こんにちは、エディターのエリー(@__erI_)です。
およそ100人。それが現在のLIGの社員数です。
そして、LIG社員には毎月1本のブログ記事を書くという使命があります。これはもう大波乱だ!ということで、LIGブログの表記ルールをここにまとめます。
社員のみんなに、届け!
目次
LIGブログの表記ルールは日本語表記ルールブックや記者ハンドブック、先人たちの教えなどによって作られてきました。
WebライターやWebメディア関係者のみなさんにとっても、表記ルールの一例として何かしら参考になれば幸いです。
ひらがな表記にする漢字一覧
以前、「ハフィントンポスト」の「ちょっとひらがなに直すだけで、文章はこんなにプロっぽくなる」という記事が話題になりましたが、LIGブログでも一部の漢字はひらがなに直したほうが読みやすくなると考えています。
原則ひらがな表記にしているのは、以下の漢字です。
| Before | After |
|---|---|
| 行う | おこなう または する |
| 出来る | できる 「出来上がる」の場合は漢字 |
| 易く | やすく |
| 達 | たち |
| 尚更 | なおさら |
| 揃って | そろって |
| 等 | など |
| 為 | ため |
| 時 | とき |
| 事 | こと |
| 凄い | すごい |
| 〜して下さい | 〜してください 「飴を下さい」は漢字 |
| 〜して頂く | 〜していただく 「飴を頂く」は漢字 |
| 様々 | さまざま |
| 色々 | いろいろ |
| 但し | ただし |
| 無い | ない |
| 有る | ある |
| 予め | あらかじめ |
| 致します | いたします |
| 敢えて | あえて |
「致します」「下さい」「事」「時」「達」をなぜひらがな表記にするのかについては、以下の記事からどうぞ。
Web編集者・ライターが間違うと恥ずかしい日本語の正しい用法10選
ひらがな表記の例文
試しに例文をひらがなに直してみましょう。
- 漢字ver.
- 凄い事に、その時は様々な飴が有ったのだ。
近代文学のようで味があるのですが、パッと見でなにが言いたいのかわかりません。
- ひらがなver.
- すごいことに、そのときはさまざまな飴があったのだ。
例文の意味はさておき、「飴」という主題に目がいきませんか?
漢字のほうがひらがなよりも情報量が多いので、パッと見でも漢字から文章の内容を掴むことができます。逆に、そのときに無用な漢字が多いと、なんの文章なのかわかりづらくなるのです。
一覧に載せている漢字は内容を補助するものであるため、あえて存在感をうすくすることで主題を目立たせることができます。
文章のトンマナに合わせて使いわける
しかし、ひらがなにすることで、記事によっては幼稚に見えることがあります。そのため、厳格な雰囲気を持たせたいときや、公的なお知らせなどでは漢字とひらがなを使い分けています。
上記の表は原則として、文章のトンマナ(全体の雰囲気)に合わせて調整することが必要かと思います。