第6回
ゴウ旅

高知県に移住するってどういう感じなのか、支援を続ける方々に話を聞いてきました

ゴウ


高知県に移住するってどういう感じなのか、支援を続ける方々に話を聞いてきました

こんにちは、ゴウです。

さてさて、高知県に行ってカニを食べてベロベロになってきた話の翌日は、高知市の北側にある「嶺北(れいほく)地域」へと移動して色々な人に会ってきました。

 

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嶺北地域は大豊町・本山町・土佐町・大川村の4町村で構成され、こんな感じで山々の間にポツポツと集落が点在しているような、そんな場所です。

 

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さて、やってきたのは大豊町にある「農家民宿レーベン」。

なんだかよく分かりませんが、豪快に牛が放牧されています。

 

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出迎えてくれたのはレーベンを運営する渡辺則夫さん。

やはり高知家オールスターズの星メガネをかけていますが……何か高知県の大きな力でも働いているのでしょうか。

どうやら渡辺さんは「大豊町に移住する人を応援するスター」らしいです。

でも、このメガネをかけると、どんな人でもハッピーで陽気なお祭り人間に見えるので、非常に良いですねw

 

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こちらで育てているのは高知県でのみ飼育されている「土佐あかうし」。

赤身が非常に美味しいのですが、生産量が少ないため、県外ではなかなか食べることができないそうです。

 

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レーベンでは種付けから出産、その後8ヶ月までを飼育し仔牛の状態で出荷するそうで、この業態を「繁殖農家」と言うんだそうです。

牛って産んで、育てて大人になるまでを全部やるのかと思っていたのですが、繁殖だけに特化するっていうやりかたもあるんですね……知らなかった……。

 

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嶺北地域は、急峻な山々に囲まれていて大きな平地が少ない場所なので、このように山の斜面を切り開いて田畑や放牧地を作っていました。

でも、こういう急斜面のほうが牛の運動にもなるし、なんか健康的な気がしますけどね。どうなんでしょうか。

 

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鹿の角を拾いました!

きれい!

 

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さて、レーベンの宿泊施設にやってきました。素敵なログハウスです。

 

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渡辺さんの奥さんと娘さんもそろってお出迎えをしてくれました。

やはり、高知家オールスターズのメガネをかけていますw

高知県庁方面からの何か得体のしれない力のようなものを感じざるを得ないのですが、本当にこれをかけるとみんなハッピーな感じに見えるから不思議です。

 

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さて、ログハウスの中で渡辺さんと奥さんから大豊町のことについて色々と聞いてみました。

 

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この場所で生まれ育った渡辺さん。

子供の頃は家まで舗装された道が来ておらず、麓の大通りから徒歩で重い荷物を担いで家まで歩くという生活を続けていたそうです。言うなれば、毎日が登山のようなもので、その頃に鍛えられた頑丈な足腰があるから、今でも元気でやれているとのこと。確かに、毎日登山してたらそりゃ強くなりますよね。

お話を聞いていて面白いなと思ったのが、近代に入り山の谷間に舗装された街道が出来たのですが、それ以前は逆に山の尾根沿いに街道があったそうです。それはつまり、谷底を歩くよりも、山の尾根を歩いたほうが移動が楽という考え方。確かに四国のような高い山脈が無い場合は、そのほうが移動は楽なんだろうなぁ。うーん、面白い。

 

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大豊町の人口は現在4,200人ほど。昭和30年代の人口23,000人をピークにどんどん減少しているとのこと。そして、現在の人口の年齢分布を見ると高齢者がほとんどを占めていて、若者の数は極わずか。日本でも有数の高齢化が進んだ地域となっています。

渡辺さんは、この問題をなんとか解決したいという想いから個人で移住者支援などを行っているそうです。

 

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レーベンでは、野菜の栽培、牛の繁殖、農家カフェ、民宿などを運営しながら、この地に移住したい方の支援や海外からの農業体験の受け入れなどをしています。

特に海外からの受け入れについては、イギリスで始まった農業体験と交流のNGO「WWOOF(ウーフ)」に加盟しており、海外から年間30人ほどの農業体験をしたい方々を受け入れているとのこと。彼らには一日数時間の労働をしてもらう代わりに、宿泊場所と食事を提供しているそうです。

高知の山奥なのに、思ったよりもインターナショナルな活動!

 

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大学を卒業後にこの地へ移住してきて、現在レーベンで働きながら農業を学んでいる中平さん。いずれ自分で農家として独立を考えているとのこと。

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さて、夕飯の時間です。

こちらで育てた土佐あかうしを頂きたいと思います。

 

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渡辺さんが移住にあたってお世話された近所の方も集まって、かんぱーい!

 

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土佐あかうし、柔らかくて赤身がうまい!!

 

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というわけで農家民宿レーベンさん、ありがとうございました!!

移住を考えている人からすると、このように「受け入れてくれる」というスタンスで活動されている地元の方がいるのは、非常に心強いことだと思います。

この地での生活や、仕事について、色々とお話を伺いながら、たくさんのお酒を飲みつつも、夜は更けていくのでした。

 

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ありがとうございました!(おやすみなさい!)

 

 

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さて、翌日にやってきたのは土佐町。

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NPO法人 れいほく田舎暮らしネットワーク」の川村さんにお話を伺いました。

川村さんも「れいほくでの田舎暮らしを応援するスター」だそうです。

 

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れいほく田舎暮らしネットワークは、この嶺北地域の4町村(大豊町、本山町、土佐町、大川村)への移住希望者へのサポートを行うNPO法人。

嶺北地域の4町村はどの町も過疎化と高齢化が進んでいて、中でも大川村は人口360人と日本の市町村でもっとも人口が少ないとのこと。360人って、一つの学校の全校生徒くらいしかいない!

