方からいらっしゃる人が多いです。スペース、開発合宿もあわせると利用者はおよそ月100名ぐらいでしょうか。田舎だと集中できる、リフレッシュできるという理由から、多くの方に開発合宿プランを利用していただいていますね。

「受講者11人中4人が金谷へ移住」田舎フリーランスを希望する人たちには3つの理由があった

「まるも」をオープンしてから2ヶ月後の2015年12月に「田舎フリーランス養成講座」をやろうと決意しました。

「使っていない2階の部屋を誰かに使ってもらいたいな」という理由もあったんですが、フリーランスっぽい人が近くに欲しかったんです。自分だけでできることって限られているので、同じ立場のようなフリーランスの人に力を貸してほしいなと。近くにいると頼みやすいですし。

最後は、単純に楽しいだろうなと思って。フリーランスになりたい人と交流して僕自身も刺激を受けたいという気持ちもありましたね。

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12月半ばに告知を開始したら、1~2週間で席が埋まりました。初回の2月は5名、2回目の3月は6名が講座に参加してくれましたね。年代は新卒から、新卒3年目、20代後半などさまざまです。

フリーランス講座を受ける人たちの主な応募理由は、

  • 場所を問わず仕事をしたい人
  • 地域で独立したい人
  • スキルアップがしたい人

の3つに分けられます。地域で独立したいと考える人は自分の地元へ戻る人が多いですが、これまでの受講生11名のうち4名が講座終了後、金谷に移住しました。

移住が決まった4人のうち、2人は新卒フリーランスです。もうすでに、案件をいただいて活動していてますね。今日はGWということもあり、みんなでサザエを売りに行っているようですが(笑) 地域に溶け込みながら仕事をしています。

講座は8・9月にも開催を予定しているので、田舎でリフレッシュしながらスキルアップしたい、新卒フリーランスを目指したいと考えている方はぜひ参加してほしいですね。

「移住者を100人へ」地域をプロデュースする役割を担っていきたい

人を増やしたからといって、必ずしも地域活性につながるとは言えないんですが、新しくやっていくことには人が必要。人がいればいるほど、スピードが加速すると思うんです。だから、今の目標は金谷への移住者を100人増やすこと。

地域活性というと、人集めから物事をすすめるまで同時進行でやることが多い印象を受けます。そうではなく、先に人を集めてその後どうしていくかを考えていけばいいと思います。あとは、みんなで考えて作っていければいいなと。

田舎フリーランス講座や合宿に取り組んで、一人でいるときよりも仲間と一緒に活動したほうが感動や楽しさが倍増すると改めて感じました。そういう意味でも、人とのふれあいをもっとつくっていきたいと考えています。

また去年は、コワーキングスペースなどの場づくりが中心だったので、今年は田舎フリーランス講座はもちろん、ハッカソンの企画や就活生向け体験プログラム「就活キャンプ」など、「まるも」に人が集まるコンテンツをもっとつくっていきたいです。

いま提供している短期間の開発合宿を長期間にするとか、フリーランス養成講座も1ヶ月ではなく週末限定のプランもつくるとか。いまあるものに工夫をこらしていきたいですね。

「まるも」の最終的な使命は、地域をプロデュースすることだと思っています。

空き家をシェアハウスにしたり、開発合宿の場所にしたりと、地域の資源を活用しながら価値を生み出せていければなぁと。現在シェアハウスを1軒運営しているんですが、夏までには2、3軒増やしていきたい。

地道なことですが、地域住民の方にも地域外の方にも「まるも」の取り組みを理解していただければいいなぁ、と思っています。

取材を終えて〜金谷で垣間見た「地方×Webの可能性」

Webのスキルと、田舎という場所をうまく融合させながら新しい試みに挑んでいる池ちゃん。

田舎フリーランスや金谷移住の現状を直接耳にし、「刺激は都会にだけあるんじゃない!」と思わずにはいられなかったGW終盤でした! 今後は企業対企業、都会だけがビジネスの舞台ではなく、個人や田舎も主役になっていくと強く感じました。

パソコンとWi-Fiがあれば場所を問わずに仕事ができるようになったいま、働き方はさらに変わっていくはず。

次金谷へ行ったときには、どうなっているのか楽しみです!

それでは、また!

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