こんにちは、ライターの菊池です。
人物紹介:菊池良 株式会社LIGに所属するライター。ブログ記事の企画・執筆を担当している。 |
僕は普段、月曜〜金曜にオフィスに通っているのですが、ふとこんなことを思いました。
代休制度を使えば、土日じゃなくて好きな平日に休めるんじゃないだろうか。日曜日に出勤して、水曜日に休むとか。やってみようかな。
— 菊池良 / Kikuchi Ryo (@kossetsu) 2015, 9月 2
僕が勤めている会社には代休制度があって、休日に出勤したら平日休めるのです。
そこでこんな風に考えました。
「5日連続で働くよりも、1回休みを挟んだほうが楽なんじゃないか?」
そこで9月は日曜日に出勤し、水曜日に代休を取るという形で働いてみました。見えてきたメリットとデメリットを報告します。
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休日出勤して、平日に代休を取るメリット
集中できる
電話もかかってこないし、同僚の会話も聞こえてこないので、本当に集中できます。「俺、今、仕事している風に見えているかな?」とか、そんなこと考えなくていい。
とにかく電話がかかってこないのがいい。電話って、音が必死ですからね。気づかれようと必死じゃないですか。あれはやめてほしい。もっと控えめに自己主張してほしい。
でも、たまに休日なのに電話がかかってきたりするんですよね。怖いから出ないんですが。間違い電話だと良いんですが。幽霊だったらどうしよう。電話に出た瞬間、「お前だーーーーー!!」って。「すべての原因、お前」って。人類の過ちすべて。
会議がないのでぜんぶ自分のペースでできる
例えば、15時に会議が入っていたりすると、「あー、今調子が出ているけど、会議だから中断しないとな」「15時に会議があるから、この作業を始めるのはちょっと重いな」と思ったりして、ブレーキがかかったりしませんか。
休日出勤だと何にも会議がないので、すべて自分のペースで作業を進めることができます。ダラダラしてもいいし、せっかちに進めてもいい。ゆっくりやる仕事、急いでする仕事、みんな違って、みんな良い。
寝っ転がりながらやっていても何も言われないのが大きなメリットです。というか、休日出勤って寝てても良いんです、本質的には。
音楽を気にせずに流すことができる
普段、オフィスで音楽を聴くとなると、イヤホンを付けなきゃいけません。周りに気をつかい、音漏れしないように注意を払って。もちろん、「スピーカーで音楽を鳴らしてはいけない」なんてルールはないので、周りを気にせずSEKAI NO OWARIを大音量で流してもいいんですが、キャリアの終わりも近づくかもしれません。
しかし、休日出勤だと誰もいないので好きな音楽を好きなだけかけても誰も文句を言いません。僕も、大好きなZOMBIE NATIONの曲を大音量でかけたりしました。たまに口ずさんだりしながら。「ゾンビ・・・ゾンビ・・・」って。
出勤していないのに電話してきて「お前、音楽かけてないだろうな?」と聞いてくる人がいたらヤバいです。退職したほうがいい。ヤバい会社って潰れがちじゃないですか?
普通の休日よりも早起きできる
休日ってだいたい夕方に起きますよね。「あと10分・・・」「あと5分・・・」と二度寝、三度寝をしつづけて、カーテンのすき間から夕日が差し込んできたぐらいに起きる。寝すぎて頭が痛い。だいたいそうですよね。
「あぁ、充実した休暇にしないと・・・」
そう思って意味もなく六本木に行ったりして、レストランの値段を見て「高ぇ・・・」とつぶやいて帰る。社会人の休日ってこうなりがちです。
でも、日曜日に出勤しなきゃいけないと、これが早起きになる。悲しいことに仕事をしなきゃいけないんですが、それさえ目をつむれば、いつもよりは充実しているんじゃないでしょうか。
「六本木のレストランを別に高いと思わない」っていう人は、こんど僕を連れて行ってください。おごってください。
平日の中間で洗濯物ができる
木曜日ぐらいになると「あれ、明日着ていくものがない?」ってなるじゃないですか。夜に慌てて洗濯機を動かしたりして。「明日までに乾くかな〜」ってベランダに干すんですが、乾かないですね。それで朝にドライヤー当てたりして。わざわざ早起きして洗濯物にドライヤー当ててるって、絶対スティーブ・ジョブズとかやってないですよ。
でも、水曜日に休むと服がなくなるなんてことがない。「服がある」って、ものすごい安心感です。スティーブ・ジョブズに近づけます。
休日出勤して、平日に代休を取るデメリット
憂うつが2回やってくる
土日に休んでいたときは日曜の夜に憂うつになっていましたが、日曜出勤の場合はもう土曜日が来た瞬間に「明日、仕事だ・・・」と落ち込んだ気分になります。なので、休みも楽しめないです。
水曜日も「ああ、明日は仕事・・・」って感じですね。「せっかくの休日なのに、明日は仕事だ・・・」って。週に2回、憂うつな気分になります。
まぁ、日曜は日曜で「俺、日曜なのに仕事してる・・・」って気分にもなりますね。普通に働いていても「俺、仕事してる・・・」ってなります。
上司が日曜日に来たがる
僕が日曜日にいるからなんですが、上司が会議を日曜日に設定しようとしてきます。
「みんなを休日出勤させるのは心が痛みますね・・・」と言って何とか回避しました。
だって、僕は・・・上司がいないのも日曜に来る理由だったんです。上司がオフィスにいたらいつもと変わらないじゃないですか。上司と過ごす日曜日なんて・・・最悪です! 顔、見たくない!
クライアントのフィードバックにすぐ対応できない
水曜に休んでしまうと、当然、水曜に返ってくるフィードバックにすぐ対応できなくなります。なので、出勤している人に対応を頼むのですが、これがとても心が痛むんですね。
「借りを作っている」感じがあります。実際、借りを作っているんですが。
そういう借りが毎週できていくわけです。返さなきゃいけない雰囲気ができていきます。「返したくない!」と突っぱねる精神力が必要になってきます。
寂しい
ずっと1人なんですよ。10時から19時まで。話し相手がいない。平日あれだけ「うう・・・1人になりたい・・・」と思っていたはずなのに、実際1人になると寂しいんですね。不思議ですね。
友達にLINEしたりして。「いやぁ〜、日曜出勤してて辛い辛いw」って。そしたら「大変だね〜」ってねぎらいの言葉が返ってきてほしいじゃないですか。それを期待しているだけのメッセージじゃないですか。脅迫に近いですよね。「ねぎらえよ」って。でも、返ってこないんです。友達、遊んでいるから。遊ぶのに夢中で、1人で働いているやつなんかに興味ないから。
これは・・・けっこうキツいですね。
誰かが出社してきたら二人きりになって気まずい
かといって誰か来ても困るんですよね。特に2人だけになったりすると。自分と違う部署の人間と2人きりになってね。あんまり話したことないから、「よぉ」みたいな感じにもならなくて。でも、お互いになぜか意識しちゃったりして。チラチラ見ちゃったりしてね。目が合ったらすぐに逸らして。
ランチどうするのかな。誘ったほうがいいのかな。ああ、でも緊張しちゃって声をかけられない! 会話が続かないかもしれないし・・・。
そんなことで悩みます。これが最大のデメリットですね。
まとめ
ということで1ヶ月やってみましたが、結果としては「やっぱり2日連続で休みがほしい!」というものになりました。
明日が仕事だと思うと土曜日が憂うつでしょうがありません。解放感がまったくないんですね。けれど、やっぱり「5日連続で働く」というのは途中で息切れしちゃいます。
そこで僕からの提案を以下にまとめました。
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