そんな地域で生まれ育った川村さんは、しばらく京都に住みながら仕事をしていたのですが、平成19年に子育てを地元でしたいという想いからUターン移住。その後、ボランティア活動として移住者の支援を始めたそうです。

 

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「この地域では、林業、農業、役場や農協で勤めるといった仕事がほとんど。ただ、移住をしてくる人たちの職業でいうと、靴屋さんや、織物職人、デザイナーやイラストレーターといった、いわゆる手に職がある方が比較的多い印象です」と川村さん。

 

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移住をしてくる人の動機や属性について伺うと、「関東から来られる30〜40代の方々が多いです。皆さん、暖かい場所で落ち着いた暮らしをしたいという想いで場所を探されている人がほとんどです」とのこと。

 

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年間30組ほどの移住者が来られ、れいほく田舎暮らしネットワークではそういった方々に対しての空き家斡旋や、移住後のコミュニケーションの場の提供などを行っているそうです。

この地域の魅力は?と伺ったところ、「やはり日本でもトップクラスに過疎化している場所だという認識は住民にもあるので、そもそも移住者を受け入れるという気持ちが全体的にはあります。なので、移住はしやすい地域だとは思います」とおっしゃっていました。

ちなみに、ブロガーで何かと話題なイケダハヤト氏も現在はこの地域に暮らしています。彼が引っ越してきたときはどうでしたか?と聞いてみたら、「刺激的な方なので、みんなで協議した」とのことw 確かに、色々と刺激的ですからね彼。でも、現在はこの地域の方々と一緒に地域経済の発展に対して色々と活動をしているそうです。

個人的には、多少刺激的でもそういう勢いのある人が入ることで地域が活性化するメリットのほうがあるような気がします。

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さて、続いては土佐町にある旧小学校を再利用したシェアオフィス相川というシェアオフィスに場所を移して、実際の移住者の方にお話を聞いてみたいと思います。

 

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こちらのシェアオフィスに入居されている、伊藤さん。

 

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伊藤さんもやはり、高知家オールスターズの一員で「ITで移住し、高知の山・川満喫していまスター」だそうです。

 

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さて、気を取り直して話を伺いましょう。

伊藤さんは横浜にあるシステム会社の社員として、この土佐町のサテライトオフィスに出向されていて、こちらで現地採用のスタッフと共に日々開発業務などを行っているそうです。

 

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なぜ、この地にサテライトオフィスをつくって活動されているのか伺ったところ、

「もともと田舎暮らしをしたくて場所を探していました。そこで偶然このシェアオフィスのパンフレットを見て、実際に来てみたところ非常に良い所だったのでそのまま移住を決めました。13年ほどエンジニアをやっていますが、本当は狩猟と林業をやりたいんです。そのためにまずは住む場所から変えたんですが、ITの仕事は場所を選ばずにやれるので、そこは非常にありがたいですね。ただ、今後は山を買ったり、牧場を作ったり、もっと不便な山奥に住んでみたりしたいと思っています」

とおっしゃっていました。ITの仕事はこの地でもやれるそうですが、本質的にはぜんぜん違う仕事をしたいそうです。でも、両立も出来そうですけどね。なんとなく。

 

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この地は山、川、美味しい水と空気のすべてがそろっていて、理想的だと話す伊藤さん。

休日には趣味の登山も積極的に行っているそうで、都会で暮らすよりもずっと充実した生活が出来ていると嬉しそうに話してくれました。

また、れいほく田舎暮らしネットワークの方々が積極的に移住者同士が話す機会(飲み会)などをセッティングしてくれるので、非常に助かるともおっしゃっていました。確かに、そういうのすごい重要ですよね。一人で移住してきて、友達とか出来ないとなかなか辛いですもんね……。

まとめ

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というわけで、今回は移住というテーマで様々な活動やサポートをされている方々を訪ねたわけですが、やっぱり縁もゆかりもない地へ引っ越して、そこで暮らしていくってのはなかなか大変なことだと思います。でも、どこの地域も過疎化だったり少子化みたいなところに対して課題を感じていて、それをどうにかしないといけないっていう意識はあるんですよね。

そして、今回お話を伺った方々のように、草の根活動で移住をサポートしている人は非常に重要な存在だなと。

こういう移住者と地域の人をつないでくれるような人がいるだけで、色々なことがうまくいくんじゃないかなと。今回の記事で、そういった方々の存在を知っていただき、この高知県嶺北地域にも興味を持ってもらえたら非常に嬉しく思います。

ご飯も美味しいし、人も温かい。もちろん、田舎特有の大変さというのはあるとは思いますが、それでも県や町や村としてはたくさんの方に移住してきて欲しい。そう考えているのは間違いないので、少しでも興味を持ってもらえたら、まずは気軽に問い合わせてみるといいんじゃないかなと思いました。

 

色々な場所があって、色々な生き方があって、色々な選択肢がある。

それってなんかいいことだなぁと。

 

さーて、次はどこに行きましょうかね〜。

以上、ゴウでした。
高知家で暮らす。(高知県での移住・田舎暮らし支援サイト)
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NPO法人 れいほく田舎暮らしネットワーク
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ゴウ
この記事を書いた人
ゴウ

代表取締役 社長

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