こんにちは!
マーケティングチームのきょうへいです。
前回の記事では、LIGブログに株式会社ロックオンさんが提供するアドエビスのツールの1サービス「コンテンツエビス」を導入することを通して、「コンテンツの本質的な価値」について書かせていただきました。追いかける指標を1つにしてPDCAを回していく大切さを改めて実感しました。
今回は、LIGの記事広告の効果についてロックオンさんの協力のもと「ViewThruエビス」や「アドエビス」を導入し、調査させていただきました。
LIGの記事広告の効果は?
LIGブログには「SMART」「STORY」という2つの記事広告プランがあります(2015年11月現在)。以下、それぞれの性質について説明いたします。
「SMART」ドメインパワーによるロングテール効果
記事広告SMARTは、LIGブログの特徴の1つである「ドメインパワー」を活かした記事広告を制作するプランです。
SMARTではキーワードを選定し、商材の本質をストレートに紹介する記事を制作。商材と親和性の高いキーワードをもとにSEO対策を施し、検索流入を中長期的に狙うプランとなっています。
SEOによる検索流入を狙った記事広告ですので拡散するスピードは早くありません。リリースから1週間、1ヵ月経過するとキーワードの検索順位が徐々に上がっていき、毎月安定した流入を得ることができます。
場合によってはリリースした月のPVよりもリリースから1年以上経過した月のPVのほうが多いといったケースもあります。
「STORY」ソーシャルバズによる拡散効果
記事広告STORYは、LIGが考えたオリジナルのストーリーと、商品・サービスに対するストーリーを織りまぜた記事広告を制作し、SNSシェアや口コミによる拡散を狙うことで、幅広いユーザーへの認知・周知を目指すプランです。
ソーシャルバズによる拡散効果は非常にスピードが早いというのが特徴です。リリースから1週間程度でシェアや口コミの拡散は止まりますが、短期間で多くの反響を獲得することが可能です。
また、リリースから1年以上が経過した後でも、インフルエンサーの方にシェアされることで再び多くのユーザーにシェアされ、拡散するというケースがありました。
LIGの記事広告 「課題」と「盲点」
LIGの記事広告には以下の課題や盲点もありました。
【課題】コンバージョン数を計測できていなかった
LIGではアクセス解析にGoogle Analyticsを使用し、PVやクリック数の計測を行っていました。
ただ、コンバージョン(以下「CV」という)の計測がしっかりとできていなかったため、記事広告の効果レポートを提出させていただく際に、クライアント様側で測定した数値をヒアリングするという方法でしかCV数を確認することができなかったのです。
そのため、記事広告からどれくらいの成果(CV数)を上げているのかが正確に把握できない状況でした。記事広告の効果は、PVやクリック数ももちろんですが、その記事からの成果(CV数)がどれだけ計測されているかが本当の価値だと思います。
【盲点】記事広告からの直接クリックCVは起きにくい
しかしながら、記事広告の効果においては、直接クリックCVが発生しにくいという点が盲点でした。直接クリックCVとは、サイト内から離脱することなく、広告をクリックしてCVに至った場合のことをいいます。
せっかく記事を読んで商材の内容を深く理解した質の高いユーザーを集めることができても、すぐにCVするユーザーは一部にすぎません。直接CVのみの計測となってしまうと効果数値はどうしても少なくなってしまうのです。
また、記事を読んで別経路でCVするユーザーもいるのですが、その数を計測できていないという点も盲点でした。