Webのナレッジとリアルを掛け合わせて、世界に“Life is Good”を届けたい
Web制作事業と、2013年頃から本格化したメディア事業を主軸に運営するLIGですが、最近では新規事業としてゲストハウス『LAMP』、シェアオフィス・コワーキングスペース『いいオフィス』など、事業領域を拡大させています。今後、LIGはどんな方向に進んでいくのか、聞いてみました。
- 岩上
- やっぱり何かをつくるのが好きなんです。イケてるものを自分たちが発信して、「すごくない?」って言いたいのはあって(笑)LIGというブランドをつくったり、“Life is Good”のメッセージをできるだけたくさんの人に伝えたいと思ってます。それをWebだけでなく、リアルの世界にも広げていきたいというのはありますね。もともとWebが好きなのは、まだ会ったこともない人たちと一対多数でコミュニケーションできるからなので。それがWebだけで終わっちゃうのはもったいないと思います。
リアルとWebの関わりは、どのIT/Web系企業であれ今後の大きな課題です。LIGは具体的にどのような未来図を描くのでしょうか。
- 岩上
- 例えばゲストハウスもいいと思う。最近ゴウくん(共同代表の吉原ゴウ)が「LAMPの最新のマーケティング方法がわかった!」って言うから、聞いてみたらポスティング(広告・宣伝を目的に、ビラやチラシを郵便受けへ直接投入すること)だと。ゲストハウス単体で見ると、Webからの集客がすごくいい。でも、それだけだと価格競争になってしまうから、この秋にレストランを併設したんですね。このレストランを盛り上げるには、Webじゃ届かなくて。田舎だし。そこで、町内に折り込みチラシを配ろうって発想なんですけど、そこにFacebookやTwitterを運用してファンをつくって来たノウハウを入れよう、みたいなことらしくて。
ポスティング単体で見るとレガシーなんだけど、そこにWebのナレッジを掛け合わせた瞬間に、何か新しいことができるなあ、と。Webだけを見てるとそういうことに気がつけなかったりするので、ちゃんとリアルにまで影響させたい。それが日本だけに留まるんじゃなく、世界に“Life is Good”が届いて「こういう会社楽しいじゃん!」と思わせることをしたいです。
事業の継続に必要なこととは、LIGの場合“たとえ仲間が一度すべて離れてしまっても、変わることがなかった経営理念”でした。一般的な常識に捉われず、Webで蓄えた知見を積極的にリアルでの展開に落とし込んでいく。それはおそらく、つくり、広げることのできる、LIGという企業ならではのクリエイティブだなと思わされました。