7. 「ん・・・? 何か物音がしたな。ちょっと見てこよう」といって見回りに出る
一人になったやつから死ぬ、という大原則に、もっとも気軽に触れてしまうパターン。ちょっとした親切心が、思わぬ惨事につながります。
被害者にならない場合も、トラウマレベルの死体を発見させられる可能性が高く、見回り役になるのは正直おススメできません。
8. 「もうこんなところ嫌! どうせ、どうせみんな死ぬのよ!」と泣き言を喚きつづける
気持ちはわかります。しかし、冷静にならないと負けです。犯人にとっては放っておいても害はなさそうですが、取り乱しのレベルが高ければ高いほど、一人になったときにすぐに殺られます。
理不尽ではありますが、物語内での「やっぱり・・・」感も強く、あまり同情もされません。とりあえず、いつもポジティブに考えましょう。
9. 主人公以外のみんなに犯人呼ばわりされる
理不尽な殺られ方が起きがちなのは、その他の登場人物たちに犯人呼ばわりされた場合。もちろん軽い言い争いなどで「ふん、お前だって怪しいもんだ!」と罵られる程度は問題ありませんが、本気度合いが高くなればなるほど危険が迫ります。
特に、多数決などにより「隔離した部屋に一晩監禁して様子をみる」という措置が取られてしまう(しかもかなりの確率で縛られる)と、ほぼ100%その部屋で殺されてしまいます。
もはや犯人よりも「犯人かどうかわからない人を縛って閉じ込める」という集団心理のほうがよっぽど怖い気がしますが、こうなってはもう抵抗できません。
しかも「主人公だけはそんなに疑ってない相手」というケースがほとんどで、冷静に考えるとこんなに無駄な殺され方も他にありません。事件発生後は、あまり怪しい行動をとらないよう心掛けましょう。
10. 泥酔する
孤立した洋館や山荘で無駄に充実しているのが、高級な酒。特にブランデーやコニャックといった洋酒は豊富です。
それらをけっこうな勢いで飲み進めた挙句、周囲の人からの「おい、そろそろやめとけよ」という制止を振り切ってまで飲んでいると、ほぼアウトになってしまいます。
基本は事故死にみせかけて殺されるのですが、周囲も「酒飲んでたから、仕方ない」という空気になりがち。でも、飲みすぎてバルコニーから転落して死亡する人って、そんなに身近にいるでしょうか。やはり印象って大切です。
11. 喫煙する
喫煙者に厳しい風潮の昨今ですが、喫煙が死に直結しかねないのが推理小説の世界。主人公または犯人以外の喫煙者は、非喫煙者に比べると殺される可能性が飛躍的に高まってしまいます。なにか煙草に恨みでもあるのでしょうか。
小説では、エリート、成金のおっさん、夜の匂いが強めのお姉さんのいずれかが多く、性格が悪いというのが一般的。ただし、「実は良いやつ」であれば、生き残る確率は大きくアップするという謎の傾向があります。
肺はともかく、心は清くあれ、ということでしょうか。
12. 明らかに態度が悪く、周囲からあまりよく思われない
「明らかに怪しいやつは犯人ではない」というのは推理小説の鉄則ですが、「明らかに不快なやつがけっこうな確率で消される」という法則も見逃せません。
殺されても仕方ない態度の悪さとはどんなレベルなのか、という点はさておき、生活態度は人としてきちんとしておきたいものです。
13. 過去の仲間の死にうろたえ、パニックになる
一見無関係でありながら、実は過去に何らかの罪を共にした過去の仲間の死を見せつけられると、「次は自分が狙われるのではないか!?」と当然ながらパニックになります。
ただ、強盗、放火、故意・過失を問わずに誰かを死なせた(殺した / 自殺に追いやった)経験がある、などかなりの重罪を背負っている場合が大半で、同情の余地がないケースがほとんど。当然ながら犯人のほうに同情が集まり、推理のためだけに犯行を止める探偵がむしろ「空気読めよ」感に晒されがち。
「若い頃のやんちゃ」では済まされないことだって多いんです。自首してください、ほんとに。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は秋の行楽シーズンということで、レジャーシーンに限定した13個を紹介しましたが、「呪われた一族が支配する村」「突如学校ではじまるデスゲーム」など、シチュエーションの数だけ存在するのが死亡フラグ。
もちろん事件に巻き込まれないのが一番ですが、隔絶された館のなかで、うっかり「次の被害者」にならないよう注意しながら休日を楽しんでください。
それでは、外で何か物音がした気がするので、ちょっと見てきますね!