Web事業部実績紹介
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2016.03.03
#9
いいWebつくろう〜クライアントと制作会社〜

Webプロジェクトに 関わる人たちの 仕事内容を教えます

あゆみ

こんにちは、ディレクターのあゆみです。

ディレクターによる連載「いいWebつくろう〜クライアントと制作会社〜」の第9回のテーマは、ディレクターってどんな仕事? という壮大なものです。

ディレクターの仕事とは

ディレクターの仕事をひとことで言うとプロジェクトにおけるヒト・モノ・カネのすべてをマネジメントする役割です。

受注以前の業務は、ヒアリングから要件定義、見積もりやスケジュール、提案書の作成がメインです。受注後はワイヤーフレーム作成と、クライアントや外部パートナーを含めた窓口業務全般をおこない、サイトローンチまでの全体進行とクオリティ管理をおこなっていきます。

おや……どこかで見た? という方、おめでとうございます。

もし気づいた方がいらしたら、今すぐLIGブログ編集部で働いてください。よろしくお願いします

これを書いた私がまた書くんですから、Webディレクター概要に関しては同じ内容になるのですが、今回は「依頼側から見る目線」も大きいと思いますので、主に◯◯ディレクターが何をする人たちなのか? という部分をメインに書こうと思います。

だって、見積もりに「◯◯ディレクション費」って項目があっても意味がわからないですよね? わたしが逆の立場だったら、必ず聞いてしまいます。あと、わたしの旦那が映像業界なのですが、同じ”ディレクター”や”プロデューサー”という肩書きでも業界によって全然違うので、それもややこしいです。依頼する側も大変ですよね……。それではどうぞ。

Webディレクター

Webサイト制作におけるスタッフのリーダー的なポジションで、制作していくにあたっての舵取りをしていきます。デザイン云々に入る前に「そもそも何を掲載するのか?」の要素の設計をおこなったり、デザイナー・エンジニアの担当領域のクオリティチェックをおこなったり、ときにはお金と時間のバランスを見てあれこれ調整したり。プロジェクトのスタートから納品までの責任者です。

あなたがクライアントであれば、主にやりとりをするをのはWebディレクターの場合が多いでしょう。

アートディレクター

視覚的に見える部分の責任者です。実際に手を動かす、というよりも見え方のトータルコーディネーターの要素が強いです。(もちろんデザイナーと兼務する場合も多いので、そのまま手を動かすシーンも多々ありますが)撮影込みの案件、パンフレットなどの紙モノも一緒に進行する場合には、そこまで領域を広めて確認します。

テクニカルディレクター

サイトに対する要望が出揃ったところで、その要望をどのような技術・仕様で実現していくのか? の部分の設計をおこなうポジションです。主にシステム周りの知識が必要で、その視点からプロジェクトを無事完了させるためのディレクションをおこないます。

LIGで多いのは CMS(WordPressやMovable Typeなど)案件ですが、こういった案件であれば、CMSの仕様に詳しい人がアサインされますし、サービス開発であれば、その領域が得意なメンバーが担当し、UIデザイナーもがっつり入り二人三脚で構成を組んでいったり、ということも多いです。


 
あと、同じような職種の並びでよく見るのが以下あたりかと。

Webプロデューサー

プロジェクト全体の統括責任者として、制作だけでなく運用も含めてまるっとプロデュースするポジションです。クライアントの要望に対して、自社でできるベストな返答をとりまとめて提案し、予算やスケジュールを決め、プロジェクトを始動させるまでが大きな役割です。(もちろん、その後も納品まで気が抜けませんが)企画まわりが強く、幅広い知識と経験を持っている人がこのポジションにたつ、というイメージです。

Webプランナー

プランナーの名の通り、制作するサイトのプランを立てて、編集をおこなうポジションです。本づくりでいうと、台割を切って、各ページのラフ構成までの領域です。ターゲット策定から、そのターゲットに対してベストな見せ方と同時にコンセプトを設定します。実際にサイト内に入れる素材(原稿や写真素材集め)も、プランナーが担当することも多いです。


 

……が、LIG制作部にはプロデューサー/プランナーという肩書きの人間はおらず、ここに該当する業務内容をディレクターが主におこなっています。そのため、ひとくちにディレクターと言っても、プランナータイプのディレクター・プロデューサータイプのディレクターと、さまざまです。会社によっては、ディレクター/プランナー/プロデューサーと、それぞれの職種に分かれている場合もあります。LIGでは、大規模なプロジェクトになった場合、2~3人体制でそれぞれ担当領域を区分けしています。

プロジェクトによってこんなに変わる、体制図

LIGでは、ご相談いただいた案件の内容によって、興味を持っている人、得意そうな人をアサインしています。せっかくなら、プロジェクトメンバーが120%の力を出せる体制で臨みたいもの。
そして、このあたりの人間がどういう風に関わってくるかによって、プロジェクトの体制図が大きく変わってきます。
【小規模プロジェクト】
syokibopjt
【大規模プロジェクト】
daikibopjt

真ん中にいるディレクターが、冷や汗出まくって死にそうになっていますね。これだけの職種が絡むプロジェクトとなると、デザイナー、フロントエンド、バックエンドそれぞれ2~3人体制なんてこともざらにありますもちろん、ディレクターが2〜3人いる場合もあります。……が、その規模までいくような仕事は、肌感的にはお見積もり8桁で期間も半年以上フル稼働、みたいな場合かなと思います。企画もやりながら、全体の進行管理をしながら、仕様の詰めをおこないながら、あがってきたもののクオリティ管理をしながら、細かい技術の部分のクオリティ担保の戻しまではなかなか難しい。というか、そんな人がいたら教えて欲しいです。月給いくらかかるか分かりませんが。

Jackの記事にもありましたが、

「ディレクション費? プランニング費? いらないでしょ? 値引きしてよ!」

そう思った方は危険です。
プロジェクトの成功可否はディレクターにかなり依存しています。
この費用を値引き交渉をしてしまうと、その分ディレクターはプロジェクトに割ける時間が減ってしまうので、制作物の品質が下がってしまいます。

ディレクターの守備範囲、得意分野、その案件にかけられる工数によって、プロジェクトの成功確率はぐーーーーんと変わってくるのです。
プロジェクトの規模・難易度によって、必要な人員は大きく変わってきます。人数が多ければ多いほど、お金も時間もかかるけど、少ない人数で明らかにキャパオーバーな案件をやっていると、炎上リスクも当然あがります。体制判断はプロデューサー・ディレクターによるところでもあり、予算・納期・規模に合わせて、ベストな体制組みをおこないます。

ということで

長々とあれこれ書いてしましたが、◯◯ディレクターってそれぞれ何が違うの? という問いに関しては、それぞれの専門領域によって職種(◯◯の部分)が分かれていて、その「それぞれ」の部分に関して責任担当者になります。

デザイン・コーディング・システム開発だけではサイト(に限らず、仕事全般に言えることですね……)は出来上がりません。アートディレクターやテクニカルディレクターは、どの案件にも必要な「仕事内容」で、やらなくていい案件は存在しません。あなたが依頼主だったとして、特にプロジェクトメンバーとして紹介されていない&見積もりにも入っていない場合は、Webディレクター、デザイナー、エンジニアの誰かがそれらを兼務しています。

Webサイトは、できるまでにやらなきゃいけないことが沢山あります。その分、お客様にも確認や相談を山のようにさせていただきます。

お客様のことを一番わかっているのは、お客様自身です。いいサイトをつくるために、お客様のことを沢山教えてください。パートナーとして、一緒にいいWebをつくりましょう。