こんにちは、LIGのヨシキ(@moriri_nyo)です。読書の秋が訪れましたが、皆さんは普段どんな小説を読んでますか?
僕は子どものころから推理小説(ミステリー)を読むのが好きで、これまでに数百冊は読んできました。
トリックや犯人当てなどの「推理」を楽しみたいというより、「狭い場所(怪しい洋館や村)に複数名が閉じ込められ、どんどん被害者が続出し、あらかた主要人物が死んだあと、やっと探偵が犯人を言い当てる」という構造、そしてドロドロした動機なんかが好きで読んでいます。
真の推理ファンからは迫害されても文句の言えない読み方ですが、おかげで犯人よりも「次に死ぬやつ」が、かなりの確率でわかるようになりました。
そこで今回は、「どんなことを言ったら / やったら、次の被害者になるのか(=死亡フラグが立つか)」についてまとめたいと思います。なぜなら死亡フラグは、立てなければ生き延びる確率があがる、という解釈ができるからです。
今シーズン、現実世界で「次の被害者」にならないためのライフハックとしてお読みいただければ幸いです。
▼ THE・ヨシキイズム 【大事】2015年お正月休みのお知らせ 師走だから僧侶と100メートル走をしてみた LIGのハロウィン物語 第3話『ハッピー・ハロウィン』
リゾートだと思ってきたのに、宿泊先が孤立した洋館や山荘だった場合は特に注意しよう
まず大前提としてですが、死亡フラグが立つ、とは、連続殺人が進展、となること。つまり、ある程度「閉鎖的な空間」に閉じ込められてしまった場合に限り、特に注意が必要ということになります。
典型的なのは、絶海の孤島や深い山奥などに建てられている「呪われた館」的な場所へ行った場合。存在自体が不気味ですし、携帯の電波も当然通じません。
(※そんなところ行くなよ、と思う方も多いでしょうが、心当たりのない「招待状」が届く場合も多いので仕方ありません。)
さらに、台風や土砂崩れ、あるいは吹雪などにより外界と隔離されてしまうため、逃げる方法がなくなります。犯人にとっては思うツボの状況だからこそ、以下のような死亡フラグを立てないように注意しましょう。
1. 「殺人鬼なんかと一緒にいられるわけないじゃない! 私は部屋で一人で寝るわ!」と広間を出て行き、自室に鍵をかけて閉じこもる
ある程度被害者が出ている状況のなか「犯人に殺されないよう、朝まで皆で広間に固まっていよう」という提案が出たときに言いがちな、王道中の王道の死亡フラグ。次の日の朝食に姿を見せず、心配して様子を見に行ったら・・・というパターンで死亡が確認されがちです。
館のなかで殺人が連続して起きる状況では、残ったメンバーに対して疑心暗鬼になるのも無理はありません。ただ、皆のもとを離れて一人きりになるということは、犯人にとっては大チャンス。絶対に控えたい行動パターンです。
2. 「こんなとこ、いられるかよ!」と、館を飛び出し、車のエンジンをかける
物語の序盤で一人目か二人目の犠牲者が出た直後、カッとなってやってしまいがちな行動。エンジンをかけた瞬間、もれなく大爆発します。
もちろん用意周到な犯人(電話線を切断したり、倒木で道路封鎖したり)が、こんな隙を見せるはずがありません。明らかに罠です。しかも「ひっかかればラッキー」という程度の、犯人としても期待値の低い罠です。
さらに、爆発のインパクトは大きく、残された仲間は「もうこの館からは逃げられない・・・!」という諦めと恐怖に支配されてしまいがち。皆のためにも、まずは一回落ち着きましょう。
ちなみにモーターボートやクルーザー、スノーモービルでも同様の現象が発生します。「動かすのに鍵が必要な乗り物」は全般、注意をお忘れなく。
3. 「この状況なら、自力で山をくだったほうがマシだ!」と悪天候のなか、覚悟を決めて館を出ていく
先ほどの車の場合と異なり、遭難リスクなども十分考慮したうえで「それでも・・・」と、思い詰めた末にとりがちな行動です。
基本的に外は嵐でカミナリもすごい、という悪天候のなかで出て行くことになるため、しばらくは生きているのか死んでいるのか不明になります。
問題は、物語の中盤以降、時計台に逆さに括り付けられた状態や、西洋甲冑のなかに押し込められた状態など、わりと猟奇的な死体として発見される傾向が強い点。発見時はカミナリの光も効果的に用いられるなど、仲間に強い動揺を与えてしまうビジュアルとなってしまいます。
また、死亡のタイミングもわからなくなるので、殺人の順番(誰が何番目の犠牲者か)に意味を持たせるストーリー展開の場合、探偵にも迷惑をかけてしまうことに。
仲間を思っての行動という場合も多いため、判断は難しいところですが、いったん朝を待つようにしましょう。
4. シャワーを浴びる、風呂に入る
落ち着きは重要ですが、何日か風呂に入らなくても人間は死にません。むしろ殺人鬼がうろついてる状況で、そんなに無防備になってはダメです。冷静になってください。
5. 「あとで大事なお話があります」と主人公に告げる
誰かの秘密や重大な過去を知っていたり、証拠品などを偶然にも手にしたりしてしまうと、ついついやってしまいがちな行動です。
その場にいる犯人に聞かれたくない気持ちもわかりますが、相手も必死な状況だということを理解しましょう。主人公が行ってみるとすでにその場で惨殺されているか、翌日に変死体として発見されるかの不自由な2択が待ち受けています。
同様に、犯行現場を偶然目撃した場合、「店の資金繰りが苦しい」などの理由で犯人を脅すことも絶対にやめましょう。100%返り討ちです。
6. 「祟りだわ・・・。これは、この館の祟りなのよ・・・・! みんな、みんな殺されるのよぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおお!!!!」的に錯乱し、外に飛び出す
もともと呪われた館などに人一倍反応していた人間(館主の一族や関係者など)ほど陥りがちな一種のトランス状態。こうなると、だいたい叫びながら館の外に飛び出してしまうため、翌朝けっこうな確率で変死体で発見されてしまいます。
大丈夫、犯人は恐らく人間です。「オヤシロ様」とかいう、座敷童的な存在の祟りではありません。多分。